手書きの貸し出しカード、それを入れておくために裏表紙に貼り付けてあるカードいれ。 今までに借りた生徒の名前が並んでいる。 思っている人の名前があると借りるのが余計にうれしかったりした。 (早熟だったのか) 小さな小学校だったし書庫全部の本を読んでやるという意気込みだった。 (今考えると何を気負っていたのかと思う、バカみたい)


SFに目覚める前にはまったのが南総里見八犬伝。 もちろん原作ではなく、子供向けにやさしくして読みやすくしてある本。 ついでに滝沢馬琴の伝記も読んだ。 晩年は目が見えなくなって、息子の奥さんに筆記してもらったことなど知った。


40年以上たって、杉本苑子の”滝沢馬琴”を読んだ。 きれいごとではない、馬琴の小説家としてのあせり、新しい考えへの狭量な見方、欠陥の多い生きた人間としてが書かれている。 ただの美談なんかではない。 まさに目からうろこである。 つくづく、子供向けの伝記なんて毒にも薬にもならないと思う、時間の無駄。


ああ無情なんて子供のころ読んで、読んだつもりになっていたけど、そんなに甘いものではない。 パリのその当時の下水道の仕組みなど何ページも読まされるとああ子供向けのほうが面白かったかも、なんて思いそうだが。


カンザスシティでの買い物はまずはオリエンタルマーケット。そこでまたまた大量に買い入れる納豆、こんにゃく、豆腐、キムチ、お米、みそ、調味料数々、冷凍のささがきごぼう。 新鮮な野菜は小芋、きゅうり、エリンギ、シメジ。 今回はじめて買ってみたのがこれ。


カンサスの田舎にて

カンサスの田舎にて
どちらも冷蔵保存で1ポンド450グラムもある。 いったい何を作ろう、甘辛く煮付けにするくらいしか思いつかないが、一人暮らしでもっと食べられるレシピはあるのか。 わらびはラーメンにいれてもいいかなあ。 冷凍はできるんだろうか、それとも食感が変わってしまうかな。

週末に仕事に行かなくてもいいので(なんと2ヶ月ぶりだ)カンザスシティのクマゴローのところに遊びに行った。 本当はアリゾナに行く予定だったのだが、ツレアイがミッドタームの試験が月曜にあるというので遠慮したという次第。 A子ちゃんの妹、クマゴローの友達など一緒にベトナム料理店。

安くておいしい。こんな店が近くにあると通うのに。


カンサスの田舎にて

カンサスの田舎にて

カンサスの田舎にて

実家の母が暇に任せて、たんすの肥やしになっている私の昔々の服をリフォームしてバッグに作り直している。 なかなかこれがしゃれていて、うまくポケットをそのまま利用したり、前の開きの部分を残したりして、考えるのが楽しいそうだ。 針仕事が苦手な娘ばかり3人いて、誰もこの母親の手仕事に対する情熱、根気のよさを受け継がなかったようだ。 今回送ってもらったのがこれ。


カンサスの田舎にて
大学時代に来ていたオーバー。何しろ細身でウエスト56センチである。(信じられない、いまはその20センチ増し?) そんな古いものいまさら誰も着てくれないし、捨てるのは惜しいということで、バッグとしてよみがえった。 この布地の感触に思い出すのはそのころ付き合っていた人、聞いていた音楽(かぐや姫にガロにハイファイセット)、通った喫茶店。 プルーストはマドレーヌの匂いで記憶を呼び起こされたが、私はこの布地。

結局金曜日の配達はツレアイには届かず、追跡調査をしてもらうと、受け取りを書いたのは”金髪の”男子、ツレアイの友達だといったとか。 そんなずさんな配達は無いだろうとクッキーのお店もさすがに恐縮。 配達のしなおしということになったのがこの月曜。 まったくバレンタインデーの意味も何もありゃしない。 お詫びのカードを添えますからなんていう。


そして二度目の配達は医学校の事務所、事務所がメールで配達物がありますとツレアイに出す。 試験で忙しいツレアイはメールを見てないらしい。 ついに堪忍袋の緒が切れた私、今日ついに私用のメールで事務所に何かついているはずなので見に行ってみてと。 COOKIES!!! と言うメールが来たのが今日の5時半。


なんだかこの一週間疲れてしまった。 

懐かしいナポリタンのつもりが、結局は3種のきのことブロッコリーニをいれて、にんにくを利かせたペペロンチーニ。 さっぱりとおいしくて食が進む。


カンサスの田舎にて

本当に久しぶりに大学生の息子たちと朝ごはん。 バレンタインデーに何をしたかと訊く。 サイノスケはガールフレンドとアイススケートをしに行ったとか。 7歳の時に一度したきりでも結構しりもちをつかずに滑れたという。 リュウザエモンは冬休みに遊びに来た彼女とはもうわかれていて独り身とか。 はやいねーだからもう名前なんかいちいち覚えなくていいのね。 寮のダンスパーティにいって結構楽しかったとか、うちでは一番のプレイボーイ。 


私はツレアイにクッキーを配達してもらうように頼んでおいたのだが、まだ受け取ってないよう。 面と向かって訊けないのがもどかしい。 店は金曜の午後3時半くらいに配達しましたというが学校の受付が配達場所なので本人にまだたどり着いてないよう。 月曜だとなんだか間が抜けてしまう。 やれやれ。

喰いタンつなぎで話の続き。 上司の女性警部にいつも”イガラシー”どなられている刑事、正義の味方では”ゴロー”と強い娘から呼ばれていた。 気の弱そうな、体のホソーイ中年の男。 なぜかかわいい。 やたらと怒鳴る男よりずっと魅力的である。 サラリーマン金太郎はもと暴走族の首領がサラリーマンになって大暴れと言う話なのだが、この主人公、すぐに怒鳴る、殴る、キレル、そして土下座する。 なんか疲れちゃうんだな、こういうのを見ると。 いい加減にしてくれよといいたくなる。 弱い男でいいじゃないか。

喰いタンのエピソードのおわりの挿入歌、3人がサンバののりで歌うトリオザシャキーン。 この歌が面白い。くさい振り付けを真似して一緒に踊ってしまいそうだ。 その中で歌われるのがなつかしのナポリタン。


昭和も40年代のはじめごろはスパゲッティといえばナポリタンだった。 そのころはレストランのメニューにはアラビアータもカルボナーラも無かった。 私が始めて友達と外食したのがこれ。 粉チーズを振り、知ったようにタバスコソースをかけたら、効きすぎてとっても辛かった。 


デートでスパゲッティを上品に食べられるようにそのつもりになって練習したりして。 なんてかわいかったんだろう。 ケチャップの味のナポリタン作ってみようかな。

珍しいと私が思っているだけかもしれない。 アメリカのキャベツは葉が厚くて固い。 少しぐらいゆでたりいためたりしたくらいでは歯が立たない。 実家の母が朝ごはんにキャベツを刻んだ中に卵を割りいれてチンして巣籠り卵なんていって食べるのだが、同じことができない。 炒めた上に蒸し煮みたいにして、やっとやわらかくなる。


1年中同じキャベツで新キャベツなんて出てこないし。 そういうときに見つけたのがこれ。 縮れた葉っぱのキャベツ、こちらではサボイキャベツと言う。 この大きさで1ドル60セント。一人暮らしでは一生懸命つかっても一週間はあります。


カンサスの田舎にて