大学という斜陽産業 -148ページ目

学部の失敗は学部の責任、本部の失敗は全員の責任

今年も残すところ、あと2ヵ月弱。


ここ数年、春闘の時期には、ボーナスの支給額については妥結に至らず、年末が近づいてどうにか決まるという状況。春闘の時に妥結しないのは、経営者側は削減を、職員側は増額を望んでいるから。もちろん、個人的にも多いに越したことはない。


で、毎年のように削減されているボーナスであるが、その根拠がどうも経営判断の躓きというか、将来予測の甘さによる財政悪化。


なかでも、教員サイドでは、あれほど「こういう問題点が想定できるがどうか」という確認をしていたことについて不具合が多発している。


その時、事務や経営者側は、根拠はよくわからないけど、「大丈夫です」の一点張りだった。その時の常套句は「まずはやらせてみてください」だ。学部が何かやるときに、やれ根拠はとか、財政的裏付けは等と色々言うくせに。


なのに、その失敗のツケをなんでこっちが取らないといかんの?あんたら理事やら管理職の給料カットが先だろうが、と言いたい。


悔しかったら、早稲田みたいな上手な運用してみろってんだ。


早大、奨学金4割増やす・投資先を多様化

14回

非常勤先から、来年度の出講についての書類が届いた。一応、目を通す。


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「授業回数が14回に変更になります。」


ついに13回の牙城が崩れました。おそらく、再来年度には15回へと進んでいくのでしょう。


本務校は数年前から14回を確保するように学年暦を設定している。まだ13回の大学もある、という言い訳はそろそろ通用しなくなってきました。おそらく近々、「周りは14回だから、本学は先に15回を確保しよう」となるでしょう。


もちろん、分野によっては厳密に15回確保しているところもある。形だけ15回のところも沢山あるけどね。


個人的には14回でも15回でも良いです。それよりも、だらだらとたくさんの科目を並行して勉強する今のシステムを変えて欲しい。履修できる数を2~3ぐらいにして、2ヵ月ぐらいで一気に学ぶ。まあ、文系科目だからできる技でしょうけど。


ヤマト運輸のような私立大学求む!

AO・推薦募集人員、定員の5割上限に・国立大


国立大もいろいろとやってきますなぁ。これと引き替えに(?)後期日程廃止でしたっけ。


私立大学人としては、公正な競争状態にないのに、それはないだろうという印象。まあ、国立大学法人になる以前から公正ではなかったけれどね。


郵政公社を訴えたようなヤマト運輸のような私立大学がでてきませんかねえ?まあ、勝てそうもないですけど。でも、おもしろそう。


なんていう願望を込めた他力本願なエントリーです。

高校での必修履修漏れと軽減措置

すでに多くのブログで取り上げられているので、あえて別の視点を。また、TB先を選ぶのも大変なので、その辺は省略するとして。


多くの高校で行われていることが発覚した必修逃れ(履修漏れというには人為的すぎますよね)。で、救済措置は文科省から上限70コマとの方針が提示されました。また、欠課時間(要するに欠席)を考慮に入れるならば、実際は70コマやらんでも良いという主張もあるようですね。


ところで、大学業界は、半期15回の授業回数の確保に躍起になっています。その根拠は大学設置基準ですよね。一応、引用しておきます。


(大学設置基準)

第二十一条 各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。
2 前項の単位数を定めるに当たつては、一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。
一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。
二 実験、実習及び実技については、三十時間から四十五時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の授業をもつて一単位とすることができる。
3 前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。

第二十二条 一年間の授業を行う期間は、定期試験等の期間を含め、三十五週にわたることを原則とする。

第二十三条 各授業科目の授業は、十週又は十五週にわたる期間を単位として行うものとする。ただし、教育上特別の必要があると認められる場合は、これらの期間より短い特定の期間において授業を行うことができる。

(ここまで)

1年間の授業期間は学習指導要領も35週。でも、あくまでもこれまた標準。大学設置基準も原則であって例外有り。上記条文からだって、講義14回(1コマ2時間で計28時間)だって半期で2単位で可能じゃない?と常々思う。


「それはお前が楽したいからだろう」なんていう非難を浴びそうではありますが、本務校の学年暦、学生から非難囂々なんですよね。


半期15回確保するため、特に月曜日の振替授業を実施するために年末は27日まで授業があるし、年明けも松の内も明けぬ間の5日から授業再開(個人的には月曜の授業がないのでもう少し長めに休めます)。まあ、会社によっては年末年始も休みがないところもありますけど。


もう、恒常的に軽減しよう、でダメ?不足分は、レポートを課すとかさあ。そもそも、自習している学生が少ないんだから、この45時間自体が建前なんだし。


なんて言っているようじゃダメなのかな?

ゲラゲラ

笑い声ではないです。


なんと、連休の直前、まさに同じ日に異なる出版社からクロネコヤマトのビジネスレレター便が届く。あちゃ~、ゲラの二重攻撃か、この連休はこっちもやらなきゃならないか、と思ったら、一つは違った。でも、原稿を(個人的ではなく執筆メンバー全員に対して)書き直して欲しいいので、参考資料を送るというもの。似たようなものである。


さてさて、と思った翌日(昨日)、その一方の出版社からさらに宅急便が。別の件の参考資料だそうだ。かれこれ相当数の参考資料を受け取ったような気がする(まあ、ちょっと古くなって廃棄処分するようなものらしいけど)。


ということで、これを書いているのは、上のいずれかの仕事の合間。結局連休はお仕事モードで終わりそうだ。


連休明けまでに1つは仕上げておきたい。来週中にもう一つは。その翌週には2つ締切が待っている・・・。いつの間にか個人のキャパシティを超える仕事が入ってきているのはなぜ?自分の問題か。そんな時、数日前の日経に載っていて、ちょっと気になった本がこれ(たまにはアフィリエイトも試してみなくちゃモード)。


人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」/舛田 光洋
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う~ん、確かに。


机周り、いや書斎中、さらに研究室中乱雑すぎ。で、仕事をしながら、その汚さが気に掛かったり、あの資料どこだ?、てな感じで仕事の効率も上がらないなんてことは良くあることで。

前夜祭

明日から大学祭。相変わらず、模擬店が中心。お祭りだから良いのか。


今ごろは前夜祭も終わっている。あとはサークルとかのグループごとに盛り上がっているころだろう。


ゼミ生も色々と出店しているらしく、「是非買いに来てください」なんて言ってくる。でも、なぜか前売りチケットを用意して、それを売り込みにくる学生はほとんどいない。というか、今の大学に移ってからは一度もない。


今年は、監視役の役回りがないので、お気楽モード。使わなきゃならないチケットもないし、仮にあってもそんなに多額にならないと思うから、多分行かないと思う。


折角の休みだからのんびりするとか遊びに行くとかしたいけど、溜まっている仕事をすることになるだろう。

科研費申請はオリンピック精神?

数日前、学内の締切がありました。でも、一日ほど遅れちゃいましたけど、申請率を上げたい事務の人たちは、快く受け取ってくれました。


まあ、採択される確率は低いけど、宝籤が買わなきゃあたらないように、科研費も申請しなければあたらない。と言うことで、参加することに意義があるとのオリンピックの精神で、今年も申請です。


なんて呑気なことを言っていられるのは何時まででしょうかね。最近のオリンピックだって、参加するだけじゃダメで、勝たなきゃいけないような雰囲気ですもんね。


それは正当な権利なの?

学科新設の改組をした。改組がらみの採用人事があった。完成年度はまだ。


本務校の場合、3年勤めれば国外留学する申請ができる。もちろん、順番とかの暗黙の了解があって、確実ではないけれど最短の場合。


この改組がらみで採用された人が完成年度を待たずに申請した。確かに、改組がらみの場合、留学は認めないという規定はない。実際、完成年度まで勤めないで移っていくケースも増えている。


研究者としてのキャリアを考えるならば、行けるときに行っておくべきだという意見もあるだろう。


でも、どう考えたって、この申請はおかしいのではないだろうか。本人は、禁止されていないから申請しているという。行く権利があるという。果たして権利なのだろうか。行くことが「できる」に過ぎないはずだ。そしてこの申請を教授会も却下しない。


変だと思うのは自分だけなのだろうか。

模擬講義の実施方法

今度、模擬講義を実施するにあたり、教授会でちょっとばかり議論が起きた。それは、聞き手をどうするのか、ということ。


大まかに分けると、本来の講義は学生を相手にするのだから、できれば学生がいた方が良いのではないかという立場と、応募者の秘密を守る意味でも教員のみが参加すべきだという立場。


模擬講義を設定する立場から言えば、教員のみの参加の方がやりやすいだろう。でも、模擬講義をする立場からいえば、審査する教員ばっかりが対象だとやりにくいだろう。


個人的な経験では、幸いなことに(どっちにとって?)、大学教員として採用されるときに模擬講義はなかった。でも、某予備校でアルバイト採用時にはしたことがある。その時は何と、無人の部屋でビデオカメラを前にしてやったのだ。こっちのしゃべりに反応も何もあったものじゃなく、非常にやりにくかったことが思い出される。


で、今回は、結果として、セミナーと称して模擬講義であることは伏せることにして、今回は大学院生は加えることとなった。

コピー代が無料?

数日前のニュースですが、


「タダコピ」大学で人気 用紙の裏、広告で無料


だそうです。確かにコピー代はかさむので、学生には人気になるかもね。


でも、ただだと思うと、不要なものまでコピーしてしまいそう。ということで、環境に優しいはずの本務校での導入は???。


まあ、世の中の流れに疎そうな本部の人たちには、こういうのを導入するという発想自体がなさそうではあるよなあ。