実家の母が暇に任せて、たんすの肥やしになっている私の昔々の服をリフォームしてバッグに作り直している。 なかなかこれがしゃれていて、うまくポケットをそのまま利用したり、前の開きの部分を残したりして、考えるのが楽しいそうだ。 針仕事が苦手な娘ばかり3人いて、誰もこの母親の手仕事に対する情熱、根気のよさを受け継がなかったようだ。 今回送ってもらったのがこれ。
大学時代に来ていたオーバー。何しろ細身でウエスト56センチである。(信じられない、いまはその20センチ増し?) そんな古いものいまさら誰も着てくれないし、捨てるのは惜しいということで、バッグとしてよみがえった。 この布地の感触に思い出すのはそのころ付き合っていた人、聞いていた音楽(かぐや姫にガロにハイファイセット)、通った喫茶店。 プルーストはマドレーヌの匂いで記憶を呼び起こされたが、私はこの布地。