老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目) -15ページ目

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

この記事を読んで頂きありがとうございます照れ



バイトの時に学んだことで、今でも参考にしている「新人教育」についての話です。


随分前にファーストフードの有名チェーン店で働いていた時に、新人さんへの指導方法を習いました。

その指導方法は全ての仕事に応用できる『極意』的なもので、介護士として働く中でも使っています。


その極意とは「相手の認識と自分の認識の齟齬が起こらないようにすること」です。


詳しくご説明するために、新人さんにトイレ掃除を教える場合の悪い例と良い例を挙げます。


悪い例
先輩「便座を拭いて、便器は磨いて下さい。ピカピカにしてね。」
新人「はい!」
         〜数分後〜
先輩「あれ?あんまりピカピカじゃないね。」
新人「……。」

良い例
先輩「便座はこのスプレーを吹きかけて、このタオルで拭いて下さい。便座を上げて裏まで拭いてね。じゃあやってみましょう。」
新人「はい!」
         〜数分後〜
先輩「次に便器はこのブラシとこのトイレ用洗剤を使って磨いて下さい。奥の方は手が届きにくいので、念入りに磨いてね。じゃあやってみましょう。」

新人「はい!」


要は自分にとって当たり前のことでも、具体的かつ丁寧に相手に説明することと、相手の理解度を確認しつつ教えること。

この二点を行うことでお互いの認識の齟齬を少なくして、教えやすく学びやすい環境を作ります。


基礎中の基礎だと思ってしまうかもしれませんが、実際に教えるとなると「これくらい言わなくても分かるでしょ。」と先入観に邪魔されて省略しがちです。



新人さんが指示を理解できていない原因は自分にある。

そう思って動くことが新人教育の一歩だと思います。


何かの記事でも書いたように、10代の私は膝下あたりにあった電子レンジの扉を、足で閉める程に常識のない人間でした。

この極意のお陰でマシな人間になれた一人として、新人さんに教える時は意識して使っています。


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「いじめは心に深い傷を負わせる」ということはよく言われます。これは本当にそう思います。


私は小学校五年生の一時期にいじめられました。おそらく人によっては『ソフトないじめ』に見えるでしょう。

ですが、あの時の疎外感とか絶望感とかは今でも覚えています。


汚物みたいなあだ名で呼ばれたあの疎外感。
ウンコマン(仮のあだ名です)と呼ばれることは本当に屈辱的でした。

相手をちゃんとした名前で呼ぶのは、相手を認めて受け入れていることを示す最初の方法です。これは挨拶をやり取りすることと同じくらい大事なことです。

それを悪意と害意を込めた名前で呼ばれる。その苦痛はかなりのものですし、そうやって呼ぶ対象を尊重する人間は居ません。

ノートに死ねと書かれていたあの絶望感。
ある日ふと自分のノートを開けると、誰かの字で「死ね」とノート一面に書いてある。それは本当に悲しい経験でした。

あれがどれほど人の心を傷つけるか、書いた人間には分からないでしょう。
誰が書いたか分からないまま、でも誰にも気づかれたくなくて、こっそりと消しゴムを使うあの惨めさは、鮮明に思い出されます。

何より一番辛かったのは「平和な日常」を装うために、そんな疎外感や絶望感に蓋をしてヘラヘラ笑って自分に嘘をついていたあの敗北感でした。

辛いものは辛いと認めて良いし、学校は『逃げられない場所』ではありません。

一番大事なのは『今』、心を守ることは生きることで、不登校は生きるための英断です。


SNS上なんかでは「不登校は甘えているだけ」とか「将来のことを考えていない」という意見を見かけます。

あの疎外感を絶望感を敗北感を知らない人たちに「不登校はだめ」なんて言う権利も資格もありません。
本当の辛さはいじめられた人間にしか分からない。

小学校でいじめられて、高校中退して、ひきこもったおっさんも今は割と楽しく生きられています。

生きていれば何とかなる。
ご飯を食べて、シャワーを浴びて、寝ることに力を注いでください。やろうと思うだけで偉い。



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これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。


はじめの記事はこちら
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シーツはいつ交換しているの?

シーツ、枕カバー、掛け布団カバー(まとめてリネン)は、最低一週間に一回交換しています。
後は必要時、失禁等があった際の不定期交換です。

交換の時間帯としては、利用者様が起きられている時間がほとんどです。
寝たきりの利用者様に関しては寝たまま交換したりもします。

施設によっては防水シーツが常にセッティングされ、他のリネン類と一緒に交換する所もあります。
この防水シーツ、介護施設における用途はずばり「尿失禁や便失禁でベッドを汚さないようにするため」です。

なので、防水シーツが標準的に設置されていない施設でも、特定の利用者様だけは設置していることや、ご家族に購入をお願いすることがあります。


当たり前ですが、一週間に一回交換していても、利用者様が入れ替わる際はその都度の交換です。
また、掛け布団には夏用と冬用があり、年に一回は掛け布団ごと交換しています。

ベッドは介護用ベッドです。
電動でベッドが上下したり、サイドレール(いわゆるベッド柵)が付いていたり、ロックを外すと動かせる車輪があったりします。

リネン交換時は出来るだけきれいにシーツを張れるよう、サイドレールを外し、車輪のロックを外します。
このサイドレールやロックを戻し忘れて、事故になりかけることが稀にあるので注意が必要です。

10年前はリネン交換=介護士の仕事でした。
実務者研修でもリネン交換のやり方を学びました。

「シーツのシワが一つあれば、利用者様に床ずれ(褥瘡)が出来てしまうので気を付けましょう。」
そう教えられ、練習用のベッドで何回も何回もリネン交換をしたことを思い出します。


ただここ数年、介護職の人手不足が声高に叫ばれるようになってからは、清掃専門の職員さんを雇って、リネン交換の大半を任せることが増えた感じがします。

とは言っても、
・夜勤で介護士しかいない
・利用者様が失禁されてシーツも濡れている
こんなケースはざらにあるので、一人前の介護士にはリネン交換のスキルも必須です。


真冬なんてリネン交換をしていたら、静電気がバチバチなので、個人的には少し苦手な業務ですが……


次回に続きます。



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これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。


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食事管理はどうしているの?

利用者様が食べる物は施設の管理栄養士または栄養士がメニューを考えます。
厨房職員は外注だったり、直雇用だったりとバラバラです。

アレルギーへの配慮は当然ながら、食の好み(主に嫌いな食べ物)もほとんどの老健で多少は配慮されるでしょう。


言語聴覚士(ST)がその利用者様の能力にあった食事の形態を選ぶため、比較的快適かつ安全に食事ができます。
だからと言って食事中に放置したりせず、基本は介護職員が見守りを行います。

上記のような見守りのためという理由に加えて、活動量を上げるため、他者との交流のため等のリハビリ的な理由から、居室ではなく食堂で食べることが推奨され、体調不良や強い希望がある場合以外は食堂に出て来て頂くことが多いです。

「リハビリ重視」の老健は、「家みたいに暮らす」グループホームや有料老人ホームに比べると、その辺は自由度が限定されます。

ご自身で食べられない利用者様には職員が介助(食介)に入ります。
食介は一人につき三十分以内が原則です。それ以上時間がかかると利用者様の集中力が落ち、食べ物が肺に入る(誤嚥)リスクが高まるからです。

また、ほとんど量を食べられなくなった方用に高カロリーの食品があったり、胃に直接栄養を送る場合(胃ろう)があったりもします。

そして、職員は毎食&おやつに、利用者様一人ひとりの食事摂取量を確認し、記録に残しています。

この記録と体重測定の結果を基に、あまり食べられない利用者様に対してどうすれば良いか?
その話し合いを多職種で定期的に行います。


体重は最低一ヶ月に一回体重測定をしており、前回の測定時より増減が激しければ再測定です。


余談ですが、月に一回〜数回あるイベント食(行事食)の日は、普段でないような豪華メニューが出るため、食事摂取量が上がりがちです。


施設内で食事を作っている関係からか、職員も食事を注文できます。

少なくても今まで働いた老健では全て頼めていました。

美味しさは施設によって全然違いますけどね。


次回に続きます。




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これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。


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歯はしっかり磨いているの?

介護施設の歯磨きの基本は「できる所はご自身で、できない所は介助で」です。これは介護全体の基本でもあります。

老健が他の施設と違うのは「リハビリ重視」な部分。「ご自身でやって頂く範囲」が他施設より広い傾向があります。


歯磨きはできるけど、歯ブラシに歯磨き粉をつけるには介助が必要な人。
歯磨き粉までできるけど、入れ歯の管理には介助が必要な人。
歯磨きができるだけの認知能力はあるのに、飲み込み(嚥下)リスクがあり、うがいができない人。

一口に「できる」と言っても実際は様々な方がおられます。
そして、一から十までできている利用者様でも、口腔内に異常がないか定期的に職員も確認しています。

老健が他施設と違う部分がもう一つ。
それは言語聴覚士(ST)が配置されていることが多いといことです。

STは『歯磨きの専門家』ではありませんが、口と耳に関することの全般的な専門家ではあります。


先程書いた飲み込みリスクの有無などをSTが判断し、介助方法を変えるので、歯磨きに関してなら老健が他の施設よりも良いと言えるでしょう。



また、希望者や施設が必要と判断した場合には、歯科の往診(訪問歯科)を受けることができます。


余談ですが、歯ブラシの交換頻度は、一ヶ月に一回が推奨されているものの、実際の頻度は施設によって違います。

私が働いてきた中では、定期的に交換している施設、ご家族に任せている施設などがありました。


次回に続きます。



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