4/12 天才ボクサー ピューマ渡久地 「爆報!THE フライデー」 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

1990年代初期に鬼塚勝也氏、辰吉丈一郎氏と共に、「平成の三羽烏」と言われた天才ボクサー、ピューマ渡久地(渡久地隆人)氏の現在が、12日 (金) 19時から放映のTBS・「爆報!THE フライデー」で放映される。【記憶が消えていく天才ボクサー…親子再会…号泣】と、紹介されている渡久地氏の現在は果たして如何に。

 

 

興南高校時代から頭角を現した渡久地氏は、53勝(40RSC)5敗のアマ戦績をひっさげて、1998年プロ入り。全日本新人王を獲得するが、東日本の決勝では後のWBC世界スーパーフライ級のV6王者川島郭志(ヨネクラ)選手に6回TKO.勝ちする等、デビューから11連続KO勝ちの快進撃を演じ、日本王座を獲得。勇利・アルバチャコフ(協栄)選手の持っていたWBC世界フライ級王座にも挑戦したが、9回TKO負けで王座奪取はならず。引退後はピューマ渡久地ボクシングジムを創設した。

 

 

上写真は向かって左から長女 梨以 (りい・25歳) さん、渡久地氏、次女  旺羅 (おうら・20歳) さん、長男  琉雄 (るお・18歳) さん。記憶が消えていく天才ボクサーは、自分の年齢さえ分からなくなる記憶障害で、自宅も、大切な家族の記憶も消えていたという。

 

ビクトリージム、埼玉池田ジム、十番TYジム、協栄ジムと4つのジムを渡り歩いた渡久地氏のボクシング人生は、山あり谷ありの激しいものだったが、常に強い相手と真正面から勝負した渡久地氏の試合は、いつまでもファンの記憶に残っているはず。その思いが渡久地氏に届くことを願ってやみません。