それは正当な権利なの? | 大学という斜陽産業

それは正当な権利なの?

学科新設の改組をした。改組がらみの採用人事があった。完成年度はまだ。


本務校の場合、3年勤めれば国外留学する申請ができる。もちろん、順番とかの暗黙の了解があって、確実ではないけれど最短の場合。


この改組がらみで採用された人が完成年度を待たずに申請した。確かに、改組がらみの場合、留学は認めないという規定はない。実際、完成年度まで勤めないで移っていくケースも増えている。


研究者としてのキャリアを考えるならば、行けるときに行っておくべきだという意見もあるだろう。


でも、どう考えたって、この申請はおかしいのではないだろうか。本人は、禁止されていないから申請しているという。行く権利があるという。果たして権利なのだろうか。行くことが「できる」に過ぎないはずだ。そしてこの申請を教授会も却下しない。


変だと思うのは自分だけなのだろうか。