前回の記事
の続きです。
失恋を乗り越え、世紀末の混乱の中を生き抜いた私は、いつしか革命軍のリーダーとなっていたのでした。
・・・嘘です。
それはターミネーターの設定でした。
失恋の傷によって、生ける屍と化した私の様子を見かねた友人が
「ブレイクダンスで文化祭の企画に出よう!」
と誘ってくれたのでしたね。
その日から、インターネットやテレビ番組の録画映像を見て、必死に真似をする日々が始まりました。
最初は逆立ちすらまともにできなかったので、本当に大変でした。
ブレイクダンスというものは、通常の人類にはおよそ微塵も必要のない動きをひたすらに追及する、地球さんの重力に真っ向から喧嘩を売るような踊りなのです。
(念のため書いておくと、比喩ですよ。踊りは儀礼ですから、いかついB-BOYたちも地球さんとは仲良しです。)
しかし、皆で集まって、ああでもない、こうでもないと議論しながら、どんな部活よりも長時間練習するのは、なんだかとても楽しい時間でした。
これを書いていると懐かしい思い出がよみがえってきます。
そうこうしているうちに、次第に逆立ちや、ブレイクダンスの基礎中の基礎である、チェアー(椅子のように腕で体を固定する技)ぐらいは出来るようになっていきました。
この頃には、私を誘った友人はウィンドミル(足を広げて回転する、ブレイクダンサーが最初に挑戦する大技。ナインティナインの岡村さんがテレビで披露して有名になった技です。)が出来るようになっていたのですが、それが悔しくて、負けたくない、とやっているうちに、いつの間にかブレイクダンスの練習に夢中になっている自分がいることに気が付きました。
そのころには、私のもやしのようだった体にも少しずつ筋肉がついてきて、腕や背中が次第に大きくなっていきました。
それ以外にも大きな変化が!
それは、
いつの間にか心が元気なっている
ことに気が付いたのです。
体が元気になると心も元気になる、ということを身をもって経験し、それが現実に起こるのだということを理解した瞬間でした。
こうして、友人の優しさによって失恋を乗り越えた私でしたが、気が付くと、ブレイクダンスが何よりも好きになっていたのです。
地獄で会うはずの、あのベイビーよりも笑
詳しくは前回の記事の冒頭をお読みください。
どのくらい好きだったかというと、センター試験の当日に、こっそり一人で宿泊先のホテルを抜け出して(田舎の高校で、近場には試験会場が無いため、高校三年生はバスで移動して、試験場の最寄りのホテルに宿泊し、2日間の試験を受けることになっていました。)つくば駅に出かけていき、深夜に地元のダンサーたちの練習に混ぜてもらったほどです。
普通は一日目が終わったら、自己採点や、次の日の試験の追い込みに余念がないのが受験生なのですが、私はそんなことよりも見知らぬダンサーたちとダンスがしたくてたまらなかったのです苦笑
さすがに、その事実にだけは、文化祭で一緒に踊ったメンバーたちも、ドン引きしていました。
と。
(注:ダンスチームのメンバーは全員男性です。)
そんな状況ですから、進学校に通っていたにも関わらず、Fランクの大学にしか合格することが出来ず、親を悲しませた挙句、当然のごとく浪人することになりました・・・。
その後私は、父が単身赴任していた千葉の柏に引っ越し、そこから1年間予備校に通いました。
基本的に真面目に勉強していましたが、勉強以外の時間は、近隣の大学や駅のストリートでダンスを練習していました。
私をダンスに誘ってくれた友達は、現役で理系の大学に進学しており、それがたまたま柏の近くにあったので、そこの大学のダンスサークルでよく一緒に練習させてもらっていました。
私と父が住んでいたアパートから、自転車で行ける距離に彼の通う大学があったのです。
今にして思えば、凄い偶然です。
なるようになっている、とはこのことでしょうか。
彼には本当にお世話になりました。
当時の私は父と激烈に仲が悪く、父と二人きりで暮らす家では心が休まらず、予備校でも常に一人で、全く友達を作らなかったため、空いた時間に大学で一緒にダンスの練習をしたり、彼の家で好きなダンサーやお互いの将来の夢を語り合いながらスーパーで買ってきた特売の総菜を大量の白米と共に掻き込んだりすることは、心の支えでした。
大学院予備校と呼ばれ、学年の実に4割の生徒が単位が足りずに留年させられる、という凄まじい環境にありながら、勉強だけでなくダンスにも超ストイックで、彼はめきめき上達していきました。
行動を通じて常に刺激をくれ、浪人生の私を優しく励ましてもくれる、スーパー良い奴でしたね。
親には内緒で、浪人中でありながら、時々二人でブレイクダンスの大会に出たりもしました。
「一緒にブレイクダンスで世界を目指そうな!」
とよく二人で夢を語り合ったものです。
そんなこんなで、いよいよ二度目の大学受験です。
現役の頃と違って、ダンスしつつも真面目に勉強したため、一応、希望していた大学のうちのいくつかに合格することが出来ました。
緊張しすぎて、人生二度目のセンター試験でマークミスをやらかすなど、色々あったはあったのですが、結果オーライでした。
何故中央大学に決めたかというと、ダンスにのめりこむ前から好きだった精神世界や哲学を学べそうだったから、ということと、200名以上のメンバーを擁する巨大なダンスサークルがあるということが分かっていたからです。
どちらかと言えばダンスの比重のほうが重かったかもしれません笑
こうして、友人から一年遅れて、私も無事に大学生になることが出来たのでした。
本当にダンス馬鹿だったので、大学生のブレイクダンサーのレベルに触れてみたくて我慢できなくなった私は、当時流行っていたmixi(一説によれば今も存在はしているようですが、SNS界のアトランティスと言われているとかいないとか。)を使って、入学式の一月前くらいに、中央大学のダンスサークルの先輩に接触を試みました。
すると、
「君、なかなか熱いね!良かったら今度一緒に練習してみる?」
とメッセージが返ってきたのです。
嬉しくなりすぎて、ミレニアムファルコンばりの光の速さで
「是非お願いします!」
と返信しました。
とはいえ、一応高2から3年間ダンスを続けてきていますから、もしかしたら自分のほうが上手いかも、というくらいの考えでいたし、何なら、勝負を仕掛けて勝ってやろうくらいのつもりでいました。
しかし、現実は私の予想と全く違っていたのです。
そこには2人の先輩がいたのですが、1人は学生の大会でバリバリ活躍し、優勝も経験しているような、学生レベルではトップクラスのブレイクダンサーでした。
その人の踊りを少しみただけで、この人には勝てなくても仕方ないな、と思ってしまったのですが、もう一人は、なんと大学に入ってからダンスを始めたという、まだダンス歴1年未満の人だったのです。
しかし、比べてみると、私のダンスのレベルは、この人にも勝てないくらい下手くそだったのです。
これまで自分が見てきた世界がいかに狭く、小さな世界だったのか、思い知らされ、愕然としました・・・。
もっとも、凹んだのは最初だけで、二回目以降の練習からは、この人たちの技術を吸収して、もっともっと上手くなりたい、という意識に変わっていて、
「こんなにレベルが高いなんて!俺のダンス人生、先行き明るそうだ!よーし!!!」
とワクワクしていました。
まだ入学式も終わっていないため、厳密にはまだ、大学生ですらなかったのですが笑
しかし、ここから先に待ち受けている大学生活が、辛く厳しく、時に禍々しいものにすらなろうとは、、、。
そうした存在たちが口を開けて待っていようなどとは、この時は少しも理解していなかったのです。
へ続きます。
読んでいただき、ありがとうございます。
ps.次回の記事のタイトルが無国籍料理のようになっていますが、伏線はちゃんと回収するので、楽しみにしていてくださいね。
次の記事から、スピリチュアルなテーマの話に突入します。
お楽しみに!
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