孔子の教え | あさひのブログ
ヤオ・ルー(姚櫓)さんの出てる映画を。

「孔子の教え」(2009年 原題「孔子」 監督/フー・メイ 主演/チョウ・ユンファ)
125分
孔子の教え [DVD]/アミューズソフトエンタテインメント

¥4,104
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孔子は御存じ儒教の祖。孔子といえば…中国古典にハマってた10代の頃、孔子の弟子を主人公にした日本の某小説がクソつまらんくて憤慨した、そんな思い出しかない。
なのでCMを見た時もこれはないなと思ってたんだけど…。

――春秋時代。魯国は季孫氏、孟孫氏、叔孫氏の「三桓」と呼ばれる大臣らが実権を握っていた。魯公に仕える孔子は周王朝の「礼」を施政の理想として掲げ、彼の策を採用した魯公は都の治安の向上に成功、孔子は大司寇に任ぜられる。

宰相の季孫斯は亡くなった父の葬儀中に逃げ出した奴隷の子供・漆思弓を探していた。古来より主が死ねば主人に仕えていた奴隷は皆殉死するものだ。季孫斯はなんとしてでも漆思弓を連れ戻し殉葬させろと部下に命じる。
孔子が家に戻ると腕に傷を負った子供がいる。弟子の子路が役人に追われている彼を助けてやったらしい。そこへ将軍・公山不狃(コウザン・フチュウ)が奴隷を探してやってきた――
[ここからネタバレ------
実は彼は三桓の実権支配を嫌っており、子供を見逃す代わりに協力して三桓を陥れようと持ち掛ける。だが孔子は断った。
後日、孔子は朝議で殉葬の風習をやめさせるべきと提案。自分の父の奴隷を匿っていたと知った季孫斯は怒って反対するが、孔子は殉葬は古臭い習慣であり、新時代を切り開いていく魯国が続けるべきではないと説いて皆に支持される。かくして漆思弓は命を救われた。

隣国の斉は虎視眈々と魯の領土を狙っていた。そして魯に同盟を提案し、その盟会で暗殺を企む。
盟会に孔子は念のため兵車を500車随伴させようとするが、軍権を握る季孫斯や公山将軍は講和に武力は必要ないと応じてくれない。結局たった10台の兵車を率いて盟会の場へ。
同盟の儀式を終えると斉の宰相は今後斉が他国と戦をする時には魯は500台の兵車を出せと要求する。孔子は斉が30年前に奪った魯の三つの城を返せと応じる。斉公は考えておこうと曖昧に答えるが孔子は君主たるもの二言はせずとくぎを刺す。孔子にうまいこと嵌められたと知って斉の宰相が合図をすると背後に控えていた斉の大軍が儀式の場を包囲した。だが孔子が合図すると山の頂上に土埃が上がり大勢の掛け声が。孔子は魯国も大軍を率いてきており、お望みなら今ここで腕比べをしようと言い放つ。果たして斉公は撤兵させた。
山の向こうに上がった土埃や歓声は、実は兵士ではなく地元民や弟子たち。孔子はひと芝居打ったのだ。

衛国では君主の若い妃の南子が実権を握っていた。南子は魯の孔子を太子の教育係にしようと引き抜きを画策する。同時期、やはり斉が孔子を引き抜こうと招聘状を送っていた。魯公はもっと孔子を重用しないと他国に引き抜かれてしまうと心配するが、三桓は庶民出の孔子をえこひいきしすぎだと反発する。季孫斯は皮肉を込めて宰相の座を譲りましょうかと吐き、都合よくその言質をとった魯公は孔子を宰相代理の位に付ける。
孔子は自分の理想の施政を行うためにはまず君主よりも力の強い臣下の力を削がなければならないと説き、三桓の居城が周王朝の建築法令違反だとしてその城壁を壊す命令を下す。

都の兵が城壁の取り壊しに駆り出されて行った隙を狙って公山将軍がクーデターを起こし都を襲撃する。孔子は治水と称して建築していた高台に敵をおびき寄せ火をつけた油を流して一網打尽にした。

季孫氏、叔孫氏は城壁の取り壊しに同意し壁は崩されたが、斉との国境に近い孟孫氏は取り壊しに反対する。季孫斯は密かに斉の将軍に貢物を送り兵を国境近くに配備してもらう。はたして魯公は斉の侵攻を恐れ孟孫氏の城壁の取り壊しを撤回。孔子は断行を主張したが、魯公からは時には理想を曲げねばならないものだと言われる。その言葉に孔子はかつて老子に言われた事を思い出す。世間の流れに逆らわず沿って生きていくことを説く老子に、孔子はしかし自分の信念を貫くと答えたのだ…そしてその思いは今も変わらない。

季孫斯は冬の祭事で臣下に配るひもろぎ(お供えの肉)をわざと孔子には分配しなかった。だが魯公は特に何も言わなかった。そこで季孫斯は孔子の使いに玉玦(ぎょくけつ。Cの型をした円盤状の飾り)を渡してこれが魯公のご意思だと伝えさせる。(玦は決と同音、玉は去と音が似てるので「去ることを決めろ=出ていけ」の意味?)玉けつを見た孔子は雨の中一人魯国を出て行く。
はっきりとしたあてもないまま歩き続ける彼の行く先に一人の男が待っていた。それは愛弟子の顔回。彼は師が手掛けた多くの書物を背負い、師についていく覚悟を決めていた。さらに後から、子路をはじめとする大勢の弟子が追いかけて来た。皆故郷を棄てても師について行こうと決めたのだ。かくして孔子ら一行の放浪の旅が始まる。

孔子が罷免されたと知った衛国の南子はさっそく孔子を太子の教育係として招聘しようとするが、世間では衛公をたぶらかす魔性の女と噂されている南子に孔子の態度は硬い。彼女のような人物が実権を握っている国は遅かれ早かれ乱れる…孔子はすぐに衛国を出るが、はたして南子は間もなく暗殺された。
孔子ら一行は諸国を放浪し続ける。
斉国が魯国を攻め、季孫斯はこの時になって孔子を追放したことを後悔する。そしてせめて孔子の弟子で有能な将軍になりうる冉求(ゼン・キュウ)だけでも呼び戻そうと考える。季氏の使いがゼン求を迎えに来て、孔子は彼を帰国させる。ゼン求の活躍で魯は斉軍を追い返した。
衛国の君主が子路を招聘すべく使者をよこす。衛は未だ内政が不安定なため孔子は心配しながらも弟子を送り出す。
旅を続ける孔子ら一行。凍った河を渡る途中で氷が割れ、顔回の乗った馬車が落ちる。皆はすぐに救助に向かうが顔回は河に沈んだ書物を拾い上げようと何度も潜り、そしてついに力尽きた…冷たくなった彼の亡骸に孔子はすがりついて泣く。
子路が衛国の動乱で戦死したとの報せが。彼が最期まで教えを守ったと知った孔子は立派だと讃えながらも涙が止まらない。

老いて死期を悟った季孫斯は孔子を呼び戻すため使いを遣る。使者が差し出した玉(ドーナツ型の円盤状の飾り)を見て、かつて魯を出ることを決意させた玉けつが魯公からではなく季孫斯からのものであったことに気づくが、環と還は同音で、彼が本当に戻ってきてほしいと願っていることを知り、帰郷を決意する。

魯に帰った孔子は政治には携わらず、史書の整理と自らの思想を伝えるため弟子の育成に励み、そして73歳でこの世を去った。(終)
-------ここまで]

ちょっと待って、意味わからん!
ってことで見直す羽目になった。孔子になじみのない日本人にはキツイわー。
学者のイメージしかない孔子が実は仕官しててしかも国を動かす宰相?ってとこから始まり、平和主義者なのかと思ってたら普通に策略家で武術も戦術にも長けてるとな?そんなキャラだったの?(どこまで本当かは知らないが。)
しかし彼が(武術以外が)どう凄いのかは作中では殆ど描かれてなくて、なぜかはわからないが彼を慕う弟子がぎょーさんおって、苦しい放浪を続けてたことが描かれて…で、この映画何が言いたいの?っていうとその答えは最後の字幕に書かれていた。
この作品は、人々に学ぶことの大切さを訴え広めた孔子の教育者としての偉業を描いてる…つもりらしい。でも描けてません!!(;´Д`)ノ そこ訴えたかったのならもっと弟子との問答を中心にしないと、学んだおかげで良い事がありましたってこと描いてくれないと!なのに弟子が非業の死を遂げるとこ綿密に描いてちゃダメでしょ。悪いけど無駄死ににしか見えないし!!
本当に最初は合戦もの陰謀ものな雰囲気を醸し出しててそっち方面の映画としてあー面白いかもって思ってたけど(特に南子には期待した!!)、後半は政治から切り離されるのでそれはそれで感動的な人間ドラマを期待したけどこれといって何も無く…無いんかい!!コラッ(。`Д´。)

これ絶対ヒロインもしくはキーマンだろうと登場時からおおいに期待させてくれた美女・南子を演じるジョウ・シュン(周迅)がステキ!結論から言うとただの脇役の一人だったけど、この人が出て来たおかげで途中でギブアップしなかったw まーあんだけ意味ありげに登場させといて全く活躍しなかったのには驚きっていうか勿体ないっていうか理解不能っていうか。
ヤオ・ルーさんは最初に孔子を雇ってた魯の君主・定公。王様か…意外だな。まぁ地味な役どころ。最後だけちょっとオイシかった。
あとはこれといって…登場人物が何をどう考えてるかわからなかった。

そういえば序盤で斉王やその臣下が襟巻にしてる毛皮がもろにキツネの形をしてるのに目が釘づけになったっけ。そういうどうでもいい所に目が行ってしまう作品。


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
11勝8敗3引分け。




長いものに巻かれろ