近年、副業やパラレルキャリアが推奨されたり、
働き方改革が叫ばれたりしていますね。
あなたは、これをどう捉えておられますか?
私は概ね、次のように考えています。
AIなどの技術の進歩によって
同じ成果がより短時間で得られる場合、
ともすればリストラとか人員削減とかいう
発想になりやすいのですが、
私は「人数を維持したままワークシェアリング」
という方向性の方が良いと思っています。
そうすれば交代で休暇も取れますし、
1人当たりの労働時間が減ります。
パラレルワークとは、
フルタイムできっちり働いた上に
プライベートを犠牲にしてさらに仕事をする
ということではなく、
1つの仕事のボリュームを減らすとか、
そもそも1人が1つの仕事だけに特化せずに
2つ以上の仕事を掛け持ちすればよいとか、
そういう柔軟な発想ができるかどうかが
成否を分けると思うのです。
こういう考えは、理想論であって
実現は不可能でしょうか?
職種によっては難しいものもあると思いますが、
これから最も余剰人員が出そうな
管理系のホワイトカラーなどは、
工夫すればかなり実現できるような気がします。
これから、環境の変化によって、
大きな影響を受ける人も多いと思います。
私も決して他人事ではないのですが、
生き残りをかけて潰し合うのではなくて、
個人の特長を生かした分業・協業をして、
より豊かな働き方を目指したいと思っています。