中国語でドラマを見る-大明按察使 #5 | あさひのブログ
「大明按察使(全30話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第十一集]
杭城の大商人・高守仁の50歳の誕生会が盛大に開催された。だが酔った客が舞妓にからむのを見て高守仁は怒り喧嘩になってしまった。
翌朝、高守仁が自室で遺体で発見される。何者かに刃物で刺されたようだ。
事件捜査に余人傑がやってくる。実は高守仁の息子・高俊は彼の友人でもあった。現場に凶器は残っておらず犯人の手掛かりがまったくつかめない余人傑が按察使の周新に協力を要請しようと言うと、高俊はすでに都に報告したと答える。

皇帝は高俊からの手紙を読みすぐに刑部(警視庁)の人間を派遣しようとするが、大臣らは官位の低い公務員(※1)の私事に中央の官僚を派遣するのはおおげさだと反対する。錦衣衛長官の紀綱が、杭城には有能な部下の段無極がいるので任せてほしいと申し出るが、刑部尚書(警視総監)?(※2)はちょうど杭州には周新がいるはずだから彼に任せればいいと言う。紀綱は娘婿である周新に功を取らせようとしてると反対し険悪な雰囲気に。そこで刑部右侍郎の祝富貴が自分が行くと申し出た。

※1 高俊は六品。ちなみに呉知府が四品、周新が三品。
※2 ここの人物関係がよくわからない。このシーンの直前に皇帝は「刑部の上層部を呼べ」と言ってるので、この岳父と呼ばれている人物は刑部尚書(二品)の可能性が高い。だが後々「周新の妻の父は一品の官僚」という表現が出て来る。一品というと丞相クラス。岳父=周新の妻の父ではないのか??


[第十二集]
杭城にやって来た祝富貴はさっそく現場検証を行う。高守仁を殺した犯人が持ち去ったのはちょっとした装飾品などの小さいものばかりで壺などの高価な骨董品に全く手をつけていないことから強盗に見せかけた怨恨による犯行だと断定し、誕生会で高守仁と喧嘩になった商人を捕まえて投獄してしまった。余人傑や高俊はその強引な捜査ぶりに失望する。
高俊は商人である父は何かと揉め事も多く、過去のトラブルの怨恨による線はないだろうかと余人傑に相談する。そこで余人傑は書庫へ行って過去の事件の記録を集めて来た。高俊は一緒に調べようとするが資料は外部の人間に見せるわけにはいかず、余人傑は代わりに自分が調べてみると言うのだった。

杭城の商人が証拠もなく投獄されたためにストライキが起こり、都に資材が届かず北京城の工事が中断してしまった。皇帝は祝富貴が事を急くあまり根拠なく商人を捕まえたと知って怒る。そうして結局周新にこの事件を手伝うように連絡させた。
周新は遺体と現場の検証を行う。被害者は胸をひと突きにされ倒れていたが床に血だまりは少ない。これは凶器がしばらく刺さったままで、血が固まった後に凶器が抜かれ持ち去られたという事だ。
次に屋敷の執事と小姓を呼び尋問する。昨夜は小姓たちは皆屋敷内におり外出した者はいなかった。昨夜最後に高守仁に会った小姓の小梅に事情を聞くが、彼女は昨夜は自室へ戻った後は朝までぐっすりだったと答える。だが追及していくうちに、実は物音で起こされて様子を見に主人の部屋を覗くと彼がすでに床に倒れており、怖くなって帰ったと言い出した。
だが彼女の部屋からは高価な装飾品が見つかった。小梅は主人から貰ったものだと釈明する。祝富貴は彼女が主人から関係を迫られ、あるいは手籠めにされ、その恨みから彼の懐刀で刺して逃げたのではないかと突きつける。
そこへ高守仁の妻がやってきて小梅は悪くないと擁護する。実は高守仁は非常に好色な男で、ちょっとみばの良い小姓を見つけるとすぐ手元に置いて無理やりにでも自分のものにしてしまうのだと言う。彼に口出ししようものなら暴力を振るわれるため夫人もどうしようもないらしい。

[第十三集]
呉知府は書庫で高俊が過去の資料を調べているのを見て咎める。高俊は祝殿が当てにならないので余人傑に協力してもらって自分で犯人を捜しているのだと言い、彼の気持ちがわからないでもない呉知府は見て見ぬふりをしてやる。

犯人は小梅かと思われたが、[ここからネタバレ------周新は彼女の仕業なら、刺殺後血が固まるまで待ってから凶器を抜く度胸はないはずだと訝しむ。そして再度屋敷の執事を問い詰めると、実は昨夜一人だけ屋敷を出た人間がいたことがわかる。それは高守仁の妻の妹・瑞云だ。
瑞云の家を捜索すると果たして高守仁の部屋から持ち去られた装飾品類が出て来た。瑞云は観念して自分が殺害したと吐く。実は彼女には二十年来の恨みがあったのだ。20年前、高守仁は彼女に殷氏を紹介し嫁がせた。だが実は彼女を嫁がせたのではなく、なんと借金のカタに殷氏に売り飛ばしたのだ。殷氏は彼女を使用人のようにこき使い、身ごもった彼女を足で蹴り飛ばして流産させ、以来彼女は子供のできない体になってしまった。
瑞云は夜中に部屋に忍び込んで彼を刺殺し、強盗の仕業に見せかけるための工作を施してから立ち去った。そして凶器は河に捨てた。
彼女が全てを告白したその時、高夫人が死亡しているとの報せが。

高夫人は服毒による自殺だった。夫人の部屋の机の上には遺書と一振りの血の付いた懐刀が置かれていた。遺書にはこう書かれていた、夫を殺害したのは他でもない自分だと。彼女は昨夜の誕生会で夫が祝いに来た客と喧嘩をするさまを見た時についに決心したのだ。周囲の人々を苦しめ続ける彼は存在しない方が世のためだと。そして夜に茶に毒を入れて持って行ったが碗を叩き捨てられたため、咄嗟に置いてあった彼の懐刀で刺殺したのだと…。

------ここまで]

事件は結末を迎えたと思われたが、周新は書庫にこもって高守仁に関わる過去の事件資料を調べ始める。[ここからネタバレ------祝富貴はこれ以上調べることはないはずだと言うが、周新は高夫人の遺書はまるでこれ以上この事件を詮索しないようにとでもいうような思いが感じられる、つまり彼女の話にはウラがあるのではないかと疑っているのだという。
そこへ高俊がやってきた。そして彼らに、父・高守仁を殺したのは自分だと激白する。祝富貴は彼が父母を失ったことで気が動転してるのだろうと擁護するが、高俊は自分の罪は許されるものではないと真相を告白する。

都で官吏として働き陛下にも目をかけてもらえるようになり、この度の父の誕生日を祝うため7日もの休暇を与えられ戻って来た彼が見たのは、誕生日を祝いに来た客と喧嘩する父の姿だった。こんな恥ずかしい行為はあっという間に世間に広まる。官吏の息子の立場も考えない傍若無人なふるまいに彼はその場では怒りを堪えたが、忘れようと飲んだ酒で逆に怒りは増大し、そして父の部屋で行って口論となり、刃物を持ち出した父ともみ合いになりうっかり刺してしまったという。酔いも醒めて恐ろしくなった高俊は母に報告する。母は彼をかばって叔母と共に偽装工作を施したのだと。
------ここまで]

[第十四集]
だが周新は高俊に、知りたいのはなぜ彼が父に関わる過去の事件資料を盗み見しようとしていたかだと突きつける。
[ここからネタバレ------高俊が調べていたのは二十数年前の窃盗事件だった。味噌屋の姜恩が高守仁の宝石を盗んだとして逮捕され、彼は三年服役していたがその後自殺した。だがこの事件には裏があり、姜恩の婚約者に横恋慕した高守仁が姜恩を罠にはめて罪を着せ、婚約者を奪って自分の妻にしたのだ。その婚約者とはもちろん、高俊の母だ。

誕生会の日の夜、酔った父からお前の母は強引に奪って手に入れたのだと知らされた高俊は母に真相を問うた。母は涙ながらに真実を、そして高俊が高守仁ではなく姜恩の子であることを告げたのだ。父への怒りとそして自己嫌悪に陥った高俊は酒をあおるが怒りはますます膨らみ、そして再度父の部屋へ行き口論に。高俊が姜恩の子だと気づいた高守仁は激昂し懐刀を振り回したため高俊は部屋から逃げ出した。そしてしばらくしてから様子を見に戻ると部屋には胸に懐刀が刺さった高守仁が倒れていた…。
------ここまで]

だがそれでは実際に刺したのは誰かと言うことになる。やはり高夫人が関わっていたのではと余人傑は推測する。
[ここからネタバレ------高夫人は息子が父と喧嘩になるだろうと予想し彼のあとをつけて様子を窺っていた。そして高守仁が懐刀を振り回し高俊が逃げ出した後に、やはり心配して追って来た瑞云と共に部屋に入る。高守仁は酔いと怒りで床の上に大の字になって寝ていた。彼が高俊を殺してやると呟いているのを聞いた高夫人は今やらなければ息子が殺されると床にあった懐刀で高守仁の胸をついた。高夫人は強盗の仕業に見せかけるために偽装工作を行い妹をすぐに帰らせた…。------ここまで]

[第十五集]
[ここからネタバレ------余人傑の仮説にしかし周新は首を振る。凶器は左から右に向かって刺さっていた。これは犯人が左利きでない限り有り得ない。そして高夫人や高俊は左利きではない。
周新は高俊や皆を連れて再度現場へ。そこで自分が懐刀を振り回す高守仁役となって当時の再現を行う。高守仁に追いかけられた高俊は咄嗟に部屋の扉を閉めた。それを引き開けようとする高守仁。必死に抵抗する高俊。そこで高俊が戸を押すと勢いで懐刀は胸に刺さり高守仁は後ろに倒れた…つまり戸が突然開いた勢いで自分の持っている懐刀が突き刺さった事故死だったのだ。
------ここまで]



[A] 周新
浙江の按察使。"鉄面御史"の異名を持つ敏腕監察官。
[B] 思琪
武術に長けた男装の麗人。周新の部下。
[C] 余人傑
杭城の衙門の推官。思琪の事がいろんな意味で気になっている様子だ。
[D] 呉知府
杭州の知府。頼りないが官吏としての正義感はあり庶民の味方のようだ。
[E] 祝富貴
刑部右侍郎(尚書に次ぐナンバー2。官位は三品で周新と同等)。[犯人度☆☆☆☆☆ 刑事役でしょ。]
[F] 高守仁
杭城の大商人。[犯人度★☆☆☆☆ あんまり賢くなさそう。]
[G] 高俊
高守仁の息子。都仕えをしているが父の誕生祝いのために帰省している。有能な文官で皇帝から気に入られている。[犯人度★☆☆☆☆ サワヤカ系イケメンなので良い人だろう!]
[H] 高夫人
高守仁の妻。[犯人度★★★★★ 美女だしすんごい何か企んでそう。]
[I] 瑞云
高夫人の妹。[犯人度★★★★☆ 姉と共に何か企んでそう。]
[J] 小梅
高家の小姓。[犯人度★★☆☆☆ いやモブっしょ。夫人の手下?]

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コラーーーーーッ!!!ヾ(。`Д´。)ノ
せっかくものすごいどんでん返し続きでやばいめちゃ面白いと思ったのに、その肝心の最後のオチがアカン!!この傷口は左利きが刺さないと有り得ないって言っておきながら「事故」って…コラッ!!
何この失望感…ものっすごい納得いかない尻切れトンボな話だった。

この話はちょっと台詞が難解で何度か見直した。見直すとちゃんと最初から伏線が敷かれててよくできてるのに、最後のオチがっ!!orz あと高俊が都に捜査依頼するのは心情の推移として無理があるかも…。


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