ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
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[第三十九集]
芈(ビ)八子と稷(ショク)公子は北の国・燕へと出立する。蕩太子や王后も見送りに来た。馬車が歩を進めてからビ八子は王后の傍らに立つ義渠(ギキョ)人が息子であると気づき涙する。そして芈琰(ビ・エン)も王后に自分がビ八子の子だと明かすのだった。
恵文王・嬴駟(エイ・シ)は牢のギキョ王・駭(ガイ)の元へ。ギキョ族が叛乱など起こさないと誓うなら放免してやるというエイ・シにガイはさっさと殺せと言う。そして、ギキョ族の男は愛する女を守れなければ生きる資格などないのだと暗にビ八子を追放したエイ・シを罵る。
実際の所、エイ・シは彼を殺すことはできないのだった。今ギキョ王を殺せばすぐにでも叛乱の手があがるだろう。それならいっそ放免して彼らが力を蓄えるまでの数年、数十年の間の平穏を選ぶ方がましだ。
燕に入国したビ八子らは大臣に迎えられ片田舎の屋敷に案内される。燕は依然内乱状態で彼女らを護衛する余裕もないと言われビ八子は憮然とする。やはり彼女たちは客ではなく人質でしかないのだ。
ある夜、エイ・シは張儀を呼び出す。エイ・シはビ八子が去ってからさらに心が荒れている様子で張儀は心配するが、彼は公子を燕に送ったことで張儀の言う通り三晋諸国や斉への牽制になったと褒める。そして斉に対して他国との関係を強固にすべく、張儀に趙と燕へ行ってくれと頼む。そしてビ八子に着物や身の回りの物などを届けてほしいというのだった。
[第四十集]
燕国太子・姫平は政権を取り戻すべく斉に救援を要請、斉はこれに応じる。だがわざと新兵の多い一隊を派遣した。一度ここで敗けておいて、その報復として堂々と燕に攻め入ろうという腹づもりだ。果たして平太子の一派は追い込まれ、太子はついに命を落とす。戦火は芈(ビ)八子らの屋敷にまで迫って来た。護衛の趙戈(チョウ・カ)は王妃を守れと稷(ショク)公子に剣を手渡す。
恵文王・嬴駟(エイ・シ)の元に陳軫(チン・シン)が楚の使者としてやってくる。陳シンは楚王は秦と組んで斉を討とうと思っていると伝える。するとエイ・シはもし斉が同じように使者を送ってきたらどちらと組もうか悩んでしまうと言って陳シンに秦に戻ってくるよう請うが、陳シンは丁重に辞退し、代わりにこんな昔話をする――ある所に猟師がいた。猟師は山で二匹の虎が争っているところに出くわした。猟師がしばらく様子を窺っていたところ虎は互いに傷ついて弱って来た。猟師は弱った虎をしとめたった一人で二匹の虎を容易に手に入れることができたのだ――つまり秦は、楚と斉が互いに戦うのを傍観しておいて弱ったところを討てばいいと示すのだった。
そこへ燕から緊急の報せが。燕国の内乱で姫平太子が戦死し、そしてビ八子とショク公子の遺体が見つかったと…。
なんとか逃げ出したビ八子、ショク公子、趙カは崩れかけた無人の民家にたどり着く。ビ八子は公子に、今はこんな状況だがいずれ秦に戻る日が来るだろう、その日のために我慢や苦労を経験し将来の糧としなさいと諭すのだった。
その夜、民家に趙国の兵がやってきた。兵を率いる趙の将軍・趙固は丁重に彼女らを招く。将軍から張儀が趙に来ていると聞いたショク公子は秦へ帰れると喜ぶが、趙固はおそらくそれは無理だろうと言う。そして秦ではこの所盛んに軍隊の訓練が行われ、嬴疾(エイ・シツ)は朝議に出てこなくなり、いよいよ秦王の病状がよくないのだろうと教えてくれる。今朝廷の実権を握っているのは嬴壮(エイ・ソウ)らしい。
その頃、秦では恵文王・嬴駟(エイ・シ)が行方不明になり宮中は騒然となる。翌朝エイ疾は乞食のような様相で街を一人彷徨い歩いていたエイ・シを発見し保護。エイ・シはうわごとのように「商鞅(ショウ・オウ)を車裂きにし、甘龍を殺し、八子を叩き出した。」と繰り返していた…。
[第四十一集]
張儀はやっとビ八子らの元にたどり着く。彼女は趙での生活にもすっかり慣れた様子で張儀を歓迎する。張儀は恵文王・嬴駟(エイ・シ)から密かにビ八子らを帰国させるよう命を受けていたが趙王がそれを許さない。稷(ショク)公子を人質に秦に優位を取ろうとしている。今はどうすることもできないと言って詫び別れを告げて去る。
己の死期を悟ったエイ・シは嬴疾(エイ・シツ)を呼び寄せる。そして今朝廷の権力を握る嬴壮(エイ・ソウ)は心が狭く野心に溢れており、秦国が彼の手に渡れば必ず国は乱れ滅ぶと告げる。エイ疾は蕩(トウ)太子を呼び寄せ後事を託すべきだと進言するが、エイ・シはショク公子が戻って来るのを待っているようだ、それではいけないと再度諫言する。
王后・魏紓(ギ・ジョ)は蕩太子が将軍として藍田へ行っているため芈琰(ビ・エン)を我が子のように可愛がり秦の公子としての地位を授ける。ある日ビ・エンは公子の立場を利用して王の部屋へ入る。病床のエイ・シに、今や秦はエイ壮が牛耳っており王が死ねば秦国は必ず乱れる、その時が義渠(ギキョ)族の復讐の時だとあざ笑う。
ついに恵文王が崩御。その報せはビ八子らの元にも届く。ショク公子はすぐにでも秦に帰りたいと言うが臣下らは止める。今やエイ壮ら王后派の力は強く、ましてや秦ではビ八子とショク公子は死んだことになっている。帰れば混乱を恐れた者から命を狙われる危険すらあるだろう。


――秦国――
[A] 恵文王(嬴駟/エイ・シ)
秦の君主。従兄弟を亡くしてから精神が病んでしまった。
[B] 芈(ビ)八子
恵文王妃(側室)。義渠(ギキョ)王と密会していたとして捕えられ燕国へ追放されることに。
[C] 嬴稷(エイ・ショク)
秦の公子。ビ八子の子。素直で心が幼く、兄の蕩太子を慕っている。
[D] 張儀
秦の相国。既に政界からは一歩退いている。
[E] 嬴壮(エイ・ソウ)
秦の衛尉。王后に取り入って父が失った権力の復興を目論む。
[F] 魏紓(ギ・ジョ)
恵文王后(正室)。エイ蕩の母。王の寵愛を失って久しい。
[G] 嬴蕩(エイ・トウ)
秦の太子。武勇に優れた若者。
[H] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の上将軍。エイ・シの異母弟。智将と名高い。
――義渠――
[I] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
秦に滅ぼされた草原の部族ギキョの王。エイ壮によって捕えられ投獄されている。
[J] 芈琰(ビ・エン)(義渠琰/ギキョ・エン)
ギキョ・ガイとビ八子の子。彼の境遇に同情した王后が我が子のように面倒を見ている。
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引き続きエイ・シさまざまあみろ展開。おかしい…最期が泣けない主人公て…w
しかしこれ宮廷陰謀劇になってからすごーく間延びしてる感が。
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