「隣の芝生は青い」という言葉がありますね。
自分のものよりも他人のものが良く見える、
という意味です。
人間、普通に生活していれば、
理不尽なこと、恵まれない環境など、
さまざまな不遇を経験するものです。
そんなときはつい、
「環境を変えればうまくいくのでは?」
と思いがちですね。
ですが、本当にそうでしょうか?
実は、私は若い頃に一度転職を経験しています。
辞める時に上司から言われました。
「どこへ行っても同じだ」
私は労働条件の改善を求めて転職しましたが、
ワーカーホリック的な考えを根本的に改めなかったため、
転職先でも過重労働になりました。
その意味で元上司は正しかったと思っています。
現状を生み出した原因を分析して改善しなければ、
環境を変えても同じ結果に陥るという1つの例です。
で、芝生の話ですが、
先日、ある方が仰っていました。
「成功するのは、自分の芝生を青くできる人です」
仮に、隣の芝生の方が本当に青かったとしても、
隣の人を羨んだりひがんだりするのではなくて、
「いかにして自分の芝生を青くするか」
にフォーカスできる人はどこへ行っても成功する、
ということですね。
このブログのメインテーマである「キャリアアップ」には
転職の話がつきものですが、
新天地を求める決断をする前に、
「自分の芝生を青くできているか?」
と立ち止まって考えるようにしたいものだと、
改めて思っています。