● 「○才までに~しないと…」という脅しに、びびらないで!
こんにちは 三浦真弓です。
子育て界隈には
「○才までに~しよう」
「こんな力が伸びるのは、○才まで!」
みたいなワードが、あちらこちらにあります。
性教育にしても
「こういう話をエロく思わない、幼児さんのうちに伝えよう!」
みたいなことを言っている方も…
でもね
「○才までに~しないと…」という脅しに、びびらないで!
びびらないで、と言うか、それに乗っかって、
子どもの様子にお構いなしに、それに夢中になったり、
慌てて、大金をはたいて何かの講座に参加したりしないで。
です。
ま、学ぶことはご自由ですが、
お子様の様子を、よ~くみて、対応していただきたいです。
確かに、子どもの成長に伴って伸びる力は、いろいろです。
適正年齢もあることでしょう。
例えば、
7才ごろまでに良く聴いていた音(の波長とか)は
その後も
良く聞き取ることが出来ると言うことで、
ピアノの先生の中には
「7才までに始めないと、絶対音階は出来ません!」
と言う人もいますし、
英語の先生の中には
「7才頃までに、いろいろな言語を聴かせましょう」
なんていう人もいます。
運動能力でいえば、5才頃に、平衡感覚や調整力が育つので
この頃、平均台のようなバランスを保つ遊びをすることは
とても有意義です。
でもねー。
お子様が、全然興味を持てないことなのに、
ムリにさせることで
親子関係が悪くなることもありますよ。
また、お子様が興味を持っていても、
家族トータルで考えたら、
今は、ムリだ~と言うこともあると思います。
我が家で言えば、
小学校に入った長女が、ピアノを習いたいと言い出しました。
でも、息子が、泌尿器系のトラブルで入退院を繰り返していたときで
送迎はムリ。
小学校1年生に、自分で行ってらっしゃい~というには
ピアノ教室はちょっと距離もありました。
小学校2年生のときに、やっと送迎が出来る~と思い
ピアノ教室の門を叩いたら
「あら、7才超えてますね」(ムリだと思うわ~)
と言われましたが
本人は、習いたくて習いたくて仕方がなくて、
やっと習うことが出来る~!やったー!
ということで、
その後のグレード試験は、
すべて、全科目A合格していましたよ。
7才前に習いだした次女ちゃんは、すべてAはムリだった…
お子様一人一人の成長に合わせて、ナイスタイミングで
レベルのあったものを提供できたら
それは、それが良いに決まっています。
でも、家庭でのトータルの生活もありますからね。
また、
エロくなる前に教えちゃえ性教育も、ちょっと乱暴です。
親の都合優先ですよね。
お子様が知りたいと思ったときに、
知りたいと思っている内容を
丁寧に伝えることが出来たら
それが一番良いと思っています。
それ以前は、
あなたが我が家に来てくれたことが嬉しい♪
大好きだよ~
大切だよ~
を伝えてほしいなと思います。
親が、「性のことを伝えてやったぜ!」が大切なのではなくて、
子どもたちが、自分の体のことを知り
自分の体も、周りの人の体も大切だと思えることが
大事なので。
慌てず、「○才までに~」に焦らせられることがありませんように。
各ご家庭で「うちはどうしたらよいかな?」を
各ご家庭事に考えることが出来る
そして
お子様それぞれに対して、考えて行くことが出来るヒントを
たくさんお届けしています。