🔷 シドニーで3人子育て中の現役ママ 🔷
40歳からの人生に迷いを無くす
最幸人生戦略カタリスト・ミエルカパートナー

田草川かおるです
(プロフィールはこちら

子育てに特化した情報はこちらのブログから



42歳の誕生日に向けて
カウントダウンが進む中
初めて「自分史」なるものを書いています。

その1 幼少期アメリカ編

その2 帰国、受験、不登校編
その3 シドニー高校留学編
その4 大学編
その5 就職編
まで書くことができました。

月曜日からFacebookで
ゆるファステイングのチャレンジを
始めて
ファスティング話も書きながらなので
24日までに全部終わるかな😂
 

8畳風呂なし共同トイレ付き

 

大学が始まってから最初の1ヶ月は
東京と京都を往復する生活。
無事に円満退社できた後は

住むところを探す必要がありました。

 

大学で新入生向けの物件

紹介してもらうものの

いいところは大抵3月とか4月に

本物の新入生が決めています(笑)

ユニットバスのついている

狭いワンルームを見たり

学校までバス通のところを見たり

色々迷って決められずにいると

これはどうですか?
と勧められたのが

家賃2万5000円+光熱費

え???2万5000円

何それ?

それまで見ていたのは

ワンルームで4〜5万円の物件ばかり。

あまりの安さにちょっと心配になりつつ

どんな家ですか?
と聞いてみたら


こちら、女性だけ
シェアハウスなんです。

大家さんの意向で、
院生さんしか入れてないらしいです。


おっ、渡りに船!
キャンパスまでは自転車で5分

近い!
 

お風呂はありませんが、

近所に銭湯もあるし

ユニットシャワーを新しく

入れてくださったばかり。

台所とトイレは共同。

お部屋は2階で、

京間の8畳なので

かなり広いですよ。

条件だけ聞くと、なんだか良さそう。

ここで決まるといいなぁ

と思って見に行った第一印象は

古っ!
(大家さん、ごめんなさい、、、笑)

本当にここで大丈夫?
と心配しながら中に入ってみると
確かに広い。

そして不思議な空間。

 

一階は、

テレビが置いてある和室と
和室に続いた個室が一部屋。

台所とトイレとシャワー。

そして家の真ん中にお庭が。

日当たりがあまり良くないので

お庭というより土間に近い、、、

 

柱に小さなホワイトボードがあって
名前と4桁の数字が書いてあります。

あれ、なんですか?

光熱費が各自使った分負担なので
個別メーターの数値を

記録しているんです。

こ、細かい!

一瞬怯みましたが、
2階の部屋を見せてもらうと

南向きで開放感があり、
明るい!広い!
今まで見た中では一番条件が良さそう、、、

 

なんでこの部屋がこんなに安いのか

理由に気づいたのは2ヶ月後。

私、この時点で京都の夏
甘く見ていました。


南向きの2階、クーラー無しは

めちゃくちゃ暑いっ!
道理で一階の部屋と

クーラー付きの部屋が

先に埋まる訳だ、、、

 

後から1階に住んでいる

院生2年のNさんと顔を合わせた時

この前まで私があの部屋にいたけど

移動したんです。

と言われて理由が納得。

 

もう一人お住まいのHさんは

農学部の博士課程3年目で

一番長く住んでいるとのこと。

 

微生物の研究をしていて

台所中にあるお漬物は

趣味と実益を兼ねているらしく

時々お裾分けしてくれました(笑)

布団と中古の自転車

リサイクルショップで見つけた文机と

電気スタンド。

とりあえず必要なものが揃って

これで学生生活がスタートです。


 

朝2時起きでなんでもできる


どこの団体でもそうかもしれませんが

1期目というのは

個性的な人が多いと思いませんか?

地球環境学舎の1期生も

個性的なメンバーが集まっていました。

 

京大の各学部からストレートで

入ってきた子達(実は同い年)の

頭の回転の良さには驚かされるし

 

社会人として入ってきた人達の
経歴も様々。


海外青年協力隊出身のSさんは

アフリカで植林活動に長年携わっていて

在学中、何度もアフリカに行ってたし

同じく海外青年協力隊出身のKちゃんは

英語、スペイン語、ポルトガル語

3カ国語がペラペラ。

中南米で水のシャワーしかないところで

何ヶ月も暮らせるサバイバルスキル

惜しげもなく披露してくれます(笑)

最年長のYさんは
NPO活動をしたり、

フリーペーパーを発行したり。

ネットワークが広くて

誰でも知ってる感じがすごかったです。

試験会場で一緒になったAちゃんと

再会できたのも嬉しくて

一番仲良くなりました。


身長が高くて、すらりとしたモデルさん

みたいなAちゃんは、なんと元東大生
 

コンサル会社で働いていたけれど
憧れのU教授が
地球環境学舎で指導すると知り

絶対ゼミに入りたいと思って
社会人入学をしたそう。

みんな志が高くて、

私みたいに思いつきで受けた人なんて

いないんだろうなぁ(汗)

そんな私が同級生から受けた
最初の洗礼は

かおるさん、生活不健康すぎ

と生粋京大生N君からの一言。

 

たまたまみんなで
何時に寝ているか
いつ課題をしているかの話に

なった時

う〜ん、2時頃寝て

7時頃起きてるかな
と答えたんです。

自分的には

睡眠時間が1時間長くなって
良かったと思っていたのに

なにそれ不健康!
ととことん怒られた上に、

こんな本を手渡されました。

 


枝廣淳子さんの
「朝2時起きで、なんでもできる!」


深夜2時に寝るのではなく

朝2時に起きることで、
(枝廣さん8時に寝るそうです)
やりたいことをなんでも叶える

というお話で

深夜族の私にとって

目からウロコでした。

 

その後、著者の枝廣さんには

インタビューをさせていただいたり

講演をお願いしたり、

一緒にお仕事をして
学ばせていただきました。


この本をきっかけに
流石に朝2時起きは無理ですが
早寝早起きの生活

切り替えて行きました。

もう一つ京大に入って
大きく変わったことは
NPO活動の世界を知ったことです。

 

 

環境活動にズブっとハマる

 

慶應大学と京大の違いを

挙げ始めたら
キリがないです(笑)

キャンパスライフって
こんなに違うのか

と驚いてばかりでした。

慶應は学年が変わると、
キャンパスが全く別の場所になります。
でも京大は、

宇治キャンパスという例外を除き、

全部隣接していました。

私が所属していた地球環境学舎は
異なる学部での授業に参加する
ことになっていたので
移動が大変!
限られた休み時間で、

北から南に移動したいとなったら

自転車が欠かせません

通学にも自転車を使うので
必然的に足元はスニーカー

カバンはリュックとなります。

大学時代は競技ダンスを

していたこともあって
ヒールのある靴を履くのが

当たり前だった私。

 

洋服もスカートワンピース

大学はおしゃれな格好を
していくところだとばかり

思っていたのに、、、

 

常識を覆されました

あ、もちろん地球環境学舎にも
お洒落な同級生もいましたよ!
ただ、移動は自転車でした。


もう一つ感じた違いは

院生として入学するのと

大学1年生として入る違い。

 

そう、もうサークル活動とか

楽しいことのお誘いは無い😂

元々自分で学費を払って入ったから

授業はたくさん取ろうと欲張り

朝から晩まで聴講するか

図書館で過ごすか。
 

とにかく朝から晩まで

勉強していて、勉強の合間に

学食にご飯を食べに行く。

 

京大は学食が充実してるんです〜。

ビールも飲めます(笑)
 

慶應の時は、学食で食べることは

ほとんどなくて、

お弁当か、学校の周りのカフェか

渋谷や恵比寿まで食べに出るか。

まさか1日3食学食で食べる身に

なるとは思ってもいませんでした。

 

時々は自炊もしたし

友達の家で食べたり

学校の近所に食べに行くことも

ありましたが、本当に
学食のお世話になりました。

最後に、一番驚いたことは、、、

学生活動の活発さ。

とにかく、至る所に立て看板(笑)
そこには達筆な文字で

さまざまなメッセージが、、、

 

慶應でも見たことはあるのですが

せいぜい新歓時期に

サークル勧誘の看板が

立つくらい?

でも京大は

「〇〇反対!」とか

「学費を下げろ!」とか

「吉田寮建て壊し反対」

とか、なんか社会的メッセージ

多かった記憶があります。

 

百万遍の交差点とか

看板だらけでした、、、

今もあるのかな?

京大で出会い、人生を大きく変えた

最後のキーワードが
NPO活動。

 

NPO=特定非営利活動法人
を意味するのですが

同級生、特に社会人として入ってきた

メンバーは、

なんらかのNPOに所属していて

会報誌を渡されたり、

会合に呼ばれたり

わからないうちにディープな話

たくさん聞かせてもらう機会が

増えました。


「京都の景観を守ろう」的な
ローカルのものもあれば
「ストップ地球温暖化」

「グリーンコンシューマー」
「砂漠に植林活動」

などとにかくいろんな人が

いろんな目的で活動しているという

ことを初めて知りました。

 

そして私も少しずつ、
NPO活動にはまり、、、

それが後の修論につながったり

卒業後の進路で迷う理由にも

繋がっていきます。

 

地球環境学舎は在学中に

インターンに行くことが必須で

私も色々迷った挙句

東京のNPO団体

縁あって環境省でインターン

させていただくことになりました。

 

今思えば、すごいありがたいご縁です。
研究室の指導教官が環境省出身だったので

霞ヶ関に通わせてもらえるという

贅沢な経験。

 

日本の環境問題の取り組みを

最前線で見せていただきました。

 

省庁が主催している委員会や研究会に

傍聴に行くということを

知ったのもこの時で

後の仕事にも活きてきました。

 

修論のテーマで悩んでいたのですが

このインターンをきっかけに

排出量取引の制度設計について

執筆することにして

海外の事例を調べたり、

環境省の後はM総合研究所に

インターン先を移して

委員会の参加を継続させてもらいました。

午前中はNPO、午後から霞ヶ関

そして夜はまたNPOに戻ることも

あったし、
NPOでは

地球温暖化というテーマの国際会議の

準備を手伝って、

海外の研究者の方とやり取りしたり

とにかく頭と体を使い続けた2年間でした。

 

 


 

まだまだ学びたい!このまま博士を目指すのか

 

たった一年とはいえ

民間企業で働き、

その後大学院に進学し

NPO、国家公務員、シンクタンク

様々な立場と働き方を

見せてもらって、インターンが終了する頃

就職活動をどうするか

決める時期がやってきました。

 

同級生で、京大からストレートで

上がってきた子は

私が大学3年生の頃にしていたような

就職活動をしていたし

社会人枠の同級生はそれぞれの場所に

戻るか、

新しく起業するなど

みんな行き先を決めていたのに

私は迷って迷って、

終わりのない迷路の中に

どんどん潜り込んでいく気がしていました。

地球温暖化、という避けられない

環境問題を解決するために

民間企業でできることは限られている。

 

だからと言って国で法律を決めるのは

すごく時間がかかる。

 

シンクタンクは調査研究できるけれど

国からの「予算」がつかないと

そもそも始められない。

 

どこに行って、何をしたら

自分の知りたいことが満たされ

問題解決に貢献できるか

全然検討もつかなくなってしまったんです。

あぁ、このまま博士課程に行こうかな、、、

だとしたら、京都じゃなくて
関東に戻って来ようかな。

 

と思い始めた頃、

図書館でふと手にしたのが

松下幸之助の本。

 

えっ、この人すごい良いこと言ってる。

 

と思って、調べ始めたところ

すごいたくさん本を

書いているんです(笑)
PHP出版という出版社があるくらい。

 

松下幸之助って、
パナソニックの創設者だよね。


企業の偉い人だけど

語っていることがすごく俯瞰的で

長期的な視野で考えてるなぁ。


気になって色々調べているうちに

松下幸之助が私財を出して立ち上げた

財団法人があるということを知ります。

 

その名も松下政経塾

 

え、自分で決めたテーマで

研究続けていいの?
しかも、3年間お給料が出るの?


そんな理想的な場があるのが

信じられず、

願書を取り寄せ

京大の時と同じように

思いつきで政経塾を受ける事にしました。

 

一体どんな団体で

どんな卒業生が

どんな活動をしているかは

一切気にせず、

松下幸之助の本を

ひたすら読み続け

その世界に浸りたい一心で
願書を書いて提出。

 

一次面接、二次面接と

受けて進めている最中に

知ったのですが

どうやら政経塾は政治家を志す人の

登竜門であること。

 

そして年齢制限の35歳まで

何度もチャレンジする人がいること。

 

実際に一緒になった面接グループの中には

2度目、3度目の受験生もいました。

 

みんなそんな熱い思いで

受けているんだ、、、

そこまで政治にも興味も知識もないから

私は無理かな

と思うこともありました。

 

ところが、自分の予想を裏切り

合格のお知らせをいただく

ことになりました。


次は
人生に不可能なことはない〜政経塾編〜
です。

一番書きにくいテーマかも、、、

明日更新できなかったら

苦しんでるんだなっと思って

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【プロフィール】

田草川(たくさがわ)かおる

田草川かおる たくさがわ
 

6歳から11歳まで、アメリカのNYで育つ。
15歳から17歳までシドニーに留学し、
飛び級して高校を卒業。
慶應義塾大学法学部、
社会人経験を経て京都大学大学院へ。

結婚前は
「持続可能な社会・ライフスタイル」
のデザインをテーマに
翻訳・通訳、執筆、講演などに従事。

2011年よりオーストラリア、シドニー在住。
10歳、5歳、3歳の子どもたちを
モンテッソーリで子育て中。

長女が2歳の時モンテッソーリに出会う。
その後、オーストラリアで唯一
大学卒業の資格が取得できる
モンテッソーリグラデュエイトディプロマを取得。

シドニーにある
モンテッソーリ幼稚園で親子教室を担当。
第二子出産以降は
プライベートレッスンを中心に
モンテッソーリの普及に務める。

2019年より、
自宅で学べる「おうちでモンテッソーリ」主宰。
日本、シドニー、アメリカ、
ヨーロッパ、アジア、南米のママを対象に、
家庭内で実践できる
モンテッソーリ子育て法を伝えている。

2020年、ミエルカパートナー第一号に認定。
2ヶ月で100人にミニセッションを
提供した後に、
現在世界各地のクライアント様に
単発、継続のセッションを提供中。