処方箋不要の新型コロナ対策『コロナころり』（次亜塩素酸水pH5.0含有）

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04Sep
- それで、結局どの商品がいいの？
  これまで一ヶ月に渡り、次亜塩素酸水について簡単ながら基礎知識的なものをお伝えしてきました。作り方（生成方法）によっては食品添加物には利用できず、ppmが低くても、pHによる「次亜塩素酸」の割合が多ければ、次亜塩素酸ナトリウムよりも殺菌効果は高いことは、漠然としながらも理解できたという人も多いと思います。では、これからは具体的な商品を挙げて、NITEの有効検証報告を中心に私なりの評価をしていきたいと思います。一ヶ月毎日投稿してきましたが、次回以降は不定期になりますことをご容赦ください。
03Sep
- え？！やっぱり次亜塩素酸水ってウイルスには効果がないの？
  9/1に北里大学より「新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証」として、有用な製品の評価結果を発表されました。参考URL：20200901_プレスリリース_新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証結論として、ウイルス対策には「50%以上の濃度であるアルコールは完全消毒できた」とのことです。手放しに次亜塩素酸水が万能、有効であるとは思っていないため、このように効果が乏しかったという検証結果もありがたいです。ただ、当ブログでお伝えしてきたように次亜塩素酸水を選ぶにあたり次の点が大切です。＃１　生成方法は？　　　　商品名が伏せられており、今回検証として対象となったものがどのような方法で　　　　生成されたのか不明です。＃２　pHは？　　　　ここも同様です。次亜塩素酸水の主要な殺菌力は「次亜塩素酸」です。　　　　くどいようですがpH5.0で最大となりますが、今回の対象商品群の値がわかりません。　　　　弱酸性と記載されているため、pH5以下である可能性もあります。　　　　（微酸性であれば、pH5 - 6.5）＃３　ppmが総じて高いのはなぜ？　　　　次亜塩素酸ナトリウムのときに説明したように、pH5.0の次亜塩素酸水であれば、　　　　ppmが50以下であっても効果的であることが各社で証明されています。　　　　今回の対象商品のppmは総じて100以上あり、＃１、＃２と関連して気にはなります。＃４　報告書内の不活性化効果に「次亜塩素酸水」の明記がないのは？　　　　対象商品として次亜塩素酸水が入っているのにも関わらず、　　　　報告書内の２．以降で述べられている不活性化効果には　　　　次亜塩素酸ナトリウムしか触れられていません。　　　　混同しているのかわかりませんが、不正確な印象を受けます。NITEの有効検証でも触れられていましたが、生成方法が各社まちまちであり明確な定義がないことも事実です。また、厚労省も指摘していたとおり、商品説明の記載として正確に表現がされていないことも理由の一つにあるのかもしれません。追って、この報告書の更新等がありましたら、お伝えしていきます。＊ご指摘等ございましたら、コメントいただけると幸いです。
02Sep
- 次亜塩素酸水の生成方法、非電解型って？
  前回の続きです。食品添加物として利用できる「電解型（電気分解）」と「非電解型」に大別されます。また、「非電解型」は次の3つに分類されます。１．混和型　　次亜塩素酸ナトリウム液に酸（希塩酸等）を混和し、pHを調整したもの　　＊アルカリ性（pH12に近い）を強制的に酸性（pH5）へ近づける２．粉末型　　ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム等の粉末や錠剤を水に溶かしたもの　　＊プールの除菌剤としても利用されているもの３．その他　　代表的なものにイオン交換法があり、特殊な膜を用い容器で電解したものこの「非電解型」でpH5.0に近づけ、ppmも低くすることはできますが、その2点だけで判断せず、生成方法にも目を向けて商品選びをしてください。
01Sep
- 新型コロナウイルスの猛威？？
  世界の感染者数2,500万人に達したとのことです。死者数は84万人ですので、世界人口約77億6,000万人（8/31時点）から考えると、過去起こった感染症によるパンデミックよりも圧倒的に少ないことは事実です。---1347年　ペスト　2億人死亡（惨禍の欧州では当時の1/3-2/3相当の死者数）1520年　天然痘　5,600万人（当時推定世界人口4-5億人）1918年　スペイン風邪　4,000万人死亡（世界人口18億人）1957年　アジア風邪　100万人死亡（世界人口29億人）---これをどう受けとるか皆さん次第ですが、欧米では死者数が今尚増えており、アジア圏はそれに比して少ないと言われていながら、韓国は一時防疫で封じたかに見えましたが再発し、インドでは1日あたりの感染者数が世界最多を記録しています。日本国内においては都市圏は3桁の感染者数が定常的になっております。このことから決して楽観視できないと考えてもよいのではないでしょうか。
31Aug
- 次亜塩素酸水は電気分解だけでしか作れないの？
  NITE（独立行政法人製品評価技術基盤機構）は以下のように、次亜塩素酸水の生成方法を分類しています。参考URL：新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価（最終報告）前回食品添加物にも次亜塩素酸水は利用されているとお伝えしましたが、そこでも記載したとおり、「電気分解」（電解型）である必要があります。上図のとおり、「塩酸等を電気分解して生成させる」もので、塩化ナトリウム水溶液（≒塩水）も含まれます。他方、非電解型の生成方法として更に分かれているので、どのようなものがあるか次回お伝えします。
30Aug
- 食品添加物に使える次亜塩素酸水はどこまで適用されるの？
  ここまで「次亜塩素酸水」について肌に優しいのにも関わらず、殺菌力が高いと根拠を示し、お伝えしてきました。しかし、それ以上に万能であるのが食品添加物としても利用できるという点です。簡単に「次亜塩素酸水」が食品関連へ適用許可されるまでの流れを以下に記載します。　2002年6月　厚労省より食品添加物殺菌料として指定　　　　　　　　　国が酸性電解水に替わる名前として「次亜塩素酸水」と命名　　　　　　　　　塩酸または食塩水を”電解”することにより得られるもののみと定義　　　　　　　　　pH、有効塩素濃度（ppm）などを確認の上使用すること等　2012年4月　食品、添加物等の規格基準の一部改正　　　　　　　　　強酸性、弱酸性は塩化ナトリウム水溶液を用い、　　　　　　　　　微酸性は塩酸、または塩酸に塩化ナトリウム水溶液を加えたもの　　　　　　　　　これらを電気分解　　　　　　　　　そして電解次亜水の計4つを次亜塩素酸水として定義　2012年10月　漬物類への使用　　　　　　　　　　食品添加物として使用してもよいが、きちんと洗い流すことが前提　2014年4月　生食用鮮魚貝類等や冷凍食品の加工時への使用　2017年3月　有機農産物の日本農規格（JAS法改正）　　2017年6月　大量調理施設衛生管理マニュアル改正　（＊）　2017年11月　食品添加物等の規格基準（改正）このように2002年より食品添加物として指定された後、幅広く利用されていることがわかります。次亜塩素酸水は、次の点だけを守ることで用途において特に制限はありません。「次亜塩素酸水は、最終食品の完成前に除去しなければならない。」＊　食品添加物として利用は認められていますが、以下のように記載されています。　　　---　　　野菜及び果物を加熱せずに供する場合には、別添２に従い、　　　流水（食品製造用水注１として用いるもの。以下同じ。）で十分洗浄し、　　　必要に応じて次亜塩素酸ナトリウム等で殺菌注２した後、流水で十分すすぎ洗いを　　　行うこと。　　　特に高齢者、若齢者及び抵抗力の弱い者を対象とした食事を提供する施設で、　　　加熱せずに供する場合（表皮を除去する場合を除く。）には、殺菌を行うこと。　　　---　　　塗布するようなものではなく、あくまで殺菌用途して利用した後は洗い流すことを　　　前提としています。
29Aug
- 次亜塩素酸水の作り方って難しいんでしょ？
  これまで次亜塩素酸「水」と次亜塩素酸ナトリウムの違いについて簡単にお伝えしてきました。おさらいをすると以下のとおりになります。１．次亜塩素酸水は「次亜塩素酸」の殺菌力により高い除菌が実現２．「次亜塩素酸」はpH5.0のときに100%存在３．弱酸性のため、肌と同じで優しい４．一方、次亜塩素酸ナトリウムは肌に触れると荒れる恐れ５．次亜塩素酸ナトリウムは換気にも気をつける必要６．希釈（薄めて）して利用することが前提の次亜塩素酸ナトリウム少なくとも次亜塩素酸ナトリウムよりは殺菌力だけでなく、人に対しても優しいのに、次亜塩素酸水という言葉は、今回のコロナ禍で初めて聞いた人も多いと思います。どのように作られるのか、自作できるのかそちらを次回からお伝えしていきます。
28Aug
- ppmは％と似てるってこと？
  はい、その感覚で考えるとわかりやすいです。濃度（割合）を表す単位で、%は100分の1ですが、ppmは100"万"分の1です。（1%=10,000ppm）前回お見せした上表ですが、次亜塩素酸ナトリウムは1,000ppmとあります。例えば「ハイター」を使うとします。以下のように、「次亜塩素酸ナトリウム濃度：6%」と明記されています。ハイター（次亜塩素酸ナトリウム）の原液は6%であり、これを1,000ppmにしたい場合　　原液6% = 60,000ppm　　60,000ppm　÷　1,000ppm　=　60倍よって、「60倍」に希釈すればよいことになります。また、1L作りたいときは、　　1,000ml　÷　60　=　16.7mlこの約17mlが原液の量となりますので　　1,000ml　－　17ml　=　　983ml983mlの水に原液6%のハイターを約17ml入れれば、1,000ppmに薄まった次亜塩素酸ナトリウムが1L出来上がります。きちんとゴム手袋をして、換気の良いところで「60倍」の割合で正しく薄めなければなりません。面倒くさくないですか？
27Aug
- 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌力って同じでしょ？
  まずは以下の画像を御覧ください。参考URL：一般財団法人機能水研究振興財団参考URL：次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料（厚労省）両表にある「次亜塩素酸水」と次亜塩素酸ナトリウムのpHは次のとおりです。前者　次亜塩素酸水6.5以下　次亜塩素酸ナトリウム7.5以上後者　　　　　　　　　 7.5以下　　　　　　　　　　　　　　　7.6以上改めて思い出してください。次亜塩素酸水の中で一番殺菌力があるpHは5.0です。それ以上のpHである次亜塩素酸水にも関わらず、その殺菌力は次亜塩素酸ナトリウムよりもウイルス等に効果があると示されています。では、ここで登場した「ppm」（40、1,000）はどのような意味なのでしょうか。次回、こちらについてお伝えいたします。
26Aug
- 次亜塩素酸ナトリウムは使っちゃまずいの？
  いいえ、以下のように各商品メーカーが規定するように希釈し利用することで消毒として有効です。参考URL：身のまわりを清潔にしましょう（厚労省ポスター）ただし、前回記載したように薄めても手荒れ等、肌に触れることは避ける必要があるため、ゴム手袋をきちんとし、換気の良い環境で行うことが必要です。なぜ直接触ってはいけないかというと、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性です。皮膚に触れるとヌルヌルとしますが、皮脂の汚れや油分を落としてくれてはいますが、実はこれ、皮膚のタンパク質を溶かしているのです。そこで思い出してください。次亜塩素酸水は弱酸性で肌に優しく、殺菌力も強いとお伝えしました。その根拠を次回お見せします。キーワードは「ppm」です。
25Aug
- 次亜塩素酸ナトリウムも同じ殺菌効果あるんでしょ？
  ここまで駆け足でお伝えしてきましたが、ひとまず今時点のおさらいです。１．「次亜塩素酸」が殺菌の決め手２．アルカリ性（pH5以上）になると増す次亜塩素酸イオンよりも高い殺菌力３．酸性（pH5以下）になると塩素が発生するため、取り扱いには注意が必要より酸性（pH5以下）になると塩素ガスが発生し、人体に危険になることはわかりましたが、アルカリ性でも別によいのではと思われる方もいるでしょう。身近な商品として「台所用漂白剤（キッチンハイター等）」がありますが、実はこれがアルカリ性が強い「次亜塩素酸ナトリウム」の希釈液です。であれば、殺菌効果はあるようですね。でも、考えてみてください。肌に触れたら荒れますよね。
24Aug
- 次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンの違いって？
  前々回はpHの値による割合、前回は次亜塩素酸水の種類として表を示しましたが、色々と用語が登場してきましたので、難しいことを抜きに簡単な説明をします。１．pH　　皆さんにとっては酸性かアルカリ性であるかの指標としておなじみだと思います。　　私達の肌は弱酸性であり、体液は弱アルカリ性（血液等）です。２．塩素（ガス）　　pH5を下回ると徐々に発生します。特にpH4以下では皮膚、目等に刺激を感じるほどに　　なるため、注意が必要です。　　３．次亜塩素酸　　次亜塩素酸「水」ではありません。　　酸化作用によりウイルス、細菌類に対して広く有効に作用し殺菌してくれます。　　（こちらは次亜塩素酸ナトリウムの説明のときに詳述）　　pH5.0のときに100%存在し、それを起点として酸性、もしくはアルカリ性になることで　　徐々に割合は少なくなります。４．次亜塩素酸イオン　　次亜塩素酸「水」でもなければ、次亜塩素酸とも違います。　　次亜塩素酸水のこと調べるとこの言葉が冠に付く用語が既に3つも登場するので　　混乱してしまうと思います。　　pH5.0からアルカリ性になることで割合が増えていきます。　　一言、次亜塩素酸イオンは次亜塩素酸よりも殺菌力は劣ります。　　これだけ覚えていてください。５．次亜塩素酸ナトリウム　　これが次亜塩素酸「水」と混同、同一視されているものですので、　　次回しっかりとお伝えします。
23Aug
- 強酸性、弱酸性、微弱酸性？？
  次亜塩素酸水と一口でいっても、以下の3種類のみです。下表をご確認ください。参考URL：株式会社ホクエツ（微弱性電解水生成装置の製造・販売）色々と書いていますが、要点としては次の点です。１．塩素による影響　　弱酸性、強酸性は少なからず塩素を含んでいます。　　そのため、金属や容器等への腐食だけでなく、人体への影響も考えられることから、　　取り扱いには注意しなければなりません。２．安定性　　次亜塩素酸水の成分を考えたとき、微弱酸性（特にpH5.0）であれば、　　ほぼ次亜塩素酸のみで構成するため、安定し保存性にも富みます。　　（＊ただし、保存方法により減衰）３．殺菌力　　こちらは次回お伝えします。　　　10倍、いや場合により80倍にもなることだけ覚えておいてください。
22Aug
- pH5.0は酸性orアルカリ性？
  答えは「弱酸性」です。ちなみに健康な肌（皮膚）も弱酸性なので、ビ●レ製品はお肌に優しいと謳われていますね。上図は厚労省より「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料」より抜粋したグラフです。縦軸の有効塩素残存率について、念の為ご説明します。pH2～3の棒線は、HOCl（青） 80%　、　Cl2（赤） 20%を示します。同様にpH5～6.5は、HOCl（青）97～98%　、　Cl2（赤）2～3%最後にpH8.5～10は、HOCl（青）7～8%　、　OCl-（緑）92～93%　となります。＊ただ、同様のグラフをWeb上で調べて見るとpH5.0のときHOClは100%であり、そこを起点としアルカリ性（右側）になることでOCl-の割合が増していくものがほとんどです。（Cl2は発生せず）参考URL：鈴研株式会社（残留塩素、pH等各種水質測定器の開発・販売）ここではpH5.0のとき、HOClが100%ということを覚えておいてください。次回は、登場した各キーワードについてお伝えします。
21Aug
- 次亜塩素酸水って言葉、皆さんきちんとわかっていますか？
  今回のコロナ禍で注目を浴びた「次亜塩素酸水」。これが自分自身の対策、他人からのリスク軽減、そして環境に対する予防として効果的であることをお伝えしました。それらの有効検証等のエビデンスご紹介は後日行うこととして、この「次亜塩素酸水」という言葉、今回初めて聞く方も多い耳慣れと思われます。1- 次亜塩素酸2- 次亜塩素酸イオン3- 次亜塩素酸水4- 次亜塩素酸ナトリウム5- 次亜塩素酸ソーダ次亜塩素酸だけでも、似たような言葉はこの通り複数あり、混乱する理由の一つです。正しく知り、利用用途を誤らなければ何れも適材適所で有効であるため、これらについてきちんと確認をしていきましょう。
20Aug
- 次亜塩素酸水以外に対策、予防ってあるの？
  ここまでブログタイトル通り、「次亜塩素酸水」が有効であることを中心にお伝えしてきましたが、その他について簡単にご紹介します。私達人間は、外部からのウイルス等からの攻撃に対して防御する機能があります。ご存知「免疫」システムです。これを維持、高めるために有効検証されたものから、何やら胡散臭いものまで数多溢れていますが、この免疫システムはいわば諸刃の剣です。最前線で病原体を見定め食べてくれる”自然免疫”と、血中や細胞に入り込んだ病原体を”獲得免疫”が次の特徴のもと対処してくれます。１）特異性：病原体を見分ける２）多様性：どのような病原体も攻撃してくれる３）自己寛容：自分の身体は攻撃しない４）免疫記憶：二度目は罹らないその一方で過剰に自己防衛してしまったり、暴走することで自分自身を攻撃してしまう事態が発生する場合もあります。そのため、日頃の生活習慣、食生活、運動等の見直しにも目を向けてみることも必要です。
19Aug
- 次亜塩素酸水で「環境」に対する新型コロナウイルス対策って？
  では、最後の「環境」について次亜塩素酸水が有効であることをお伝えします。＜環境＞●消毒：共有するテーブル、椅子や備品等を定期的に消毒、除菌する▲換気：窓を開ける、空気清浄機や扇風機等で空気の循環、換気をする。●消毒：共有するテーブル、椅子や備品等を定期的に消毒、除菌する　こちらは今回の報道等で次亜塩素酸水＝消毒（除菌）と結びつくので、　一番馴染みのあるものではないでしょうか。　　＜他人＞でも注意書きしましたが、”ひと拭き”で除菌できるわけではないので、　しっかりと何度か拭くこと、もしくは吹きかけた後に十分な時間置く必要があります。　（ここはpH、濃度（ppm）にも左右されますので、今後改めてお伝え予定です）▲換気：窓を開ける、空気清浄機や扇風機等で空気の循環、換気をする。　各社、機関等でここの見解が少し異なるところが見受けられます。　次亜塩素酸水は噴霧には適さない、もしくはNGであると断定するところもあれば、　一定の条件下であれば効果的であると周知するところも見受けられます。　公共施設、学校での噴霧休止の報道がなされたこともあり、噴霧自体は問題あると　イメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。　しかし、私が調べる限りWHOの見解は次亜塩素酸ソーダ溶液（Sodium hypochlorite）に　触れており、NITE（*1）が規定する次亜塩素酸水（35-80ppm）を指してるようには　見られません。　また、CDC（＊2）の見解や厚労省からの広報をもとに強調しているが、論点がずれている　部分が少なからずあるのは否めません。　　　参考ブログ：NITEの電解水噴霧への批判には根拠がない　　参考URL　：日本微酸性電解水協会　　　　　　　　　：次亜塩素酸水溶液普及促進会議　これを以て、次亜塩素酸水の噴霧は問題ないと言い切れるわけではありませんが、　少なくとも次亜塩素酸水を吹き付け一定時間置くことの有効性は検証で認めながら、　噴霧は避けるように誘導しているようにも見受けられます。*1　独立行政法人製品評価技術基盤機構*2　米国疾病予防管理センター次回は、次亜塩素酸水そのものについてお伝えしていきます。
18Aug
- 次亜塩素酸水で「他人」に対する新型コロナウイルス対策って？
  では、前回の「自身」に続いて「他人」に対して次亜塩素酸水ができる対策をお伝えします。このコロナ禍において、自分自身以上に他人に対する目が厳しくなっている面もあるので、意識する方も多いかと思います。＜他人＞●拭く、触らない：他の人が触ったものを拭く、直接触らないようにする　いくら知人だろうが、赤の他人であれば尚更触れたものに対しては　気になってしまうところがあるかと思います。　そこで次亜塩素酸水により付着物を殺菌、除菌することでその不安を払拭できます。　ただし、次回の＜環境＞にも記載しますが、サッとひと拭きで効果があるものではなく、　適切なpH、ppmのもとで何度か拭く、あるいは少しの時間浸けておかないと有効では　ありません。　　ちなみに、市販されている除菌（ウェット）ティッシュ類もひと拭きで除菌することは　困難であることが検証結果で出ています。
17Aug
- 次亜塩素酸水で「自分」に対する新型コロナウイルス対策って？
  では、次亜塩素酸水でできる新型コロナウイルス対策として、自分自身に対しては、以下の点があることを前回お伝えしました。＜自身＞▲マスク：自分の咳・くしゃみによる飛沫拡散防止、他人、空気からによる感染予防●うがい：喉、口の粘膜に付着したウイルス等を洗い流す●手洗い：手、および爪等に付着したウイルスを洗い流す一つづつ確認していきます。▲マスク：自分の咳・くしゃみによる飛沫拡散防止、他人、空気からによる感染予防　マスクに次亜塩素酸水？と思われるかもしれませんが、　マスクを洗うときにて事前に吹きかける、もしくは浸けておき洗うことで　付着したウイルスを殺菌できます。　併せて、消臭効果も次亜塩素酸水にはあるため、さらに衛生的です。●うがい：喉、口の粘膜に付着したウイルス等を洗い流す　次亜塩素酸水はモノに対する除菌、殺菌のイメージが強いので、　人体、特に口に含むのは抵抗がある人もいらっしゃると思います。　実は多くの歯科医ではすでに口腔洗浄で用いられており、　ブラークの生成を抑え、虫歯や歯周病の予防だけでなく、口臭対策にも役立っています。　ただし、pHおよびppm（濃度）の値には注意する必要があります。（後日詳述予定）●手洗い：手、および爪等に付着したウイルスを洗い流す　これはそのままのとおり、石鹸等の代わりに次亜塩素酸水で洗い流すことです。　人間の肌は弱酸性ですので、ここでもpHは意識する必要がありますし、　殺菌効果をきちんと求めるためにppmも適切なものを選択する必要があります。
16Aug
- 新型コロナウイルスの身の回りの対策って色々ありますよね？
  前回の投稿とおり、身近なところで考えただけでも感染対策する箇所は色々あります。うがいには”イソジン”、手洗いには”石鹸”、周りのモノにはアルコール消毒等々。しかも、今のコロナ禍において消耗量もご家族なら出費も嵩みます。改めてご確認です。＜自身＞▲マスク：自分の咳・くしゃみによる飛沫拡散防止、他人、空気からによる感染予防●うがい：喉、口の粘膜に付着したウイルス等を洗い流す●手洗い：手、および爪等に付着したウイルスを洗い流す＜他人＞●拭く、触らない：他の人が触ったものを拭く、直接触らないようにする＜環境＞●消毒：共有するテーブル、椅子や備品等を定期的に消毒、除菌する▲換気：窓を開ける、空気清浄機や扇風機等で空気の循環、換気をする。●（▲）だけを抜粋しました。実は、これらの対策に「次亜塩素酸水」ひとつで対処することができます。その説明は次回お伝えします。

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