【イラスト・パロディ編曲】スポ根風ブラームス+ドワームス | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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Spokon Style Brahms

原曲:ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms)

脳内編曲:1990年代頃?

編曲完成:2021年5月16日

 

ドワームス(ブラームス+ドワーフ)

Dwarms (Brahms+Dwarf)

画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

完成:2021年5月16日

 

昭和40年代スポ根風ブラームス。

ずっと以前から脳内にあったものの一つがやっと形に…。

最後のチェロ独奏部分があと一歩な感じかも?

 

前回のこどもの日の記事に

この曲が発表できなかった理由がご理解戴けたかと思います。

渋くて重い曲ですから。

 

【こどもの日・イラスト】根津見家 - 母の愛+こどものためのクラシックWEB演奏会2021

2021年5月5日

 

弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 第2楽章

Streichsextett Nr. 1 B-Dur op. 18, 2. Satz

が元ネタですが、

シェーンベルク辺りが管弦楽編曲版書いて無かったっけ?

と思って調べてみましたが、どうも存在しない様で。

ありそうで意外と無い?

 

シェンベルクが管弦楽編曲しているのは、

ピアノ四重奏曲第1番 ト短調

Klavierquartett Nr. 1 g-Moll op. 25

でした。

 

弦楽六重奏曲第1番、

意外と誰もカバーしていないんですかね?

作曲者も曲自体も有名なのに。

 

ブラームス自身この第2楽章がお気に入りだったのか?

作曲者自ら1860年にピアノ独奏曲に編曲しています。

主題と変奏 ニ短調

Thema und Variationen d-moll Op.18b

 

「スポ根風ブラームス」

にどことなく雰囲気が似ているなと思うものに、

「あしたのジョー」

「Gメン'75」

がありますね。

勿論、これらの曲を意識して編曲した所はあります。

どちらも時期的にほぼ合致(1970年代)しているという。

 

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Gメン75のロゴのアニメーションが中々好きです。

それと、テーマ曲は最近お亡くなりになった菊池俊輔さん作曲です。

知りませんでした。

 

そうそう、そういえば、自作曲に似た作品を以前書いています。

 

 

どこかで聴いた葬送行進曲(1995-1997)

2013年2月18日

 

「防空頭巾マイメロ」がちょっと不謹慎ですが…。

 

ちなみに、ドワームスの方ですが、

晩年のブラームスとドワーフがなんだか似ていると思ったので、

合体させてみた次第。

 

ドワーフ風のブラームスは、

実は昨年のこどもの日の記事で初登場させています。

 

【こどもの日】RPG風作曲家イラスト、アニメ風、RPG風、ヒーロー風クラシック音楽特集2020年

2020年5月5日

 

当時はブラームスの顔の特徴をあまり掴めていなかったので、

上手く描けていませんでしたが、今回は割りと特徴掴めたかも?

 

若い頃のブラームスが所謂「イケメン」だったというのは有名。

髭面で太ってしまったために

むさ苦しいオッサンと化してしまいましたが、

元のパーツが良いのが何となく分かるというか。

 

ところで、弦楽六重奏曲第1番第2楽章といえば、

ルイ・マル(Louis Malle)の1958年の映画

「恋人たち」(Les Amants)

で使われているという事でも知られています。

 

Les Amants de Louis Malle - (1958) - Télérama.fr

 

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ついでながら、

交響曲第3番第3楽章が1961年の映画、

「ブラームスはお好き?」(Aimez-vous Brahms?)

で編曲されて使用されてもいます。

ああ成程、艶やかにエロティックに編曲されてるなという感じ。

 

Aimez-vous Brahms ? - film 1961 - AlloCiné

 

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同映画には、編曲されていないそのままの

交響曲第1番や第3番も登場。

 

この映画は「さようならをもう一度」

という邦題で日本に入って来たのですが、

英題「Goodbye Again」から来ている様です。

 

交響曲第3番は、

往々にしてお堅いイメージのブラームスの作品の中では、

最もロマンティックに溢れた楽曲で、私は好きです。

 

以前、「恋愛映画に使えそうなクラシック音楽」

の一覧を作成した事があります。

どこやったかな?

 

それと、話は変わるのですが、

山形交響楽団の存在を最近知って、

何だか気になっています。

 

山響CD・グッズ 山形交響楽団 Yamagata Symphony Orchestra

ベートーヴェン生誕250周年を記念してグッズが作られたそう。

Tシャツもあります。

それだけではございません。

 

公演・イベントを観る|やまぎん県民ホール

 

ドラゴンクエストの世界 | コンチェルト新潟クラシック・演奏会インフォメーション

こどもの日を挟んで、

ドランゴンクエストの演奏会を2つもこなしているという。

何故こどもの日でないのか?はともかく、凄いと思いました。

 

前回のこどもの日の記事でも、

ドラゴンクエストの交響組曲について軽く触れていたので、

奇遇だなと。

 

Twitterで見たのですが、この演奏会のアンコール曲紹介文が、

初期のRPGのドットフォント風なんですね。

心憎い演出です。

こういうユニークな売り方している管弦楽団は応援したくなります。

 

山響は、調べてみると、有名な楽曲ばかり取り上げる

通常のオーケストラとあまり変わらない様です。

 

耳慣れない名前の作曲家も取り上げたりもする様ですが、

例えば、トマジのトロンボーン協奏曲

など、現代音楽系だったりして。

 

往々にして有名な楽曲ばかり取り上げるオーケストラが、

たまに無名の作品を取り上げると、一般には理解しがたい

現代音楽系だったりする事が少なくない気がします。

 

「何でこんな分かりやすい曲が無名なの?」系って、

どういう訳かあまり取り上げられないですよね。

「オーケストラ・ナデージダ」

「オーケストラ《エクセルシス》」

など極少数。

 

「明解な無名曲」を取り上げたくない何かがあるのか?

こういうメロディこんな昔からあったのか?

というのが知られると都合が悪い人でもいるのかな?

という陰謀論が頭に浮かんで来ると言うか…。

(いや、考え過ぎです。あくまで私の妄想です)

マイナークラオタしていると、

「音楽のオーパーツ」みたいな衝撃の体験をしますから。

 

というわけで、ここまでにいたします。

 

【追記:2021/5/25】

「スポ根風クラシック音楽」と言えば、コレがありました!!

 

カンタータ「最後の審判の日」

Kantāte ''Pastardiena''

アルフレーツ・カルニンシュ

Alfrēds Kalniņš

 

Alfrēds Kalniņš (komponists) — Vikipēdija

 

「ラトヴィアのスポ根」

「ラトヴィアのヒーローソング」

と勝手に名付けよう(苦笑)。

 

ちなみに2019年は生誕140周年ということで、

色々と記念行事が執り行われた様ですが、

今年は没後70周年ですので、今回も何かあるのでしょうか?

 

アルフレーツ・カルニンシュについては以前記事にしています。

アルフレーツ・カルニンシュ(Alfrēds Kalniņš)(2)ラトヴィアの作曲家

2013年10月9日