破竹(はちく)
【さわやかな夢】
竹を割ることです。
竹は、一節、割れ目を入れると、そのまま勢いよく割れます。節以外は空洞になっているからですが、
本当に気持ちのいいものです。そこから勢いが盛んなことを、「破竹の勢い」といいます。
その割れ目がまっすぐなことから、「竹を割ったような性格」という言葉も生まれました。
曲がったところのない、さっぱりした性格のことです。
雪の重みにも、激しい風にも、折れないしなやかな強さを持つ竹の、別の一面を見る思いです。
竹を割って、人々は、身近な生活道具や遊び道具を作ってきました。
竹をはじめて割った時の爽快感が、さまざまな形を変えて、また新しい夢を導いてくれるようです。
竹を割ることです。
竹は、一節、割れ目を入れると、そのまま勢いよく割れます。節以外は空洞になっているからですが、
本当に気持ちのいいものです。そこから勢いが盛んなことを、「破竹の勢い」といいます。
その割れ目がまっすぐなことから、「竹を割ったような性格」という言葉も生まれました。
曲がったところのない、さっぱりした性格のことです。
雪の重みにも、激しい風にも、折れないしなやかな強さを持つ竹の、別の一面を見る思いです。
竹を割って、人々は、身近な生活道具や遊び道具を作ってきました。
竹をはじめて割った時の爽快感が、さまざまな形を変えて、また新しい夢を導いてくれるようです。
手弱女(たおやめ)
【本当の強さ】
優しく、しなやかな女性のことです。
手弱女という漢字を当てているので、いかにも弱々しい女性を思い浮かべますね。
でも、もとは、「たわやめ」といって、たわやかな女性を意味します。
「たわやか」とは、「撓む」ようにしなやかなこと。「嫋やか」ともいいます。
竹が柔軟にしなって、また、元に戻る。そのような様子を思い浮かべてみてください。
突っ張った枝は、強そうに見えても、ポキンと折れてしまいます。本当の強さは、
柔軟さと粘り強さにあるのではないでしょうか。
手弱女の反対語といえば益荒男。健康で、強く、勇ましい男性のことです。
でも、嫋やかさは、男性にも必要なことではないでしょうか。
優しく、しなやかな女性のことです。
手弱女という漢字を当てているので、いかにも弱々しい女性を思い浮かべますね。
でも、もとは、「たわやめ」といって、たわやかな女性を意味します。
「たわやか」とは、「撓む」ようにしなやかなこと。「嫋やか」ともいいます。
竹が柔軟にしなって、また、元に戻る。そのような様子を思い浮かべてみてください。
突っ張った枝は、強そうに見えても、ポキンと折れてしまいます。本当の強さは、
柔軟さと粘り強さにあるのではないでしょうか。
手弱女の反対語といえば益荒男。健康で、強く、勇ましい男性のことです。
でも、嫋やかさは、男性にも必要なことではないでしょうか。
野分(のわき)
【たとえ、叩きのめされても】
「野分」とは、野の草木を分けるように吹く強い風、つまり、台風のことです。
特に立春の日から数えて210日から220日に吹く強い風のことをさしたようです。
この日は、台風が来る確率の高い日として、江戸時代から暦にも記されています。
ところで、「台風」という言葉。日本語のように見えますが、実は英語のtyphoonに
漢字を当てたものです。
気象観測技術が進歩して、予測はできるようになりましたが、それでも、台風は毎年、
大きな被害をもたらしています。
荒れ狂う自然の猛威を前にするたび、人々は叩きのめされ、それでもまた、乗り越えていく。
そのような営みを繰り返してきたのですね。
「野分」とは、野の草木を分けるように吹く強い風、つまり、台風のことです。
特に立春の日から数えて210日から220日に吹く強い風のことをさしたようです。
この日は、台風が来る確率の高い日として、江戸時代から暦にも記されています。
ところで、「台風」という言葉。日本語のように見えますが、実は英語のtyphoonに
漢字を当てたものです。
気象観測技術が進歩して、予測はできるようになりましたが、それでも、台風は毎年、
大きな被害をもたらしています。
荒れ狂う自然の猛威を前にするたび、人々は叩きのめされ、それでもまた、乗り越えていく。
そのような営みを繰り返してきたのですね。