坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life! -13ページ目

坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life!

No Bnuddhism , No Lifeをテーマにして面白いことを画策してます。

「山梨県大月市にある淨照寺では今年も除夜の鐘をご案内いたしております。
11時より勤行ののち、境内の梵鐘を皆様に突いて頂けます。
どなたでもご参拝いただけますので、ぜひお誘い合わせのうえお参りください。
駐車場をご利用いただけます。
当日は手作りの甘酒をご用意してお待ちいたしております。」

なお、副住職の僕ですが自坊の除夜会は初体験です(笑)
今までは除夜会に自坊へいることが大変難しかったのですが、今回はやっと実現することができました。どう動いてよいかわかりませんが寒さに耐えかねて熱燗にてを出す可能性もあるので差し入れ大歓迎です(笑)
自坊での報恩講という浄土真宗のお寺にとって一番大事な法要が終わり、片付けのあと届け物をしに近くの親戚のお寺へ。
と、いうか法要に来ていたときに渡せば良かった(笑)
前住さんに届け物をして、そのままオコタに入りお茶を飲みながら前坊守さんにPCの操作を説明。
そしてグダグダ世間話

前住さん「○○寺は今日の法要に来てなかったね」
僕「○○寺さんは静岡の■■寺さんのご法要へ講師として行かれているんですよ。昔から毎年行っているそうなんですが、なんとその■■寺さんに僕の友人が入寺したんですよ」
前住さん「静岡の■■寺?それうちの遠い親戚だよ。たしか△△寺つながりかな~」

一般の家庭に生まれ育ってお寺界に飛び込んだ僕が感じた数多いカルチャーショックのうちの一つがこれ。
「あそこのお寺は親戚」

……三代前の坊守さんが、あそこのお寺から来た。
……あそこのお寺の三男が養子に来た等々。

一般社会の僕からしたら
「いや、それ、もう親戚とかのレベルじゃなくて知り合いっすよ」
てな感じでした。
実際の血のつながりとかではなく、関係性としての「親戚」なんでしょうね。

で、お寺の葬儀なんかにはこういった複雑怪奇な親戚関係図があらわになります(笑)
しかしながら、どこのお寺グループにもそういった親戚関係図を把握する人がいます。
うちの母がそうww
養子で入った僕のために葬儀や法事の場などで色々説明してもらいますが、まったく覚えられません。
また、うちのお寺の親戚で一般の会社に勤めている方が自分の家系図を作ろうと、うちのお寺に相談に来たことがあるのですが、その関係図があまりにも複雑で横で見ていた僕が思わず笑ってしまうほどでした。

なにはともあれ静岡のM寺さんが、うちのお寺の親戚寺(かなり近い)と遠い親戚ということは、うちのお寺とも遠ーーーーーい親戚になるということなので、寺の関係上とはいえ、友人が遠い親戚になってしまった話でありました。

ま、築地本願寺で働いている坊さん同士でも多々あることですが(笑)
昨日は非番だったので昼食は嫁さんと都留市田野倉にある「一ちゃん」へ。
で、食べたのがこの定番。
$坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life!

キムチかけセット400円。麺がもちもちしてとても美味しいのです。
嫁さんよりも当然に僕の方が早く食べ終わるのでだらだらとしゃべりながらも、店内を見回しているとふと違和感が。

そう、灰皿。
普通に店内の席にて喫煙が出来るようです。
このごろの飲食店では珍しいな~と思っていると離れた席のお客さんが喫煙開始。
まけじと隣の席のお客さんも喫煙開始。

けむりが流れてきたりするので、ご飯を食べる場所ぐらい禁煙にすれば良いのにと思うことでありました。
そんな僕ですが、2年前までは超ヘビースモーカー(笑)
たぶんこういうお店に入ったら、

料理が出来るまで一服。
食べて一服。
出るときに一服。

と、いった感じに吸ってました。
そんなんでしたが、ふとしたキッカケで禁煙。
丁度2年前の10月より吸っていません。
なんで覚えているかというと、最後の一服が近隣寺院の報恩講にお参りした時の控室だったからです(笑)
値上げやら嫌煙風潮などにより喫煙という行為自体が嫌というか面倒くさくなって辞めましたが、タバコ自体は好きでした(笑)
そんな僕が、ちょっと煙が流れてくると「ご飯の時ぐらい吸わんでも」と思ってしまう身勝手さ。
喫煙ということが僕にとって「立場によって言うことをヘロヘロとかえる自分の身のあやふやさ」を改めて教えていただける良きご縁となっております。

次はお酒を止めれば良いのですが、今のところその予定はありません(笑)
うちのお寺は山梨県の大月市にあります。
山の多い町ですが、さらに山の奥にあります。
しかも住所は奥山です。

お取り次ぎの時の自己紹介で必ず言うネタです(笑)
ま、そんだけ山奥にあるので、自然関係の充実度は半端無い。
僕はもともと大阪の下町出身だったので、初めてお寺に行った時に驚いたのが、星空の綺麗さ。
周りが山に囲まれているので、星空に包まれるという感じではないけど、その分余計な光が無いので驚くほど綺麗な星空を切り取ったように楽しむことができます。

空気の澄んでくる季節になってさらに美しさが増す星空を楽しむイベントをお寺でやりたいなと思案中。
夜に集合して本堂でお勤めして法話。
で、境内での星を楽しむ。
もちろんお酒も楽しみながらの「星見酒」。
寒いから庫裡で鍋をしながら、時折の星見も良いかも。
気合いで外で鍋も楽しいかも。

で、少ない人数ならそのままうちに泊まっても良いしね。


うーん、楽しそうだw
11月ぐらいにやろうと思います(笑)
色んなことで自分の子どもの成長を感じることがあると思いますが、僕は子どもとの「お相撲」。
ちなみに我が家でのお相撲は「キック・パンチありのバーリ・トゥードルール」。
小学2年生の双子(男・女。共に空手黄帯)と僕(坊さん。柔道黒帯)の戦いは常に僕の圧勝でしたが、この頃は息子の蹴りに重みが増してきましたし、娘のタックルも中々に良い感じに入ってきました。
また、息子が履いていた靴下(一日たっぷり使用)を飛び道具として使用してくるヒールな戦い方も身につけてきました。
僕も履いていた下着を脱いで対抗しようとしましたが、大人の理性でやめました。

昨日の「お相撲」も僕の大外刈りによる鮮やかな勝利でしたが、いずれ負ける日が来るかもしれないと思うと、子どもの成長に胸が熱くなるといった話をしたら、まったく共感を得ることができなかったであります。