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「大秦帝国(第二部/国命縦横)」の台詞を解読してます。序盤~中盤の張儀と蘇萱姑娘のラブコメディのシーンを集めてみました。何せ正解がわからないので思いっきり意訳です。大きな間違いもあるかもしれません。話数・時間はダイジェスト版(全43話)のものです。

#1 萱蘇客棧(一)
#2 萱蘇客棧(二)
#3 萱蘇客棧(三)
#4 萱蘇客棧(四)
#5 萱蘇客棧(五)
#6 萱蘇客棧(六)
#7 萱蘇客棧(七)
#8 相国府(一)
#9 萱蘇客棧(八)
#10 相国府(二)
#11 秦国道程
#12 函谷関
#13 相国府(三)
#14 萱蘇客棧(九)


[登場人物紹介]
 張儀 (演:喩恩泰)
魏国出身の遊説家。後に秦国の宰相となり外交官として各国を飛び回る。

 蘇萱 (演:楊紫嫣)
秦国の都シェンヤンの郊外にある宿「萱蘇客棧」の女店主。

 天佑 (演:羅天佑)
萱蘇客棧の従業員。(実際の配役名は「蘇萱夥計(蘇萱の所の従業員)」で、字幕では演じる俳優さんの名がそのまま使用されたみたい。)

 イン・スー (演:富大龍)
秦国の王。張儀の良き理解者。

 姫狐 (演:王笛)
周王室の王女。訳あって一時は魏国で山賊の頭を張っていた女剣士。

 イン・ジー (演:周波)
秦国の将軍。秦王の弟。





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「大秦帝国之縦横(全51話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

* * * * *

[本編49~51集]
(※ダイジェスト最終回は本編第48話に相当。)
武烈王崩御の報せを甘茂から内密に受けた嬴疾(エイ・シツ)は、他国に悟られないよう王は病だと称して棺を運ばせると同時に稷(ショク)公子を急ぎ呼び戻すため魏冉(ギ・ゼン)と白起を趙へ遣る。嬴壮(エイ・ソウ)はショク公子の即位を阻止するため暗殺を謀るが、魏ゼンは燕国に協力してもらいショク公子らを救出。ショク公子とビ八子は燕国の使者の一行に紛れて秦へ戻る。
ショク公子の帰国後、エイ蕩の死が公表される。切羽詰まったエイ荘は太后にショク公子の即位を妨害するよう決意を迫る。太后・魏紓(ギ・ジョ)は皆の前でショク公子が陰謀で王位を簒奪したとわめく。ショク公子は太后を昔のように母と呼び、エイ荘の言葉に惑わされないでと言う。太后は亡くなった我が子と、我が子同然のショク公子への思いに板挟みになる。太后が心揺さぶられていると察知したエイ荘はしつこく太后にエイ・ショクの廃位を訴える。
芈琰(ビ・エン)は草原へ戻っていたが、帰国したビ八子と太后の確執を知り秦にやってくる。そして彼女らの前で毒杯(と思われるもの)をあおり、ショク公子に剣で勝負を挑んでわざと刺されて息絶える。目の前で実の子同士が争い殺されたビ八子は半狂乱になって嘆き、やはり二人を我が子のように思っていた太后は自ら懐刀で胸を突いて命を絶つ。
ショク公子が即位の儀式に臨む日、エイ荘は自ら玉座に座り兵士を並べ、やってきたショク公子を殺害せんと待ち構える。だがそれを予期していたビ八子は密かに魏ゼンと白起に命じてエイ荘らを一網打尽にし、ショク公子は何も知らされることなく玉座についたのだった。(終)

* * * * *

これはまぁ確かに、省略されてもいいかなというエピソードだった。第三部への布石っぽい。

→インデックス

* * * * *

ダイジェスト版で省略されていたシーンをいくつか紹介。
・ビアトウと魏ジョの出会い。宮中はビアトウを田舎者と蔑む者が多い中魏ジョだけは優しい。
・公孫エンの恋愛エピソード。ダイジェストだと後半唐突に出て来た魏姫だけど、公孫エンとは秦大良造時代からの仲。彼女は最後公孫エンと一緒に魏へ帰って来たが間もなく病死したらしい。
・幼少期のビ・エンが楚からギキョへ返されるエピソード。
・秦斉楚三国盟会(ダイジェスト版14話)の直前、張儀はまず楚国へ同盟の提案に行ってる。これは省いちゃダメでしょ!既にここからビ原と子蘭公子の確執が始まっている。
・幼少期のエイ蕩とエイ・ショクの仲良し兄弟エピソードが何本か。甘茂の家庭教師エピソードも。
・ビ八子が三人目(エイ・ショクの弟)を産んだエピソード。そして四人目も…w
・函谷関の戦いの直前にビ八子が趙カをお供にギギョ・ガイに会いに行ってる。ええーっ!?∑(゚Д゚)
・白起の出世エピソード。ダイジェストではとってつけたように出て来た馮高もここから出て来てる。
・ビ八子と関内侯との確執が何度か。これも重要だったな。これないとなんでエイ荘がそこまでビ八子を憎むのかわからん。そして省かれてるシーンではビ八子がかなり悪女というか策略家。関内侯が彼女を妖げつ(魔性の女)と呼ぶのもまぁ納得できる。
・巴蜀への遠征シーン。エイ蕩が魏ゼンに命を救われたり巴国の女に恋をしたりと楽しいのだが、ごっそり削られてる。
・最後の張儀と公孫エンの再会シーンは逆にダイジェスト版の方が長い。あの最も感動的な再現シーンは後から付け足したようだ。
・エイ蕩は即位したらすぐ項萌を妃に迎えてる。もちろん魏ジョは激おこぷんぷん丸。


総括。
主人公が悪人!!?という斬新さが面白いドラマ。でもよくよく考えるとエイ・シは台詞上はそんなに悪人じゃない。このワルさはもう全てフー・ダーロン(富大龍)の素晴らしいお芝居によるもの。美形で腹黒くて意地悪でなんかエロくてセクシーで、特にタカラヅカ女子にウケそう!この人は本当に始皇帝、随の煬帝がピッタリ。

こんな目玉的俳優を主役に据えていてもなお、この物語は繁雑すぎて歴史好きでないと絶対ムリだ。すごく頑張って各国間の関係をわかりやすくしようとしてる努力はわかるけど、ムリだわ。
あと前作と決定的に違うのが、胸を打つようなテーマがないこと。君主のエイ・シがとにかく信用ならん男なので前作のような君主臣下の忠義ものとしては成立しない。ビ八子と張儀の忠義もの(友情物語?)と捉えるにはちょっと無理がすぎるだろう。宮廷陰謀ものとしてもエイ荘が小物すぎてダメ。戦略ものにしては繁雑で焦点が絞られてなくて、毎回何のために戦ったり交渉してるのかが分かりにくい。戦闘シーンもチャチくて前作の方がよっぽどリアルで迫力あったんだけど…。
まあ要するに前作が素晴らしすぎただけだ。どうしても比べて見てしまう。普通に見たら…見続けることができたら面白いんだけど、話がややこしすぎて継続することが難しいだろうなぁ。とりあえず富大龍ファンにだけおすすめ。

張儀を演じるユィ・オンタイ(喩恩泰)は、多分コメディ俳優さん。ガチなコメディアンではなく日本で言えばユースケ・サンタマリアとか大泉洋みたいな立ち位置だと思う。序盤のユーモアに富んだ芝居で、主人公として同情はできなくてもその親しみやすさで視聴者のハートをつかむ。シリアスを演じさせてもそれなりなんだけど、ちょっとした仕草や表情がコメディだなって思うことがしばしば。
あとはやっぱり!公孫エン先生ことヤオ・ルー(姚櫓)さん。コワモテでどっちかいうと悪役ばっか回って来そうな人だけど、ものっすごい良いキャラ。味わい深い。本当にこの人主人公で一本映画撮って欲しい。
それから登場回数こそ少ないのにやたら印象に残ると言うか、おいしい所ばっかり持って行った陳シン役、ジャオ・ジュンシァン(焦俊翔)。この人目ヂカラが強い。目ひとつで色々語る。調べたら彼は劇団四季の人らしい。日本で「キャッツ」とか「マンマ・ミーア」とかに出てたみたい。

気になる第三部「大秦帝国之崛起」はまだあまりYouTubeに上がってきてないのでもう少し待ってから見ようと思います。この第二部も途中でダイジェスト版と本編とごっちゃに見てしまって混乱したので…。
「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

* * * * *
[第四十二集]
張儀が秦に戻って来ると都は喪の様相で恵文王・嬴駟(エイ・シ)が既に崩御していたことを知る。
エイ・シ亡き後、嬴蕩(エイ・トウ)が即位。エイ蕩は臣下に相談もせず独断で趙と同盟を結び楚を討つと宣言し、張儀や嬴疾(エイ・シツ)は慌てる。
エイ蕩は軍部出身のため戦ではなく交渉事で国盗りをする張儀を嫌っており、甘茂に張儀を罷免する理由を作れないかと相談する。甘茂は、張儀が秦に貢献をしたことは世間に広く知られるところなので彼を罷免すれば他国が付け入る隙を与えるだけだと答えると、エイ蕩は甘茂と嬴疾を相国よりも権限のある丞相に任命すると言い出した。甘茂が自分は内政には不向きで軍で働きたいと固辞すると、内政はエイ疾に任せ軍部を司れと言われたため引き受ける。

嬴壮(エイ・ソウ)はエイ蕩に、魏人である張儀、義渠(ギキョ)人の芈琰(ビ・エン)、成り上がり者の魏冉(ギ・ゼン)などの外国人には警戒すべきだと囁く。親友であり命の恩人でもある魏ゼンを悪く言われてエイ蕩は機嫌を損ねるが、エイ荘から張儀は戦で将を討ち取るといった戦功も一切立てていないのに高い爵位と俸禄を貰っているのは道理に合わないのではと言われて内心考え込むがエイ荘の意見は却下する。

張儀は考えた末故郷へ帰ることにするが、その動きを察したエイ壮が暗殺者を差し向ける。蘇萱が夫をかばって弓矢に倒れ張儀は死を覚悟するが、そこへエイ疾が兵を率いて駆けつけ暗殺者を葬り去った。だが張儀は愛する妻を失いその場にただ泣き伏すばかりだった…。
数日後参内した張儀はやつれ果てておりその別人のような姿にエイ蕩は驚く。臣下には彼をよく思っていない者が多く批判の声が上がる中で、張儀はエイ蕩に辞職を申し出て去って行った。
張儀の行く先にはエイ疾が見送りのために待っていた。エイ疾は彼が秦のために今まで尽くして来たことに感謝の意を示し、馬車一杯の贈り物を用意していた。だが張儀は故郷へ帰るのにこんな沢山の財宝ではなくただ一人、妻だけを連れて帰りたかったと寂しそうに呟き、秦との縁もこれで終わりだと言って去っていった。

[第四十三集(最終回)]
故郷へ帰ってきた張儀は老いた母に再会、沢山の宝物を見せて喜ばせる。だが母は間もなく息を引き取った。葬儀を済ませ帰る途中、峠の小店の前で一休みしていると店員が名物料理を食って行かないかと言う。それはかつて張儀が昭文君の気を引くために即席で作った刺身料理だった。そこへ店の主が戻って来たが、なんとそれは公孫衍(コウソン・エン)だった!二人は思わぬ再会に喜び昔話に花を咲かせ、東六国を震え上がらせた横強の策、函谷関に力を集結させた合縦の策に互いに敬意を示し、心行くまで酒を酌み交わすのだった。

秦武烈王・嬴蕩(エイ・トウ)は東へ出兵し宜陽城を落としいよいよ周へ攻め込み天子の座を取ると言う。嬴疾(エイ・シツ)は諌めるが甘茂は賛同し自ら兵を指揮すると名乗り出る。
果たして甘茂は宜陽城を落とし、エイ蕩は自ら東へ出向き周の都・洛陽をものにすると勇み立つ。すでに天下を取ったかのような浮かれぶりにエイ疾は他国の動きに注意してほしいと諌めるが立て石に水だ。

洛陽にやってきたエイ蕩は宮殿に乗り込み、周王室天子・姫延に天子の証である鼎を渡すよう要求する。姫延は伝説の王の時代から受け継ぐ鼎の重み、その重要さはお前にはわからないと言う。ではどれだけの重さなのか試してやろうとエイ蕩は部下に鼎を持ち上げさせるが、次々とその重量に押しつぶされてしまった。姫延がこれは天の意思に反した報いだと言う。このままでは面子が立たないとエイ蕩は自ら鼎を手にする。そして見事持ち上げてみせたが、あまりの重さに血を吐き、すぐに撤収した。
エイ蕩はこの無理がたたって寝込み、医者にも長くはないと診断される。エイ蕩は甘茂に稷(ショク)公子を呼び戻して王位を継がせるよう託す。甘茂は太后・魏紓(ギ・ジョ)や臣下の多くが納得しないのではと心配するが、エイ蕩は必ずショク公子を立てるようにと言い残して息絶えた…。

※ナレーションでその後ショク公子が帰国して王位を継いだことが説明され終わる。



――秦国――
[A] 武烈王(嬴蕩/エイ・トウ
恵文王亡き後秦の君主となる。武勇に優れた若者。
[B] 嬴壮(エイ・ソウ)
秦の衛尉。太后に取り入り父が失った権力の復興を目論む。
[C] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の丞相。恵文王の異母弟。厳君とも呼ばれる。
[D] 甘茂
秦の丞相。楚国出身。太傅としてエイ蕩の家庭教師をしてたこともあり、エイ蕩が信頼を寄せる数少ない外国人。
[E] 張儀
秦の相国。魏国出身。恵文王の信頼篤い参謀だった。

――その他――
[F] 公孫衍(コウソン・エン)
魏人の隠居人。かつて張儀のライバルとして諸国を渡り歩き秦と戦った名宰相。
[G] 姫延
周王室天子。この時代、中原諸国は建前上は周王朝に仕えていることになっている。

* * * * *

まさかの公孫エン先生!!その前の張儀に降りかかる再三の不幸についてはどうも芝居がかってて泣けなかったのに、公孫エン先生との再会シーンはもう号泣!(T▽T;) これは素晴らしい幕引き、粋な演出。
物語は主人公を欠いてからは猛スピードで展開。この速さではエイ蕩がさすがに不憫。でもまさかこれで終わっちゃうとはね…これならむしろ張儀と公孫エンの再会の所で終わっておいた方が良かったんでは?



→インデックス

「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第三十九集]
(ビ)八子と稷(ショク)公子は北の国・燕へと出立する。蕩太子や王后も見送りに来た。馬車が歩を進めてからビ八子は王后の傍らに立つ義渠(ギキョ)人が息子であると気づき涙する。そして芈琰(ビ・エン)も王后に自分がビ八子の子だと明かすのだった。

恵文王・嬴駟(エイ・シ)は牢のギキョ王・駭(ガイ)の元へ。ギキョ族が叛乱など起こさないと誓うなら放免してやるというエイ・シにガイはさっさと殺せと言う。そして、ギキョ族の男は愛する女を守れなければ生きる資格などないのだと暗にビ八子を追放したエイ・シを罵る。
実際の所、エイ・シは彼を殺すことはできないのだった。今ギキョ王を殺せばすぐにでも叛乱の手があがるだろう。それならいっそ放免して彼らが力を蓄えるまでの数年、数十年の間の平穏を選ぶ方がましだ。

燕に入国したビ八子らは大臣に迎えられ片田舎の屋敷に案内される。燕は依然内乱状態で彼女らを護衛する余裕もないと言われビ八子は憮然とする。やはり彼女たちは客ではなく人質でしかないのだ。

ある夜、エイ・シは張儀を呼び出す。エイ・シはビ八子が去ってからさらに心が荒れている様子で張儀は心配するが、彼は公子を燕に送ったことで張儀の言う通り三晋諸国や斉への牽制になったと褒める。そして斉に対して他国との関係を強固にすべく、張儀に趙と燕へ行ってくれと頼む。そしてビ八子に着物や身の回りの物などを届けてほしいというのだった。

[第四十集]
燕国太子・姫平は政権を取り戻すべく斉に救援を要請、斉はこれに応じる。だがわざと新兵の多い一隊を派遣した。一度ここで敗けておいて、その報復として堂々と燕に攻め入ろうという腹づもりだ。果たして平太子の一派は追い込まれ、太子はついに命を落とす。戦火は芈(ビ)八子らの屋敷にまで迫って来た。護衛の趙戈(チョウ・カ)は王妃を守れと稷(ショク)公子に剣を手渡す。

恵文王・嬴駟(エイ・シ)の元に陳軫(チン・シン)が楚の使者としてやってくる。陳シンは楚王は秦と組んで斉を討とうと思っていると伝える。するとエイ・シはもし斉が同じように使者を送ってきたらどちらと組もうか悩んでしまうと言って陳シンに秦に戻ってくるよう請うが、陳シンは丁重に辞退し、代わりにこんな昔話をする――ある所に猟師がいた。猟師は山で二匹の虎が争っているところに出くわした。猟師がしばらく様子を窺っていたところ虎は互いに傷ついて弱って来た。猟師は弱った虎をしとめたった一人で二匹の虎を容易に手に入れることができたのだ――つまり秦は、楚と斉が互いに戦うのを傍観しておいて弱ったところを討てばいいと示すのだった。
そこへ燕から緊急の報せが。燕国の内乱で姫平太子が戦死し、そしてビ八子とショク公子の遺体が見つかったと…。

なんとか逃げ出したビ八子、ショク公子、趙カは崩れかけた無人の民家にたどり着く。ビ八子は公子に、今はこんな状況だがいずれ秦に戻る日が来るだろう、その日のために我慢や苦労を経験し将来の糧としなさいと諭すのだった。
その夜、民家に趙国の兵がやってきた。兵を率いる趙の将軍・趙固は丁重に彼女らを招く。将軍から張儀が趙に来ていると聞いたショク公子は秦へ帰れると喜ぶが、趙固はおそらくそれは無理だろうと言う。そして秦ではこの所盛んに軍隊の訓練が行われ、嬴疾(エイ・シツ)は朝議に出てこなくなり、いよいよ秦王の病状がよくないのだろうと教えてくれる。今朝廷の実権を握っているのは嬴壮(エイ・ソウ)らしい。

その頃、秦では恵文王・嬴駟(エイ・シ)が行方不明になり宮中は騒然となる。翌朝エイ疾は乞食のような様相で街を一人彷徨い歩いていたエイ・シを発見し保護。エイ・シはうわごとのように「商鞅(ショウ・オウ)を車裂きにし、甘龍を殺し、八子を叩き出した。」と繰り返していた…。

[第四十一集]
張儀はやっとビ八子らの元にたどり着く。彼女は趙での生活にもすっかり慣れた様子で張儀を歓迎する。張儀は恵文王・嬴駟(エイ・シ)から密かにビ八子らを帰国させるよう命を受けていたが趙王がそれを許さない。稷(ショク)公子を人質に秦に優位を取ろうとしている。今はどうすることもできないと言って詫び別れを告げて去る。

己の死期を悟ったエイ・シは嬴疾(エイ・シツ)を呼び寄せる。そして今朝廷の権力を握る嬴壮(エイ・ソウ)は心が狭く野心に溢れており、秦国が彼の手に渡れば必ず国は乱れ滅ぶと告げる。エイ疾は蕩(トウ)太子を呼び寄せ後事を託すべきだと進言するが、エイ・シはショク公子が戻って来るのを待っているようだ、それではいけないと再度諫言する。

王后・魏紓(ギ・ジョ)は蕩太子が将軍として藍田へ行っているため芈琰(ビ・エン)を我が子のように可愛がり秦の公子としての地位を授ける。ある日ビ・エンは公子の立場を利用して王の部屋へ入る。病床のエイ・シに、今や秦はエイ壮が牛耳っており王が死ねば秦国は必ず乱れる、その時が義渠(ギキョ)族の復讐の時だとあざ笑う。

ついに恵文王が崩御。その報せはビ八子らの元にも届く。ショク公子はすぐにでも秦に帰りたいと言うが臣下らは止める。今やエイ壮ら王后派の力は強く、ましてや秦ではビ八子とショク公子は死んだことになっている。帰れば混乱を恐れた者から命を狙われる危険すらあるだろう。



――秦国――
[A] 恵文王(嬴駟/エイ・シ
秦の君主。従兄弟を亡くしてから精神が病んでしまった。
[B] 芈(ビ)八子
恵文王妃(側室)。義渠(ギキョ)王と密会していたとして捕えられ燕国へ追放されることに。
[C] 嬴稷(エイ・ショク)
秦の公子。ビ八子の子。素直で心が幼く、兄の蕩太子を慕っている。
[D] 張儀
秦の相国。既に政界からは一歩退いている。
[E] 嬴壮(エイ・ソウ)
秦の衛尉。王后に取り入って父が失った権力の復興を目論む。
[F] 魏紓(ギ・ジョ)
恵文王后(正室)。エイ蕩の母。王の寵愛を失って久しい。
[G] 嬴蕩(エイ・トウ)
秦の太子。武勇に優れた若者。
[H] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の上将軍。エイ・シの異母弟。智将と名高い。

――義渠――
[I] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
秦に滅ぼされた草原の部族ギキョの王。エイ壮によって捕えられ投獄されている。
[J] 芈琰(ビ・エン)(義渠琰/ギキョ・エン
ギキョ・ガイとビ八子の子。彼の境遇に同情した王后が我が子のように面倒を見ている。

* * * * *

引き続きエイ・シさまざまあみろ展開。おかしい…最期が泣けない主人公て…w
しかしこれ宮廷陰謀劇になってからすごーく間延びしてる感が。



→インデックス
「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第三十六集]
太子・嬴蕩(エイ・トウ)が市井で乱闘騒ぎを起こしたと知った恵文王・嬴駟(エイ・シ)は彼を呼び出し激しく叱りつける。蕩太子はなぜ父がこれほどまでに怒るのか理解できない。エイ・シは言う、秦の太子が義渠(ギキョ)族の男ともめたことが世間に広まれば、草原の部族はまた水面下で団結して秦と戦おうとするかもしれない。今これ以上草原へ出す兵はいないのだ。一国の君主となろう者はもっと広い視点で物事を捉え考えて行動すべきで、血気にはやるだけのつまらない勇気は必要ないのだ、と。

晋咸居(シンカンキョ)の主人・漪蔚(イ・イ)は芈琰(ビ・エン)からその正体を明かされ、張儀に相談する。張儀はとにかく今は黙ってろと指示する。だがイ・イが店に戻って来るとビ・エンはすでに秦兵に連れ去られていた。張儀が人を遣って調べさせるとビ・エンは嬴壮(エイ・ソウ)が連れて行ったという。エイ壮は王后と親しい。王后がどこまで知っているのか…張儀は芈(ビ)八子に事の次第を話してしばらくは大人しくしているようにと告げる。ビ八子は我が子の危機に黙ってられない。だが一歩間違えれば秦国を大混乱に陥れかねないことも理解できるのだった…。

息子と喧嘩になったならず者がギキョの王子だったと聞かされた王后・魏紓(ギ・ジョ)は、むしろ彼の不幸な境遇に同情して彼を許し放してやってほしいと言うが、エイ壮は彼を政治的に利用しようと考える。
エイ壮はビ・エンに親身に接して兄弟の契りを交わし自宅に住まわせる。そこへ魏ジョが訪れる。ビ・エンは王妃(※魏ジョは王后なのだがエイ壮は王妃だと紹介)と聞いて彼女が生母だと思い涙を流す。魏ジョは彼が父母を失ったことに涙しているのだと思い優しく抱きしめる。
ある晩、魏ジョの部屋に十何年振りかにエイ・シがやってきて魏ジョは驚き喜ぶが、エイ・シは彼女がこの所頻繁に出掛けて行っている、なんでもギキョの王子と会っているという噂があると囁く。魏ジョは己の軽はずみな行動でエイ・シに不信を抱かれてしまったことを悟る…。

魏国公主と結婚したものの蕩太子の心は項萌にあり、婚姻の夜も項萌と過ごす。そこへ王の使いが現れ太子に部屋へもどるよう告げる。しぶしぶ部屋へ戻ったトウ太子は、新婚初夜にほったらかしにされるという屈辱を受けた公主と大喧嘩になり、彼は公主を殴り追い出してしまった。

[第三十七集]
蕩太子が魏公主を殴って帰したため秦と魏の関係は悪化。太子の母・魏紓(ギ・ジョ)は息子と共に平服して恵文王・嬴駟(エイ・シ)に許しを請うが、エイ・シはもはや聞く耳を持たない。太子の地位はく奪も辞さない様相だ。
エイ・シは廃太子の件を嬴疾(エイ・シツ)、張儀に相談する。エイ疾はもちろん反対し、張儀も新太子を立てることは勢力を二分する争いの元で、現に魏国は太子を替えたことで臣下がまとまらず国力が衰える元になったと説く。

嬴壮(エイ・ソウ)が晋咸居(シンカンキョ)にやってきて漪蔚(イ・イ)を叛賊を匿った罪で逮捕すると言う。脅迫されたイ・イは彼に全てを話してしまった。
エイ壮は蕩太子に、もし稷(ショク)公子が太子となればその母の芈(ビ)八子や叔父の魏冉(ギ・ゼン)将軍が幅をきかせ秦国は楚国に乗っ取られるようなものだと吹き込む。そしてあの義渠(ギキョ)人が実は王子で、ビ八子の一派に対抗できる駒となりうると囁く。
蕩太子の屋敷に皆で遊びに来た魏ゼンは、そこにいたエイ壮に姉を追い詰めるような真似はするなとくぎを刺す。

秦に息子の芈琰(ビ・エン)がいると知ったギキョ王・駭(ガイ)は密かに咸陽(カンヨウ)を訪れる。ビ・エンは密使の手引きでようやく父王と再会。ビ・エンは母に会ったと嬉しそうに報告するが、ガイはそれは母ではなく王后だと指摘する。王后はビ八子の政敵であり、何を企んでいるかわからないから気を付けろと。ビ・エンはエイ壮らが目的を持って自分に親切にしているのだと悟り、父と共にギキョの復興に力を尽くすことを誓うのだった…。

[第三十八集]
嬴壮(エイ・ソウ)は楚の使節に娘を必ず太子妃にしてやるといって味方につけ、芈(ビ)八子の動向を探らせる。王后・魏紓(ギ・ジョ)は彼が芈琰(ビ・エン)やビ八子を陥れたり稷公子を手にかけるのではと恐れ制止するが、エイ壮はこのままでは太子の地位は危うくなると脅す。

ビ八子はビ・エンにどうしてもひと目会いたい。頼りにできる弟の魏冉(ギ・ゼン)将軍は藍田に行っており、張儀はこの所家にこもって出てこない。そこで古くからの侍衛の趙戈(チョウ・カ)に頼んでお忍びで街へ出た。
義渠(ギキョ)王・駭(ガイ)は秦兵がやってきたと聞いて息子エンを逃がす。隠れ家にやってきたビ八子だが中には誰もいない。そこへ秦兵が駆けこんできた。彼らを率いているのは、エイ壮だった。エイ壮は捕えたギキョ・ガイを突き出す。嵌められたと知った趙カはエイ壮に切りかかり、ギキョ・ガイと思わぬ再会となったビ八子は彼を抱きしめ我が子はどこにと泣き崩れる。

ビ八子はギキョ王と密会していたとして逮捕され、死刑を待つ牢獄へと入れられた。
(ショク)公子は母を助けてほしいと直訴するが恵文王・嬴駟(エイ・シ)は無視する。ショク公子はやけになって暴言を吐き、エイ・シは彼を鞭打つよう命じる。だがショク公子は自ら死ぬと言って香炉に頭を打ち付け失神した。その姿を見たエイ・シはまた嬴華(エイ・カ)が死んだと言って錯乱する。

エイ・シは牢のビ八子に会いに行く。ビ八子に自分を裏切って昔の男と会っていたと責め、今や後継者争いで宮廷の誰もが陰謀を巡らし誰も信用できないと吐く。このままだと死刑だと言われたビ八子はとうとう頭に来て開き直り、うじうじ執着してないでさっさと殺せ、バカ殿がどうなろうが後継ぎがどうなろうが知った事かとまくしたて首を差し出して見せる。愛妾のまさかの暴言暴挙にエイ・シはショックのあまり号泣するが、ビ八子は振り向こうともしなかった。

張儀は意を決してエイ・シに諫言に行く。エイ・シは本当の所はビ八子やショク公子を愛しており、しかし秦の法律を変えたり命令を撤回することもできないと泣きついてきた。そこで張儀は彼女ら親子を国外追放にすることで死刑を回避させることを提案。その行先は燕だ。燕に公子をおくことで燕との協力関係を強め斉への牽制にもなる。うまくいけば三晋諸国とも連携して斉を攻めることができよう…。



――秦国――
[A] 恵文王(嬴駟/エイ・シ
秦の君主。戦で従兄弟を失ってから体調がすぐれない。
[B] 嬴蕩(エイ・トウ)
秦の太子。武勇に優れた若者。
[C] 魏紓(ギ・ジョ)
恵文王后(正室)。エイ蕩の母。王の寵愛を失って久しい。
[D] 嬴壮(エイ・ソウ)
秦の衛尉。父・関内侯に代わって宮廷入りし、権力を取り戻すため王后に近づく。(※関内侯はかつてビ八子を遠ざけるようにと諫言した老臣)
[E] 芈(ビ)八子
恵文王妃(側室)。楚国出身。秦に輿入れする以前に義渠(ギキョ)王との間に一子をもうけた。
[F] 嬴稷(エイ・ショク)
秦の公子。ビ八子の子。素直で心が幼く、兄の蕩太子を慕っている。
[G] 魏冉(ギ・ゼン)
ビ八子の異父弟。数々の戦で功を挙げ今や将軍に。
[H] 張儀
秦の相国。ビ八子とは古くからの助け・助けられの仲。

――義渠――
[I] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
秦に滅ぼされた草原の部族ギキョの王。潜伏し一族復興の機会を窺っている。
[J] 芈琰(ビ・エン)(義渠琰/ギキョ・エン
ギキョ・ガイとビ八子の子。奴隷として秦に連れてこられ晋咸居(シンカンキョ)の従業員として働いていた。

* * * * *

エイ・シさま怖ぇぇ!魏ジョとのラブシーンかと思わせといて全力で奈落の底へ突き落すこの冷徹さよ。
しかしその上を行く怖さというかスバラシさというか、ビ八子の逆ギレには全視聴者が喝采を送ったことだろう!!なんて男前!なんて気持ちの良い子なんだ!めちゃスッキリしたー。(´▽`)



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