さすが自己主張の国である。 たとえばサンドイッチひとつにしても、それぞれの人が好き嫌いを言う。 日本だったら、まずバターを塗って、後はハム、玉子、きゅうり、レタス、マヨネーズと合えたツナなどが妥当なところ、(フルーツというのは日本独特だろうけど)。 こちらではサブウェイでもわかるとおり、好みのままにうるさく言ってサンドイッチを作ってもらう。 たまねぎは入れない、トマトもなし、でもピーマンとレタスは多めにとか、その他かけるソース類も多数ある。


クマゴローはマヨラーである。 何でもマヨネーズ、ハンバーガーでも、とりのから揚げも、てんぷらも、コーンビーフも。 アメリカ製のとキュウピーを使い分ける細かさ。 リュウザエモンはサンドイッチにはマスタード、そのほかは何でもケチャップ、お気に入りはタバスコソースの入ったちょっとピリッとするやつ。 サイノスケは何もつけない。 そのものの本来の味を味わうんだそうな。 ツレアイはホースラディッシュソース、クリーム状のやつ。 買うときには10本くらいまとめて買う、お店の棚にあったのを全部買ってきたというときもある。


私はハラペーニョペッパー。 酢につけてあるピクルス系の輪切りのやつ、2リットルぐらいの瓶詰めを買っていつも冷蔵庫に常置。 サンドイッチにも、サラダにも、スープにもラーメンにも入れる。 後、それから外出時の緊急に備えてタパスコソースは小瓶がいつもハンドバッグに入ってます。 

州立大学のある隣町まで車をとばせば約30分で着く。 そこの総合図書館に州民であれば学生でなくとも登録できる。 この大学には東アジア部があって、中国、韓国、日本語の本も結構そろっている。 文学全集から、歴史、社会、経済、などなどあるが、今の私のお目当てはコミックスである。 美味しんぼを読破し、懐かしいゴルゴ13を少しずつ読み、今まで読んだのは、漂流教室、レモンハート、時代ものの捕り物(題名は忘れた)など。 今読んでいるのはヒカルの碁。 面白い。 碁をやる父親の影響で、一応の基礎のルールくらいは知っている。 子供のころは毎週日曜のテレビの囲碁番組で女性の読み上げる声をおまじないみたいにきいていた。 感情のこもらない一本調子の独特の言い方で、たとえば、3の5カカリ、6の3ハネ、なんてね。(何のことかわからないので間違っているでしょう。) 


一度に25冊まで借りられて、6週間キープできる。 カードの書き換えに1年に1回10ドルいるだけで安い娯楽。 収税を払っている恩恵である。 ついでにサイノスケの顔を見に寮によった。 元気そうにしているので安心。

最近の夫婦喧嘩の理由は覚えてないが、最初の喧嘩は良く覚えている。 結婚してまだ何ヶ月もたたないころ、摂氏と華氏のどちらが科学的に正確であるかで議論沸騰。 もちろんそれぞれのなじんで育ったほうの肩を持った。 結局どうなったのかは思い出せないが、いまでも、あの時変に感情的になったねと二人とも思い出す。 友達も家族も近くにはなく、仕事探しと新しい学校でのクラスなど新しい生活のストレスがそういう形で表に出たのだろう。


月々の家賃が90ドル、2人でマクドナルドにいき5ドル払うとああ贅沢してしまったと思ったころの話である。

妹のブログによると、近頃のマンションには流しにガーべジディスポーザーがついているそうだ。 20年くらい前の”暮らしの手帖”によると確か日本では下水道の設備が整っていず、違法ではなかったか。 今ではもう普通なのか。 私のアメリカ暮らしではいくら貧乏暮らしでも台所についてなかったことはない。 でもこれがなかなか面倒なのだ。 たとえばレタスとかたまねぎの皮など繊維質のものは流せられない。 小さなガラスコップがすっぽりはまり込んでいるのに気づかずガシャガシャと割ったことも何度か。 スプーンが落ち込んでいたりすると、たちまち故障する。 結構メインタナンスが大変。


スティーブンキングの名作、”Firestarter” のなかに、気が狂った精神科の医師が自分の腕を押し込み、ボタンを押すシーンがある。 これは怖かった。 やってしまいそうで。 高い崖のふちに立つと、ついふらふらと飛び降りてしまいそうになる感じと似ている。 あの本を読んでから、しばらくはディスポーザーのスイッチを押すのが怖かった。 今でもスイッチを押すときにはつい自分の手ははまってないでしょうね、と確認する。 変かな私。


日常も一皮向けばそこは狂気という話。

 

今レンタルで見ているのが "熟年離婚"である。 松阪慶子の妻、かなりの歳になるんだろうけど、きれいな人は歳をとってもきれいなのね、と感心。 渡哲也の夫ははっきり言って魅力はない。 かっとなって子供を殴るとか、ダイニングテーブルの上の料理をひっくり返すとか、幼児性が見え見えであきれる。  長女の夫もだめオトコ。 その顔で浮気するかよ。 司法試験を目指している長男もなんだか頼りないし頭悪そう。 


それに比べて、妻のやさしくて控えめでありながらもきっぱりしていてしんの強そうなところ、さすが。 結末がどうなるのかまだ見てないが、元の鞘になど納まらないで欲しい。 もっといい男いっぱいいるよー。


スミはブラックラブの雑種、すっかり成犬になり、体だけは一人前にもう45キロを超えた。 首なんか、お前は牛かというくらいの太さである。 ずっしりしていて、決して肥満体ではないと獣医さんの見立て。 気は優しくて力持ちの通り、番犬には程遠い。 ソファに座っていると、頭をひざに預けて寄りかかってくる。 甘えているのだ。 こうして恥知らずに擦り寄ってくるのがわがツレアイにとってはかわいいらしく、(他に誰もしてくれないので)いつもスミの頭をなでてよしよしとやさしく話しかけている。 


子供たちがみんないなくなってもまだスミがいるもんね、と言っているツレアイ。 空巣に犬と猫と残る老夫婦というわけか。 でもスミの後にもうペットはいらないと思っている私。

クマゴローのいるアパートの近くに日本料理店がある、そこで土曜日のお昼には一ドル寿司というのをやっている。 一貫の寿司が一ドル、もちろん高いネタはそのうちにははいってない。 マグロ、タイ、はまち、うなぎ、イカ、さばと全部で14個頼んで14ドル。 それから巻物、スパイシーサーモンロール、カリフォルニアロール、アボカドサーモンロールそれぞれ4ドルずつ。 


普段の約3分の2くらいの値段。 その上ぎょうざを6切れ、6ドルも頼んで私もクマゴローもたらふくたべてお腹いっぱい。 緑茶(それも生ぬるい変な味の)が2ドルというのが納得いかないが仕方ない。 運転するのでビールもなし。 私の住んでいる田舎町ではこんな寿司は口に入らないので、至極満足して帰りました。



もともとあの禁煙法案はW議員の草案によるもので、親戚3人を肺がんでなくし、そのうちの2人はタバコをすったことがない人だったことが動機になったらしい。 最初の法案によると、公共の場所で屋内であれば、全州禁煙というのがルールである。 上院司法委員会で討議されるうちに、あれもこれもと例外が付け加えられた。 たとえば、退役軍人の引退ホーム、お国のためにいのちをかけて戦ったのに、その生涯の最後にタバコも自由に吸えないのかと。 後たとえ従業員が一人でも職場では禁煙ということになると、トラックの運転手は仕事中にはタバコは吸えないということになるので、それも例外とされる。 というわけで、どんどん例外が付け加えられた。 そして、極め付けにくわえられたのがこの州の105ある郡が5パーセントの投票者の抗議嘆願書を出せばこの法案を受け入れなくてもいいという一文。


W氏はもうこの法案は自分の物ではないと表明。ガン協会、肺協会、などは支持を撤回。 せっかく州全部のルールを作ろうというのに、こんなに穴だらけでは意味がないという意見、もともととても通過する見込みは薄いんだから、これなら通るかもしれないという意見。 ケンケンごうごうのなか、一応委員会では推薦なしで承認。来週から上院での議論が始まる。 どうなることか。 

クマゴローのところへ差し入れをもっていってやろうと、昨日の夜に3品作り始めた。 肉じゃが、コーンビーフ、そして豚肉入りのカレー。 土曜日の朝、仕事に行く準備をしながら、最後の仕上げ。 ちょっと油断したすきに、肉じゃがのお鍋からもうもうとけむりが。 いっぺんにいくつものことをやろうとするとろくなことにならない。 もう出なくては。 

今朝は7時半から上院議員とのミーティング、9時半からの司法委員会、12時の特別会議、そして1時半の厚生委員会。 会議中はただぼーっとしているわけにはいかない、改正案が出されれば、そのように議案を書き直さなくてはならないので、気が抜けない。 お昼過ぎると目がシバシバしてくる。3時を過ぎるころからまぶたがヒクヒクし始めた。 まずい、みんなが私のまぶたを見ているような気がしてくる。 そんなことはないんだろうけど。


残り物のピッツァをお昼に食べ、それからクラッカーをバリバリ食べてお腹をごまかす。 家に帰ってきたらもう8時。 ツレアイとリュウザエモンは昨夜の残り物のポークで済ませたらしい。 私は買ってきたフローズンのディナー。 8時半から5時までというきっちりした勤務時間に慣れた私には、きつい。 日本では当たり前かもしれないけど。 と、少し愚痴ってみました。