2000年製作のキアヌ・リーヴス主演のアメフト映画
ちょうど『マトリックス』が世界的なヒットになって、主役をはれるハリウッド・スターになったころですね
久しぶりに肩ひじのはらないスポーツ映画が観たいなぁということで、家族で観ました。
というのも、我が家は大のJETSファン
NFLは地元密着型で、NYには2チーム存在します
その中でも、なかなか勝てないけれど、そして「負け犬集団」と言われても、JETSが大好きなのでした。
ユニフォームの色も好きなのよね~。
さて、映画に話を戻ります。
The Replacements
邦題もそのままと言いたいのだが、ここは映画の内容を考えると、定冠詞も入れてほしかったし、複数形にしてほしかった…。
リプレイスメント
画像はお借りしました。
あらすじはワーナー・ブラザースから引用しました。
かつて、学生フットボール界の花形として活躍していたファルコ。
将来を期待されながら、ここ一番のプレッシャーに弱い彼はシュガーボールの惨敗を機に引退、第二の人生を歩んでいた。
そんなファルコの元にプロチームから思わぬ誘いがかかる。
ストに入った選手の代理〈リプレイスメント〉として、試合に出てくれというのだ。
マクギンティー監督の説得により心を動かされたファルコは、再びフィールドに立つことを決意。
それは、一度逃げ出した人生と向き合い”負け犬人生”から抜け出す最後のチャンスだった。
同じようによせ集められたメンバーと共にファルコの一発逆転を賭けた戦いが始まるー!
スポコン映画としては、典型的な話の流れなのです。
様々な事情で夢破れ、NFLに身を置くことができないプレーヤーたちが、ストをしている正選手たちに代理そてい、フィールドに立ち、勝利を目指すというもの。
もともとはNFL選手たちが自分たちの報酬増や環境改善のためのストをしたことがきっかけ。
スター選手の報酬はあり得ないほどの金額なので、なかなか状況が改善しないまま、試合は続けたいオーナーたち。
年間チケットを購入しているファンもいますしね。
プレーオフに進む可能性があるワシントン・センティネルのオーナーとしては、かつては自分が解雇した名監督に声をかけ、代理選手で残りの試合を進めていくようにお願いするのでした~。
ストをしている選手たちからは「スト破り」とののしられ、卵を投げかけられるなどの嫌がらせがあり、最初は反りもあわず、何かとぶつかり合う選手たち。
ですが、QBのファルコが徐々に選手に寄り添い、そしてリーダーシップを発揮して、一戦一戦どんどん強くなっていくの。
そうなると、観客たちも最初は馬鹿にしていたのに、やんちゃながらもどんどん勝ち進んでいく代理選手たちを熱く応援していくようになります。
主人公のファルコですが、学生時代は花形だったのに、本当に孤独に生きていたのがリアルでは考えづらいかなぁ。
あれだけのイケメンなのに、家族とも友人とも誰とも親交がないのも驚き。
まぁ、だからこそ、ここで出会った負け犬の仲間たちと心を通わせていく過程を見せたかったのかもしれません。
またコーチ役にはジーン・ハックマン。
この当時は悪役が多かったけれど、今回は代理選手たちを率いていく頼もしい監督です。
やっぱり上手い役者ですね~。
最初、この作品を観たときはおそらく2010年ぐらいだったでしょうか!?
ちょうどNYに住んでいるころでJETSの試合を毎試合楽しみにしていた時期でもありました。
あれから毎年アメフトの試合は観ていることもあり、ルールもすっかり馴染みになっています。
話を面白くするためのエピソードでは、どのルールを悪用して笑いにもっていくか?なんてこともある程度、推測できたのも楽しかったです。
こちらがオフィシャルトレーラーです。
『メジャーリーグ』シリーズにも似ていますが、数週間しか残されていないこと、これが終われば元の生活にもどるしかないところが切ないですが、大きな違いとなっています。
寄せ集めの選手たちですが、たった数週間とは言え、自分たちが手にした「第二のチャンス」をどのように活かしていくのでしょうか?
画素が粗いところも時代を感じさせる懐かしい気持ちになった1本です。
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