あさひのブログ -99ページ目
「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第二十集]
段無極は上司である錦衣衛指揮使の紀綱に呼び出される。この所彼からの賄賂の横流しが滞っているからだ。無極が周新が来てから監視が厳しくなってしまったことを理由に挙げると、紀綱は周新を嵌めるためある謀を企む。
紀綱は陛下に謁見し、周新が圓清寺の事件を見事解決したことを報告する。嵌める相手を褒めるとは…訳がわからない無極。だがこれは周新を都へ呼び戻させるための策だった。

[第二十一集]
果たして皇帝は周新を呼び戻しその功を褒める。そして事件の犯人を都まで連行せよと命じる。さらに各州の寺院を捜索しまだ悪が隠れていないかを徹底的に捜査せよと言う。周新は処州へ戻って黒胡子を檻に入れて都へ押送するが、途中で杭州の呉知府の使いがやってきて殺人事件が起きたので捜査に協力してほしいと言う。周新は護送隊を小榔頭に任せて杭州へ。だが途中で暗殺者が現れ黒胡子を殺してしまった。
紀綱は陛下に、周新が偽情報を掴まされて杭州へ戻ったため圓清寺の事件の犯人が殺されたことを報告する。だが周新のような男がそんな簡単に騙されるだろうか?皇帝は彼の行動を訝しみ、この度の寺院捜索は密かに錦衣衛主導で行うようと命じる。

段無極は捜索と称して寺院のみならず民家も襲って略奪。集めた財宝は紀綱の元へ送るのだ。民衆は訴状を持って州府に押しかけ呉知府を出せと大騒ぎする。呉知府は周新に助けを求めて按察使司を訪れるが周新は都へ行ったという。なんでも彼の義父に当たる梁御史が病気になったというのだ。

急いで梁府を訪れた周新だが梁御史は元気な様子。実は病と偽って周新を呼び寄せたのだ。彼はもう歳なので引退し自分の後を周新に継いでもらいたいと言う。だが周新は按察使としての仕事がまだ残っているのでと辞退する。梁御史は今すぐではないにしろ、いずれ官僚同士の派閥争いに巻き込まれる可能性は大いにあり、常に警戒するようにと婿に忠告するのだった。

主のいない按察使司で思い切り羽を伸ばす小榔頭。この所頻繁に余人傑が思琪に会いに来ているのを不思議に思う。しかも部屋の外でずっと待ってるのだ。その日は思琪は部屋にはおらず遊び相手のいない小榔頭は残念がるが、余人傑は以前彼女を見かけた北埠頭へ向かう。

思琪は農民に扮して錦衣衛に略奪された河辺の町を見に来た。だがその彼女を錦衣衛が取り囲む…。

[第二十二集]
北埠頭へやってきた余人傑は落ちていた紐(女ものの髪留め?着物の一部?)を見て思琪が錦衣衛に捕えられたと考え、段無極に頼み込んで解放してもらおうとする。だが牢へ行くとそこに思琪の姿はなく見張り兵が簀巻きにされて転がっていた。
翌朝余人傑は按察司を訪れ思琪に自分がどれだけ心配したかと彼女の単独行動を叱る。(いやお前が勝手に思い込んでよく考えもせず行動してるだけでしょ。)

杭州で民衆の不満が爆発してるという報告を受けた皇帝はすぐに紀綱と周新に事態の解明と収拾を命じる。
周新が杭州に戻って来ると按察使司の前には人だかりができていて、洪という若旦那から按察使どのは人々の批難を避けるために都へ逃げてたのだと罵倒された。周新はなぜ今まで河辺の町が襲われた事件を報告しなかったのかと思琪らを責める。思琪はこの件は段無極の仕業なので言っても仕方ないと思ったと答える。周新は相手がだれであろうと明の法律は平等に罰すると断言する。

河辺の町にやってきた周新。埠頭ではあの周新を罵倒した男・洪天佑が人々の前で演説している。虐げられている百姓らの声を陛下に届けるために、署名を集め自ら都へ行って陛下に直訴すると言うのだ。多くの人々が彼に拍手を送り署名に参加していた。そこにはもはや官府を信じようとする者は誰もいなかった…。

町の茶屋・得雨軒へ呉知府を呼び出した周新は、知府たる者は毅然とした態度で国の法律に則って裁くべきだと彼を叱るが、呉知府は実際のところ武力で威圧する段無極になす術がない。
と、隣の部屋から話声が。若者たちが政治談議をしているようだ。周新は扉越しに耳をそばだてる。その若者たちとは洪天佑と有志たちであった。洪天佑は隣の部屋に周新と呉知府がいると知り、わざと声高らかに官府を批判し自分たちがあくどい官吏に代わって民衆と陛下のために立ち上がるべきだと説く。

[第二十三集]
洪天佑は頃合いを見計らって扉を開け、あたかも今周新達がいたことを知ったような体で茶に誘う。周新は洪天佑のやり方は飛躍しすぎているとたしなめるが逆に彼から今や官府は全く信用できないと手厳しく批判され、周新は話し合いの余地はないとみてその場を去る。
按察使と知府を言い負かしたと洪天佑達は痛快だ。引き続き仲間達と茶を楽しむ。その帰り際、洪天佑は咳が止まらない…。

明くる日、洪天佑が急死。夫人は天佑の愛人・画眉が毒を盛ったのだと泣きわめき、画眉は衙門に連行される。
画眉は泣きながら必死に釈明する。昨日は仲間達と茶を飲んだあと町をぶらぶらしてから帰宅し、ご飯もしっかり食べて薬もしっかり飲んで、二人仲良く床に入ってひとしきり楽しんだ後休もうとしたが、洪天佑は急に咳き込み苦しみだしそしてそのまま事切れたという…。
周新は洪宅へ。洪天佑は持病があり夫人が毎日薬を煎じて飲ませていた。[ここからネタバレ------余人傑が薬を調べると、一部よく似ているが異なる生薬が入っている。それは松貝というもので、夫人の話では四川の友人が洪天佑の病気を知って譲ってくれたものらしい。
周新は薬を専門家に見せる。薬師は松貝は咳に非常によく効く良薬だが、飲み合わせを誤ると毒にもなりうると言う。その飲み合わせの悪いものとは烏頭で、茶にもそれと似た成分が含まれるので茶と飲む時間が近すぎると副作用が出るというのた。
-----ここまで]

[第二十四集]
[ここからネタバレ------周新は洪天佑が薬と茶の飲み合わせによって死亡したと推定。そして彼の四川の友人が得雨軒の茶師の泡氏であることを突き止める。泡茶師はあの日茶壺と薬壺をすり替えて洪天佑に薬と茶を両方飲ませたのだ。-----ここまで]

得雨軒へ行くと店は閉まっている。中では店主と店員が全員殺されていた。近くの物売りの話では早朝に泡茶師に似た風貌の男が荷物を抱えて出て行ったらしい。周新はすぐに思琪に後を追わせる。
思琪が彼らの乗った船に辿りつくとそこでは泡茶師とその供が口から血を流しすでに息絶えていた。泡茶師の懐を探るとなんと錦衣衛の牌が出て来た。彼らは段無極の手先だったのだ。
段無極がからんでると知って呉知府はすっかり萎縮してしまい事件を周新に丸投げする。

周新は義父に事件の真相を告げ洪天佑が集めた署名と錦衣衛の牌を見せるが、梁御史は錦衣衛は陛下直属の兵士であり彼らを糾弾することは陛下の怒りを買う可能性もあるためここは事を荒立てない方がいいと諭す。
しかし翌日、朝議で周新は陛下に錦衣衛の暴挙を告発。証拠として署名と錦衣衛の牌を献上するが、それはいつの間にか偽物とすり替えられていた。皇帝は怒るが梁御史のとりなしでその場はなんとか収められた。偽物にすり替えたのは明らかに紀綱の仕業だ。だが紀綱は錦衣衛に逆らうことがどういうことかをその身によく刻んでおけと周新をさらに挑発するのだった。




[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[C] 思琪
周新に仕える武芸に長けた少女。実は段無量を殺害した犯人の一人。
[D] 段無極
杭州の錦衣衛千戸。武力にものを言わせ庶民から搾り取る悪代官。弟の無量を殺した犯人を捜している。
[E] 紀綱
錦衣衛指揮使(長官)。官位は三品。周新とは嫁繋がりの親族。[犯人度★★★★☆ 黒幕?にしては若干小物臭が…。]
[F] 皇帝
皇帝。[犯人度★☆☆☆☆ 平和な時代の皇帝は大概お飾りである。]
[G] 呉知府
杭州の知府。根は良い人なのだが武力に逆らえず段無極の振る舞いを黙認するしかない。
[H] 余人傑
杭城の衙門の推官。段無量殺害事件を担当。思琪に想いを寄せている。
[I] 梁御史
都察院(監察院)の都御史(長官)のようだ。周新、紀綱は娘婿で彼らからは岳父(妻の父の事)と呼ばれている。[犯人度☆☆☆☆☆ 周新の味方っぽい。]
[J] 洪天佑
杭州の州府の向かいに屋敷を構える若旦那。洪鉄頭(石あたまの洪)と呼ばれている。[犯人度★★★★☆ なんか怪しいのである。]
[K] 画眉
洪天佑の愛人。歌が得意。[犯人度★☆☆☆☆ 陰謀企むタイプの美女ではない。]
[L] 洪夫人
洪天佑の妻。[犯人度★★★☆☆ 怪しい立場ではあるけど犯人だとヒネリがなさすぎ。]

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一体これは、何を描きたいのかわからなくなってきた。ミステリではないのか・・・。


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「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第十八集]
処州へ向かう周新らは山道を行く途中で、行方不明の姉を探す少女・茶花とその祖母に出会った。行方不明の娘・菊花は山へ山菜摘みに行ったきり帰ってこないというのだ。

周新らは山の中腹にある圓清寺で一晩休むことにする。周新は境内の青桐の木の下にまだ青々とした葉が沢山落ちていることを不審に思う。夏の終わりとはいえ落葉には早い。小榔頭は主人が何事も疑ってかかるクセが強すぎると笑い飛ばす。
一行にはひと部屋与えられ、小榔頭は女性である思琪も一緒の部屋にするのは非常識だと怒るが彼女自身は全く気に留めない。
住職がやってきて、周新は自分は商人だと説明し、姪の思琪になかなか良い縁が来ないので仏様にお祈りしていこうと思うなどと話す。住職は思琪をしげしげと眺め、こんな美しい娘さんなら必ず良縁が来るでしょうと言って戻って行った。

その晩、小榔頭は食事を部屋へ運ぶ途中で昼間に会った茶花とその祖母の姿を見る。応対している坊主は冷酷に彼女たちを寺から追い出してしまった。小榔頭は急ぎ戻って主人に事の次第を報告する。周新は小榔頭と思琪に茶花たちを助けてやるよう指示する。
改めて青桐の木の下を見ると、下層には茶色の枯葉が多く見られる。やはり青桐の葉は青いまま落葉することはない。なぜこんなにも沢山の青葉が落ちているのか…。
小榔頭と思琪が寺の門へ行くと別の和尚たちが茶花たちを丁寧に迎えている。さっきとは随分違う応対だ。彼女らは住職の部屋へ招かれた。祖母は菊花の行方を尋ねるが住職は、この辺りは獰猛な獣や山賊もおり、山で行方不明になったのなら安否は厳しいかもしれない、しかし仏様のご慈悲ですぐ戻って来るでしょうと慰める。

[第十九集]
夜中に腹が痛くて便所に立った小榔頭は二人の男が足早に歩いていくのを見かけ、後をつけようとするが便意に逆らえず茂みに入って用を足す。だがその時ガサガサと獣が寄って来るような音と小さな女の子の鳴き声がどこからともなく聞こえて来て…小榔頭はパニックになって逃げだす。そこへ小榔頭が戻ってこないのを心配した思琪が。思琪は境内を一通り見て回って来るが獣だとか女の子の声だとかはなく至って静かだ。肝っ玉の小さい小榔頭が夢でも見たんだろうと笑う。

翌朝、周新らの元に住職がやってきて、思琪に良縁が来るようにと数珠をかけてくれた。住職は茶花にも同じ数珠をかける。
再び処州への道を行く周新らだが、小榔頭は住職が女の子には数珠をプレゼントするのに男の自分にはくれない助平坊主だと文句をたれる。そこで思琪は数珠を小榔頭に譲ってやった。
しばらく行くと小さな亭があり一行はしばらく休む。すると寺の方向から一人の男が寺の悪口を言いながらやってきた。この旦那は昔から圓清寺に法事を頼んできたが、三年前からあの寺は変わってしまったと言う。
再び旅路につこうとする一行だが、小榔頭がめまいを訴えて立ち上がれなくなり嘔吐した。これは何かの中毒症状だ。彼がかけている数珠をよく見ると珠の一つ一つに穴が開いておりそこから異臭のする粉がこぼれてきた。直後、黒装束の男らが襲い掛かって来た。思琪が彼らを撃退し一人の覆面をはぎ取ったがその男は坊主頭…明らかに圓清寺の坊主だ。あの寺の住職が女の子に数珠をかけているのは、昏倒させて攫うためか。周新は思琪に茶花の救出を托し、自らは小榔頭を連れて急ぎ処州の官府へ。知事の莫文淵は浙江按察使がやってきたと知り大慌てで出迎える。周新が最近州下で女性の失踪事件がなかったかと問うと、莫文淵は何件かあると答えた。事件の発生場所を地図で調べていくと、その中心にはやはり圓清寺があった。

[第二十集]
周新は莫文淵と捕吏を伴い圓清寺へ。だが道中で黒装束らに襲われる。(そしてお決まり通り捕吏はどーしょーもなく弱いので次々と倒され)周新の危機にタイミングよく思琪と彼女の同志が現れ黒装束らを仕留める。その覆面をはぎ取るとやはり圓清寺にいた坊主らだった。

圓清寺に乗り込んだ周新は青桐の木の下を掘らせる。果たしてそこには一人の少女の遺体が埋まっていた。住職はこれは悪人に襲われた不幸な子を埋葬しただけだと言い繕う。周新は寺内の捜索を命じるが、莫文淵はこの寺は皇帝陛下も参内する由緒正しき場所なのであまり事を大きくしない方がいいと制止する。だが周新は捜索を断行。建物内あらゆる場所を捜索するが何も変わったところはない。住職は勝ち誇ったようにこの騒ぎの責任は取ってもらうと周新に通告する。
[ここからネタバレ(?)------その時10名ほどの若い僧を率いて寺を出ようとする坊主の姿が。小榔頭に命じて引き留めさせるが坊主は襲い掛かって来た。捕吏らが駆け付けその場を制したが、若い僧だと思った者たちは皆髪の長い女、攫われた少女達だった!その中にはあの茶花の姉・菊花らしき姿もあった。少女たちは皆薬で声が出せなくされていた。さらに思琪が本尊の裏に隠されていた秘密の通路を発見したと報告。通路の奥には広い地下室が広がっていた。住職らはここに少女たちを連れ込んでは凌辱していたのだ。天井には地上に繋がる通気口があり、小榔頭が夜中に聞いた少女の泣き声はこの通気口から聞こえてきたのだろう。
他にも何名もの遺体が発見され、周新はこれを動かぬ証拠として住職を逮捕連行しようとするが、住職は皇帝から賜った金牌があると言い出す。それは皇帝の権限で何があろうとも所持する者を罰することはできないという免罪符だ。だが周新は住職に歩み寄るとその顔…覆面をはぎとった。なんと巧妙に住職に化けていた盗賊・黒胡子の姿がそこにあった!黒胡子は本物の住職を殺害し自分がなりすまして悪事の限りを尽くしてきたのだ。正体を暴かれ黒胡子は観念して連行されていった。
-------ここまで]
後日、莫文淵の元は少女らの失踪事件に真摯に取り組まず悪をのさばらせたとして罷免する聖旨が届いた。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[C] 思琪
周新に仕える武芸に長けた少女。小榔頭の姉貴分。
[D] 茶花
祖母と一緒に行方不明の姉・菊花を探している。[犯人度☆☆☆☆☆ いたいけな子供だし。]
[E] 茶花の祖母
行方不明の孫娘を探している。[犯人度☆☆☆☆☆ どう見ても被害者。]
[F] 圓清寺の坊主
圓清寺の坊主。黒い髭がトレードマーク。[犯人度★★★★★ あからさますぎるくらい怪しい。]
[G] 圓清寺の住職
圓清寺の住職。[犯人度★★★★★ 黒幕っぽい。色坊主か?]
[H] 莫文淵
処州の知府?知州?ともかく知事だ。[犯人度★☆☆☆☆ 今までの中で一番無害そうな知事。]

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結局青桐の葉がどういう意味なのかよくわからなかったが…。話の展開はマンガみたいに強引だけど、周新がやっとカッコ良く事件を解決してた!官府の門で印籠…じゃなかった、按察使の牌を見せるシーンは水戸黄門好きにはたまらないw そして周新は黄門さまと違って全く戦えないらしい。その扇子に鉄が仕込んであって敵の刃を受け止めるとかないのか。

→インデックス
ヤオ・ルー(姚櫓)さんの出てる映画を。

「孔子の教え」(2009年 原題「孔子」 監督/フー・メイ 主演/チョウ・ユンファ)
125分
孔子の教え [DVD]/アミューズソフトエンタテインメント

¥4,104
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孔子は御存じ儒教の祖。孔子といえば…中国古典にハマってた10代の頃、孔子の弟子を主人公にした日本の某小説がクソつまらんくて憤慨した、そんな思い出しかない。
なのでCMを見た時もこれはないなと思ってたんだけど…。

――春秋時代。魯国は季孫氏、孟孫氏、叔孫氏の「三桓」と呼ばれる大臣らが実権を握っていた。魯公に仕える孔子は周王朝の「礼」を施政の理想として掲げ、彼の策を採用した魯公は都の治安の向上に成功、孔子は大司寇に任ぜられる。

宰相の季孫斯は亡くなった父の葬儀中に逃げ出した奴隷の子供・漆思弓を探していた。古来より主が死ねば主人に仕えていた奴隷は皆殉死するものだ。季孫斯はなんとしてでも漆思弓を連れ戻し殉葬させろと部下に命じる。
孔子が家に戻ると腕に傷を負った子供がいる。弟子の子路が役人に追われている彼を助けてやったらしい。そこへ将軍・公山不狃(コウザン・フチュウ)が奴隷を探してやってきた――
[ここからネタバレ------
実は彼は三桓の実権支配を嫌っており、子供を見逃す代わりに協力して三桓を陥れようと持ち掛ける。だが孔子は断った。
後日、孔子は朝議で殉葬の風習をやめさせるべきと提案。自分の父の奴隷を匿っていたと知った季孫斯は怒って反対するが、孔子は殉葬は古臭い習慣であり、新時代を切り開いていく魯国が続けるべきではないと説いて皆に支持される。かくして漆思弓は命を救われた。

隣国の斉は虎視眈々と魯の領土を狙っていた。そして魯に同盟を提案し、その盟会で暗殺を企む。
盟会に孔子は念のため兵車を500車随伴させようとするが、軍権を握る季孫斯や公山将軍は講和に武力は必要ないと応じてくれない。結局たった10台の兵車を率いて盟会の場へ。
同盟の儀式を終えると斉の宰相は今後斉が他国と戦をする時には魯は500台の兵車を出せと要求する。孔子は斉が30年前に奪った魯の三つの城を返せと応じる。斉公は考えておこうと曖昧に答えるが孔子は君主たるもの二言はせずとくぎを刺す。孔子にうまいこと嵌められたと知って斉の宰相が合図をすると背後に控えていた斉の大軍が儀式の場を包囲した。だが孔子が合図すると山の頂上に土埃が上がり大勢の掛け声が。孔子は魯国も大軍を率いてきており、お望みなら今ここで腕比べをしようと言い放つ。果たして斉公は撤兵させた。
山の向こうに上がった土埃や歓声は、実は兵士ではなく地元民や弟子たち。孔子はひと芝居打ったのだ。

衛国では君主の若い妃の南子が実権を握っていた。南子は魯の孔子を太子の教育係にしようと引き抜きを画策する。同時期、やはり斉が孔子を引き抜こうと招聘状を送っていた。魯公はもっと孔子を重用しないと他国に引き抜かれてしまうと心配するが、三桓は庶民出の孔子をえこひいきしすぎだと反発する。季孫斯は皮肉を込めて宰相の座を譲りましょうかと吐き、都合よくその言質をとった魯公は孔子を宰相代理の位に付ける。
孔子は自分の理想の施政を行うためにはまず君主よりも力の強い臣下の力を削がなければならないと説き、三桓の居城が周王朝の建築法令違反だとしてその城壁を壊す命令を下す。

都の兵が城壁の取り壊しに駆り出されて行った隙を狙って公山将軍がクーデターを起こし都を襲撃する。孔子は治水と称して建築していた高台に敵をおびき寄せ火をつけた油を流して一網打尽にした。

季孫氏、叔孫氏は城壁の取り壊しに同意し壁は崩されたが、斉との国境に近い孟孫氏は取り壊しに反対する。季孫斯は密かに斉の将軍に貢物を送り兵を国境近くに配備してもらう。はたして魯公は斉の侵攻を恐れ孟孫氏の城壁の取り壊しを撤回。孔子は断行を主張したが、魯公からは時には理想を曲げねばならないものだと言われる。その言葉に孔子はかつて老子に言われた事を思い出す。世間の流れに逆らわず沿って生きていくことを説く老子に、孔子はしかし自分の信念を貫くと答えたのだ…そしてその思いは今も変わらない。

季孫斯は冬の祭事で臣下に配るひもろぎ(お供えの肉)をわざと孔子には分配しなかった。だが魯公は特に何も言わなかった。そこで季孫斯は孔子の使いに玉玦(ぎょくけつ。Cの型をした円盤状の飾り)を渡してこれが魯公のご意思だと伝えさせる。(玦は決と同音、玉は去と音が似てるので「去ることを決めろ=出ていけ」の意味?)玉けつを見た孔子は雨の中一人魯国を出て行く。
はっきりとしたあてもないまま歩き続ける彼の行く先に一人の男が待っていた。それは愛弟子の顔回。彼は師が手掛けた多くの書物を背負い、師についていく覚悟を決めていた。さらに後から、子路をはじめとする大勢の弟子が追いかけて来た。皆故郷を棄てても師について行こうと決めたのだ。かくして孔子ら一行の放浪の旅が始まる。

孔子が罷免されたと知った衛国の南子はさっそく孔子を太子の教育係として招聘しようとするが、世間では衛公をたぶらかす魔性の女と噂されている南子に孔子の態度は硬い。彼女のような人物が実権を握っている国は遅かれ早かれ乱れる…孔子はすぐに衛国を出るが、はたして南子は間もなく暗殺された。
孔子ら一行は諸国を放浪し続ける。
斉国が魯国を攻め、季孫斯はこの時になって孔子を追放したことを後悔する。そしてせめて孔子の弟子で有能な将軍になりうる冉求(ゼン・キュウ)だけでも呼び戻そうと考える。季氏の使いがゼン求を迎えに来て、孔子は彼を帰国させる。ゼン求の活躍で魯は斉軍を追い返した。
衛国の君主が子路を招聘すべく使者をよこす。衛は未だ内政が不安定なため孔子は心配しながらも弟子を送り出す。
旅を続ける孔子ら一行。凍った河を渡る途中で氷が割れ、顔回の乗った馬車が落ちる。皆はすぐに救助に向かうが顔回は河に沈んだ書物を拾い上げようと何度も潜り、そしてついに力尽きた…冷たくなった彼の亡骸に孔子はすがりついて泣く。
子路が衛国の動乱で戦死したとの報せが。彼が最期まで教えを守ったと知った孔子は立派だと讃えながらも涙が止まらない。

老いて死期を悟った季孫斯は孔子を呼び戻すため使いを遣る。使者が差し出した玉(ドーナツ型の円盤状の飾り)を見て、かつて魯を出ることを決意させた玉けつが魯公からではなく季孫斯からのものであったことに気づくが、環と還は同音で、彼が本当に戻ってきてほしいと願っていることを知り、帰郷を決意する。

魯に帰った孔子は政治には携わらず、史書の整理と自らの思想を伝えるため弟子の育成に励み、そして73歳でこの世を去った。(終)
-------ここまで]

ちょっと待って、意味わからん!
ってことで見直す羽目になった。孔子になじみのない日本人にはキツイわー。
学者のイメージしかない孔子が実は仕官しててしかも国を動かす宰相?ってとこから始まり、平和主義者なのかと思ってたら普通に策略家で武術も戦術にも長けてるとな?そんなキャラだったの?(どこまで本当かは知らないが。)
しかし彼が(武術以外が)どう凄いのかは作中では殆ど描かれてなくて、なぜかはわからないが彼を慕う弟子がぎょーさんおって、苦しい放浪を続けてたことが描かれて…で、この映画何が言いたいの?っていうとその答えは最後の字幕に書かれていた。
この作品は、人々に学ぶことの大切さを訴え広めた孔子の教育者としての偉業を描いてる…つもりらしい。でも描けてません!!(;´Д`)ノ そこ訴えたかったのならもっと弟子との問答を中心にしないと、学んだおかげで良い事がありましたってこと描いてくれないと!なのに弟子が非業の死を遂げるとこ綿密に描いてちゃダメでしょ。悪いけど無駄死ににしか見えないし!!
本当に最初は合戦もの陰謀ものな雰囲気を醸し出しててそっち方面の映画としてあー面白いかもって思ってたけど(特に南子には期待した!!)、後半は政治から切り離されるのでそれはそれで感動的な人間ドラマを期待したけどこれといって何も無く…無いんかい!!コラッ(。`Д´。)

これ絶対ヒロインもしくはキーマンだろうと登場時からおおいに期待させてくれた美女・南子を演じるジョウ・シュン(周迅)がステキ!結論から言うとただの脇役の一人だったけど、この人が出て来たおかげで途中でギブアップしなかったw まーあんだけ意味ありげに登場させといて全く活躍しなかったのには驚きっていうか勿体ないっていうか理解不能っていうか。
ヤオ・ルーさんは最初に孔子を雇ってた魯の君主・定公。王様か…意外だな。まぁ地味な役どころ。最後だけちょっとオイシかった。
あとはこれといって…登場人物が何をどう考えてるかわからなかった。

そういえば序盤で斉王やその臣下が襟巻にしてる毛皮がもろにキツネの形をしてるのに目が釘づけになったっけ。そういうどうでもいい所に目が行ってしまう作品。


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
11勝8敗3引分け。




長いものに巻かれろ
「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第十五集]
周新の妻が様子を見に杭城へやってくる。思琪は周新に奥さんがいたことがちょっぴりショックだ(いや普通に考えたらいるだろうよ!!)。そんな彼女の元に余人傑がやってきて、段無量の事件の現場に残されていたかんざしを手渡す。そしてこの事件を手伝ってほしいと容疑者の人相書きを見せる。思琪は一捕頭がエリート推官のお役に立てることはないと言って断ろうとするが、彼が段無極から剣を突きつけられ脅されたと知ると、折を見て周新に事件の事を相談してみると答えるのだった。

呉知府は自分の将来のためにも周新とは懇意になっておきたい。そこで周新の妻に贈り物を持って行くが彼女は頑として受け取らない。呉知府の愛人の阿瑶は周新がアヒル料理が好きだと聞いて偶然を装ってアヒルを周夫人に渡すが、周新はこれもやはり賄賂になるからといって「呉知府のアヒルが按察使司に迷い込んでました」と書いた紙と一緒にアヒルを門扉に吊り下げる。

城下の劇場に人気俳優の蕭長生が出演すると知った阿瑶は周夫人を誘う。そして周新は呉知府と話し込んでいて帰ってこないからと半ば強引に劇場へ連れて行く。一方、呉知府の長話に捕まっていた周新は妻が阿瑶と芝居へ行ったと聞かされ嵌められたと怒るが、呉知府はお席代を各自で持てば賄賂でも何でもないと言い、周新もしぶしぶ納得。二人は劇場へ行き夫人らと合流する。周新の事が気になる思琪も劇場へ。さらに思琪の事が気になる余人傑も彼女を追って劇場へやってきていた。
いよいよ蕭長生主演の「宝剣記」が始まる。夫人も阿瑶も大喜びで歓声を上げるが、芝居に全く興味がない周新は居眠りし出す。

[第十六集]
蕭長生は芝居のハイライトで胸を押さえてまっすぐ仰向けに倒れた。皆は喝采を送るがいつまでたっても起きない。なんと蕭長生は死んでいた!場内は騒然となる。

舞台裏に運ばれた蕭長生は口から血を流していた。寝ていた周新には事情がわからない。なんでも蕭長生は体を真っ直ぐにして倒れる僵尸跌(ジァンシーディエ/きょうしてつ)を行った後死んだという。倒れた時に後頭部を打ったのではないかと疑う周新だが、劇団のマネジャーは、蕭長生はもう何百回も「宝剣記」を演じており、安全に倒れる技術を身に着けているのでそれは有り得ないと言う。周夫人は都で彼の芝居を何度も見ているが、今日の彼はちょっと顔色がよくないように見えたと言う。

どうやら蕭長生はヒ素中毒のようだ。誰かが彼にヒ素を飲ませたに違いない。(ちょっと待って!最初の花婿事件と矛盾しない?ひどい嘔吐なかったけど!)蕭長生は普段から出演前は一切食事を摂らないらしいが、今日に限っては客からの差し入れを一口食べたということがわかる。
すぐに劇場に保管されている差し入れの数々を調べる。するとある箱に納められた菓子は明らかに一個減っていた。差し入れ人を見るとそれは呉知府となっている。[ここからネタバレ------呉知府は仰天し阿瑶の仕業だと必死に釈明する。周新は公人が民間の一俳優に豪華な差し入れをするばかりか毒殺するなどもっての外だと激怒するが、菓子を鶏に与えてみたところ異変はない。菓子に毒は入っていないようだ。

蕭長生が最後に摂った食事にヒ素が入ってるとして、そんなに長く毒に耐えられるわけがない。食事を摂ってなければ飲み物だ。周新は湯呑や急須(※中国の人は急須から直接茶をのむことがあるようだ)を調べさせるが、なんと蕭長生は水や茶を飲まないので彼の湯呑はないらしい。喉が渇いた時はどうするのだ?蕭長生の拾い子で気に入りの小姓である小宝に尋ねた所、喉が渇いた時はお酒を飲んでいると言う。小宝が握りしめている急須にその酒が入っているらしい。中の酒に銀の匙を浸けてみると匙は黒く変色した…毒だ。
------ここまで]

[第十七集]
[ここからネタバレ------周新はさらに詳しく、蕭長生がいつどのくらいこの酒を飲むのか問う。小宝はジァンシーディエのような大技を見せる一幕の前には気合を入れるために三口くらい飲んでいると答える。つまりはこの「宝剣記」の上演の直前に酒に毒が盛られたということだ。そこへ余人傑がやってきて、舞台袖の階段の横に落ちていた細くて短い棒を見せる。
周新は再度小宝に当時の様子を詳しく尋ねる。小宝は酒の急須を肌身離さず持っていたが、あの夜何かに蹴つまづいて落としそうになったと。その時彼を助けてくれたのは、暗くて誰かは分からなかったが髪が長かったので女性だと思うと答える。
------ここまで]それを聞いた周新は謎が解けたと言い、当時の様子を再現させる。劇団員達に「宝剣記」の準備をさせ、蕭長生が演じる林冲役には…呉知府が指名された。普段通りの「宝剣記」が始まり、見よう見まねで林冲を演じる呉知府の姿に劇団員も思わず笑ってしまう。周新は舞台袖をじっと観察しており、葦の箒で掃除をする雑用係の女に目をつける。[ここからネタバレ------役者は皆髪をまとめ上げているのに彼女だけがざんばら髪だ。顔に大きな傷のあるその女は阿杏という名で、上演中は舞台裏の掃除をしているという。周新は彼女がわざと階段の前に箱を置いて小宝を転ばせ、助けるふりをして彼の持つ急須の口から細い葦に詰めたヒ素を混ぜ込んだのだろうと追及する。

阿杏は実は小杏仙という名の有名な女優だった。蕭長生と共演しいつしか恋仲となり彼の子を身ごもったが、舞台に立たなくなると次第に会う機会も減って行き、そして棄てられた。彼女は蘇州の衙門に訴えたが、当時衙長をしていた呉知府は彼女が蕭長生の妻だと思い込んでいる熱狂的なファンだろうと判断し、名誉棄損の罪で島流しにした。10年前のその話を聞いて呉知府は真っ青になる。まさかあの時の女だとは…。彼女は顔に大きな傷を負い、生んだ子供は取り上げられどうなったかわからない。刑期を終えて戻って来た彼女はただ蕭長生への復讐だけを考えて彼の劇団に雑用係として入り、ひたすら機会がやって来るのを待っていたのだ。
------ここまで]

[第十八集]
[ここからネタバレ------だがその話を聞いた小宝は阿杏をお母さんと呼んで抱き着く。彼は蕭長生から聞かされていた、自分が小杏仙の子だということを。我が子が生きていたと知り阿杏は小宝を抱きしめる。だがすぐに吐血した。彼女はつい先ほど自分で毒を飲んでいたのだ。

阿杏の最後の望みで彼女は蕭長生と一緒に葬られた。小宝は今後も劇団で育てられることになり、一行は杭城を去って行った。
------ここまで]

妻が都へ帰るのを見送る周新。そこへ段無極が馬車で乗り付けて来た。
彼の上司・紀綱の妻と周夫人は姉妹だ。段無極は上司の妻への贈り物を周夫人に持って行ってほしいと言い、都まで自分の馬車に乗って行くように勧める。周夫人は腰痛を理由にやはり水路で帰るといってそそくさと立ち去った。
段無極の真意は弟の事件を周新に捜査してもらうことだった。だが周新は彼に思琪らの一味が残して行った段兄弟の悪事を書き連ねた報告書を渡す。段無極は一部の人間が悪意を持って書いた嘘だと笑うが、周新はこの内容が本当であれば職務を全うするため段無極を逮捕するだろうと告げるのだった。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[C] 周夫人
周新の妻。父は都の一品の官僚・梁御史。[犯人度☆☆☆☆☆ どこから見ても善人。]
[D] 思琪
男装の麗人。捕頭(警察官の隊長)として周新の下で働いているが実は段無量殺害犯の一人。
[E] 余人傑
杭城の衙門の推官。段無量が殺害された事件を担当している。思琪の事がいろんな意味で気になっている。
[F] 段無極
杭州の錦衣衛千戸(隊長。官位は五品)。その強硬な手口で杭城の実質的な支配者として君臨している。弟の無量を殺した犯人を捜している。
[G] 呉知府
杭州の知府。庶民派な官吏で根は良い人なのである。
[H] 阿瑶
呉知府の愛人。[犯人度★☆☆☆☆ 美人だけど単純すぎ。コメディ要員か。]
[I] 蕭長生
京劇の人気俳優。「宝剣記」で勇ましい将軍を演じる。[犯人度☆☆☆☆☆ 出てきて早々死んだ。]
[J] 小宝
蕭長生が拾ったみなし子。小姓としていつも側に置いている。[犯人度★★★☆☆ 怪しいけどこんな幼子を犯人にするなんてないよなぁ。]
[K] 阿杏
劇団の雑用をしている女。[犯人度★★★★★ 美女だしいわくありげな傷あるし。]

* * * * *

これは二時間ドラマ風の、ちゃんとしたオチのベタなミステリになってた。コミカルな雰囲気もありつつで軽く観れるし、良かった。

→インデックス
「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

* * * * *
[第十一集]
杭城の大商人・高守仁の50歳の誕生会が盛大に開催された。だが酔った客が舞妓にからむのを見て高守仁は怒り喧嘩になってしまった。
翌朝、高守仁が自室で遺体で発見される。何者かに刃物で刺されたようだ。
事件捜査に余人傑がやってくる。実は高守仁の息子・高俊は彼の友人でもあった。現場に凶器は残っておらず犯人の手掛かりがまったくつかめない余人傑が按察使の周新に協力を要請しようと言うと、高俊はすでに都に報告したと答える。

皇帝は高俊からの手紙を読みすぐに刑部(警視庁)の人間を派遣しようとするが、大臣らは官位の低い公務員(※1)の私事に中央の官僚を派遣するのはおおげさだと反対する。錦衣衛長官の紀綱が、杭城には有能な部下の段無極がいるので任せてほしいと申し出るが、刑部尚書(警視総監)?(※2)はちょうど杭州には周新がいるはずだから彼に任せればいいと言う。紀綱は娘婿である周新に功を取らせようとしてると反対し険悪な雰囲気に。そこで刑部右侍郎の祝富貴が自分が行くと申し出た。

※1 高俊は六品。ちなみに呉知府が四品、周新が三品。
※2 ここの人物関係がよくわからない。このシーンの直前に皇帝は「刑部の上層部を呼べ」と言ってるので、この岳父と呼ばれている人物は刑部尚書(二品)の可能性が高い。だが後々「周新の妻の父は一品の官僚」という表現が出て来る。一品というと丞相クラス。岳父=周新の妻の父ではないのか??


[第十二集]
杭城にやって来た祝富貴はさっそく現場検証を行う。高守仁を殺した犯人が持ち去ったのはちょっとした装飾品などの小さいものばかりで壺などの高価な骨董品に全く手をつけていないことから強盗に見せかけた怨恨による犯行だと断定し、誕生会で高守仁と喧嘩になった商人を捕まえて投獄してしまった。余人傑や高俊はその強引な捜査ぶりに失望する。
高俊は商人である父は何かと揉め事も多く、過去のトラブルの怨恨による線はないだろうかと余人傑に相談する。そこで余人傑は書庫へ行って過去の事件の記録を集めて来た。高俊は一緒に調べようとするが資料は外部の人間に見せるわけにはいかず、余人傑は代わりに自分が調べてみると言うのだった。

杭城の商人が証拠もなく投獄されたためにストライキが起こり、都に資材が届かず北京城の工事が中断してしまった。皇帝は祝富貴が事を急くあまり根拠なく商人を捕まえたと知って怒る。そうして結局周新にこの事件を手伝うように連絡させた。
周新は遺体と現場の検証を行う。被害者は胸をひと突きにされ倒れていたが床に血だまりは少ない。これは凶器がしばらく刺さったままで、血が固まった後に凶器が抜かれ持ち去られたという事だ。
次に屋敷の執事と小姓を呼び尋問する。昨夜は小姓たちは皆屋敷内におり外出した者はいなかった。昨夜最後に高守仁に会った小姓の小梅に事情を聞くが、彼女は昨夜は自室へ戻った後は朝までぐっすりだったと答える。だが追及していくうちに、実は物音で起こされて様子を見に主人の部屋を覗くと彼がすでに床に倒れており、怖くなって帰ったと言い出した。
だが彼女の部屋からは高価な装飾品が見つかった。小梅は主人から貰ったものだと釈明する。祝富貴は彼女が主人から関係を迫られ、あるいは手籠めにされ、その恨みから彼の懐刀で刺して逃げたのではないかと突きつける。
そこへ高守仁の妻がやってきて小梅は悪くないと擁護する。実は高守仁は非常に好色な男で、ちょっとみばの良い小姓を見つけるとすぐ手元に置いて無理やりにでも自分のものにしてしまうのだと言う。彼に口出ししようものなら暴力を振るわれるため夫人もどうしようもないらしい。

[第十三集]
呉知府は書庫で高俊が過去の資料を調べているのを見て咎める。高俊は祝殿が当てにならないので余人傑に協力してもらって自分で犯人を捜しているのだと言い、彼の気持ちがわからないでもない呉知府は見て見ぬふりをしてやる。

犯人は小梅かと思われたが、[ここからネタバレ------周新は彼女の仕業なら、刺殺後血が固まるまで待ってから凶器を抜く度胸はないはずだと訝しむ。そして再度屋敷の執事を問い詰めると、実は昨夜一人だけ屋敷を出た人間がいたことがわかる。それは高守仁の妻の妹・瑞云だ。
瑞云の家を捜索すると果たして高守仁の部屋から持ち去られた装飾品類が出て来た。瑞云は観念して自分が殺害したと吐く。実は彼女には二十年来の恨みがあったのだ。20年前、高守仁は彼女に殷氏を紹介し嫁がせた。だが実は彼女を嫁がせたのではなく、なんと借金のカタに殷氏に売り飛ばしたのだ。殷氏は彼女を使用人のようにこき使い、身ごもった彼女を足で蹴り飛ばして流産させ、以来彼女は子供のできない体になってしまった。
瑞云は夜中に部屋に忍び込んで彼を刺殺し、強盗の仕業に見せかけるための工作を施してから立ち去った。そして凶器は河に捨てた。
彼女が全てを告白したその時、高夫人が死亡しているとの報せが。

高夫人は服毒による自殺だった。夫人の部屋の机の上には遺書と一振りの血の付いた懐刀が置かれていた。遺書にはこう書かれていた、夫を殺害したのは他でもない自分だと。彼女は昨夜の誕生会で夫が祝いに来た客と喧嘩をするさまを見た時についに決心したのだ。周囲の人々を苦しめ続ける彼は存在しない方が世のためだと。そして夜に茶に毒を入れて持って行ったが碗を叩き捨てられたため、咄嗟に置いてあった彼の懐刀で刺殺したのだと…。

------ここまで]

事件は結末を迎えたと思われたが、周新は書庫にこもって高守仁に関わる過去の事件資料を調べ始める。[ここからネタバレ------祝富貴はこれ以上調べることはないはずだと言うが、周新は高夫人の遺書はまるでこれ以上この事件を詮索しないようにとでもいうような思いが感じられる、つまり彼女の話にはウラがあるのではないかと疑っているのだという。
そこへ高俊がやってきた。そして彼らに、父・高守仁を殺したのは自分だと激白する。祝富貴は彼が父母を失ったことで気が動転してるのだろうと擁護するが、高俊は自分の罪は許されるものではないと真相を告白する。

都で官吏として働き陛下にも目をかけてもらえるようになり、この度の父の誕生日を祝うため7日もの休暇を与えられ戻って来た彼が見たのは、誕生日を祝いに来た客と喧嘩する父の姿だった。こんな恥ずかしい行為はあっという間に世間に広まる。官吏の息子の立場も考えない傍若無人なふるまいに彼はその場では怒りを堪えたが、忘れようと飲んだ酒で逆に怒りは増大し、そして父の部屋で行って口論となり、刃物を持ち出した父ともみ合いになりうっかり刺してしまったという。酔いも醒めて恐ろしくなった高俊は母に報告する。母は彼をかばって叔母と共に偽装工作を施したのだと。
------ここまで]

[第十四集]
だが周新は高俊に、知りたいのはなぜ彼が父に関わる過去の事件資料を盗み見しようとしていたかだと突きつける。
[ここからネタバレ------高俊が調べていたのは二十数年前の窃盗事件だった。味噌屋の姜恩が高守仁の宝石を盗んだとして逮捕され、彼は三年服役していたがその後自殺した。だがこの事件には裏があり、姜恩の婚約者に横恋慕した高守仁が姜恩を罠にはめて罪を着せ、婚約者を奪って自分の妻にしたのだ。その婚約者とはもちろん、高俊の母だ。

誕生会の日の夜、酔った父からお前の母は強引に奪って手に入れたのだと知らされた高俊は母に真相を問うた。母は涙ながらに真実を、そして高俊が高守仁ではなく姜恩の子であることを告げたのだ。父への怒りとそして自己嫌悪に陥った高俊は酒をあおるが怒りはますます膨らみ、そして再度父の部屋へ行き口論に。高俊が姜恩の子だと気づいた高守仁は激昂し懐刀を振り回したため高俊は部屋から逃げ出した。そしてしばらくしてから様子を見に戻ると部屋には胸に懐刀が刺さった高守仁が倒れていた…。
------ここまで]

だがそれでは実際に刺したのは誰かと言うことになる。やはり高夫人が関わっていたのではと余人傑は推測する。
[ここからネタバレ------高夫人は息子が父と喧嘩になるだろうと予想し彼のあとをつけて様子を窺っていた。そして高守仁が懐刀を振り回し高俊が逃げ出した後に、やはり心配して追って来た瑞云と共に部屋に入る。高守仁は酔いと怒りで床の上に大の字になって寝ていた。彼が高俊を殺してやると呟いているのを聞いた高夫人は今やらなければ息子が殺されると床にあった懐刀で高守仁の胸をついた。高夫人は強盗の仕業に見せかけるために偽装工作を行い妹をすぐに帰らせた…。------ここまで]

[第十五集]
[ここからネタバレ------余人傑の仮説にしかし周新は首を振る。凶器は左から右に向かって刺さっていた。これは犯人が左利きでない限り有り得ない。そして高夫人や高俊は左利きではない。
周新は高俊や皆を連れて再度現場へ。そこで自分が懐刀を振り回す高守仁役となって当時の再現を行う。高守仁に追いかけられた高俊は咄嗟に部屋の扉を閉めた。それを引き開けようとする高守仁。必死に抵抗する高俊。そこで高俊が戸を押すと勢いで懐刀は胸に刺さり高守仁は後ろに倒れた…つまり戸が突然開いた勢いで自分の持っている懐刀が突き刺さった事故死だったのだ。
------ここまで]



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 思琪
武術に長けた男装の麗人。周新の部下。
[C] 余人傑
杭城の衙門の推官。思琪の事がいろんな意味で気になっている様子だ。
[D] 呉知府
杭州の知府。頼りないが官吏としての正義感はあり庶民の味方のようだ。
[E] 祝富貴
刑部右侍郎(尚書に次ぐナンバー2。官位は三品で周新と同等)。[犯人度☆☆☆☆☆ 刑事役でしょ。]
[F] 高守仁
杭城の大商人。[犯人度★☆☆☆☆ あんまり賢くなさそう。]
[G] 高俊
高守仁の息子。都仕えをしているが父の誕生祝いのために帰省している。有能な文官で皇帝から気に入られている。[犯人度★☆☆☆☆ サワヤカ系イケメンなので良い人だろう!]
[H] 高夫人
高守仁の妻。[犯人度★★★★★ 美女だしすんごい何か企んでそう。]
[I] 瑞云
高夫人の妹。[犯人度★★★★☆ 姉と共に何か企んでそう。]
[J] 小梅
高家の小姓。[犯人度★★☆☆☆ いやモブっしょ。夫人の手下?]

* * * * *

コラーーーーーッ!!!ヾ(。`Д´。)ノ
せっかくものすごいどんでん返し続きでやばいめちゃ面白いと思ったのに、その肝心の最後のオチがアカン!!この傷口は左利きが刺さないと有り得ないって言っておきながら「事故」って…コラッ!!
何この失望感…ものっすごい納得いかない尻切れトンボな話だった。

この話はちょっと台詞が難解で何度か見直した。見直すとちゃんと最初から伏線が敷かれててよくできてるのに、最後のオチがっ!!orz あと高俊が都に捜査依頼するのは心情の推移として無理があるかも…。


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