「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
* * * * *
[第二十六集]
小榔頭は門の外で飢えのため倒れそうになっている少女を助け、内緒で按察使司に入れてやる。少女は雪雁と言い、人攫いから逃げ出してきたところでどこにも行くあてがなく、炊事も洗濯もできるのでここに置いてほしいと言う。小榔頭は主人には内緒で炊事場に彼女を置いてやる。
ある日突然都からの使いがやってくる。周新の働きぶりに陛下が報奨を給うというのだ。車二台の財宝を持ってやってきたのは刑部右侍郎の祝富貴。なぜこのタイミングで報奨が…?さらに祝富貴の護衛として段無極が同行していた。
祝富貴は最近杭州を騒がせている清河坊の連続殺人事件についてどうなっているのか興味があると言う。そこで周新は一行を連れて牢へ。捕えている男の鷹の刺青を見せ事件が錦衣衛によるものだと示そうとするが、男は何者かに殺されていた。彼の姿を見て段無極がおおげさに嘆いてみせる。彼は強くて信頼できる大切な部下の一人、なぜこんな所に捕えられ殺されなければならないのだと。それを見て祝富貴は周新が錦衣衛に罪を擦り付けて事件を解決したように見せかけようとしていたと考える。
余人傑は前の晩に牢の見張り番が何者かに薬をかがされて倒れ、その隙に囚人が殺された事を調べ上げていたが、錦衣衛のスパイが多くなかなか按察使司に行けない。夜を待って思琪を呼び出し、呉知府が祝富貴に今までの経緯をよくよく話してとりなしてくれると伝える。
[第二十七集]
呉知府の提案で周新と祝富貴は按察使司で食事をする。阿瑶が調子よく祝富貴をおだてるので彼も機嫌を良くする。
厨房から食事を運ぼうとする小榔頭を雪雁がつかまえて、自分が運びたいと言い出す。小榔頭が尊敬するというご主人様をひと目見てみたいと言うのだ。失礼があっては自分が怒られると小榔頭は断るが雪雁がどうしてもと言うのでひと品の菓子を運ばせた。
呉知府は周新の言ってることが真実で、段無極が周新を陥れようとしていることを説明。事件の各種証拠を知って祝富貴もすぐに都へ戻って陛下に事の真相を伝えようと約束してくれた。
が、その直後、祝富貴は突然苦しみだし、口から血を流して倒れた!
祝富貴は明らかに毒殺だ。だが卓上の食事や酒は誰がどれに手を付けたかなどわからない。祝富貴の取り皿に残っている食べかけの菓子の一部を酒に溶いて銀のかんざしを浸けてみると黒く変色した。この菓子に毒が入っていたのだ。しかしこの菓子なら阿瑶も食べている。祝富貴の食べたものだけに入っていたのか?
余人傑が、そういえば食事を運んできたのは見た事のない少女だったと言う。ここの厨房で働くのは男ばかりで女はいないはず。周新はすぐさま小榔頭を呼びつける。彼が雪雁という名の少女を匿っており、そして彼女はいつの間にか姿を消していたことがわかる。呉知府が、そういえばあの少女は菓子を運んできて自ら祝富貴の取り皿に菓子を取り分けたと証言する。
こっそり按察使司から抜け出す黒装束の小柄な人物を見た思琪はあとをつける。その人物…もちろん雪雁だ…は河岸の舟上で一人の男と会い何か話している。男が振り返るとそれはやはり、段無極であった。
雪雁は、周新を嵌めるためだけに祝富貴を殺したのはやり過ぎではないかと、そして周新は民衆のために尽くしている良い人のように見えると言う。段無極は自分に必要なのはただ命令に従う忠実な部下だけだと彼女を河に突き落とした。
雪雁が誰の手先なのか…こんな事をするのは間違いなく段無極であろう。しかしまさか都の三品の官僚を手にかけるとは…呉知府と阿瑶は恐れおののく。しかし事態はもう後に引けない。周新は呉知府と阿瑶、余人傑を先に帰らせる。だが彼らが按察使司の裏門から出ようとすると、既に錦衣衛が包囲しておりその真ん中には段無極の姿が。
思琪は雪雁を救出。彼女の背中には鳩の刺青が。錦衣衛の証だ。思琪は錦衣衛の見張りの目を盗んで按察使司へ戻る。彼女の話を聞いて周新はこれが段無極の、そして彼を操る紀綱の仕業であることを確信する。周新は一通の手紙を思琪に託す。これをすぐに都へ届けてほしいと。
思琪は小榔頭と共に按察使司を抜け出し、小榔頭に雪雁の看病をまかせ自分は都へと急ぐ。雪雁は目覚めたが自分のしたことを後悔し小榔頭や周新に合わせる顔がないと嘆く。小榔頭はあくどい段無極に道具として使われただけだと彼女を慰めるのだった。
[第二十八集]
段無極から報せを受けた紀綱はすぐに陛下に拝謁し祝富貴が毒殺されその容疑者が周新であると伝える。皇帝は紀綱に言われるがまま、刑部尚書と紀綱に即刻杭州へ行き真相を調べる旨の聖旨を出す。
一方、都についた思琪は周夫人に会って事の次第を梁御史に伝えてもらう。紀綱の命令で宮殿へは誰も入れなくなっていたが梁御史は宮殿の前で病で倒れるふりをして中へ担ぎ込まれた。愛臣が倒れたと聞き心配してすぐに見舞いにかけつけた陛下に梁御史は跪く…。
呉知府が真っ青な顔をして周新の元へやってくる。段無極に阿瑶を人質にとられ、すぐに周新を連れてくるようにと命じられたのだ。
周新が連れてこられたのは刑獄。待っていた段無極はその一室に周新を招き、何枚かの人相書き(似顔絵)を見せる。彼はこの一年独自に調査した結果、弟が殺された日の夜に同じ宿に泊まっていた者の中に周新がいた事を突き止めていた
(ってそれは余人傑をつつけばすぐ分かるような…?)。人相書きの人物の事を話せば助けてやろうという段無極に周新はその"取引"はフェアではないと言う。無極が真実を話すなら自分も話すという条件を提示、無極は承諾する。周新は洪天佑の殺害や清河坊の連続殺人、牢獄の犯人を殺したのも、按察使司に手先を忍ばせ祝富貴を毒殺したのも、全てお前の指図だったのかと問い、無極は平然とした顔でそうだと答えた。周新は段無量は殺されても仕方ないほどの暴挙を尽くしてきたのであって彼を殺した侠客の事は実際何も知らないと答える。もちろん無極はその答えに満足するはずもない、拷問してでも吐かせると脅す。だが周新は、彼に呼び出された時点でもう生きて帰れまいと覚悟を決めていた。
紀綱と刑部尚書が杭州に到着。段無極はすでに捜査は終わっていると刑部尚書に報告書を渡し、あとはゆっくりしていってくれと部下に接待させる。



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 小榔頭
周新に仕える小姓。孤児だったところを周新に拾われ育てられた。
[C] 思琪
周新に仕える武芸に長けた少女。実は段無量殺害犯の一人。
[D] 雪雁
腹を空かして彷徨っていた少女。
[犯人度★★★☆☆ なにかしら面倒な事件引き起こしそう。][E] 祝富貴
刑部右侍郎。
[F] 段無極
杭州の錦衣衛千戸。武力にものを言わせ庶民から搾り取る悪代官。弟の無量を殺した犯人を捜している。
[G] 余人傑
杭城の衙門の推官。正義と真実を守る心を貫く若き裁判官。
[H] 呉知府
杭州の知府。根は良い人なのだが武力に逆らえず段無極の振る舞いを黙認するしかない。
[I] 阿瑶
呉知府の愛人。美人で愛嬌がある。
[J] 紀綱
錦衣衛指揮使。各地の錦衣衛に集めさせた賄賂で肥える悪代官。周新とは嫁繋がりの親族。
[K] 皇帝
皇帝。
[L] 刑部尚書
刑部尚書(警視庁総監)。祝富貴の上司。
[犯人度★☆☆☆☆ 名無しな時点で既に死亡フラグか。][M] 周夫人
周新の妻。梁御史の娘。
[N] 梁御史
都察院都御史。皇帝の信頼篤い賢臣。周新と紀綱は娘婿。
* * * * *
次回いよいよクライマックス。
→インデックス