では、最後の「環境」について次亜塩素酸水が有効であることをお伝えします。

 

<環境>

 

●消毒:共有するテーブル、椅子や備品等を定期的に消毒、除菌する

▲換気:窓を開ける、空気清浄機や扇風機等で空気の循環、換気をする。

 

 

●消毒:共有するテーブル、椅子や備品等を定期的に消毒、除菌する

 

 こちらは今回の報道等で次亜塩素酸水=消毒(除菌)と結びつくので、

 一番馴染みのあるものではないでしょうか。

 

 <他人>でも注意書きしましたが、”ひと拭き”で除菌できるわけではないので、

 しっかりと何度か拭くこと、もしくは吹きかけた後に十分な時間置く必要があります。

 (ここはpH、濃度(ppm)にも左右されますので、今後改めてお伝え予定です)

 

 

▲換気:窓を開ける、空気清浄機や扇風機等で空気の循環、換気をする。

 

 各社、機関等でここの見解が少し異なるところが見受けられます。

 次亜塩素酸水は噴霧には適さない、もしくはNGであると断定するところもあれば、

 一定の条件下であれば効果的であると周知するところも見受けられます。

 

 公共施設、学校での噴霧休止の報道がなされたこともあり、噴霧自体は問題あると

 イメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

 

 しかし、私が調べる限りWHOの見解は次亜塩素酸ソーダ溶液(Sodium hypochlorite)に

 触れており、NITE(*1)が規定する次亜塩素酸水(35-80ppm)を指してるようには

 見られません。

 また、CDC(*2)の見解や厚労省からの広報をもとに強調しているが、論点がずれている

 部分が少なからずあるのは否めません。

 

  参考ブログ:NITEの電解水噴霧への批判には根拠がない

  参考URL  :日本微酸性電解水協会

          :次亜塩素酸水溶液普及促進会議

 

 

 これを以て、次亜塩素酸水の噴霧は問題ないと言い切れるわけではありませんが、

 少なくとも次亜塩素酸水を吹き付け一定時間置くことの有効性は検証で認めながら、

 噴霧は避けるように誘導しているようにも見受けられます。

 

 

*1 独立行政法人 製品評価技術基盤機構

*2 米国疾病予防管理センター

 

 

次回は、次亜塩素酸水そのものについてお伝えしていきます。