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shiratsuyuのひとことがたり

宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

6月に入り、私の周りでもコロナワクチン接種の1回目を済まされた方が増えてきました。

他の市ではすでに接種券を受け取った方が多いのですが、わが市では5歳間隔で接種券の配布が行われていて、私は高齢者なのに接種券が配布が6月半ばで接種が7月に入ってからになりますショボーン

 

東京の大規模接種は市に連絡すれば受けられるそうですが、2回東京まで行くのはちょっとしんどいですね。

2回接種が終わるまで自重して暮らしたいと思っていますぐすん

 

今年千葉県知事になった熊谷氏が「しょせん五輪はスポーツイベント。基本無観客で」と主張。

初めて千葉県知事が熊谷氏で良かったと思いましたハート

 

今も五輪中止を願っている私の5月に読んだ本のアップです本

 

25)樹原アンミツ著『東京藝大仏さま研究室』

実在する東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修理彫刻研究室。通称「仏さま研究室」。主に仏像の構造や修理法を学ぶ研究室。そこで学ぶ修士課程2年生、まひる(川名まひる)、アイリ(弓削愛凜)、シゲ(波多野繁)、ソウスケ(斎藤壮介)の4名が挑む修了課題作品制作の物語。

自分が決めた仏像を1年かけて模刻するというのが課題。

1章から4章まで、まひる・シゲ・アイリ・ソウスケをそれぞれ主人公に、模刻する仏像の決めた方、藝大を目指した理由、家族や恋人との葛藤、何より制作過程の苦悩が描かれ引き付けられた。

彼らを取り巻く一条匠道教授をはじめとした指導者の凄さ優しさなども物語を面白くしている。

そして物語に挟まれて語られる、仏像の種類や仏像づくりの技術、材料、仏師などの話がとても興味深く面白かった。

章ごとにそれぞれが模刻する仏像のイラストが描かれていて、それも素敵だった。

長い歴史を証明する物たち。しかし放っておくと必ず消滅してしまう物たち。新しい創造が芸術なら、今あるものを後世に残すのも芸術と言えるのではないかと強く思った私でした。

面白く読めて大切なことを教えてくれた小説でした。

どうでもいいことですが、この物語に出てきた学食が、ちょっと前に見た「サラメシ」で閉店したと放送されていて残念に思いました。

 

26)高木敦史著『僕と彼女の嘘つきなアルバム』

可瀬理久は渡引クロエという写真家に魅了され、彼女の出身大学に入学し彼女が所属していたサークルに入会する。そこでクロエの娘真白と知り合う。真白には自分の持っているインスタントカメラで撮った写真と対話できるという不思議な能力を持ち合わせていた。

真白はクロエが決して教えてくれない父親を捜していた。

理久はサークルの友達、小谷礼一郎と入野亜子、また真白のルームメイト有我史歩と一緒に父親探しに協力することになる。

色々な写真に関する謎を解きながら物語が進んでいくのがとても面白かった。

真白や理久、小谷、入野、史歩のキャラクターも今時ぽくありながら、ちょっと控え目なところもあり好きなタイプだった。

父を探し当てた時の真白の態度も良かった。

クロエの独善的な性格も最後に理解できて読み終え、何かホッとした。

 

27)横山アサヒ著『都電の神さまはカピバラでした』

親の転勤で各地を転々としていた敷島大和は、大好きな都電のあるところに住みたいと一生懸命勉強し、東京の大学に入学し、現在都電荒川線三ノ輪橋駅近辺に住んでいる。

ある日の夜、小型犬のような影を見つけ保護しようとし、「都電の神さま」と出会う。それは何とカピバラだった。カピバラの他に停留所毎に30も神様がいてカピバラが彼らを統括する立場にいた。

大和は尊敬と親しみを込めカピ様と呼び、他の神さまのお悩みを解決すべく奔走することになる。

大和の不思議な体験と、可愛らしい動物の姿をした神さまたちとの交流、大和の幼友達武智竜仁とその姉紗雪がいいスパイスになりながら物語が紡がれていく。

都電荒川線を愛する沿線の人々の思いがとても心に響いた。

東京でこんな路面電車的な電車が走っていて、人々に愛されて奇跡のように感じた。

本当にカピ様はいるんじゃないと感じられるとても心がふんわり温かくなる物語だった。

 

28)29)原田マハ著『風神雷神 Juppiter(ユピテル),Aeolus(アイオロス)』上・下

いやぁ目むちゃくちゃ面白かったビックリマーク

小説・物語といったフィクションの良さがいかんなく発揮され、読者を夢中にさせてくれる作品だった。

俵屋宗達が好きすぎて京博の研究員になった望月彩。

彩は「いまひとたびの琳派 宗達と江戸の絵師たち」展を企画し開催。その企画展で講演を行う。その講演を聞いたマカオ博物館学芸員から、自館に見せたいものがあると言われマカオに行くことになった。

そこで彩が見たのは、「ユピテル、アイオロス」の板絵と天正遣欧使節団の原マルティノの書いた紙の束。そこに俵屋宗達と書かれた文字が・・・。

そして天正8年に時間が戻る。

天正遣欧使節団としてローマ法王に謁見する使節として4人の少年(伊東マンショ・千々石ミゲル・中浦ジュリアン・原マルティノ)が選ばれ、そこに狩野永徳筆「洛中洛外図屏風」の持参を織田信長から頼まれた俵屋宗達が加わり、5人の少年はローマに向かって出航!

風任せの帆船の旅、聖書を学び、語学を学び、宗達は屏風を守り、暑さに負けず風任せの体力勝負の過酷な船旅に挑む少年たちの姿が綴られる。

ついにヨーロッパ大陸ポルトガルのリスボンの到着。そこから陸路でイタリアへ。

イタリアでの様子からマハさんの筆がイキイキとしてくるのが感じられすごく読むのが楽しかった。

イタリア絵画大好きですよねマハさん!

ダ・ヴィンチにミケランジェロ、圧倒されたのは少年たちだけではなく私もでした。

そしてダ・ヴィンチ画『最後の晩餐』の前で出会う少年カラヴァッジョ!

生没年不詳の俵屋宗達と天正遣欧使節の4人の少年を絡ませ、最後には少年カラヴァッジョまで登場させて物語を紡いだマハさんに最大級の賛辞を贈りたいと思います。

意気揚々と日本に帰ってきた天正遣欧使節の4少年のその後がとても悲惨だったことが悲しかったです。歴史は残酷ですねショック!

 

昨日、バウホール雪組公演『ほんものの魔法使』ライブ配信見ましたテレビ

とても楽しかったですニコニコ

 

話の筋はほぼ原作通りだと思えました。

 

とにかく、あーさ(朝美絢)のアダムが原作より素敵でしたラブ

 

ピクニックでジェイン(役:野々花ひまりちゃん)に魔法について話すところが、優しさと真実が感じられ、原作を読んだ時にいい場面だなぁと思ったのがそのまま舞台で演じられていて嬉しくなりましたラブラブ

 

ふわもこ犬のモプシーはどんな風になるのだろうと興味津々だったのですが、縣千さんのモプシーとても良かったですチョキ

 

このお芝居のなかで、私は一番良かったと思いましたグッド!

 

犬に見えたものね!

 

口が悪いところ、アダムを大事に思うところ、ジェインに甘えるところ、などモプシーそのものでした。

 

悲しいかなえーんちぎちゃん(早霧せいな)トップ以来、雪組人気がハンパなく、チケットが取れなくて、雪組観劇回数がすごく減ってしまい組子の顔が全然分からなくなっていましたガーン

 

それでこの配信でも分からないジェンヌさんが多かったです。

 

背が高くてシュッとしたお顔つきの素敵だなと思ったジェンヌさんがいらっしゃったのですが、配役名も聞き逃し、配役名からジェンヌさんにいきつくことができず残念な思いをしましたアセアセ

 

カラフルで次々と手品を披露するオープニングと、あーさとひまりちゃんのリフト付きデュエットダンスと縣千さん中心の男役ダンスを含むプロローグの素晴らしさにとても満足した配信視聴でしたドキドキドキドキドキドキ

 

KAAT神奈川公演も配信お願いいたしますお願い

『ほんものの魔法使』がライブ配信されますクラッカークラッカークラッカー

 

今までトップ公演のみがライブ配信の対象でしたね。

 

宙組の和希そらさん主演の『夢千鳥』が配信されましたが、それは休演になったからだと思っていました。

 

だから、あーさ(朝美絢)はトップではないので、公演の配信があるわけないと自分に言い聞かせて諦めていましたショボーン

 

でもでもライブはいしぃぃぃぃぃぃんビックリマークビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

 

ありがたいお願い

 

うれしいぃぃぃ拍手

 

 

 

『ほんものの魔法使』購入しました。

もう読んでいたので再版されると聞いてもいらないと思っていましたが帯のあーさ(朝美絢)を見て絶対にほしいと思い、書店さんに予約を入れておきました。

チケットはバウホールとKAATどちらも落選でしたえーん

トップさん公演でないので、配信は無いのでしょうねえーんえーんえーん

タカラヅカニュースだけを楽しみに待っていますお願い

 

 

 

あーさの帯と共に4月に読んだ本をアップします本

 

3月に見たNHKニュースで、「一行の図書館」という本の中から一行を取り出し、その一行から借りる本を選ぶという図書館の試みを紹介していました。これは面白そうだなと思い、今月、私も読んだ本で取り入れてみましたパー

 

19)住野よる著『よるのばけもの』

夜になると、僕は化け物になる。

僕は安達。友達から“あっちー”と呼ばれている。中学生3年生。いつからか、夜中に突然、黒い粒が体のどこからか溢れだし体中を覆い、化け物となる。

ある日、化け物になった僕は宿題の忘れものを取りに夜中の学校へ行った。真夜中の教室にクラスのいじめられっ子 矢野さつきがいた。

あっちーの立ち位置は、昼は矢野さんをいじめる側、夜は矢野さんの話を聞く側。あっちーと矢野さんの不思議な交流が始まることになる。

クラスのイジメには理由がある。きちんと理由があっていじめが始まる。矢野さんには空気が読めない、声が大きい、しゃべり方が独特、ニマニマ笑うといったイジメられる、嫌われる理由があった。

1人をイジメることによってクラスがまとまることは大いにある。

しかし、あっちーは気付いてしまった。矢野さんの本当の思いを!

そして取った行動は?

この後どうなるのだろうと考えずにはおられない終わり方だったが、きっと“あっちーは正しい”と皆が気付いてくれると信じたいと思った。

中学生って私が思っているよりずっと大人なんだと、改めて思った。そして中学時代が人生で一番楽しかったと老年期に思い出せる中学時代を過ごしてほしいと願っている。

 

20)原田マハ著『<あの絵>の前で』

ほんものの絵を見ずに絵を描こうとしたって、できるはずがない。

ハッピー・バースデー:ゴッホ<ドービニーの庭>(ひろしま美術館蔵)。

母・私(夏花)・娘の3人家族。32回目の原爆記念日が私・夏花の誕生日。2歳の時に母と見たゴッホの絵。その後の私はこの絵と共に生きてきた。

窓辺の小鳥たち:ピカソ<鳥籠>(大原美術館蔵)。

私の相棒なっしーがサンフランシスコに旅立つ。高校生の時なっしーと一緒に見た<鳥籠>を思い出す。籠の鳥ではなく鳥籠。きっと私の元に帰ってきてくれる。

檸檬:セザンヌ<砂糖壺、梨とテーブルクロス>(ポーラ美術館)。

高校時代尊敬する先輩にバカにされた。そして絵筆を捨てた私。出勤途中カンヴァスバックを持った女子高生を見つけフラフラ後を追ってしまう。ついた先はポーラ美術館。そこで気付いた「ほんものの絵を見ずに絵を描こうとしたって、できるはずがない。」私はもう一度絵筆を取ろう。

豊饒:クリムト<オイゲニア・プリマフェージの肖像>(豊田市美術館)。

おばあちゃんに育てられた私(亜衣)は小説家になりたいと家を出た。おばあちゃんから届いたクリムトの絵ハガキ。そのおばあちゃんが孤独死をしていた。そんな私のお隣に越してきたのがスガワラさん。そのスガワラさんにチケットをもらって出かけた先は豊田市美術館。初めて見るクリムトの「オイゲニア・プリマフェージの肖像」。そしてスガワラさんのお仕事とは。

聖夜:東山魁夷<白馬の森>(長野県信濃美術館・東山魁夷館)。

12月24日はクリスマス・イブで一人息子 誠也の誕生日。二日前の22日は10年前21歳の誠也が旅立った日。

誠也ハタチの誕生日に贈った東山魁夷の複製画<白馬の森>。その絵に見入る誠也。誠也21歳の時両親に紹介したいと名にした真由香さん。そして雪山遭難で帰らぬ人となった誠也。

10年後誠也のお墓で見つけた真由香の手紙。そこに書かれていた「あの絵のまえで待っています」。

さざなみ:モネ<睡蓮>シリーズ5点(地中美術館)。

職場とひどい生理痛に悩まされていたあおいは、仕事を辞め子宮筋腫の手術を受け、2週間の入院後、退院した。

病院のベットで何気に見た直島の地中美術館が心に残り、退院後出かけた。

<睡蓮>の絵の前に立ったあおい。「うわあ・・・すごい」と思わず声を上げる。アートのパワーをもらったあおい。新しい自分を見つけたあおい。

絵を見ることが生きる手助けになると感じさせられたマハさんらしい6編の短編集でした。

絵も小説も宝塚も生きる楽しさを教えてくれますね。心を癒してくれます。今回登場した絵画は全て国内の美術館所蔵の作品というのも嬉しいです。コロナが終息したら、ボチボチと少しずつ訪ねて鑑賞したいです。

 

21)沖田円著『千年桜の奇跡を、きみに;神様の棲む咲久良町(さくらちょう)』

千年前の約束と、60年前の奇跡。

<喫茶さくら>で祖父と店を営んでいる咲は、店の前で行き倒れになっていた青年ヨリを助ける。

咲の住んでいる咲久良町は年中桜の花が咲いている千年桜で有名なところ。この千年桜には言い伝えがありそれを信じ、山神様との約束を守りながら生活している。

咲は千年桜を咲かせ続ける咲久耶姫の子孫。

町の人は伝説を受け入れ日々千年桜と山神様を大切に暮らしている。

そこにやってきたヨリ。何か訳アリに見えるが、町の人たちは優しく受け入れる。

ヨリもすっかり馴染み、60年前の奇跡を知り、それが誰だっか分かった時ヨリの心と体に変化が・・・。

伝説の土地に相応しい山神様に仕える閏(うるう)さまや纈(ゆはた)さまといった神様が登場したり、住人のヒバリさん、桐人さんとその娘小鞠ちゃんなど登場人物が面白くて可愛いい。

桜って人の心に寄り添い華やかに豊かにしてくれる花ですね。

今年はブログでアップしてくださっている桜を見るだけでしたが、でも癒されました。

桜をテーマに書かれたこの物語も優しくて温かい物語でした。

 

22)白河三兎著『田嶋春にはなりたくない』

タージは何があっても法律を遵守する。

田嶋春、愛称タージ。大学で法律を学び、将来検事を目指している。

頑なで法律遵守一辺倒。暇人・クレイジー・変わり者・気色悪いと変人扱いされているが、本人は全然気にならない。

関わりたくないと思っていたのに、ひょんなことから関わってしまうとタージ評価が変わってしまうという楽しい物語だった。

タージは大学のイベント系サークル「N・A・O」に所属し学生時代を楽しんでいる。そのサークルの先輩菅野と宮崎、同級生の千晶と奏、バイト先のセンパイ。彼らは初めは苦手だと思いながらも、付き合い始めるとなんだ?なんだ?と思いながらもタージの正しさに惹かれていく。

その過程がすごく面白くて、読み終わるとタージのファンになっている私がいた。

 

23)東野圭吾著『素敵な日本人』

9編からなるミステリー短編集。

私たちも、これからは負けないでもっといい加減に、気楽に、厚かましく生きていきましょうっ「正月の決意」

もう小説家のふりをしなくていいのよ「十年目のバレンタインデー」

たぶん、おばあちゃんのことをいっているんだろうけど、お母さんは我慢なんてしてなかったよ「今夜は一人で雛祭り」

見当たり捜査とは、指名手配されている犯人の特徴を記憶し、街中を行き来する人々の中から見つけ出すというものだ「君の瞳に乾杯」

その中で横たわっているのは、製品名ヒューマノイド・ベビー700-1F、通称赤ちゃんロボットだった「レンタルベビー」

あなた、どうしてあの時計を修理しようと思ったんですか「壊れた時計」

そのトリマーの子は、初めてサファイア(ペルシャ猫)を見た時、自分がかわいがっていた猫の気配を感じたんだそうです「サファイアの奇跡」

クリスマス・ツリーに十字架を飾るのはタブーなんですって「クリスマスミステリ」

水晶の数珠を手にした度会(わたらい)家の長男は、ここ一番の勝負には絶対負けないの「水晶の数珠」

9編の内容をそれぞれの本文から1行抜き出してみました。感想よりいい感じに物語の内容が伝わる気がします。

読みやすくて嫌な気持ちにならずそして面白い、隙間時間に読むのにピッタリでした。さすが東野圭吾!

 

24)荻原浩著『神様からひと言』

お客様の声は、神様のひと言―この会社の社訓だ

業界大手の広告代理店を辞め、「タマちゃんラーメン」を主商品とする珠川食品に中途入社した佐倉凉平。販売促進課に配属され、張りきって参加した新商品のネーミング会議で上司から総スカンを喰らい、リストラ要員収容所と言われる「お客様相談所」に異動となる。

まぁ会社勤めは難しいだろうなと思われる上司や先輩同僚たちとクレーム処理に勤しむことになる。そこでの凉平の活躍ぶりがとても面白かった。

また色々な悪意のクレームも実際そうかもしれないと思わせ、そのクレームに対する対処の仕方も笑わせてもらった。

凉平には、この会社勤めと並行してプライベートでも悩み事があり、仕事の終わった深夜に公園で弾き語りをして気を紛らわせていた。その凉平に声をかける男がいた。その男の言葉こそ神様からひと言⁉

最後はハッピーエンドでハチャメチャな内容を浄化することができて良かったと思った。

一昨日、東京宝塚劇場 星組公演『ロミオとジュリエットB日程』ライブ配信を見ましたテレビ

 

始まる前、無観客の客席が映し出され、ここで演じるのかと切ない気持ちでいっぱいになりましたしょんぼり

 

でも幕が開くと情熱いっぱいのパフォーマンスでテレビで見ていても胸が熱くなりました拍手

 

一度ナマで観ているものをテレビで再度見るというのがとてもイイですグッド!

話の筋はあらかた分かっているので、ストーリー展開に気を取られること無く、演じているジェンヌさんの表情をしっかり見て、また舞台では見つけられなかったジェンヌさんを見つけることもでき楽しかったですOK

 

幕開き一番、最初に登場の愛役希沙薫さんの可愛いこと!男役さんなのですね。ことちゃん(礼真琴)と同じ!期待大ですね。

 

ロレンス神父様役のじゅんこさん(英真なおき)の慈愛に満ちた表情が素敵でした。じゅんこさんは劇団理事におなりでしたね。21年版「宝塚おとめ」に肩書が付いていました照れ

 

キャピュレット卿の天寿光稀さんの演技がすごく目に入ってきました。

 

舞台観劇の時は他を見ていたようで、テレビで映し出されるとこんなに良かったんだと改めて実感しましたOK

 

モンタギューの男役、天飛華音も分かりカッコイイと思いましたブルーハーツ

 

そして、フィナーレが、役から解放されたダンスがメチャメチャ良かったですラブラブ

 

特にフィナーレEキラキラ愛ちゃん(愛月ひかる)がカッコ良すぎました音譜音譜音譜星組路線男役を従えたダンスもう最高でしたねクラッカー「死」から解放された男役愛ちゃんドキドキ迫力あり優雅であり美しくと、ここだけ切り取ってずっと見ていたいと思いましたラブ

 

パレードがあり、組長さんのご挨拶があり、トップことちゃんのご挨拶ありで無事幕を下ろしました拍手

 

ことちゃんの満足感いっぱいの表情に、無観客でも舞台ができたことが良かったのだとテレビ配信に感謝でいっぱいになりましたおねがい

 

だた、3時間以上テレビを見続けるというのがとてもしんどくて、そこが配信の私が苦手にしているところですショボーン

 

視聴後、なんか頭が重い感じがして、直ぐに就寝しましたが、翌朝もまだ頭が重い気がして、広報で連休の医療機関をチェックし、熱を測ってみましたら、36.2度平熱でした。ちょっとホッとして、様子を見ながらのんびり過ごしましたショック

 

コロナ禍じゃなかったら平気でいたと思うのですが・・・真顔

 

今日は東京宝塚劇場 星組公演『ロミオとジュリエットB日程』2回目を見るはずだった日ラブ

 

でも緊急事態宣言発令で中止となってしまいましたえーん

 

私は残念ですが仕方ないと思っています。

 

一席ずつ空けていた席配置はすぐに解除になり、もう満杯に!

 

東宝に席の空きはありません。

 

そして、やはりお隣同士のおしゃべりが多いです。キョロキョロ

 

放送と係りの人の注意喚起があってもおしゃべりを止める方はいません!!

 

入場するとき、お買い物をするとき、トイレに並ぶときなどはソーシャルディスタンスを取っているのに席に着くとおしゃべりえー

 

コロナは飛沫感染なので、食べるよりおしゃべりが一番飛沫が飛んで危険です。マスクをしていてもですパンチ!

 

観劇できる人数が減っても、コロナが終息するまでは一席ずつ空ける席配置にして、それを継続してほしいと願っていますお願い

 

 

 

昨日、東京宝塚劇場 星組公演『ロミオとジュリエット;B日程』観てきました拍手

 

約2ヶ月振りの宝塚観劇で、ことちゃん(礼真琴)ひっとん(舞空瞳)の新生星組公演初観劇ですブルーハーツブルーハーツブルーハーツ

 

ロミオとジュリエットがピッタリな素敵なトップコンビでした。

 

16歳のジュリエット、好きな人と結婚したいという純粋な想いと、顔を隠していてもジュリエットが理想の女性と一目惚れのロミオの強い想いが幸せと悲劇を生んでしまった。

よく知っている物語なのに、こんなに感動の舞台になるなんて観劇するまで思っていませんでしたおねがい

 

とても良かったです!

 

星組組子の力ですねチョキ

 

前評判通り噂にたがわず“愛ちゃん(愛月ひかる)の死”と“くらっち(有沙瞳)の乳母”がとても良かったですハート

 

ことちゃんの「僕は怖い」の歌唱に愛ちゃんの死のダンスがもう圧巻でした。息することを忘れるぐらい心震える場面でした。

 

愛ちゃん、セリフは無いのにその圧倒的な存在感!!素晴らしい!!

 

くらっちの乳母も、その歌にジュリエットへの優しさが溢れていて好きです。

 

花組からの組替えできたあかさん(綺城ひか理)のベンヴォーリオも心に残りました。あかさん星組に合いますね。

 

そして忘れてはならない遥斗勇帆さんアップヴェローナ大公役、ピッタリでしたね。体の大きさと相まって、また歌の上手さもそれに輪をかけて、大役をやり遂げたと思いました。

 

ちょっと残念だったのはパリス伯爵役の極美慎さん。カッコよすぎました。美しいジェンヌさんそのままだったように感じました。私なら一目惚れラブ振るなんてもったいなくてできないよぉキスマーク

 

モンタギューの男では漣レイラさん、キャピュレットの男ではひろ香祐さんと桃堂純さんのキレッキレのダンスが目に入ってきましたニコニコ

 

体育会系の星組を満喫できた今回の観劇でした。

 

また来週観劇しますグッド!

今朝、購読新聞で、宝塚月組トップスター・トップ娘就任記事を読みました。

トップスターれいこさん(月城かなと)・トップ娘役海ちゃん(海乃美月)就任クラッカーおめでとうございます!!

うれしい拍手

これぞ!美しいザ宝塚のトップコンビチョキれいこさん・海ちゃん本当に本当におめでとうございますイエローハーツイエローハーツイエローハーツ

これからの月組公演楽しみしかないですキラキラキラキラキラキラ

 

今、メールでバウ公演『ほんものの魔法使』友会チケット落選確認えーん

 

いいことと残念なことって絶対ニコイチですねガーン

 

気を取り直して、3月に読んだ本のアップです本

 

12)長尾和弘著『小説「安楽死特区」』

2024年、国家は「安楽死法案」を通すため、国と東京都が<安楽死特区構想>を練っている。

おひとり様の女流作家で認知症で悩む澤井真子(さわいまさこ)。前東京都知事で現副知事、末期がんの池端貴子。薬剤師で多発性硬化症を発症し身体が思うように動かせなくなった酒匂章太郎。の3人がまず入所し、補助人工心臓を開発した心臓外科医 尾形紘が主治医で赴任する。

特区に入所した彼らの物語を笑いながら読めたことが良かったと思える小説だった。

医療費の高騰でしかもこのコロナ禍、このままでは健康保険事業が破綻するのが目に見えるような昨今の医療状況。

十分将来はこうなりうるのだろうと想像できるお話。

安楽死・・・いいことか?よくないことか?いくら議論しても答えは出ないですね。命が一番大切と分かっていてもこんな状態で生きていてもと思ってしまう自分がいます。

安楽死が本当に痛くも痒くもなく眠るように死ねるものなのか?誰も分からないことが一番気になる私です。

 

13)篠綾子著『からころも;万葉集歌解き譚』

江戸日本橋にある、油問屋に薬種問屋を兼ねる大店の伊勢屋で働く手代 大五郎は、富山にある仕入れ先の薬種問屋 丹波屋を取引内容の確認・見直しを行うため訪ねた。

その大五郎が戻ってこない。行く前、助松は父大五郎から誰にも見せてはいけないと言われた帳面を預かっていた。

十歳の助松は伊勢屋の小僧として働くことになる。

父から預かった帳面には万葉集の歌が書かれていて、その解釈を伊勢屋のお嬢さん しづ子から教えてもらう。

そのしづ子も行方をくらましてしまった!

伊勢屋の客 葛木多陽人(かつらぎたびと)に助けられながら、万葉集の謎解きと大五郎、しづ子の行方を捜す助松の物語。

面白かったし残酷なことが出てこない私の好きな物語だった。

万葉集のこと大伴旅人と家持親子のこと、また反魂丹という毒薬にもなる薬のことなど興味を持って読むことができた。

葛木多陽人が歌を聞いて即作り出す狂歌が面白く、そのキャラと相まってとても魅力的だった。

 

14)ポール・ギャリコ著;矢川澄子訳『ほんものの魔法使』

掲載済

 

15)遠田潤子著『銀花の蔵』

父親の実家の醤油蔵を継いだ山尾銀花の物語。

1968年(昭和43年)夏~2018年(平成30年)春までの出来事を綴る。

銀花10歳~60歳の半生記。

父 尚孝が跡を継ぐため奈良の橿原市の実家に妻 美乃里と銀花を伴って帰る。父の実家は150年続く醤油蔵だった。

父は画家を目指し醤油づくりに全く興味がなく、母は何もできずすぐにめそめそ、しかも盗癖がある困った人。醤油蔵を継ぐことなんてとてもできない2人だった。

ある日、銀花は見た人は当主の資格があると代々言い伝えのある座敷童を実際に見てしまう。

祖母 多鶴子に鍛えられながら、自分の出自を知ったり、家族のそれぞれの秘密にふれながら醤油蔵を守り育てていく銀花。

波乱万丈な人生だけれど、強くたくましくというより、よろけそうになりながら受け入れ、真っ当な人生を送る姿が何とも好ましく感じられる小説だった。

大阪の万国博覧会、石油ショックからのトイレットペーパー買い占め騒動、「モナ・リザ」来日、「シクラメンのかほり」のレコード大賞、内藤やす子「弟よ」、コマーシャル「私、作る人。僕、食べる人」、そして阪神淡路大震災ともうリアルタイムで知っている事柄が登場し、同じ時代(私の方が年上だけれど)を生きた近しさを銀花に感じてしまった。

伯母から預かり育てた子がまた蔵を継いでいってくれるという終わりかたもとても好もしくていい物語だったと感じた。

 

16)小川洋子著『貴婦人Aの蘇生』

宙組公演『アナスタシア』を観て、アナスタシア登場の小説を読んでみたくなり相互貸借しました。

「私」の母の年の離れた兄、伯父さんは51歳の時ユーリ伯母さん69歳と結婚。伯父さんは動物のはく製を収集するのが趣味でそれが置ける大きな洋館に住んでいた。その伯父さんがはく製に頭を突っ込んで亡くなった。大学生になった「私」は残されたユーリ伯母さんのため同居することになった。

伯母さんは、日がな一日身の回りの物からはく製までアナスタシア(?)のAを刺繍していた。

ある日フリーライター・オハラと名乗る男が現れ、伯母さんがアナスタシアであることを証明したいと言い出した。深く青色の目をしたユーリ伯母さんはアナスタシアはてなマーク目

女子大生の「私」と、「私」のボーイフレンド強迫性障害を患うニコと、そしてユーリ伯母さんの関係がとても良くて伯母さんがアナスタシアでなくても楽しめる小説だと思った。

アナスタシアを題材にした小説だったが、こういう切り口もアリだと思え、とても良い人間関係が気持ちのいい気分にさせてくれて楽しく読めた。

 

17)中野京子著『名画で読み解くロマノフ家12の物語』

次にロマノフ家全体を知りたいと読んでみました。

名だたる画家の絵画と中野京子さんの文章が分かりやすく、とても面白かった。

前史としてイワン雷帝からロマノフ家初ツァーリ(皇帝)ミハイル・ロマノフを紹介し、それからアレクセイ・ピョートル大帝・エカテリーナ一世・ピョートル二世・エリザヴェータ・ピョートル三世・エカテリーナ二世・・・からの最後の皇帝ニコライ二世、そして怪僧ラスプーチンで終わる12の物語。

いやぁロシアの皇帝はちょっと残念な方々が多かったですね。

ヨーロッパからは2流国と蔑まれ、そのためヨーロッパの有力な名門家と婚姻関係が結べない。後継者の勢力争いが絶えず、広大すぎる国土も凍土に覆われ作物が育たない。それに搾取し続けられる人民。

陰謀と策略、秘密主義に覆われたロマノフ朝300年だったように思えました。全然幸せ感が感じられませんでした。

今も申し訳ないですが、ソ連からロシアに国名が変わっても独裁国家・秘密国家、粛清と恐怖のイメージを払拭することができません。

この“名画で読み解くの”書名どおり、紹介されていた名画が素晴らしく、特にイコン画家 山下りんの作品『ハリストス(キリスト) 復活』(エルミタージュ美術館蔵)が美しかった。

 

18)彩瀬まる著『眠れない夜は体を脱いで』

「生まれ持って与えられた器に対する“なんらかのままならなさ”にとらわれてしまった人たちの物語」(解説:吉川トリコより)

解説の吉川トリコさんの文が面白かったです。

「解説から読み始める不届き者がこの世には相当数いることを知っている(俺<トリコ氏は自分のことを俺という>のことだが)・・・」その不届き者私もです。最初からってわけでは無く、2~3ページ読んでからですけれどアセアセ

イケメン和海の悩み「小鳥の爪先」。親から変わった子と言われ続け自分でもそう思い、50代で合気道を始めた真知子の心情を綴る「あざが薄れるころ」。付き合っている彼の心に潜んでいる今は亡き夢の女マリアが香葉子に憑りつき、マリアの真実を知ることになる「マリアを愛する」。地方銀行支店長の本藤勝久は、妻や娘のすることや若い行員が理解できなくなっていた上に、戦友だと思っていた融資先の男からも・・・裏切られた?「鮮やかな熱病」。真夜中にアバターで物語を作るゲームに没頭する幸鷹。ゲームで恋人関係になった相手から実際に会わないかと言われた「真夜中のストーリー」

この5編に共通するのが手の画像を送り見せ合うサイト。それぞれの感想が面白かったし、最後にサイト主が分かり、粋な計らいに思わず微笑んでしまう物語がとてもイイビックリマーク

「あざが薄れるころ」の真知子が母に言う“私を変な子のままでいさせてくれて、ありがとう。”にグッときた私です。

 

 

雪組 東京宝塚劇場公演 第1抽選・第2抽選ショボーン

 

宙組 東京建物 Brillia HALL公演 抽選ショボーン

 

星組 東京宝塚劇場公演 第1抽選ショボーン

 

と、連続落選続きだった私ショック

 

そして、今日、星組 東京宝塚劇場公演『ロミオとジュリエット』 第2抽選発表!!

 

2公演当選しました拍手

 

A日程 B日程それぞれ同じ席数申し込みましたが、B日程のみ2公演当選しましたチョキ

 

1公演ずつなら良かったのに何て言ったらバチが当たりますよねガーン

 

愛ちゃんの死と天飛華音さんご出演を楽しみに観劇できることに感謝したいと思いますラブラブラブラブラブラブ

今年の5月~6月、宝塚バウホールとKAAT神奈川芸術劇場の雪組公演、あーさ(朝美絢)主演の『ほんものの魔法使』原作本読みました本

 

ポール・ギャリコ著、矢川澄子訳の本著。

 

いつもの利用図書館で所蔵を検索してみました。

 

所蔵はしているものの利用不可!あちゃ~ショック

 

他の所蔵館で相互貸借お願いしようかなと思ったのですが、何しろ1976年刊行で古いし、その後の出版事情を調べてみようと、NDL(国立国会図書館リサーチ)で検索してみました。

 

そこで2006年筑摩書房から、ちくま文庫で発行されていることが分かりましたチョキ

このちくま文庫版で相互貸借をお願いしました。

 

その間、図書館の図書整理期間やH.P.改善などとぶつかり、3月に入りやっと現物を手にすることができました。

 

 

丁寧に開き表紙に「きみもきっと、手に入れられる。ただのあたりまえの魔法を。」の帯の切り取りが貼ってありましたパー

 

あらすじは宝塚H.P.に書いてある通りです。

 

手品や魔術と表するものには必ずタネや仕掛けがあるもの、だから魔法なんてありえないし魔法を使うものは悪魔で裁判にかけるべしとする人々に、ほんものの魔法使であるアダムが行ったこと目

 

自分の持っている力で人々を幸せにし、この世には普通の魔法で溢れていることを知ってほしいと願うアダム。

 

アダムとものをいう(ちょっと口の悪い)モフモフの犬モプシーとの友情?信頼?の活躍が楽しく、夢中で読んでしまいました照れ

 

あーさも観たいし、モプシーはどう表現されるのかも気になるラブラブ

 

バウホールとKAATどちらにも行きたいキラキラ

 

友の会様お願いいたしますお願い