中古のを買った子供たちの車、今はサイノスケが主に乗っているマツダ626が修理に出ている。 安く買ったので、修理費のほうが高くつくようだ。 どうも、こっちが車のことを知らないと思って、いい加減にしているようなので、出張に出る前にツレアイがちょっときつくディーラーの上のほうの人に文句を言ったらしい。 先月も15万ほど払って、あれやこれや新しくしたばかりなのに、また同じことが起きる。今度も約1週間ほどかかって、どこが悪いのかを調査中。 やっと今日になって、わかったというので、電話してみると、ああさっきお宅に電話して、ご主人にも言ったんですが、という。 えーっ、ツレアイはまだフロリダのはず。 家に帰って、誰だ修理工と話をしたのはと訊くと、サイノスケ。 私のだんなだと思われてたぞを言うと、げーっと気持ち悪がってる。 お互い様でしょ。


子供たちはみんなそろっておじさん声になり、ややこしいったらない。 家に電話すると誰と話しているのか、わからない。 3人ともぼそぼそしゃべるところ、やたらと早口なところそっくりなのだ。 親としてのメンツもなくアンタダレーと訊いてしまう。

銀座すし嘉というブランドの五目ちらしの素を使ってみた。 あなご寿司である。 子供たちにどうかなと思ったら、結構好評だ。 寿司といったら、握りだと思っているから、これも寿司のうち ちらし寿司というんだと教育。 余ったら、私が残りを食べようと、思っていたから、残り物がないとなると作戦Bである。 茶そばをゆでて、刻みねぎで食べる。 あと 豚汁。 変な組み合わせだけど、食べたかったんだもの。 サツマイモとごぼうを入れて少し七味を振る。 


ツレアイはフロリダに出張中。 夏の間は会議の出張が必ず2回はある。 ハリケーンはどうなっているんだろうか。

リュウザエモンが、今夜キャロラインがトトロをみにくるからね,といいながらその辺を片付けている。 えーっ くもの巣払って掃除機かけようかというと、いまさら遅いだろうと、それもそうだ。 それよりその女の子この間別れたんじゃなかったのか。 元気よくやってきたキャロラインと初のお目見え。 顔は知っていた(リュウザエモンのケイタイを開くとまだこの子の写真が出てくるので)。 リュウザエモンより1つ年下の15歳。高校ではドラムライン(歴史的に男の子のするものだったが今では女の子もいる)をしている。 2人でビデオを見ながらキャーキャー言ってる。 


ビデオが終わるとあっという間に帰っていった。何か予定があったそうだ。 そのあと、クマゴローの言うことには、お化粧やりすぎだねそれに細すぎるよ、でもああいうのがリュウザエモンのタイプなのかだって。 余計なお世話でしょう。

 

DVDのレンタルで日本のテレビドラマを見ている。 一ヶ月20ドルちょっとで常に2本、期限なしの見放題、返却すればリストに選んであるのが次々にくる。 面白かったのが アネゴ、恋の時間、離婚弁護士。 期待したのにつまらなかったのが 輪舞曲ロンド。 あの終わりかたはないでしょう。 あっけないというか不燃焼不満足。 もう1本DVDが残っているのかと思ったくらい。 現代の軽い恋愛もの家族ものが面白い。


今見ているのが あいのうた。 いつも家は片付いているし、朝ご飯に鮭、玉子焼き、ウィンナー、お味噌汁にご飯、すごく簡単そうに作ってるけど、3人の子供の世話と家のことをするのはもっと修羅場でしょう。 ま、そういいながら、結構楽しんでみているし、泣かされるのはこの辺だとわかっていてもつい涙腺が緩んでしまう。 クソ。


その主題歌をあの白髪頭の玉置ナントかおじさんが歌っているらしい。 最初は気がつかずに割といいなと聞いていた。 えっと引っ掛かったのが、歌の中でPRESENTというところ。ここを2拍でいくのだ。 へーぇそうなんだと妙に感心。確かに英語だと2シラブル。 でも昔の歌謡曲だったら、ぷ れ ぜ ん と と当然5拍、それとも ぷれ ぜん と の3拍だろう。 五木ひろしでも今は2拍で歌うんだろうか。 時代の流れを感じました。 昭和は遠くなりにけり。

 

前回の続き。というわけでサイノスケに寮からルームメートを選ぶためのアンケートが来た。いろいろと質問項がある。音楽はどういうのが好きか、ボリュームを上げて聞くのが好きか、朝型が夜型か、タバコをすうか、タバコを吸う人がルームメートでもいいか、などなど。この州ではタバコは18歳からすえるので、こういう質問がある。 


どうしても一緒に住めないというタイプがあるか、というのには、いいえと答えたそうだ、誰とでもうまくやっていけるよという。 でも答えに詰まっているのが、自分のパーソナリティーを書けという欄。 どう思うと訊かれても。 それじゃ responsible とか trustworthy ってのはどうというと、そういうのはパーソナリティじゃないという、 自分から irresponsible または untrustworthy なんて絶対言わないだろうと。 そういわれればそう。 sensitive gentle なんて18歳のオトコだぞ、とそれも拒絶。 勝手にしろ。


クマゴローも5年前に同じことに答えたはずなので、なんて書いたのと訊くと、 reserved quiet だって。 なるほど。 当たっています。  

サイノスケの住むことになっている寮はスカラーシップホールといって、一応自営で、掃除、食事など全部学生たちがすることになっている。 一週間に4時間ほどの労働が義務付けられる。 トイレのそうじ、リビングルームの掃除機かけ、食事の用意、後片付け、皿洗い。朝はシリアルとか、トースト、ドーナッツなど、簡単なもので、料理の係は大してすることはない。お昼もサンドイッチ用のハムとかチーズを用意すればそれでよし。結局夕ご飯が問題なのだ。 メニューを2週間前に決めてあって買い物をして準備をする。50人分の夕食はさすがに大雑把になるんだそうだ。 でも感謝祭にはちゃんとターキーをローストして、パンプキンパイも買ったものではなく作ったりする。


クマゴローのいた寮も同じようなホールだった。普通の寮よりかなり安いし、一応ある程度の成績でないと入れないことになっているし、作文を提出して、そのホールの居住者たちが新入生を選ぶのだ。 最初はクマゴローはずっとトイレの掃除係(それが今役に立ってる)、それからお鍋を洗う係、そして皿洗いを経て最後の年には晴れて、料理の係になった。 2人のチームで、相棒がプエルトリコからのエンジニア専攻の時は、ラテン系のものをよく作ったらしい。 時には焼きそばとか、焼き飯、照り焼きチキンなど。 50人分の焼きそばにいったいどんなやさいをいれる?たまねぎにピーマンとかいったい何個必要? 訊かれてもこっちは困るって言うの。 そんな量作ったこともないし、カンサスで手に入る野菜は限られている。


同じ寮の学生とは家族以上の付き合いである。 おかげでクマゴローは良い友達がたくさんできた。 でもルームメートのよしあしが決めてなのだ。

私の誤字取締まり官である妹に、まるで中国人の書く日本語と言われてしまった。 助詞の使い方がおかしいのだそうだ。 札幌へ遊びに行った時も、私の服や髪型まるで中国人の観光客みたいと指摘された。 20年以上アメリカの田舎町でかまわない生活をしているので日本人のファッション感覚はもうない。原色特に赤、ピンク、紫大好き。体にぴったりしたのが、ゆるめのより良い。 近頃は暑いので休みの日はタンクトップにカプリパンツ、三段腹を見せている。 日本で50過ぎたおばさんがこんな格好してたら、逮捕されるかも、アメリカにいてよかった。


1年半前、サイノスケと東京駅の雑踏のまっ只中にいた。すごい人の洪水にサイノスケはびっくり。 しばらく興奮して眺めていて、おもむろにいうことには、 "この人たちの黒、灰色、茶色に紺の中で、お母さんのまぶしいオレンジ色のシャツ目立つね。”

誤字脱字も人の間違いはよく見えるもの。人の振りみてわが振りなおせ、だったか。 人の振りみて、ない袖を振ろう、というのはどう? こういうことわざをひねったもの気に入っている。 たとえば、ヒンシュクはカネを出してでも買え。(幻冬舎文庫) 抜かれるなら度肝がいいね。 (ダーリンは外国人)


以前子供たちがまだ小さいころ里帰りしたときには、私の格好はまるでアジア難民、ボートピープルだといわれたこともある。今、中国人観光客なら、かなり、改善されたのではないか。

裏庭にはウサギの家族がすんでいると以前書いた。 今度は家の前庭に小さい子ウサギたちがいるのに気づいた。 片手の手のひらに載るくらいのサイズ、逃げ足が遅くて捕まえられるのだ。 どうやら、玄関のポーチの下に巣が作ってあるらしい。 今年は異常にウサギが多いねという。 天敵が減ったんだろうか。 ウサギの天敵って何? 車? 


スミにはウサギたちをそっとしておくのよ、と言い聞かせ、ウサギたちには均等になるように芝生を食べてねと言う。 自分が芝刈りしなくていいようにと期待しているリュウザエモン。 昔この町に住んでいた友達H君、ウサギを飼っていたのを思い出した。 これみたらうらやましいだろうね。


しっかり太らせて、シチュウにしようか。 できるわけないか、子供たちはニンジンを食べさせようとしている。すっかりペットになってしまった。

クマゴローに仕事の口。7時から3時半まで水曜から日曜まで室内と外半々の清掃業という。 接待業は苦手で、いらっしゃいませなんて、いいたくないという子だから、こういう仕事のほうが性に合ってるらしい。 あの子はすぐにいいですよやりますというと、実は動物園なんですとのこと。 時間給は8ドル50セント。去年の倉庫の仕事より、給料はずっと良い。 第一日目は自分でサンドイッチのお弁当を作って朝6時半には出て行く。ゴルフカートで回り、そとのごみを集め、トイレの掃除、あと建物の中の掃除。 そんなにきつい仕事じゃないとか。 でも周りの人はみんなブルーカラーなんだという、当然でしょう。 医学部の勉強を始めるとこういう機会はもう一生ないだろうし、良い体験だと思う。 正直に汗を流してもらう報酬。これ以上のぞめますか。


ちょっと不憫かなという気持ちをなだめて、母としてはお弁当をつくって、日焼け止めと虫除けのスプレーを買ってきてやるぐらい。


サイノスケはどうして、自分にはおよびがこなかったのかと不満そう。 自分だって、ごみ集めやトイレの掃除はクマゴローと同じくらい、うまくやれるのにと。 今も電話待ちである。

長い夏休みの間、働くか夏季講座のクラスをとるかしなくてはいけないと子供たちに言い渡してあった。外で仕事が見つからないなら、家のことをさせると。 リュウザエモンは即座に じゃ大学の数学のクラスをとるという。 高校生でもこうやって入学さえ認めてもらえば、単位が取れるし、聴講にすればテストも受けなくていい。 2年前の夏には宗教学というクラスを聴講して、すごく面白かったという。 クラスが6月9日に始まるまでの間、ひたすら朝寝(10時におきてきたら早いというくらい)友達とゲーム、映画、思う存分だれきっている。


サイノスケとクマゴローは学校が終わって2週間遊ばせてやったので、もういいだろうとせっついて去年とおなじ就職斡旋所に登録しに行った。 この2人家のことするよというけど、それじゃあ学資の足しにならない。 教科書代くらい夏の間に稼げよという親心。


登録に行って帰ってきたらすぐに電話。仕事があるそうな。 この話続く。