前回の記事
の続きです。
ムカデ妖怪を祓うことになりました。
それ自体は何も問題は無かったのですが、祓いの終盤、少しだけ気になることがありました。
祓われるということを理解した邪気が、私に取引をもちかけてきたのです。
ムカデ邪気「数百年に渡って人霊どもを使役し、永らえてきたこの命を、ここでむざむざ祓われたくないぃぃぃ。もっと悪いやつの居所を教えるから見逃してくれ。もうこの地からは離れる。約束する。」
と。
経験上、こういう取引に応じたところで結局、隙を見せた瞬間に後ろから殴りかかってくるような連中ですから、いつもなら徹底的に無視するのですが、今回は何故だか気になってしまいました。
そこで、少しだけ泳がせてみることにしました。
タカテル「貴様の話を聞く気は微塵もないが、この期に及んで命乞いとは見下げた奴め。何人追い込んだと思っている。貴様が仲間を売ろうが売るまいが、ここで関わったが運の尽きだ。必ず追いかけ全て根絶やしにする。」
と、敢えて、上から目線で威圧してみました。
すると、案の定のリアクションが!
「ぐうううううう。下手に出てやれば生意気になりおってえええええぇ!!!お前ごときが私の主を祓えるわけがなかろう!〇〇〇を祖にもつ〇〇〇の怨念の総大将であるぞ!!!どんな神官も密教僧も祓えなかった大怨霊じゃぞ。怖ろしくなってきたか?どうだあ??わしの配下につけば命だけは助けてやるぞ。どうだ?どうだあああああ!」
と、すごみ返してきたのです。
アホです。
邪気は狡猾なのですが、こういうところは本当にアホなのです。
邪気自らが自分の因縁を事細かに語るとは。
無事、知りたいことを知れました。
正直に話したんだから、とか、お願いですからどうした、と言っていたような記憶もありますが、そもそも邪気の話にあまり興味がないため、忘れてしまいました。
サクッと祓って、空間調整を終え、帰路につきました。
電車に揺られながら、邪気の言っていた
「怨念の総大将」
のことを考えていました。
字面だけ見れば、厨二病的な響きを感じて失笑しそうになってしまいますが、おそらく誇張でもなんでもありません。
邪気という存在は、我々が思うよりも巧妙で、情報共有をしたり組織のようなものを作って行動している場合があるのです。
そのため、例えば、東北で祓った邪気を経由して広島の妖怪が私のことを知っていたり、ということが起こり得るのです。
純粋な悪意の塊であるため、冷酷非道で人の優しさや愛情が一切通じない存在たちです。
そうした存在たちをいたずらに恐れすぎる必要はありませんが、正しく認識し、油断することがないようにしなければなりません。
〇〇〇か、、、と考えていたら、不意に脳裏にビジョンが見えてきました。
「それ」
の姿が見えてきたのです。
それは、蛇とムカデを合体させた醜悪な姿に、無数の眼をもつ異形の怪物の姿でした。
よくもここまで、一目見るだけで、人を不快な気持ちにさせるビジュアルを思いつけるものだ、と逆に関心してしまうほど、悪意の塊としての姿をしてしました。
そして、すぐに、
見覚えがある
と感じました。
ヤツも、私が霊視で視ていることに気付いたようです。
無数の目と一斉に目が合いました。
全身の細胞から温度を奪われるような独特の寒気が走ります。
濃い邪気特有の体感です。
その瞬間
「ある記憶」
が蘇ってきました。
それは、密教僧をしていた時の前世でした。
今からおよそ400年ほど前の日本です。
幼少期から寺に預けられた私は、特に加持祈祷を熱心に研究・実践していました。
ある時、合戦上の供養を行っていたところ、無数の眼を持つ真っ黒な大蛇の妖怪に遭遇します。
更に多くの人を飲み込んで濃さを増し、今はこの時の姿と少し異なっていますが、それがヤツだったのです。
戦乱を引き起こすエネルギーを生み出し、人々の負の感情を喰らう、化け物です。
同じ寺で修行した兄弟弟子で、前世の私が兄のように慕う先輩僧侶と共に、法力と経文で廃寺のお堂の中に追い詰めることに成功します。
呪符を描いて四方位に結界を張り、護摩を焚いて三日三晩に渡って祈祷を行いました。
かなり抵抗されたものの、精神力でお互いを鼓舞し続け、乗り越えました。
その結果、満身創痍になりつつも、無事祓い終えることができたのです。
少なくとも、この時点ではそう確信していました。
しかし、現実は残酷でした。
健闘を称え合い、お堂の外に出て、二人で結界を解いている時でした。
それが起きたのです。
確かに祓い終えていたはずでした。
確認が足りなかったということはあり得ません。
それにもかかわらず、ヤツは何故かごく短い時間の間に力を取り戻し、油断しきっていた我々の背後から襲い掛かったのです。
気が付いた時には、視界が逆転しており、兄弟子が地面に倒れていました。
しばらく何が起きたのか理解できませんでした。
兄弟子は私よりも一瞬早く気が付き、私を突き飛ばしてくれたようです。
自分が盾になろうとしたのです・・・。
そのせいで邪霊の攻撃を正面から受けてしまっていました。
邪霊はそのままお堂を飛び出すと、森の中へ姿を消していきました。
追跡を諦め、兄弟子を担ぎ、急いで寺へ運び込みました。
薬草を煎じて飲ませ、寺をあげて集団で加持祈祷を行って祓おうとするものの、中々意識が戻りません。
3日後についに意識を取り戻したものの
「あの邪霊には気をつけろ。あいつは他のやつと違う。油断しているとお前までとられてしまう。私はもうダメかもしれないが、あの世からでも必ず援護する。これは俺の最期の頼みだ。どうか、どうか、祓うことを諦めないでくれ・・・。」
と言い残し、そのまま息を引き取りました。
兄弟子の手を握ったまま、自分の無力が情けなく、悔しく、ただただ嗚咽を漏らすことしか出来ませんでした。
しかし、ハッキリと声が聞こえたのです。
「泣いてばかりいるな。お前を必要とする人がまだまだいる。前を向け。」
と。
それは、あの優しい兄弟子の声でした。
そうです。
同じことが決して繰り返されることのないよう、祓うしかないのです。
兄弟子の墓前に、必ずヤツを祓うと約束し、旅へ出ました。
その後、僧侶として全国を旅し、邪気を祓いながらヤツを探しました。
しかし、生涯をかけてもついに見つけ出すことは出来なかったのです。
これは、あの時のアイツではありませんか。
前世の兄弟子の仇を見つけるとは。
ここであったが百年目というのは、こういう時に使う言葉なのですね。
冷静でありつつも、激しい闘志が心に灯るのを感じました。
今度こそ絶対に祓い切る、そう思った時、不意にかぐわしい柑橘の香りがしました。
これは!
橘の香りでした。
電車内ですから、橘の樹が生えているわけもありません。
霊的な香りです。
ちょうど次の駅に着くところでした。
車内アナウンスでは
「〇〇に到着です。お忘れ物のないように、ご注意ください。」
と放送しています。
で述べたように、霊夢のメッセージで
「橘の香りに導かれる」
と伝えられていましたよね。
これは何かあるかもしれない、と感じ、咄嗟に電車を降りてしまいました。
ここは、一体どこでしょうか。
案内板の地図を見ようと探していると、スッと視界の端を人が横切りました。
どうやらお坊さんのようで、法衣を着ていました。
何故か気になってしまい、失礼の無いように注意しつつ、少しだけ見てみました。
すると、それはなんと、過去生で私の盾となった、あの兄弟子の姿だったのです・・・!
「あの!!!」
と声をかけようとするものの、真っすぐ階段のほうへ向かって行ってしまい、こちらを振り返る様子もありません。
これは一体どういうことなのでしょうか。
へ続きます。
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