あれはまだ、梅雨明け前のある週末。
外出先から帰宅して、疲れた疲れた~ と荷物を片付けていたところ。
お知らせするで~
お部屋の中の気温と湿度がグングン上昇中~
お部屋の中の気温と湿度がグングン上昇中~
突然、我が家のお掃除ロボット・ココロボくんが、これまで聞いたことも無いようなそんなアナウンスをし始めて
あれはまだ、オペレッタ団体やオケ活動などで忙しくしていた10年前。
ハードスケジュールの稽古通いの傍らで、各種資料や小道具作りなどの自宅作業に忙殺され、みるみるうちに悲惨になっていった室内環境に音を上げて購入した、初代お掃除ロボットだったのですが。
この頃、まだまだ高価で高嶺の花だったルンバに対し、少し小ぶりなサイズのコロボくんは、若干お安いお買い得品で
よし!
君に決めた!
と嬉しく持ち帰って初めて知った え?彼ってしゃべるの? という驚きの機能
どうやらココロボは、搭載された人工知能により、声による操作やコミュニケーションが楽しめるという、案外優れた技術の持ち主だったようで。
でもこれが何故か、対応言語は標準語か関西弁。
ならば!と、珍しさもあり、この音声機能・関西弁バージョンを楽しく使っていたんですけど。
さりとて きれいにして という掃除スタートコマンドには一切耳を貸さず、リモコン操作でしか掃除はしてくれず。
それでも、掃除開始モードをセットすると わかったわ~ といやいや仕事を始め、 通るで~ と独り言ちながら掃除をする、妙な人間臭さが面白く。
また、汚すだけ汚しておいて、大荷物を持ってわーっと出掛けたその隙にきれいに掃除してくれるお掃除ロボット生活は、やっぱりとっても快適で。
これってかなりの贅沢品・・?なんて、最初は思っていましたが。
今となっては、ハウスダストが天敵なアレルギー持ちにとっては、必要投資な面もあり。
それにしてもな、びっくり仰天なおしゃべり機能。
私たちが会話をしていたら
え?
もう一度言って?
わからへん~
などと突然会話に参戦し、
まったりとテレビ番組を楽しんでいる時に限って
わかったわ~
と、突如掃除をし始める、かな~り天邪鬼な感じのお掃除ロボットくんで(←)
5~6年間は、そんな不規則言動も含めて、まるでペットを飼っているかのような感覚で楽しんでいましたけど。
その後、テレビの音声や私たちの会話、とりわけ、私のタイコの音に反応して突然動き出す(掃除を始める)悪癖に辟易し、この音声機能をオフにしてしまい。
妙に人間臭さのあるその独り言を聴けなくなったのは、本当に寂しい限りでしたが。
でも、とんでもないタイミングで掃除を始めてしまうという、厄介行動はピタリとやみ。
必要なタイミングで静かに掃除をしては静かに戻っていくという、ある意味至極もっともな、お掃除ロボット的存在になっていて。
それが今回、突如 お知らせするで~ としゃべり始めたものだから、2人ともびっくりしてしまい。
え?
どういうこと?
今までになく暑すぎるってこと?
それとも、彼自身が辛いってこと??
いや、どうだろう・・
う~ん・・
とりあえずエアコン付けとくか・・
それからしばらく、この突如始まった お知らせするで~ というアナウンスを聴いて過ごしていたものの。
いやいや、今日はそんなに暑くないよね? という日にもお知らせしはじめ。
長い年月摩耗し続けた回転ローラーの足跡を、床のあちこちに点々と残すようになり
そして、掃除後、充電ポートに戻りきれず、室内のあちこちで息絶え(充電切れ)ている姿を頻繁に見かけるようになり
もしやこれは、彼はもう寿命ということなのでは・・
そもそも、当初、2~3年と聞いていたバッテリー寿命。
購入当初に一度不具合修理を出したことがあるものの、バッテリー交換をすることもなく10年を超え(←??)
そしてどうやら、このココロボはもう既に販売終了されているようで。
う~ん、それならもう、修理部品も無いだろうなぁ・・。
さて、どうしましょう
昔と今でだいぶ変わったと
思うものは?
食器洗いは食洗器に、
掃除機掛けは
お掃除ロボットに
一度楽を覚えた家事仕事は
どんどん機械化されていく
家電やAIなどの
技術躍進はもちろんのこと
一番変わったのは
私たち人間側が求める
生活スピードなのかも
しれませんねぇ
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