SPSSのトライアルライセンスを活用しよう
SPSSとAMOSはトライアルライセンスを適用することで14日間全機能を試用することができます。試用後に正規ライセンスを認証すればそのまま正規に使うことも可能です。
トライアルライセンスを活用すれば、
(a)テスト環境にインストールして動作確認が出来る。
(b)1ライセンスを共用しているところで、SPSSを使ったことのないスタッフに使用方法を説明するとき、勉強会用に一時的に全員のパソコンにインストールできる。
などの活用が考えられます。
(A)シングルライセンスのトライアルライセンス適用方法
(1)通常通りの手順でSPSS15.0をインストールします。
(2)インストール後にライセンス認証ウィザードを起動し、[開始]のあと、[SPSSへ連絡を取り既にライセンスを取得済み]を選んで先に進みます。
(3)[ライセンス(認証コードは入力しないでください)]にあるフォルダのマークをクリックします。[ライセンスファイルを開く]ダイアログで「C:\Program Files\SPSS\trial.txt」を選択して元のウィザードで次へ進むと、ライセンスが適用されます(通信は発生しません)。
(B)ネットワークライセンスのトライアルライセンス適用方法
(1)通常通りの手順でSPSS Sentinel License Managerをインストールします。
(2)インストール後にSPSSのCD-ROMを入れたまま[SPSS License Authorization Wizard]を起動し、[Start]のあと、[I have contacted SPSS and I have a License]を選んで先に進みます。
(3)[License (please do not enter an Authorization Code).]にあるフォルダのマークをクリックします。[Open License File]ダイアログでCD-ROMドライブにある「 X:\sentinel\licensemanager\lservrc.temp」を選択して元のウィザードで次へ進むと、ライセンスが適用されます(通信は発生しません)。ネットワークライセンスのトライアルライセンスはSPSSとAMOSの両方のトライアルライセンスが適用されます。
(4)SPSSやAMOSのクライアントを通常通りの手順でインストールします。
データベースキャッシングには書き込み権限が必要
Clementineも加工中のデータをキャッシュとして保持して、次回実行時に省力化を図ることが出来ますが、Clementine10.1でこの機能使うとどうやってもエラーになる場合があります。これは有効になっているデータベースキャッシング機能が使えないからです。
Clementine10.1から、今まではClementineのテンポラリファイルとして保持されたキャッシュが、データベース入力ノードから始まっているストリームの場合はデータベースのテーブルとしてキャッシュを保持することが可能になりました。これによりテンポラリファイル化によりキャッシュから先でSQL最適化(Clementineで設定した処理をSQLに翻訳してデータベースでやらせることで、データベースのパフォーマンスで処理できる)が出来なくなるということもなくなり、とても効率的と思われるのですが、裏を返せばこの機能のために「データベースのテーブル」を作る権限がデータベースログインユーザーに必要になるため、ユーザーによっては権限不足でエラーになるのです。
Clementine9.0にはなかった機能がClementine10.1では初期設定でONになっているので、気づかずにあわててしまうと思います。データベースの権限なんてそう簡単に変えられるものではないので、Clementineのメニュー[ツール]→[ユーザーオプション]で、ダイアログを開き、[最適化]タブにある[データベースキャッシング]という項目のチェックを外すことで泣く泣くキャッシュを必ずテンポラリファイルとして作成するように設定することになるのでしょう。自分は分析用のデータベースが用意されている環境でしたので、この機能に移行して便利になりましたが、みんなそのような環境ではないでしょうから、ここはもめていそうですね。
AMOSを動かしてみる
4月4日の記事 のことから、とりあえずAMOSを出来るだけとっかかりやすく使ってみます。きちんとした説明はこの記事以外で調べてください。
ちなみにAMOS (エイモス)はパス解析をするソフトで、実際に存在する変数や概念的に用意した変数などの関係を物語の登場人物相関図のような線引きをしておいて実行すると、関係性を数値として表すことが出来るソフトです。因子分析や線型回帰分析、共分散構造分析などをカスタマイズして実行できるというイメージでいいと思います。
Windowsの[スタート]→[すべてのプログラム]→[AMOS 7]→[AMOS Graphics]をクリックし、AMOSを起動します。
左のアイコンより[データファイルを選択]をクリックします。
データファイルを選ぶダイアログが出ますので、[ファイル名]ボタンをクリックし、「C:\Program Files\AMOS 7\Tutorial\Hamilton.xls」を選択して[OK]をクリックします。
左のアイコンより[データセット内の変数を一覧]をクリックします。
データに存在する変数のリストが表示されますので、マウスでクリックしてつまみ、キャンバスの適当な場所ではなすと、「観測変数」として置かれます。
左のアイコンの(1)で変数の位置を見やすく動かし、(2)で今回は使用しませんがデータには存在しない概念的に用意する変数「潜在変数」を用意でき、(3)パスというこの変数の値からあの変数の値が決まるという因果関係を引き、(4)で共分散という相互影響の相関関係を設定します。(3)をクリックして「教育」「収入」から「SAT」に向けて線を引き、(4)をクリックして「収入」から「教育」に線を引きます。
(5)誤差変数というパス解析の誤差の逃げ道を「SAT」に用意します(自動的にパスに係数「1」が指定されます)。名無しの変数なので、誤差変数を右クリックし、[オブジェクトのプロパティ]でこの変数に名前をつけます。
これで従属変数が「SAT」で独立変数が「教育」と「収入」と(データにはない誤差変数の)「その他」という回帰モデルが設計されました。
左のアイコンの(6)をクリックすると計算を実行します。実行後(7)をクリックしますと、モデルの推定値をパス図上に出します。さらに(8)をクリックするとテキストレポートとして検定結果を含めた推定値の詳細やGFIなどモデルとしての妥当性を出力します。
以上、ここまでがユーザーズガイドで最初に処理している内容です。ユーザーズガイドの用語が間違っているとご立腹の皆様、出来ましたでしょうか?。間違った用語をあまり使わずに説明して出来ましたが、この感じでとにかく使ってみることをおすすめします。








