【こどもの日・イラスト】根津見家 - 母の愛+こどものためのクラシックWEB演奏会2021 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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根津見家-母の愛_2021-5-5.jpg(修正版)

画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

完成:2021年5月5日

 

いやあ、前回記事の最後の方で予告した、

「自作曲、自作イラスト、音楽紹介」

とは参りませんでした。

 

【イラスト】お空ちゃんとかまいたち OSORA and KAMAITACHI(異端妖怪伝シリーズ

2021年4月26日

 

「自作曲+自作イラスト」

の発表は延期となります。

 

作曲の方は割りと順調ではありましたが、

時間的に余り余裕が無い感じでしたので、

無理してこどもの日に完成させたとしても、

結局後で修正するかも知れないし、

何よりも一番の理由というのが、

 

「こどもの日」に似つかわしくない曲だから

 

なのです。

次回辺りの記事でその作品を発表すると思いますので、

ネタバレはしません。

 

ですので、急遽予定を変更いたしまして、

如何にもこどもの日に似つかわしい感じのイラストにしました。

時間が無いのでそんなに丁寧に描けたわけでは御座いませんが、

私の絵には余り似つかわしくない(?)平和な家庭の様子でも。

 

また根津見家は、昨年のブログ開設記念日発表の

「根津見一家のハイキング」

という作品の続編でもあります。

 

【ブログ開設13周年2日遅れ絵】根津見一家のハイキング

2020年9月19日

 

私は子年(ねずみどし)ですので、

ねずみ年が終わっても、この根津見家は

シリーズ化して今後も描いて行こうと思っていました。

漫画版とか色々と考えています。

 

それと、ふと思ったのですが、ここ数年間、

私はこどもの日に更新するブログ記事は、

私がこどもの日のクラシックコンサートを主催するとしたら

どんな曲を選ぶか?という感じの、

WEBコンサート風の内容が多く、

イラストメインの記事が少なかったです。

 

なので、今後はイラストをもっと出す様に意識しようと思っています。

「こどもの日クラシックWEBコンサート」と抱き合わせです。

 

それではWEB演奏会いきます!!

 

こどもの日クラシックWEBコンサート2021

The Classical Music Concert for Children's Day 2021

 

陽気な序曲(1934年)

Vrolijke Ouverture

マルセル・ポート(1901~1988年)

Marcel Poot

その名の通りの曲です。

ルロイ・アンダーソンの「タイプライター」

みたいなセカセカした感じ。

マルセル・ポートは、ベルギーの作曲家。

 

朝の慌しい家庭の様子を活写したみたいな?

「遅刻遅刻~ぅ!!」

「これ○○子、忘れ物よッ!!」

「あ、いっけなーい」

「お姉ちゃんったら、ドジなの~」

「こらケンタ、うるさいわねッ!!」

みたいな?

 

もっと落ち着いた曲調にすれば、

サザエさんのBGMにありそうな感じになる?

 

ベルギーのロマン派音楽

Flemish Romantic Music

【Marco Polo 8.223418】

 

ヤラルヨード序曲(1950年)

Hjalarljod, ouvertyre for orkester

エイヴィン・グローヴェン(1901~1977年)

Eivind Groven

ドラゴンクエスト(Dragon Quest)

の交響組曲に差し挟んでも全く違和感無い感じ?

正直「ドラクエかよ」と思いました。

 

また、ハリウッドのアクション映画風

の臨場感というか躍動感みたいな要素もあります。

 

「ヤラルヨード」を辞書などを駆使して翻訳してみました。

「森と山に響き渡る歌声」

という意味があるそうです。

 

グローヴェンは、ノルウェーの作曲家。

ノルウェー民謡の研究を行い、自作にもその影響が伺え、

傾向は国民楽派と言えます。

 

ちなみにグローヴェンは、前出のポートと同い年。

全くの偶然ですが。

 

北欧人なのに何故か風貌が小泉純一郎に似ています。

 

発明家でもあり、純正律電子オルガンを発明しています。

詳細は長くなるので、

以前書いたグローヴェンの記事を参照ください。

アイヴィン(エイヴィン)・グローヴェン(Eivind Groven)ノルウェーの作曲家

2014年7月28日

 

グローヴェン:交響曲第1番/ヤラルヨード序曲/ノルウェー交響的舞曲集

GROVEN: Symphony No. 1, / Hjalar-ljod / Norwegian Symphonic Dance

【Eivind Groven BIS-CD-1312】

 

ヤーニス・メディンシュ(1890~1966年)

Jānis Mediņš

ピアノのための民謡第6番 嬰ヘ長調

Daina Nr. 6 Fadiez mažorā

ピアノのための24の民謡集(1921~1963年)

24 Dainas klavierēm

のうちの第6番。

 

どこか懐かしいような、ホロッとくるような。

童謡の様な要素も感じられます。

凄い既聴感。

 

エドワード・エルガー「愛の挨拶」

映画「菊次郎の夏」のメインテーマ「Summer」(久石譲)

に雰囲気が似ています。

 

NHKか何かの番組で、

詩か手紙か何かの文章を朗読している時に流れるBGM

とか?

 

「DAINA」は「民謡」を意味しますが、

実は2012年に全24曲がTOCCATA CLASSICSよりCD化されていて、

「Preludes」(24の前奏曲)と銘打たれています。

 

Jānis Mediņš: 24 Dainas (Preludes) - Toccata Classics

ヤーニス・メディンシュ:24の民謡集(前奏曲集)

【TOCC0097】

 

というか、このCDの存在は最近知ったばかりです。

CD化以前にブログでご紹介していますが、

まさかそれから程なくして出てしまうとは…。

 

しかも、ラトヴィアの作曲家のCDは、

AmazonとかTower Records、HMVなどの

メジャーサイトで扱われない、

ローカルな所でしか手に入らないモノが少なくない。

 

でも「24の前奏曲」は、レーベルがレーベルなんで、

それらメジャーサイトでも取り扱われていますね。

 

幾つかYouTubeで聴いてみたところ、

分かりやすいものもあれば、

現代感溢れる渋い曲調のものもあって。

聴いた中でも取り分け第6番がより明解で、お気に入りです。

 

24曲全てラトヴィア民謡に基づいているそうですが、

第6番が何という民謡が元なのか知りたいところです。

 

メディンシュは、ラトヴィアの作曲家。

傾向は、国民楽派に位置づけられます。

 

ヤーニス・メディンシュ(Jānis Mediņš)を聴く(2)(YouTubeから)

2009年9月18日

 

交響詩「フランドルの謝肉祭」

Karneval in Flandern

ヨハン・セルメル(1844~1910年)

Johan Selmer

フランスに留学して、

エクトル・ベルリオーズの影響を多大に受けた、

ノルウェーの作曲家。

 

「フランドルの謝肉祭」は、

コミカルで躍動感に溢れた描写的音楽。

 

昔のアニメは、BGMのテンポや雰囲気を

キャラクターの動きに合わせたりしますけど、

何だかそれを彷彿とさせます。

 

「ビビディ・バビディ・ブー」(Bibbidi-Bobbidi-Boo)

「ミッキーマウス・マーチ」(Mickey Mouse March)

ポール・デュカス「魔法使いの弟子」(ファンタジア)

(L'Apprenti sorcier (Dukas) - Fantasia)

など、昔のディズニー系音楽を彷彿とさせます。

※「魔法使いの弟子」は、

ディズニーの為に書かれたわけではありません。

ディズニーがアニメに利用したのです。念のため。

 

ヤン・ブロックス(Jan Blockx)の

バレエ音楽「ミレンカ」の「フランドルの祭り」や、

マウリス・スフマケル(Maurice Schoemaker)

マリニュス・ドゥ・ヨング(Marinus de Jong)の

「フランドル狂詩曲」(Vlaamse Rapsodie)

などを聴いても分かりますが、

フランドル系のクラシック音楽には、

昔のディズニーアニメを彷彿とさせるものがあります。

 

昔のディズニーアニメの音楽の一部は、

フランドルの民俗音楽を参考にしたのではないか?

という「疑惑」が私の中で頭をもたげています。

 

また、こどもの歌にもありそうな旋律です。

実際にこういうフレーズの童謡がある気がします。

 

知っている曲で言えば、

「けんけんぱの歌」

「サンド1!2!3!」

などに近い。

「おかあさんといっしょ」に出てくる歌にありそう。

(※「サンド…」は、「ひらけ!ポンキッキ」で流れた歌)

 

あっ、そうそう、

「ソフマップの歌」

に一部フレーズが似ています。

テンポは違うけど、ソックリなんですね。

聴き比べてみると面白いと思います。

 

終結部手前のどんちゃん騒ぎは、

ムソルグスキーの「若者の夢」に似てるかも?

 

ヨハン・ペーテル・セルメル(Johan Peter Selmer)ノルウェーの作曲家

2010年12月3日

 

Johan Selmer, Johan Svendsen PSC1233.jpg

交響詩集:ヨハン・セルメル/ヨハン・スヴェンセン

Symphonic Poems - Music by Johan Selmer and Johan Svendsen

【PSC1233】

 

チェロ協奏曲 ニ短調(1955~1956年)

Concert voor cello en orkest in d mineur

ロードヴェイク・ドゥ・フォフト(1887~1977年)

Lodewijk De Vocht

前衛音楽真っ盛りの20世紀只中に書かれた割には、

思いっきり後期ロマン派の作風。

 

ベルギーの作曲家ですが、時代遅れのロマン派なところは、

スウェーデンのクット・アッテルベリを思わせます。

 

第1楽章が特徴的で、

アクション映画の逃走場面のBGM風?

70年代特撮ヒーロー番組の戦いのBGM風?

追手の追跡を逃れる系映画の緊張感溢れる場面のBGM?

な畳み掛ける描写が印象的。

特に5分39秒~6分27秒辺りが迫力あります!!

 

最後(10分5秒~10分30秒)は、

西部劇のハッピーエンドのBGM風な爽やかさで締め括ります。

聴いた事無い筈なのに、何故か既聴感に溢れていました。

 

第2楽章のもの悲しくも美しいエレジー風、

第3楽章の喜びに溢れてる感じも中々聴き応えあり。

 

フランドル人によるロマン派管弦楽作品集:第1集

Romantic Orchestral Music By Flemish Composers • Volume I

【Marco Polo 8.225100】

 

「こどもの日」ということで、

こどもの年齢で夭折した神童作曲家もついでにご紹介!!

 

知られざる夭折の天才・神童作曲家

2015年3月9日

 

ヘイッキ・テオドル・スオラハティ

(Heikki Theodor Suolahti)

カール・フィルチュ(フィルチ・カーロイ)

(Carl Filtsch)《Filtsch Károly》

どちらも、完成度の高い作品を書きながら、

十代半ばで天に召されてしまいました。

 

それから、大変残念なお知らせですけど、

2021年4月24日に、

菊池俊輔先生がお亡くなりになられました。

相当な高齢ではあったので、大往生ではありましたが。

 

【追悼・菊池俊輔】ニコニコ動画で追悼放送!「菊池俊輔音楽祭」 - BIGLOBEニュース

 

70年代のヒーローソングが個人的に特に印象深く、

そういう雰囲気のクラシック曲の紹介をブログでよくさせて戴きました。

 

「ドラえもんの歌」も、

自分的には菊池先生作曲の方が好きなのです。

「パーマン」の歌もカッコいいし。

 

ゆっくりお休みください、合掌…。

 

こどもの日の記事に訃報を出すというのは如何なものか?

という意見もあるかも知れませんが、

直前すぎるタイムリーな上に、

子ども達に音楽で夢を与え続けてくれた偉人ですから、

敢えて取り上げさせていただきました。

 

渡辺宙明先生こそは、三桁行って欲しいところです。

 

クラシックWEB演奏会過去記事

【こどもの日企画】こどものための極私的クラシックコンサート!!

2015年5月5日

 

ヒーローサウンドの様な極私的クラシックコンサート!! & オーケストラ・ナデージダ演奏会情報

2015年9月1日

 

【こどもの日企画】RPG風クラシック音楽特集!!

2016年5月5日

 

【こどもの日】「コミティア120」や「アルメニア・アニメーションの世界」、音楽、今後の動向など

2017年5月5日

 

【イラスト】カエルと踊ろう水踊り!!(カワウソ妖怪の奔斗くん)+こどもの日特集

2018年5月5日

 

【こどもの日企画】ヒーロー風、アニメ風クラシック音楽特集(2019年度)!!

2019年5月5日

 

【夏休み】RPG風作曲家イラスト(習作) 映画音楽風アニメ風クラシック音楽特集!!

2019年8月29日

 

【こどもの日】RPG風作曲家イラスト、アニメ風、RPG風、ヒーロー風クラシック音楽特集2020年

2020年5月5日

 

最近の子どもたち、

色々と大変で何だか気の毒な印象ですが(大人もだけど)、

決して負けないでください!!

折角の人生ですからね!!

人生愉しみましょう!!