【かわら版】 高まる「家庭学習」と「基礎学力」の重要性！④

スタッド志手原教室　三田の学習教室 の藤井和美です。

　小学校では平成２３年度から、中学校では平成２４年度から、新「学習指導要領」に基づいた、新しい教科書での授業が実施されています。
　大きく変化する学校環境で、これからのお子様の学校生活をより充実したものにしていただくため、是非しっていただきたい４つのポイントで家庭学習の必要性についてお伝えします。
前回の記事はこちら
➀教科書内容は増加・授業数は微増家庭学習の重要性が急増 　
➁公教育もくり返し学習による基礎学力を重視
➂公教育もパソコンを活用した学習を積極的に導入


　④受験に合格しても、入学してから学校の授業について行けない
　　『必死に頑張って合格した志望校！入学後は憧れの学校生活が待っている!』と期待を膨らませるとき、そこには大きな落とし穴があｓることに気づかないケースがあります。

　現在、公立・私立の有名校で取り沙汰されている、入学後に授業についていけない生徒が急増しているという問題です。

　中学受験の場合、試験内容は小学校での勉強とは異なった、応用的な問題が数多く出題されます。そのため、受験勉強では、小学校内容に基づく学習ではなく、応用問題や志望校の過去問を徹底して解くという勉強をしている子どもたちも多くいます。

　しかし、そういう受験勉強を経てきた生徒であっても、受験後の緊張がほぐれたときに、毎日の家庭学習習慣がついていないと、学校の復習（予習）ができず授業についていけないということが起こります。

　また、高校受験は中学校での勉強がベースとなります。中学校で培った基礎学力が合格のカギとなるのですが、その基礎学力がついていない場合、受験勉強でも効果が上がらず、志望校に入学できたとしても、高校の震度のスピードに更に悲鳴を上げている生徒たちが増えているのです。

　大学受験も同様です。
　大学生として備えておきたい基礎学力や一般常識などが不足している学生が増えたことを受け、今では、大学側もリメディアル教育（不足している基礎学力を補うための教育）を導入しています。

　まだ受験は当分先の方も、受験を終えられた方も、最も重要なことは、毎日の家庭学習習慣を身につけることと、受験勉強に関わらず、全ての教科の基礎となる確実な「読解力」や高い「計算力」と「数学的思考力」を身につけることです。

　日々の学習でしっかり基礎を固めた子どもたちは、受験で大きな成果を生むだけでなく、入学後のスピーディーな授業にも余裕を持ってついていくことができるでしょう。

（スタッド【かわら版】より）
 

 

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