今日は実家に行くとテレビで熊本の被災地の様子が映っていて、
次回のセミナーは6月頃(6月～7月)の予定です。
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両親と地震についてや防災の話をしたのですが、
そういえば、私は震度6～7レベルを二度経験していますが、
両親は一度も経験がないことに気づき驚きました。
同じ街にずっと住んでいるのに、
私より25年は長く生きているのに、
不思議なものだなぁと思いました。
どこに住んでいてもあう時はあうものですね。
阪神淡路の時は友達の家で本棚の下敷きになり、
ニュージーランドでは着いた翌日の地震で
学校に行くはずが、数日後には給水車の列に並んでいましたから、
人生何が起こるかわかりません。
周りからは運が悪のか奇跡なのか・・・と言われましたが、
私はあんな危ない場所にいたのに無事助かり
悪運が強いと思っていて、
必然だったと思っています。
今となっては、素手でトイレの穴掘りをしたのも
懐かしい思い出です。
それで色々思い出したのですが、
水と電気が止まっている間の生活は、大変でしたが
とても貴重な経験でした。
まず、朝起きてもいつもすることがすべて出来ないことに驚きました。
歯を磨く、顔を洗う、水を飲む、朝ごはんを食べる、片付ける、
服を着替える、洗濯をする、お化粧をする、髪を整える、コンタクトを入れる…
これらは水や電気がないと出来ないので、
(服を着替えるにも、洗濯出来ないと無理ですし、
コンタクトを入れるにも、手が真っ黒でできませんでした。)
朝起きて、あれ？あれもこれも出来ないぞ、と驚きで、
起きたらもうそのまま一日が始まり、
朝起きてからの作業って、文明の上にあったのだなと初めて実感しました。
夜やることも同じで、
お風呂も着替えも歯磨きもメイク落としもごはんも何もなく、
ただ日が暮れたらそのまま寝るしかないのです。
でも命は変わらずあり、
生きていることが驚きというか不思議というかおもしろいというか、
逆に、今まで繰り返しやり続けていたことは何だったのだろう？と
思いました。
水を心配なく飲みたかったし、
温かいごはんが食べたかったし、
ベタベタの髪や手を洗いたかったですが、
でも私の命は変わらず営みを続け、生きていることを感じ、
生きるにはそんなに多くのものは必要ないのだと知りました。
まあこれは私がたいした怪我もなく、家族も無事で、
旅先だったからというのもありますが、
地震ではなくても、
普段の生活や離婚したり仕事を失ったりした時に、
来年どうなっているだろう？と心配するのは、
今日や明日、問題なく水を飲め食べられるからで、
今、生命維持に問題ないからですね。
そして、今までの生活を変えたくないと思うからです。
どうしても変化を恐れる気持ちがあるのでしょう。
普段私たちは今、命が輝いていることをなかなか感じられませんが、
仕事を失くしたりパートナーを失ったり
一気にたくさんなくなった状況になってようやく、
今、命が輝いて生々しく生きていることを感じます。
そんな時は先のことが不安にもなりますが
でも先の不安に押し流されないで、
何かを失くしたその時に命一つで生きていることを
感じてみる時間も貴重だと思います。
一番大切だと思っていたものを失くしても、
これがなければどうすればいいかわからない状況でも、
それでも脈打つ命に従い懸命にその日を生きると、
いつか本当に大切なものは手の中に残っていることに気がつきます。
そして必ず手放したぶん、それ以上に貴重なギフトを
いつの間にか手にしていると気づきます。
大変な時は大きく変わる時であり、
一巻の終わりは二巻の始まりです。
人生の新しい章を始めるには、
いらなくなったものを手放す必要があるのですね。
色んなものを失った時は、新しい幕開けなのだと、
これから始まる新しいドラマを楽しみにして、
今あるものを大切にして
どんな時も心を開いて世界に飛び出していきたいですね。
例えば「ハリーポッター」などでも、
たいてい小説やドラマは
まずトラブルが起こってワクワクする物語が始まりますものね。
失ったことで広がった可能性や、軽くなったしがらみ、
縛られるものがなくなったこと、
もう失う心配をしなくていいから挑戦しやすくなったことを考えると、
今までと全く違う生き方や、
これまでやってみたかったけれど勇気がなかったことなどに
挑戦しやすくなるかもしれません。
どんな明日が待っているのか、
どんな来年があるのか、まだ見ぬ未来を楽しみに、
せっかく命があるのですから
思い切って生きたいように生きてみましょう。
思うより一巻より二巻のほうが楽しいかもしれませんよ。(^_-)☆
二巻、三巻を楽しくするのは、
一巻に縛られず前を向く自分次第です。
大変（大きく変わる）な時を生きる方が、
明日に光を見つけられるよう願っています。
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プロフィール
北山裕子
北山裕子
瞑想歴20年。和歌山市在住。
摂食障害を治すため、藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、
自分の奥底に眠っていた本当の自分（潜在意識）と会話ができるようになる。
その後も続けていくうちに、宇宙とつながり、
次元を超越した体験や不思議な体験を重ねる。
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