吉永達哉のコミュニケーション スクエア -109ページ目

電話の向こう

昨日の電話での頷きの続きのお話し。(のが多いな。。。)


次の台詞を電話で言ってる人はそんな態度、姿勢でしょう?


「大変申し訳ございません!すぐにお届けに参ります!」


うーん、直立不動?受話器を持ったままペコペコしてる?


じゃ、次。


「あー、はいはい、そりゃすんません。で、どうしましょうか?」


うーん、デスクの椅子に踏ん反り返ってる?タバコ吹かしてる?




どうです?多少大袈裟ですが、台詞一つで相手の姿が何となく想像できますよね?


逆に言えば、いくら心にも無い誠実な言葉を発していても、こちらの態度は


相手に見透かされていると思ったほうがいいです。



電話は相手の姿が見えないコミュニケーションツール。それだけに相手は


唯一の情報源である声に集中しています。


そして普段以上に無意識のうちに、想像力を最大限に働かせています。




思っても無いことを言うんだったら、相当の演技力が必要ってこと。


。。。いや、電話の向こうであなたの態度は見られてるってこと。





電話の相手に

電話で話してる最中、相手に「聞いてる?」って訊いたこと、ありません?


これって聞き手の“聞いてますよサイン”が無いために起こる会話のノッキングです。


電話ではなく対面しての会話ではこんな事は起こらないでしょう。


だって声は出さずとも、頷いたり、相手の目を見て聞いていれば、相手に


聞いてるよっていう姿勢は伝わりますから。


いつも声に出して相槌を打っていない人は、無意識のうちに電話でも同じことを


していることが多いようで、無言で聞いているんですね。


でも電話で伝えられる“聞いてるサイン”は声だけなので、意識して「うん」とか


「はいはい」とか「へー」ってな声に出した相槌が必要ですよ。


それが無いと、冒頭の「聞いてる?」っていう問いがあったり、最悪は不信感を


持たれてしまうことも。


確かに電話は便利な道具ですが、人間、便利な道具を使うと


同時に大切な何かが欠落していくもの。


電話の向こうの人が大切ならば、会っている時以上に気を遣って、


それを態度で示さないといけませんね。






さぁ何でも話してごらん・・・

20年以上も前、第1次THE MANZAIブームがありました。


やすきよを筆頭にツービートや紳助竜介、ぼんち、B&Bといった漫才師が


茶の間に笑いを毎日届けていましたねー。


その中から、うなずきトリオっていうユニットが生まれました。メンバーは


ビートきよしと竜介と洋八の3人で、漫才中ずっと「うん、うん!」って頷いて


いたからそのネーミングなんですが、コミュニケーションではこの頷きがとっても


大切なんです。



テレビの収録中、お店の方にインタビューをしてコメントを貰うことがあります。


そんなに長い文章ではありませんが、緊張もあってなかなかスムースに


一発OKなんてありません。そんな時、私は見える位置で大きく頷くようにしてます。


“上手いよ、間違ってないよ、その調子!”っていうメッセージを送るため。



会議でも同じ手が使えます。


会議参加者全員が自信を持って言いたい事を言えるかというと、必ずしも


そうではありません。特に新入社員などはおどおどでしょう。


そんな時に大きく頷きながら聴いてあげると、余計な緊張が取れてきます。



何でも話しやすい状況を作るためにと言って、「何でもいいから喋れよ」と


言うだけの人がいますが、それだけでは発言しにくいままですね。


聴いている姿勢を見せることが、話しやすい状況なんですよ。