私が月曜日に憂鬱になる理由と、対処法②
私が月曜日に憂鬱になる理由と対処法を、自分なりに考えてみる。① 準備ができていないは、こちら――②ONとOFFの急激なテンションの変化仕事をしている時間がON、プライベートの時間がOFFだとすると、ONからOFFのスイッチをいきなり替えられる場合と、そうでない場合がある。躁うつになる前、若手として仕事をしていた時、午前0時を過ぎることが珍しくないほど仕事に没頭していた時期があり、それはそれで充実していた。自分には使命があり、時間をかければかけるだけ成果が出て、会社のため、ひいては社会のために役立っていると実感していたし、自分としてもスキルアップ、(残業代含めた)給料という見返りもあった。ただ、頭が仕事だけでいっぱいいっぱいになり、たとえば深夜に家に帰っても頭は冴えてなかなか寝付けなかったり、休日も仕事が頭から離れなかったり。いったんスイッチが「ON」になって気分が乗ると、なかなかスイッチが「OFF」に切り替えられない。それの逆バージョンで、休日にいったんスイッチが「OFF」になると、なかなか「ON」に切り替わってくれないときがある。つまり、週末に「OFF」になったスイッチが、月曜になっても「ON」になってくれない、というわけだ。これが、月曜日の朝が憂鬱になる理由のひとつだと思っている。――ON/OFFスイッチの切り替え方そういうときは、スイッチが切り替わるような「仕掛け」をいくつか用意しておく。■ 「ON」から「OFF」になる仕掛け (極力、頭や体を使わないことをする)・ (頭をカラにして)散歩する・ 温かい飲み物を飲む・ 水のシャワーを浴びた後、温かい風呂に入る・ 公園のベンチでぼーっとする・ 美味しいものを「よく噛んで、時間をかけて」食べる・ マンガを読む、ゲームをする・ アイロンをかける■ 「OFF」から「ON」になる仕掛け (極力、頭や体を使うことをする)・ (考え事をしながら)散歩をする・ 本を読む・ ニュースを見る・ プライベートの予定・計画を立てる・ 部屋の掃除、整理をする・ 運動をするその人なりの仕掛けはいろいろあると思うので、自分なりにしっくりくるものを探したらいいと思う。私の場合、OFFになる仕掛けとして「アイロンがけ」がバッチリハマった。深夜まで仕事をフルスロットルでやっていると、家に帰っても興奮したまま。そういう時は、家でワイシャツにアイロンをかける。無心でかける。もう何年もアイロンがけをやっていると、コツも当然つかんでいるし、どの箇所をどのように、どういう順番でかけるかというのも、頭を使わないでもできる。ただただ無心で、ワイシャツのシワを伸ばしていく。そのうち、シワのないすっきりとしたワイシャツが出来上がり、心のなかもそのワイシャツのようにすっきりしたように感じられる。つけくわえるなら、家事も済ますことができて一石二鳥というわけだ。――「ON」スイッチのつけかたは、難しい逆に「ON」スイッチは、どうやったらうまくつくのか、まだわからない。簡単にそのスイッチを入れることができれば、そもそもうつになっていない気がするwコーヒーを飲んだり、「考えてもストレスにならないこと」を考えたりして、頭と気分が「ON」になるのを待つ。それでも「ON」にならないなら、簡単な仕事から手をつける。自分の中で合っているなと思うのは、資料の作りかけの続きをすること。資料作りはひとりで完結できるので、作成途中で誰かにお伺いを立てる必要もない。頭の中に大体のイメージは前回までに固めておいて、あとは手を動かすだけにしておく。そうすることで、次第に頭のなかが「ON」になっていく。どこかで「朝一番にメールに一通り目を通しておく」というのを見たことがあるが、あれは私には合わなかった。むしろメールをずらっと見ることで、あーあれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、こんな依頼も来ている、そういえばアレは明日が締め切りだった、とタスクがいっぺんに押し寄せてくる気がして、気が滅入る。これからも、自分に合った「ON」「OFF」スイッチの切り替え方を、トライ&エラーで少しずつ見つけていこうと思う。