日本に住んでいる友達が小包で本を送ってくれた。宮部みゆきの”模倣犯” 文庫本5冊である。 これは読み応えありそう、大事に読まなくてはと最初はペースをゆっくりとっていたつもりなのに、2冊目を終わるころから加速度がつき、2日で読み終えてしまった。 クソー。 宮部みゆきの書く人物はいかにも魅力的な気骨あふれる老人とか、けなげな少年、俗物で嫌味な警官などなど、生身の人間たちである。 今一番のお気に入りの作家。 期待に外れず、面白かった。


ほんとは島田荘司が一番好きなんだけど、近頃本を出しているのかな。 本は文庫本だけど全部もっています。 吉敷竹史はその後どうなったのか、御手洗潔はまだ北欧にいるのか。 外国に住んでいて、英語の生活をしていると、日本語の娯楽本はほんとの意味でご馳走です、おいしい季節の桜餅か柏餅みたい。 そういえば、ずいぶんそういうものも食べてない。 きんつばとか酒蒸しまんじゅうとか、考え始めるときりがない。 どうして、こういう話になってしまうのか。 結局食い意地が張っているのね。


ツレアイの両親は長いことメキシコにいたので、朝ご飯はメキシカンが大好物。 チョリソという辛いソーセージに、ブラックビーンズ、トーティャに目玉焼き。 いかにもコレステロールの上がりそうなメニューである。 70歳過ぎてこういうものを食べていいのかという疑問には、毎日食べているわけじゃないからいいんだそうだ。 私は3日ほどカウンターにおいたままにしておいたキャンタロープメロンをきってみる。 思ったより甘くてあたりー。


私は残り物の南蛮漬けと納豆にしよう。  

この時期、町は花火を売るテントが建ち、夜になるのを待ちかねて、あちこちで花火の音が聞こえる。 公園ではピクニックをする人たちで混雑し、グリルではハンバーガーにステーキ、ホットドッグの焼ける良いにおいが立ち込める。 付け合せにはとうもろこしを丸のまま焼いたり、デザートは赤、青、白と星条旗の色にするのが決まり。


そういうことを一切しないのが我が家。昔子供たちが小さいころはピクニックとかやってたけど、もう疲れた。 今日は子供たちだけで、クマゴローの仕事が終わったあと、Superman の映画を見に行った。 良かったといって帰ってきた。私は夕食の支度をして待つ。 ごぼうをおすそ分けでもらったので、ニンジンとそら豆とで煮付け。 Crab cakes というのを出来合いだけど買って来て、smelt という魚を南蛮漬けにした。 トマトときゅうりのサラダ、それに炊き立てのご飯。 デザートはチェリー。 なんだか、一貫性のないメニューだ。


明日から、ツレアイの両親が遊びにくるので、少し家をかたづけなくては。 もうとっくに化けの皮ははがれているので、いまさら、というわけでもないけど。 悪あがきなのだ。

リュウザエモンは金曜の夕方からショッピングに出かけた。女友達の一人とその母親(ドライバーとして)とモールに行き、American Eagle という店でシャツ類を10枚近くも購入。 安売りだったんだと誇らしそうに見せてくれる。 なかなか変わった色があったりする。 友達もまたそのお母さんもとても適切なアドヴァイスをしてくれたんだって、それは君の肌の色に合わないとか言って。 ふーん。 私なんてサイズが合って安くなってれば、どんな色だって気にしないけど。


そのあと、3人で映画を見たそうな、ラブコメディ Failure to launch。 ハンバーガーを食べて、帰ってきたのが夜の10時。 サイノスケは友達と出かけていていない。 クマゴローは明日の朝はまた6時おきで仕事だからともう寝るしたく。 


リュウザエモンはショッピングが楽しかったらしい。自分のお小遣いを使わなくてはいけなかったけど。 また行こうねといわれたんだって。 女友達の母親に妙に受けがいいのだ。調子いいからね。 きちんとハンガーにかけてある新しいシャツを眺めてちょっと寂しい母である。


毎週水曜日の午前中夏の間 farmers market というのが州都庁の前で開かれる。 近くの農家が持ち寄ってテントでいろんなものを売っている。 P氏に一緒に見に行かないかと誘われて、仕事をこっそり抜け出して行ってみる。 私のビルからは道を隔てた向こう側。 有機野菜、蜂蜜、ラベンダーのポッペリ、香草、などなど。 木で熟れた桃を買い、グリーンビーンズ、ズッキーニ、それににんじんの葉っぱがついているのを買った。両手にいっぱいの買い物。 P氏はと見れば、アップルパイを2つ、(自分の分と秘書の分)、アップルサイダードーナッツを買っている。 こら、それは果物でもないし、野菜でもないだろう。 まったく何を考えているのか。何か体にいいものを買えというと、桃を買って、コレでどうだと満足そう。


にんじんの葉っぱなんて久しぶりに見た。 ゆでてあくを抜き、細かく刻んで、だし醤油とみりんでいりつけた。 これがおいしいのだ。 暖かいご飯に混ぜて食べるともうこれ以外におかずはいらない。 濃いにんじんの味。でも子供たちには不評。だれも食べてくれない。


年をとってくると食べられる量も限られるし、おいしいと思うものもなんだか、幼児体験に戻ったようで、安上がりになってくるような。 でも黄な粉ご飯はさすがに食べてみようとは思わない。 (40数年前父がいないときの定番メニューだったけど、パサパサしていて、いやだったのを思い出す。昭和30年代の思い出である。)


この間のブログで書いた平井堅の曲は”jealousy" というタイトルだった。物忘れがこのごろひどい。 お昼に職場から家に電話して、子供たちには今日はステーキとポテト、それに何か緑の野菜の付け合せ、といっておいたのに、5時が近づいてくると、今晩何をしようと考えている。ひき肉があったから、それで ”グランマのマカロニ”でもしようかと。 家に電話して、帰りに買い物してくるけど、何かいるものないと訊き、夕食の予定を言うと、ステーキっていったじゃないか、アルツハイマーか、といわれてしまう。 その時まで、すっかり忘れていた。 何が冷蔵庫に入っていて、早く使わなくては痛んでしまうもの、まだ日持ちがするもの、組み合わせを考えたりと結構頭を使うのだ。 帰ったら、30分から長くても1時間のうちに出来上がらなくてはならない。 


でも食べてくれる人がいる間は作りたい。 そのうち、誰もいなくなって、私1人の食事ということになるんだろうから。 ご飯を炊いて、アボカドを切って、それをわさび醤油と海苔で食べる。 おいしい。私はこれで満足。 なんて安上がりにできてるんだろう。 日本のビールがあれば、完璧言うことなし。



平井堅の昔のアルバムの中に ”Nightmare goes on" (日本語の題忘れた) という曲がある。 夢の中ナイフを片手に僕はそのドアを開けた。君がもだえてつめを立てる知らない誰かの背中。 というきわどい内容だ。 私の見る悪い夢はこういうセクシーなのとは程遠く、たいていが学生時代の授業の夢。もう学期は半分終わっているのに、一度も授業に行ってない。教科書も買ってなければ、教室がどこなのかも知らない。 パニックになっている。


昨日は微分積分ができない夢を見た。高校にいるらしい。 いいところまでは問題が解けるのだが、最後の答えが違っているのだ。 数学の得意なbrother(と英語で言ってる)がいるので教えてもらいますといいながら、いやだなー頼らなくちゃいけないのってと思っている。 でも頭の隅で、だれのことを思ってるんだろう。私に兄弟はいない。


一番頻繁に見る悪夢はドイツ語関係だ。 大学院の試験に2つ外国語が必要だったので英語とドイツ語を選んだ。 英語は一応専門だし、そんなに苦労はしなかったが、ドイツ語は別。 Faust も読んだし、 夏季講座もとって必死でやった。 大学院には入れたものの、そのあとドイツ語が必要なこともなく、思いっきり、忘れてしまった。 忘れることが快感だったような。


その付けが今夢に現れる。 


昔からタイムトラベルにすごく興味があった。 小説や映画などそれがテーマだったらすべて見た。 それは今でも変わってない。 くだらないB級の映画でも欠かさない。 科学的にちゃんと証明されているかとかそんなことはどうでも良い。うまくだましてくれれば満足。 バックトゥーフューチャー、タイムコップ、タイムマシーン、などは私にとってはクラシック。 "Somewhere in Time” の今は亡きクリストファーリーブには何度見ても泣かされます。


今封切りになっている ”The Lake House” は韓国の映画がオリジナルらしい。 2年のギャップのある恋。なんてロマンチックなの。 ばかばかしいと子供たちには総スカンを食っている。いいモン、一人でも見にいくもんね。  


もしタイムマシーンがあったら、どの時代に行ってみたいか。 恐竜や氷河期はごめんである。 できれば江戸元禄期、または平安、でも本当は、両親の小さいときのころのを盗み見たいとか、自分の若いころのを見てみたいとか、結局たわいないのである。 もし30年前の私に会う機会があったら、今の私はなんと言うだろう。 実らない恋に苦しんでいる私を電信柱のかげから見て、何とかなるもんだとつぶやくだけか。  

sting の売れてないころ会いに行ってしっかり売り込んでおこうかとかくだらないことを考えてしまう。 


筒井康隆と宮部みゆきはやっぱりすごい。


やっと子供たちの車が修理から帰ってきた。大金はたいたんだから、これでハイウェイも大丈夫でしょうね。 何しろ車のことはまったくわからないので、何を言われても、ハイそうですかというしかない。ほかの交通機関がないので、5人で3車はどうしても必要なのだ。 朝はツレアイがクマゴローをつれて、それぞれの仕事に行き、私はリュウザエモンを学校へドロップオフしたあと仕事。 ツレアイがお昼休みにリュウザエモンをつれて帰る。 サイノスケは 3時半にクマゴローを迎えに行く。 その間にも、歯医者の検診、友だちと会う約束、などなど。


車がないとちょっとパンとミルクを買いにというわけにも行かない。リュウザエモンの運転もまあまあなんとかわたしが心臓麻痺を起こさずに今のところすんでいる。 8月になったら、本免許を取る予定。

サイノスケに仕事が来た。 昨日の土曜と日曜の2日だけだが、町のエクスポセンターの売り場で働く。朝6時から4時まで、時間給は7ドル半。 朝っぱらから何を売るのかと思ったら、ビスケットとグレービーに飲み物などを8時から販売開始。 お昼はハンバーガーホットドッグにナチョ。 立ち詰めできつかった、腰が痛いだの言ってる。 今朝は サイノスケは6時に、クマゴローは7時に動物園に、それぞれ仕事に行く。 


リュウザエモンは12時過ぎてやっとおきてくる。まったくいつまで寝ていられるのか。 あきれるのを通り越して、不思議である、何もない日はこうして朝寝坊。 1時近くなって朝昼兼用のトースト、ピザの一切れ、イチゴにヨーグルトなど、食べている。 それでも月曜から木曜までは一応おきて朝8時半から11時までの講義に行く。 代数と微積分のクラス。 最初の2週間を過ぎて、かなりの人数がドロップアウトしたらしい。 文章問題には少し苦労しているらしいが、まずまずついていってるとか。


夏も真っ只中。昨夜は雷が鳴って、激しい雨だったけど、今日は抜けるような良い天気で、34度くらいになりそうだ。