あさひのブログ -100ページ目
「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第九集]
呉知府は周新にある未解決の事件を相談する。それは三年前の馮家の白骨事件だ。
馮家の古井戸を再利用しようと掘り返していたところ、人骨が出て来た。馮公は下男らに口止めして骨を山に埋めさせるが、噂は漏れて、ある日儲夫人が一年前に失踪した自分の夫は馮公に殺されて井戸に捨てられてたと直訴してきた。呉知府はこの事件を余人傑に担当させた。余人傑は馮公が埋めた骨を回収し精査。そして被害者は殺された後に井戸に捨てられ、馮公がそれを隠していたとして逮捕・拘留している。

周新は改めて白骨について余人傑の見解を聞く。骨は完全に揃っており外傷はない。井戸に落ちて溺死した場合は頭蓋骨内に泥が入るがその跡は見られないため、殺された後に井戸に捨てられたと推定される。だが周新は、この辺りの井戸は土の粒子が大きく水の濁りは少ないため溺死した場合もあまり泥は入らないだろうと考える。さらに死体は通常なら一年程度で白骨化するが、井戸内は温度変化が少ないため完全に白骨化するには少なくとも三年はかかる。つまり一年前に失踪したという男・儲十方ではないと考えられる。ではこの白骨は誰なのか。そして儲十方は今どこに…?

[第十集]
周新は思琪に、馮家に出入りしていた者を探すよう命じる。
[ここからネタバレ------思琪は小榔頭と一緒に街で聞き込みをし、儲十万が失踪した頃にとある小料理屋の女主人が別の村に店を移転させたと知る。思琪はその店を訪れ、女主人の後をつけると、案の定そこには彼女の情夫…儲十方がいた。
儲十方は呉知府の前に引き出される。儲夫人は夫が女を作って逃げたことに怒るが、馮公に冤罪を着せてしまったことに気づき夫と共に許しを請い平伏する。
-----ここまで]

事件は解決したかのように見えたが、周新は馮公を釈放するのは早いと言う。白骨が井戸から出て来たのは事実。この骨の正体をつきとめねばなるまい。
余人傑は再度馮家を訪れ井戸周辺を検証する。すると近くに一本の縄があり、辿っていくと大岩に結び付けられている。馮家の執事に訊くと、おそらくこの家の前の持ち主がしたことだろうと言う。

思琪は儲十方の件で功を建てたため昇進する。小榔頭は武術に長け推理力もある彼がどんどん出世していって遠い存在になってしまうようで寂しい。そこで彼と兄弟の契りを結ぼうと持ち掛けるがはぐらかされたため嫌われていると思い込み傷つく。
周新は思琪に個室が与えるが、そこはまるで女性の部屋のように綺麗に整えられていた。周新はすでに思琪が男装の麗人であることは見抜いていた(ってそりゃそうだろう、見たらわかるわ!)。そして侠客(※一般にお国に逆らい官吏と戦う)だった彼女が官職につく意図を問う。思琪はただ成り行きに任せて生きていくだけだと答える。彼女の胆力と聡明さを気に入った周新は、彼女らの敵、段無極を倒すのに協力しようと言うのだった。

[ここからネタバレ------馮公の屋敷の以前の持ち主は菓子屋だったらしい。思琪が街で聞き込みをしたところ、その菓子屋は袁という旦那が経営しており、鶏のように出っ張った胸の会計士がいたらしい。そういえばあの白骨は肋骨が鳥のもののように曲がっていた…思琪は余人傑と共に移転した袁の菓子屋へ。余人傑が袁店主を引き付けている間に思琪は奥へ入ると果たして会計士の妻・劉夫人がいた。そして彼女が夫を殺害し井戸に隠したのだろうと追及する。-----ここまで]

[第十一集]
[ここからネタバレ------菓子屋の袁と劉夫人は呉知府の前に引き出される。劉夫人は事の真相を吐く。
劉会計士が店に妻を呼んだ時に偶然袁店主がやってきて、彼女にひと目惚れし執拗に関係を迫った。劉夫人は断れずに不倫関係が続いたが、やがて劉会計士に知れることになる。袁店主は彼に手切れ金を渡すと偽って撲殺、その遺体を井戸に捨てて封印した。そして屋敷を売る際には馮公にはこの井戸は使えないと説明した。
引っ越してからは袁店主は堂々と劉夫人を愛人にしたのだが、彼女を家に閉じ込め一切外に出ないように命じ、背くとひどい暴力を振るった。あの時からずっと地獄の日々だったと劉夫人は涙ながらに訴えるのだった…。
-----ここまで]

馮公の容疑は晴れ釈放された。彼に仕えていた使用人らが迎えるが、馮公はすっかり精神が病んでしまっており、空の雲を見ては「白骨だ!」と叫ぶのだった…。

白骨事件の結末に色々と考えつつ酒を飲んでいた余人傑だが、そこへまた段無極が現れる。彼は独自に弟の事件を調べており、弟はその日ある男と懇意になり兄弟と呼び合っていたことを掴んでいた。そしてその男の似顔絵を余人傑に渡し、一刻も早くこの男を探せと脅迫する。

思琪は心苦しくはあったが小榔頭に本当は女であることを明かす。果たして小榔頭は周新や思琪が自分を騙していたとショックを受ける。だが思琪は、彼や皆を騙すためではなく自分の大事な目的のために男装をしているだけで、女でも男でも信頼し合える友人に変わりはないでしょうと諭す。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[C・D] 思琪
武術に長けた男装の麗人。
[E] 余人傑
杭城の衙門の推官。若いが検死の知識が豊富。
[F] 呉知府
杭州の知府。
[G] 馮老八
馮家の主人。自宅の井戸から白骨が出て来たため殺人容疑で逮捕拘留されている。[犯人度★★★☆☆ 普通に怪しい。]
[H] 儲夫人
白骨事件の一年前に失踪した男の妻。馮家に借金がある。[犯人度★★★☆☆ 普通に怪しい。カネ絡んでそう。]
[I] 袁店主
馮老八の屋敷の前の持ち主。菓子屋を営んでいる。[犯人度☆☆☆☆☆ モブっぽい。]
[J] 劉夫人
袁の菓子屋の会計士の妻。[犯人度★★★★★ 美女で非常に怪しい。]

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役者が揃ったせいか、急にちゃんとしたミステリになったぞ。面白い。周新はあんまし活躍しないけど!!(;´Д`)ノ
余人傑がまさか助手役とは思わなかった。意外な所来るなぁ!死亡フラグ撤回。


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「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
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[第五集]
余杭県を離れ次に杭州杭城へ向かう周新と小榔頭。道中の茶店で小榔頭は若い男女4人組を見かける。彼らが帯刀しているのを見て小榔頭は恐ろしくなるが、周新は放っておけと言う。
杭城にほど近い五里亭で小榔頭は小便に行くが、茂みの中で腐乱死体を発見し腰を抜かす。周新が調べると死体の傍らに印鑑が落ちていた。

[第六集]
小榔頭を現場に残して周新は先に杭城へ入る。一人残された小榔頭は不安でたまらない。その彼の肩に何者かが手をかける。小榔頭は仰天してわき目もふらず逃げ出すが、よくよく見ればそれはあの例の御曹司だった。小榔頭は事の次第を彼に話すが、御曹司は小榔頭の主人が浙江の按察使と聞いて急に不機嫌になり去って行った。

周新が街で聞き込みをしたところ、印鑑はとある織物屋のものだと分かる。織物屋の主人は買い付けに出かけてもう三か月連絡がないという。果たして五里亭の腐乱死体はこの織物屋の主人だと判明。
杭州の知府・呉氏は浙江按察使の手前なんとか事件を解決しなければ面子が立たないと二人の捕吏に捜査を命じる。捕吏は犯人はきっと現場に戻って来るはずだと五里亭でひたすら待ち続けるのだった…。

周新が酒店で食事をしていると隣の席で偉そうな男が若い娘にからんでいる。見かねて止めさせようとするが男は周新を突き飛ばす。その周新を助けたのは、あの御曹司だ。御曹司は絡んでいた男に酒を勧める。機嫌を直した男は段無量と名乗った。彼は兄の段無極と共に杭城の双雄と呼ばれているらしい。
周新はそのまま店に宿泊するが、翌朝店主から叩き起こされる。なんと宿内で殺人があったというのだ。現場では男が胸から血を流して倒れている。傍らの机には短剣が突き立ててあり天誅と書かれたメモが留められている。警察が来たとの声に周新は咄嗟にメモを破り取りその場を去った。

[第七集]
酒店店主と周新、それから御曹司の一行は衙門に呼び出される。周新は衙長の前で権吉だと名乗る。年若い衙長は権吉の靴に血痕がついていることを訝しみ、わざわざ死体を見に行くのもおかしいとして彼を逮捕し彼を連れて再度現場検証に向かう。
事件を聞いて現場に来ていた呉知府は手錠をかけられやってきた周新にびっくり。大慌てで手錠を外させ衙長・余人傑に謝罪させる。呉知府は殺された男が段無量と知ってまたまた大慌て。厄介な事になったと頭を抱える。

あの御曹司・思琪の一行は祝杯を上げていた。そこへ一人で追ってやって来た周新。彼は思琪らが段無量を殺害した事を知っていた。[ここからネタバレ(?)------あの夜、かすかな物音に気づいた周新は彼らがこっそりと段無量の部屋へ行くのを見た。そして後をつけていき、彼らが段無量と戦いそして刺殺する一部始終を見ていたのだ(ってコラ!止めろよッ!!)。-----ここまで]
周新は徒党を組んで私的に人の命を奪うことは許されないと告げる。思琪らは言う、段兄弟は杭城の実質的な支配者で悪の限りを尽くしてきた。官吏が彼らを罰することはなく民衆は搾取されつづけている。思琪らは任侠の衆で、杭城の民を救うために段無量を殺害したのだ。そして志を果たした今、衙門で代わりに嫌疑を被ってくれた周新に自分達の今後を委ねると言ってひざまづく。だが顔を上げると周新の姿は消えていた。そして殺人現場に残しておいたメモが置かれていた。そこには「この世は不公平で恨みも多いだろうが、暴力で悪を征しようというのは良策ではない。周」と書き足されていた。それを見て思琪は、権吉と名乗る彼が浙江按察使の周新だと悟る。

周新は段兄弟の悪事が綴られた報告書を読み、官吏らが段兄弟のような悪をのさばらせて民を搾取していたことに心を痛め同じ官吏として恥じ、必ずこの件に決着をつけることを心に誓う。
一方、弟を殺された段無極は憤り、必ずや犯人に復讐すると誓う。未だ犯人の手がかりをつかめていない余人傑に剣を突きつけ、このままではただではおかないと脅迫するのだった。

五里亭を張っていた捕吏が貧相な男を捕えて来た。男は大金と印鑑が入った袋を持っていたため犯人に違いないと言うのだ。その滅茶苦茶な論理に周新は呆れかえってしまう。男は、とある酒店からこの金の入った袋を盗んだのだが決して殺人はしてないと言う。手に入れた金で散々飲み食いしてから道を行く途中、腹痛を催して茂みに入って用を足していたところを捕吏らに捕えられたらしい。
メンツを潰された呉知府は捕吏を叱りつけるが、周新は捜査の結果を出そうと焦るあまり誤った判断をしてはならないと静かに諭すのみだった。

五里亭で殺された被害者は茂みの中にいた、つまりこの被害者も急に便意を催したのだろう。周新は織物屋の奥方に、店主がよく飲食する店や食事を振る舞ってくれる友人宅はないかと尋ねる。すると奥方は友人の姚千の名を出した。

[第八集]
余人傑は段無量が殺害された酒店にやってきたが、店主は以前出頭した者とは別人だ。給仕に店主が変わったのかと聞くが変わってないと答える。部屋を調べた余人傑はベッドに女もののかんざしを発見する。直後あやしい人影が通ったため追っていくと、給仕が怪しい男に殴られている。余人傑は男を殴って失神させ給仕を助け出した。

[ここからネタバレ------夜更けに姚千の家を訪れた周新。姚千は突然やって来た彼を不審がるが、織物屋の朱の旦那が殺された事件の捜査だと聞いて青ざめる。彼は朱の旦那から金を借りていた。自分が容疑者と疑われていると知った姚千は必死に訴える。朱の旦那から金を借りた後一緒に食事に行った、そこで酒の上で喧嘩になり、見知らぬ男が仲裁し肴をおごってくれたと。その男はやくざのような身なりで小指を落としていたと言う。

姚千は賭博場で小指を落とした若者を見つける。彼の家を捜索すると、朱の旦那の着物と凶器の小刀が出て来た。彼は食事処で喧嘩をしていた二人が大金を持っているのに気付き、その後朱の旦那の後をつけて彼が道中用足しに行ったところを襲って金を奪ったのだと白状する。奪った金はすでに博打に消えていた…。
指を落としているのはしょっちゅう賭博に手を出している証拠。一部始終を聞いた呉知府はこの男に死刑の判決を下す。老いた母の世話もせず博打にのめりこみ、挙句人を殺める・・・周新もこの男の当然の報いに何も言わなかった。
-----ここまで]

五里亭の事件をカッコ良く解決した呉知府(自分が捜査したんじゃないけど!)はご機嫌だ。だがそこへ段無極がやってきて、一刻も早く弟を殺害した犯人を見つけなければお前の家族を殺すと脅迫する。

思琪は一人で周新の元にやってくる。小榔頭は自分を助けてくれた兄貴との再会を喜び周新に彼を武芸の達人だと紹介する。周新は敢えて初対面を装い、思琪は小榔頭の薦めで周新の下で捕吏として働くことになった。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[C] 呉知府
杭州の知府(知事)。"鉄面御史"がやってくると聞いて戦々恐々としている。[犯人度★☆☆☆☆ この人も小物。でももうちょっと賢いかも。]
[D] 朱劉
織物屋の女主人。五里亭で殺された被害者の妻。[犯人度★★☆☆☆ モブっぽい。けどもしかすると…。]
[E] 思琪
小榔頭を助けてくれた武芸者。立派な身なりでどこかの御曹司と思われるが…。
[F] 段無量
杭城の双雄と呼ばれる武人。[犯人度★★★★☆ 怪しいけどあからさま過ぎるか?]
[G] 段無極
杭城の双雄と呼ばれる武人。段無量の兄。[犯人度★★★★★ イケメンだし悪役ぽいし確定。]
[H] 余人傑
杭城の衙門の推官(衙長)。[犯人度★☆☆☆☆ モブっぽい。既に死亡フラグ?]
[I] 姚千
織物屋の朱の旦那の友人。[犯人度★☆☆☆☆ あるとしたら黒幕の手下か?]

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ちょっとミステリっぽくなってきた。けど、「見てたから」ってオチは禁じ手でしょ…。(´д`lll)
なんかこのドラマは、「ミステリっぽい何か」なんだな。本格じゃない。撮り方がサスペンスだし音楽はホラーだし…。
それはそうと段無極がイケメン!(〃∇〃) 段無量と本当に似てるなぁと思ったら一人二役でした。


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「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第四集]
衙門(裁判所)に連れてこられた頼小手。[ここからネタバレ-------周新はいかつい顔をした囚人、胡大漢と張屠夫の二人を連れて来る。頼小手に張屠夫を指さしこいつが胡大漢かと問うと頼小手は間違いないと言い切る。そして胡大漢が強盗をした情景をすらすらと喋って見せる。当事者でないと知らないようなことまで詳細にだ。周新は彼の家から被害者の財布や凶器が出て来たことを突きつける。そして頼小手は殺人罪で連行された。-----ここまで]冤罪を雪がれた胡大漢は釈放される。

周新の小姓の小榔頭は肉屋にお使いに行く。彼は主人の事は話すなと言われていたのだが肉屋のおやじにうっかり按察使だと漏らしてしまう。"鉄面御史"周新の噂はすでに町中に広まっているようでおやじは肉をサービスしてくれた。
小榔頭はかつて彼をならず者から助けてくれた武芸者の青年を見かける。数人の供を連れていてどこかの御曹司のようだ。小榔頭は彼を追いかけるが途中で見失ってしまう。

胡大漢を見送る周新に、もう一人の囚人・張屠夫が自分も冤罪だとわめく。
彼の事件は県丞(副知事?)が記録をとっていた。肉屋の張はある村の若い娘・方桃花から豚の屠殺を頼まれて行ったが、桃花がお湯を汲みに行って戻ってくると、豚小屋の中で彼女の夫が倒れており、張は血の付いた包丁を持っていた…。

周新は現場検証を行う。豚小屋に残されている血だまりは既に乾いていたが、よく見ると色が二つに分かれている。周新はこれは人の血が乾いた後に豚の血が流れた証拠だと指摘する。つまり張が豚を屠殺する前にすでに被害者は殺されていたのだ。
庭には血痕のついた樹があった。そして被害者のものと思われる腰飾りも見つかった。間違いなく被害者は庭で殺害され、その後豚小屋に運ばれてきたのだ。

[第五集]
[ここからネタバレ-------範自高は妻の方桃花が夫を殺したと考え、彼女と、同棲している若い男を連行し尋問する。二人が犯行を否定するため拷問を加えて調書をとる。
張屠夫はすぐに釈放された。そして範自高は方桃花とその情夫が殺人犯だと判決を下すが、周新はまだ決めつけるのは早いと制止する。

豚肉が原因の伝染病が見つかったため県内の豚の屠殺用の包丁を全て回収し消毒するとの布令が出される。肉屋の毛(モウ)も包丁を持って行くが、県丞から包丁を返すのは明日だと言われる。実はこの包丁の回収は先にあった殺人事件の凶器を探すためで、人の血をかぎ分けるという山壁虎(壁虎はヤモリのこと)を捕まえて来て包丁を調べるらしい。

その夜、毛屠夫は包丁を保管してある倉庫に忍び込んで自分の包丁を別のものに取り換えようとするが、張り込んでいた周新らに捕えられた。
範自高の前に引っ立てられた毛屠夫は観念して真相を話す。方の旦那が豚を売るつもりだと知った毛は自分に売ってくれと交渉したが、方の旦那は怒って彼を殴りつけた。カッとなった毛は包丁で旦那を刺殺してしまい、慌てて豚小屋に隠して逃げたのだ。
毛屠夫は連行される。だが去り際に、なぜ倉庫にやってくるとわかったのかと周新に問う。周新は答える、実は山壁虎が血をかぎ分けるなどというのは嘘、わざと屠夫らにその話を聞かせて、信じた犯人が包丁を取りにもどってくるだろうと踏んでいたのだ。
-----ここまで]

事件が解決してこれで安泰だと浮かれる範自高。だが周新は、彼が今までいいかげんな捜査と拷問による自白の強要で多くの冤罪を生んできたことを厳しく指摘し、彼を罷免するのだった。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 範自高
余杭県の知県(知事)。おだてに弱く自惚れ深い。
[C] 老県丞
余杭県の県丞(副知事?知事秘書?)。[犯人度☆☆☆☆☆ この人は善人ぽい。]
[D] 頼小手
ケチなコソ泥。[犯人度★★☆☆☆ 怪しいけどわりとイケメンなので味方かも?]
[E] 胡大漢
殺人罪で牢に入れられている囚人。[犯人度★★☆☆☆ 後でひっくり返るパターンも?]
[F] 張屠夫
殺人罪で牢に入れられている囚人。屠夫は肉屋(家畜の屠殺業者)の事。[犯人度★★☆☆☆ 後でひっくり返るパターンも?]
[G] 方桃花
張屠夫に夫を殺されたという若い女。[犯人度★★★★★ 美人なので非常に怪しい。]
[H] 小榔頭
周新に仕える小姓。
[I] 毛屠夫
肉屋のおやじ。[犯人度★★★☆☆ 黒幕の手下っぽい。]
[J] 謎の青年
小榔頭を助けてくれた武芸者。立派な身なりでどこかの御曹司と思われるが…。[犯人度☆☆☆☆☆ ヒロインでしょ?]

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うーん・・・ちゃんと引っ掛けも仕込んでミステリ風にはなってるんだけど、あんまりトリックに巧妙さがなくて後出しジャンケンぽい。あと音楽がコワすぎ。そこまでおどろおどろしくしなくてもいいじゃん!

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「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
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[第一集]
夜更けに浙江の余杭県に辿りついた算命術士らしき男(※まだ名は明かされてないけど便宜上「権吉」とします。)は、こんな夜中に花嫁衣裳を着た女が慌てた様子で走り去っていくのを見かける。女は途中で一人の男と会い一緒に走っていくが、夜回りの警官に見つかった。二人を補導しようとする警官に、権吉は彼らが自分の親戚で今から宿へ行くところだと釈明して二人を助けた。
男は楊林、女は柳玉妹という名だ。権吉は彼らと宿に泊まるが、夜中に彼らはなにかごそごそやっている様子。

県内で殺人事件が起こったと聞いた知県(知事)の範自高はすぐさま捜査に乗り出す。
殺されたのは東渡村の陶家の息子。結婚初夜に部屋で口から血を流して倒れているのが発見された。机上に残されていた酒杯に毒が混ぜられていたようだ。範自高はすぐに行方をくらましている花嫁を探させる。

沢山の本を担いで歩いている少年。街のならず者らが彼をからかって本を取り上げるが、通りすがりの青年(※男装の麗人)がならず者を残らず張り倒して助けてくれた。少年は礼を言うが青年は無関心に去って行った。
少年は主人の命令で衙門(裁判所)にやってきたのだが門番に馬鹿にされ追い返された。

警察が怪しい若い女を探して宿にやってくる。柳玉妹と楊林は有無を言わさず捕えられ、それを見て警官に声をかけた権吉もまとめて連行された。
権吉らは牢に入れられる。牢内には105人もの冤罪で捕えられた男たちが。範自高は捜査も適当に人を捕まえては、適当な罪状をつけて罰するようで、お前も無実だろうが何かしらの罪をきせられるさと囚人たちから笑われた。
範自高がやってきて、殺人事件の真相を吐けと楊林を拷問する。見かねた柳玉妹が全ては自分の責任だと白状し、裁判の場へと連行される。権吉は自分も彼らと関わりがあると言って一緒に裁判所へ。

[第二集]
柳玉妹は涙ながらに真相を語る。陶家に無理やり嫁がされた玉妹は婚姻の夜、運命に絶望して自殺するため隠し持っていたヒ素を酒に混ぜて飲み干そうとした。だが酔っぱらった新郎が杯を奪って飲んでしまった。新郎は苦しみ家具に頭をぶつけ泡を吹いて倒れ、そして死亡したと。
だが範自高は彼女が罪を逃れようと嘘をついていると突きつける。真相は、柳玉妹の恋人の楊林が彼女を陶家に嫁入りさせたくがないために彼女にヒ素を渡し、新郎を殺害したのだと。証人として薬商を呼ぶ。薬商は確かに楊林がヒ素を買いにきたと帳簿を見せる。楊林はヒ素は結ばれない自分たちが心中するために買ったのだと言うが、範自高は聞く耳を持たない。
これにて一件落着と、範自高は自信満々鼻高々だ。そして名捜査名裁判官の自分が尊敬する人はたった二人、一人は錦衣衛(皇帝直下の軍団)指揮使(長官)の紀綱、もう一人は"鉄面御史"(御史は監察官のこと)の異名を持つ周新だと語る。情にほだされることなく正確な捜査と判決を言い渡す周新は官僚の理想像だと言う。

柳玉妹と楊林は連行され、範自高は閉廷を告げるがそれを権吉が止める。まだ自分の裁判が終わっていないと。自分は何も悪い事をしてないのに牢に入れられる理由がないと言うが、範自高は馬鹿にされたと怒る。そして鞭打ちの刑を命じるが、権吉から刑を受ける根拠となる法令を示せと言われて刑を撤回。すると今度は裁判所で安易に命令を撤回するのはいかがなものかと指摘される。そして権吉は先ほどの事件の捜査には不備があると言い出す。そして真相を究明して見せようという権吉の言葉に乗せられて範自高は彼と鞭打ち30回の刑を賭けることに。

[第三集]
権吉を連れて殺人事件の現場に戻ってきた範自高。[ここからネタバレ-------権吉はまず被害者がヒ素中毒だと判定した根拠を訊く。ヒ素中毒者は嘔吐し目鼻耳から出血する、この被害者は頭部は血だらけで嘔吐した跡もあると範知県は自信満々に答える。だが遺体を観察した権吉はこれはヒ素中毒ではないと言う。目鼻耳の血は倒れて頭部を打ち付けた時の血が入ったもの、そしてヒ素中毒の嘔吐は激しく、血の混じった粥状の吐しゃ物が大量に出るはずだと指摘する。ではヒ素中毒でなければ死因を説明して見せろと範自高は言う。権吉は、まず事件当時現場にいた人間が必要だと答える。

事件の夜に夫婦の部屋にやってきて騒いでいた新郎の友人らが集められた。
友人らは部屋にやって来て新婦に酒を飲ませようとしきりに勧めたが新婦は嫌がって飲まなかったため新郎が代わりに飲んだ。酒といっても水でかなり薄めたものだから悪気があったわけじゃないと釈明する。権吉はその薄めた水はどこにあるかと問う。
屋外の水がめの横には雷公藤の根が入った壺があった。陶公が虫除けなどに使うために置いておいたものだ。雷公藤は強い毒性を持ち、その毒を飲むと出血も嘔吐もなく息絶える…被害者は友人らが持ってきた酒壺の酒を飲んで雷公藤の中毒で死んだのだ。
-------ここまで]

陶家の新郎は事故死だった。柳玉妹と楊林は無実で釈放された。だが範自高は賭けに敗けた事を認めたくない。難癖つけて権吉に鞭打ちを命じる。刑吏が彼を捕えるが懐に何かを隠し持っているのに気づく。なんとそれは浙江按察使の印鑑。範自高は権吉が官印を盗んだのだろうとさらに鞭打ちを加えようとするが、そこへ少年が駆けこんできた。少年は皆の前で聖旨(皇帝直々の命令書)を読み上げる。御史の周新を新たに浙江按察使に任ずる、と。権吉とは仮の名、彼こそが"鉄面御史"、周新だったのだ。範自高は真っ青になって平伏する。

周新はまず範自高のいい加減な捜査と裁判で牢に入れられている囚人を再審することに。
胡大漢という男は殺人罪で囚われていた。彼は何もしていないと主張する。だが範自高は彼がいかつい人相だというだけで殺人者だと決めつけ、拷問で調書を作ったというのだ。
周新はまず胡大漢を捕えた者を呼ぶことに。彼を捕まえたのは頼小手というスリで、罪人だが殺人者を捕まえたことで自らの罪は帳消しになったらしい。


[A] 権吉(周新)
算命術士の権吉と名乗るがその正体は高位官僚である按察使。官吏の不正を暴く敏腕監察官。
権はquánと発音し、圏quán(取り囲むの意)と同音。吉を囲んでいる字はすなわち「周」である。[犯人度☆☆☆☆☆ いや主人公だし。]
[B] 柳玉妹
陶家に嫁いだ娘。[犯人度★★★★★ 明らか殺ってるでしょ。]
[C] 楊林
柳玉妹の恋人。[犯人度★★★★★ 共犯確実、黒幕の可能性も。]
[D] 範自高
余杭県の知県(知事)。おだてに弱く自惚れ深い。この時代の知事は検察も裁判官もやってしまう。要するに知事の思いのままである。[犯人度★☆☆☆☆ 善人じゃないけど小物過ぎ。]
[E] 小榔頭
周新に仕える小姓。榔頭は金づちの事。トンカチ君というニュアンス。[犯人度☆☆☆☆☆ 助手役でしょ?]

※「犯人度」は、二時間サスペンスなどで登場時の印象で「あーこいつ犯人だな」とわかってしまうような怪しさの度合いですw
あくまで私が見た時の最初の印象で、実際に犯人とは限りません。


*  *  *  *  *

…なんかちょっとこれはミステリとしてはどうだろう?というオチだった。大丈夫か?( ̄□ ̄;)
そしてサスペンスぽく感じるのは演出がホラーだからかな。画面暗いし音楽コワイし血みどろだし。一方では範自高がコメディすぎてかわいい。この人助手にすれば「古畑任三郎」みたいになって楽しいのにな。


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「大秦帝国之縦横」のむしろこの人主人公にしてほしい公孫衍を演じてたヤオ・ルー(姚櫓)の主演ドラマ!

「大明按察使」(2013年 監督/黄克敏 主演/姚櫓)
全30話

『大明按察使(台湾版)』 DVD 8枚組 !中国語字幕!
Quick China

明代の敏腕按察使の活躍を描くミステリ、かな。脚本は「大宋提刑官」(1の方)と同じ人が手掛けてるらしい。でも1は見てないのでよくわからない。(;^_^A
按察使は中央から派遣された、地方の警察や裁判所を統括する役職みたい。少なくともこの話の中では監察官としての色が濃くて、悪代官を懲らしめる話っぽい。

一話目を見た感じではミステリなのかサスペンスなのかよくわからない。でも多分最初だからこの事件はただの"つかみ"で本題には入ってないだろう。おそらく助手であろう少年やら美女やらも出て来てるけど、一話目では主人公も含め名前すら明かされてないという鈍足ぶりは若干不安…。

同じミステリでも「大宋提刑官2」と比べて台詞の内容がシンプルだし何度も見直さずにスイスイいけそうな気がする。
これはYouTubeには上がってないのでLeTVの無料配信で見てます。

#1 第一集~第三集 (花婿殺人事件)
#2 第四集~第五集 (屠夫の冤罪事件)
#3 第五集~第八集 (五里亭死体事件)
#4 第九集~第十一集 (古井戸白骨事件)
#5 第十一集~第十五集 (高守仁刺殺事件)
#6 第十五集~第十八集 (京劇俳優毒殺事件)
#7 第十八集~第二十集 (少女失踪事件)
#8 第二十集~第二十四集 (錦衣衛の陰謀)
#9 第二十四集~第二十六集 (清河坊連続殺人事件)
#10 第二十六集~第二十八集 (按察使、最後の事件・前編)
#11 第二十八集~第三十集 (按察使、最後の事件・後編)


LeTV
http://www.letv.com/ptv/vplay/2066385.html
広告さえ見れば無料。



長いものに巻かれろ