あさひのブログ -97ページ目
「臥薪嘗胆」で軍師・范蠡を演ってたイケメン、ジァ・イーピン(賈一平)が出てるドラマを探してみた。

「乱世英雄呂不韋」(2001年 監督/周暁文 主演/張鉄林)
全29話

『亂世英雄呂不韋(台湾版)』 DVD 4枚組 !中国語字幕!
Quick China

この作品は「呂不韋伝奇」とも呼ばれているらしい。
呂不韋は始皇帝のお父さん(荘襄王)を王位に就けるのに尽力した人で、「呂氏春秋」という歴史書をまとめたことで知られる。でも司馬遷の「史記」によると彼は実は始皇帝の実の父だとかいう非常にスキャンダラスなエピソードがあって、おいおいこれをドラマでやっちゃうのかよと興味深々w
そのスキャンダルの元となる始皇帝の母・趙姫が「大秦帝国2」で芈八子を演ってたニン・チン(寧静)だというから、否が応にも期待は高まる!!(・∀・)
ちなみにジァ・イーピンは李斯。という事は出てくるのは終盤かな…。

お馴染みになってしまったLeTVで視聴。


#1 第一集~第三集
#2 第四集~第六集
#3 第七集~第九集
#4 第十集~第十二集
#5 第十三集~第十五集
#6 第十六集~第十八集
#7 第十九集~第二十一集
#8 第二十二集~第二十四集
#9 第二十五集~第二十七集
#10 第二十八集~第二十九集、総括


LeTV
http://www.letv.com/tv/44976.html
広告さえ見れば無料。


史記列伝 2 (岩波文庫 青 214-2)/岩波書店

¥842
Amazon.co.jp
史記列伝(二)
「呂不韋列伝(第二十五)」収録。




長いものに巻かれろ
またまたグォ・ヨウ(葛優)出演作品を。

「さらば復讐の狼たちよ」(2010年 原題「譲子弾飛」 監督/チアン・ウェン 主演/チアン・ウェン、チョウ・ユンファ)
132分
さらば復讐の狼たちよ [DVD]/アミューズソフトエンタテインメント

¥4,104
Amazon.co.jp

英題は「Let the Bullets Fly」でこれは原題の直訳。
タイトルからも想像つくようにギャングの抗争を描いた近代もの(中華民国時代)のようだ。

――金を積んで県知事の職を手に入れた馬(マー)は任地へ向かう途中で仮面の山賊の襲撃に遭う。マーと夫人の二人だけが生き残ったが、金目のものを狙う山賊に脅迫されその場しのぎで県知事になれば金がいくらでも手に入ると持ち掛ける。山賊のリーダー張(チャン)は鵝城(がじょう)県の県知事マーとして、マーは死んだ書記の湯(タン)になりすましてがじょう県へ向かう。
がじょう県では新知事を大歓迎。さっそく町の有力者の黄(ホアン)の使いが挨拶に来たが、態度も横柄であやしい雰囲気だ。マーが調べたところではこの町は完全にホアンに牛耳られており市民は搾取しつくされている。これでは見込んでいた金は徴収できる見込みがない。だがチャンは金は持ってる者からいただけばいい…つまりホアンから奪い取ろうと考える――

[ここからネタバレ-------
ホアンの手下が暴力を働いたため逮捕し裁判にかけ刑を執行する。市民はホアンを恐れることなく公平な裁決を下したチャンに大喝采。だがホアンは当然怒り、後日チャンの仲間"六弟"を罠にはめ割腹自殺に追い込んだ。仲間らは大事な兄弟の死に怒り復讐を誓う。
ホアンはさらにチャンを陥れるため食事に招待する。仲間らは猛反対するがチャンは怒りを抑え敢えてその誘いに乗る。会食でホアンはチャンに山賊対峙のため公的資金を出してほしい持ち掛ける。ホアンはアヘン売買で儲けているが、山賊"アバタのチャン"がそのアヘンを強奪していった。チャンは自ら"アバタのチャン"を退治に行くと言う。

その夜、県庁をアバタの山賊の面をつけたホアンの部下が襲撃するがチャンの仲間らが返り討ちにする。だがマー夫人は銃撃に巻き込まれ死亡しマーは嘆く。翌日夫人の葬式が営まれるがそこへアバタの山賊一味が現れホアンを含む町の有力者を誘拐、身代金を要求して去って行った。この山賊は本物、チャンの仲間達だ。チャンの作戦は成功したかに見えたが、誘拐したホアンは替え玉だった…。
ホアン以外の有力者からは身代金が入り仲間らは大喜びだが、チャンは金が手に入ってもまだ山へ戻らないと告げる。まだ死んだ仲間の復讐が終わっていないからだ。ホアンから金を取らなければ意味がない。

チャンは手に入れた大金をアバタの山賊として貧しい人々に配って回る。アバタの山賊が金をばらまいていると知ったホアンは部下に山賊の面をつけさせて若い夫婦の家を襲撃し夫の目の前で妻を犯す。
翌日、アバタの山賊が町で強姦を働いたと聞いたチャンは仲間に真偽を問うが、仲間らはやっていないと断言する。チャンはホアンの仕業に違いないと確信する。

ホアンはアバタの山賊一味に扮した部下を山へ送り、約束通りチャンをその山賊退治に向かわせる。仮に負けたとしても途中に仕掛けた地雷を踏めば木端微塵だ。
山でホアンの部下扮する山賊一味とチャン達の銃撃戦が始まる。ホアンの部下は全員撃ち殺したが仲間の"二弟"を失い、マーは地雷を踏んで死亡する。

チャンはいよいよホアンと決戦を交えることを宣言。まずは知事として悪徳商人ホアンを罰すると宣告し、広場に大金をばらまいた。翌朝金は市民が残らず持って行ってなくなった。するとホアンは広場に荷馬車を走らせ、ホアンを恐れた人々は荷馬車に積んだ金を入れた。これでは金を取られただけではないか…チャンの仲間は訝しむが、チャンは次に広場に銃をばらまく。翌朝、銃はきれいになくなっていた。
次の日、チャンは広場でこれからホアンを殺しに行くと叫んで回る。やがて銃を手にした若者たちが彼の声に応じて出て来た。チャンはそのままホアンの屋敷へ向かうが、しかし若者らは後をついてこない。チャンとホアン、勝った方に味方する腹積もりだ。

ホアンの屋敷の前の鉄門でチャン達は一晩中銃を打ちっ放す。そして誘拐して捕えていたホアンの替え玉を拘束して広場に凱旋、民衆の前で公開処刑する。ついにホアンが殺されたと思い込んだ町の若者らはみな一斉に銃を手にホアンの屋敷へ殺到し家具や財産を奪い合う。本物のホアンは替え玉として捕えられいたぶられた。チャンは彼を助けてやり、銃を手渡す。ホアンは銃を手に屋敷の屋上へ、そして地雷を爆発させ華々しく自害した。
やるべきことを終えたチャンの元に仲間たちがやって来る。もう山には戻らず上海へ行くことにしたと言って、皆彼の元を去って行った。チャンは一人馬に乗って街を後にする…。(終)

------ここまで]

なんてCOOLな映画なんだ!!(°∀°)b
ギャングものなんてやたらめったとドンパチするだけの頭悪いイメージだったけど(偏見)、これはちゃんとエンタメしてる。心理戦もスリリングだしアクションも派手で主人公たちがバッタバッタと敵を倒してくのも爽快、時折り笑いを誘う部分が差し込まれてるこの微妙なさじ加減が物語を飽きさせず見やすくなっててよかった。正統派なギャングもの・ハードボイルドが好きな人にはこのユルい部分はイラッとくるかもしれないけど…。
話のテンポがよくて、下手に恋愛とか人情とかを掘り下げてお涙頂戴な演出には走らず、敵との戦いに絞ってるアクションエンターテイメントになってる。気軽に楽しめて兎に角カッコイイ!任侠好きにはたまらない主人公達のカッコ良さ。

そのカッコ良すぎる主人公チャンを演じてるのは監督のチアン・ウェン(姜文)。この人「関羽-三国志英傑伝-」でカッコ良すぎて主役喰ってた曹操だよ!まーこのキャラも男前すぎんだろ。監督で自演だから彼自身がこういうパーフェクトな男前キャラが好きなんだろうなぁ…そして似合う!(*゚ー゚*)b
「孔子の教え」で堂々たる主役を張ってたチョウ・ユンファ(周潤發)はここでは悪役で、なんか地味。キャラがあんまし立ってない。準主役のマーを演じるグォ・ヨウと、チアン・ウェンの二人がキャラ立ちすぎてるっていうのかな。喰われてる感が否めない。
チャンの仲間達はみんな若手でいい体してておばさんの目の保養にw 
ホアンの冴えない部下にヤオ・ルー(姚櫓)さん(「孔子の教え」の時と立場逆転してるのが可笑しい)、偽のアバタのチャンに「臥薪嘗胆」の夫差を演ってたフー・ジュン(胡軍)、それから最初にちょろっと出て来た本物のタン書記はフォン・シャオガン(馮小剛)監督が演じてる。

ホアンの部下の美女、黛玉晴雯子(たいぎょく・せいぶんこ)。ホアンが「日本人の名前をつけたんだ!」と大笑いするのだけど、これは中国人にしかわからないネタだろうな。黛玉(ダイユィ)と晴雯(チンウェン)は中国の女性名。
日本人の名前は大体姓が漢字で二文字で名が二~三文字だけど、これは中国人から見ると二人分の名前が合体してるように見えるってこと。そして日本人の女性の名前は最後に「子」がつくことが多いのでより日本っぽいという事になってる。他に切腹や日本のカタナを持ち出してきたりで日本をパロディ的に取り入れてる笑いも楽しい。
ちなみに音楽はジブリ映画でおなじみ久石譲が担当。

そういえば年末にLeTVを観てた時にやたらCMしてた映画「一歩之遙(Gone With The Bullets)」、これチアン・ウェン監督作品らしい。うわぁ観てみたい!


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
14勝9敗3引分け。
これ妙にタイトルが引っかかった。ものっすごくB級好きのココロをくすぐる…。

「女と銃と荒野の麺屋」(2009年 原題「三槍拍案驚奇」 監督/チャン・イーモウ 主演/スン・ホンレイ)
90分
女と銃と荒野の麺屋 [DVD]/Happinet(SB)(D)

¥4,104
Amazon.co.jp

こうやのめんや…この語呂、B級臭さがプンプンする「麺屋」という言葉。でも英題が「A Woman, A Gun and A Noodle Shop」なので邦題は訳しただけ。原題の「拍案驚奇」は「世にも奇妙な物語」みたいなニュアンスみたい。
監督がまたまたチャン・イーモウ(張芸謀)なんだけど、この人がコメディを撮るとどうなるのか…?

――荒野にぽつんと建つ麺屋。ワン店主の妻はやってきたペルシア商人から一本の銃を買う。彼女は従業員のリーと不倫関係にあり、リーはワン夫人が店主を銃殺しようと考えてるのではと不安にかられる。
ワン店主は子供の産めない妻を虐げてきた。ある日知り合いの警官から妻とリーの不倫を知らされたワン店主は激昂し、警官に金を積んで二人を暗殺するよう依頼する――

[ここからネタバレ-------
ワン店主は旅に出かけるふりをして地下に隠れる。警官はワン夫人が隠していた銃を盗み出し、夫人とリーの着物をめった刺しにし血に染めたものを店主に差し出して謝礼を受け取り、そして店主を銃殺。と、地下室の金庫を見た腹黒い警官は鍵を壊してさらに金を奪おうと考えるが鍵は叩いてもびくともしない。物音を聞きつけた従業員がやってくる気配を感じて窓から逃げ出した。

ワン夫人が隠していた銃がいつの間にかなくなっていることに気づいたリーは真っ青。おそるおそる地下室へ行くとそこには胸から血を流して事切れている店主の姿が。そしてその机の上には銃が。リーはいよいよ夫人が店主を銃殺してしまったと考え、証拠を隠滅するため床の血を拭き遺体を運び砂漠に埋める。

開錠するための道具を持って戻って来た警官。だがそこへやはり店主の留守の隙に金庫から金を盗もうとする従業員がやってきた。彼は鍵の開錠方法を知っていたのだ。鍵をあけて中の金を洗いざらい持って行こうとする従業員を警官は絞殺して金を奪い、遺体は砂漠へ運んで埋める。

疲れ切ったリーが店へ戻る途中用を足していると、こんな砂漠にキセルが落ちている。不審に思ったが気に留めずそのまま帰る。だが彼は財布を落としていった。
一方警官はキセルを落とした事に気づき、遺体を埋めた現場へ戻って来た。と、財布が落ちている。誰かがここへやってきたのだ、遺体の事がバレたかもしれない!

リーは店に戻りワン夫人に自分がうまく始末をつけたと言うが、夫人は酔っぱらってずっと寝ていたと言う。店主を殺したのは夫人ではない…!その時店の外から矢が飛んできてリーを射殺。矢を放ったのはあの警官だった。次々と射かけられる矢に夫人は恐れ逃げ惑い、リーが持って帰って来た銃を手に個室へと隠れる。だが警官はついに個室へとやってきて扉を強引に壊そうとする。ワン夫人は震えながら銃を放つ。弾丸は警官の胸に命中し体ごと吹き飛ばした。(終)

------ここまで]

こりゃダメだ…C級D級映画だった。(-"-;A
いろんなものが中途半端で何を作りたかったんだか…。
まずコメディだと思ったら、いや出だしはコメディみたいだったのにあとはずっとシリアスなサスペンスだし、最初にキャラをコメディぽく演出したばっかりにサスペンス部分がしまらないし、登場人物の誰にも感情移入できない。なんと言っても話のテンポが遅い!かったるい!無駄なカット多すぎでしょ、笑えもしないのに。最後にどんでん返しの笑いでも持ってくるのかと思ったらそれもなし。最初っからコメディ要素排除しておけばB級サスペンスで済んだのに、何故こんな演出を…?

とりあえず画面の美しさだけは、うん、「HERO」の監督らしいなというところ。もう後は意味不明としか言いようがない。これ何がしたかったの??


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
13勝9敗3引分け。
ツタヤレンタルの勝率を上げるためにベタなところを行ってみた。

「詩人の大冒険」(1993年 原題「唐伯虎點秋香/Flirting Scholar」 監督/チャウ・シンチー、リ・リクチー  主演/チャウ・シンチー)
102分
詩人の大冒険 [DVD]/チャウ・シンチー,コン・リー

¥4,104
Amazon.co.jp

ご存じチャウ・シンチー(周星馳)作品ということで、コメディ&B級好きには間違いないはず!!ヒロイン役のコン・リー(鞏俐)はちょうど見たばっかの「活きる」のお母さんだ。
原題は「唐伯虎(タン・バッフー)と秋香(チャウヒョン)」というニュアンスのようだ。英題のflirtは浮気する、よろめくという意味らしい…。

――高名な芸術家としてならすタン・バッフー。人々は彼の才能と富、そして8人もの愛人がいることをうらやむ…だが実は当の本人は決して幸せではなかった。8人の愛人はギャンブルにふけりバッフーの作品の価値などまるで知らず彼を金を持ってくる使用人くらいにしか考えてないのだ。
ある日バッフーは街で富豪に仕える使用人のチャウヒョンに一目惚れ。彼女は街でも噂の美女で言い寄る男も多い。バッフーは彼女に近づくため貧乏人のふりをして富豪の家で雇ってもらうよう頼み込むが…――

物語はまぁオマケみたいなものなので敢えて書きません。
期待通りの抱腹絶倒コメディ!てかコント!!
短いコントがつながって大きなひとつの物語になってるような演出。あれだ、「志村けんのバカ殿様」な感じw とにかく笑える。王道ボケもパロディも下ネタも、これでもかと満載。うん、下ネタ多いけどその翻訳がまた絶妙というかなんというか大笑いさせてくれる。原語はわからないので実際のニュアンスはどうなのか知らないけど、翻訳では時代劇なのに現代的な言葉で完全にコントノリ。たたみかけるギャグの応酬で毎度バカバカしく最高!ヘ(゚∀゚*)ノ
正式な監督はリー・リクチー(李力持)でシンチーは共同監督みたいな感じらしい。そしてリー・リクチーは「中華一番!」の監督だ。面白いわけだよ。やっぱ香港のB級コメディは最高だ!!

主人公のバッフーは詩人なので調子のいい詩で笑わせるシーンが多く出てくるのだけど、ちょっとでも言葉が解ればさらにおもしろいだろうに、この映画、言葉がサッパリ聞き取れない!(°д°;) 多分普通語じゃなく広東語じゃないかな…本当に一切、まったく聞き取れなかった。orz

特典のインタビューでシンチーが「この頃の僕はすごく太ってた」と言ってるように、最初どれがシンチーかわかんなかったよ。お顔がぽっちゃりw


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
13勝8敗3引分け。
レンタルDVDに入ってるCMを見てちょっと気になって観てみた。

「復讐の春秋」(2006年 原題「臥薪嘗胆」 監督/ホウ・ヨン 主演/チェン・ダオミン)
全41話
復讐の春秋 -臥薪嘗胆- DVD-BOXI/エスピーオー

¥13,860
Amazon.co.jp

故事成語にもなってる臥薪嘗胆(がしんしょうたん)のエピソードを描いたドラマ。越王勾践(嘗胆した方)に「項羽と劉邦(楚漢伝奇)」の劉邦を演じてたチェン・ダオミン(陳道明)。

――春秋時代。にわかに力をつけ覇権を狙う呉国。太子・波に嫁いできた越国の季菀(キエン)王女が逃げ出した。越の国王代理の太子・勾践はその報せを聞き臣下に意見を問う。彼女を迎え入れれば呉は必ずや攻めてくるだろう。だが妹を見捨てることはできない勾践は大将軍に命じて王女を迎えに行かせた。
一方、面子を潰された格好の呉国では国王・闔閭(コウリョ)の怒りは収まらない。宰相の伍子胥は王女を敢えて追わず、これを口実として越に攻め入り征服すべきだと説く。
コウリョの末公子の夫差は独断で、逃げた季エン王女を追って彼女を捕えるが、そこへ越軍がやってくる。さらに追って来た呉軍と一触即発の事態に。だが呉王から撤退命令が届き、すんでの所で戦いは免れ王女は越へと帰って行った。

コウリョは愚鈍な波太子を廃して武勇に長けた次公子の累を太子に立てるべきかと考えていた。そこで累公子に功を取らせるため越への進軍を指揮させる。だが伍子胥は乱暴な累公子に国を任せることに不安を抱き、宣戦布告書を敢えて夫差公子に届けさせるのだった――

これは二国の戦が舞台だけど、各主要人物がそれぞれの思惑で相手の腹を探って丁々発止とやり合う陰謀ドラマ。合戦・戦略ものではなく権力争いの心理戦。NHK系インテリ男子におすすめな超お堅い、くそ真面目な政治ドラマ!
越も呉も王位争奪戦からはじまる。越国では長男なのに幼い末弟に王位を奪われそうになる勾践、呉国では末弟だけど兄に王位をとられてなるものかと奮闘する夫差を同時進行で描く。二人が即位してからは呉越の戦い。ここでもまた、越国では戦にはやる勾践を止めようと文種や范蠡が必死に立ち回り、呉国では仇討を後回しにしようとする夫差に伍子胥がこれでもかと檄を飛ばすという、常に二国で対照的なドラマが繰り広げられてるのが面白いところ。そして中盤からはいよいよタイトルにもある大いなる復讐劇が始まる…と思わせといてなかなか始まらないんだけどね。(;´▽`A
序盤のハラハラさせる陰謀合戦から比べると後半はちょっともたついてて間延び感が。ちなみにネタバレすると夫差は臥薪しない。しないんだよ、なんでやねん!(しかも勾践が臥薪も嘗胆もしちゃうという。なんでやねん!w)

画面は暗いし衣装や小道具も本当に質素というか当時(春秋時代)の技術ならこんなものだろうと思わせるリアルさ。歩兵の鎧兜が藁編みだったり、将軍の鎧もぴかぴかの鋼鉄でなくちょっとくすんだ革でできてたり。渋い。時代劇で馬車のシーンは車内は大概別撮りなのにこれ本当に役者を馬車に乗せて撮ってると思われるひどい揺れ。リアル。越国の将軍らが奴隷として連行されていくときに担がされてる木もホンモノにしか見えないし、雪降る河辺での撮影とか、めっちゃ体張ってるなー!
しかし、それはそれは残念なくらいアクションシーンがショボい。エキストラも馬も沢山用意して走らせてるけど、絶対交戦シーンは部分撮りで、俳優さんに危険なことは一切させてないのよね。まぁこのドラマはアクションを見せたいわけじゃないからいいっちゃいいけど。

キャストはもうとにかく越王勾践を演じるチェン・ダオミンが凄い!!他に追随を許さない圧倒的な演技力と存在感。この勾践はキャラ的にはあんまりできた人物じゃない主人公にしては凡な人なんだけど、この人が演るとその佇まいだけで既に王者の風格漂ってるしw がさつな劉邦がハマってた割にはこういう品のある王様もやたら似合う。リーダー役が向いてるんだろうなぁ。リーダーならではの、己のプライドと立場を天秤にかける葛藤、苦しみがひしひしと伝わって来る。
対して呉王夫差は、登場時は正義感溢れるいかにも主人公らしいキャラ…かと思わせといて王位に就いてからはダメっぷりを遺憾なく発揮。勾践と夫差のW主人公かと思ってたら彼は悪役というかライバル役。でもチェン・ダオミンのオーラにまったく太刀打ちできてないこの小物感にはガッカリ。(ただしこのガッカリな演出は真のライバルである伍子胥を引き立たせるためだろう…。)
そして伍子胥や文種といったおじいちゃんが大活躍しちゃうあたりがいかにもインテリ男子向け。個人的には伍子胥はもうちょっとがっしりした人が演ってほしかった、こんなひょろひょろの仙人みたいなお爺さんだなんて、イメージが…orz。文種役は大秦帝国2の昭陽、楚漢伝奇の呂太公のチェン・ティエンヨン(鄭天庸)。御髪が黒い!若々しい!w

あ、傾国の美女・西施をアイドルみたいな子が演っててこれがものっすごい大根でコケた。台詞棒読み!これは明らかにミスキャストだよなぁ。(´д`lll)


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
一枚目だけ3話収録、あとはやっぱり2話ずつ収録。

LeTV
http://www.letv.com/ptv/vplay/1381217.html
広告さえ見れば無料。
第8話からはやっぱりこっちで見た。




長いものに巻かれろ