あさひのブログ -10ページ目
韓国映画「내가 살인범이다(殺人の告白)」を日本風にアレンジしたリメイク作品。

「22年目の告白-私が犯人です-」(2017年 監督/入江悠 主演/伊藤英明、藤原竜也)
116分


藤原竜也くん主演。しかし当時「あなたが犯人でも誰も驚かない」と揶揄されたくらい、藤原くんは猟奇殺人の犯人役って似合ちゃうんだよねぇ。ニヤニヤ

――1995年から起こった猟奇的な五つの殺人事件、それらは時効を迎えたが、2017年、犯人を名乗る男が真相を書いた手記を出版すると発表した。大々的に記者会見が行われる。犯人の男・曽根崎は自分の美学に基づく犯行方法を自慢するかのように話し始めた。そしてこの真相を詳細につづった本を出版することが、もはや逮捕されることなく懺悔する機会をうしなった自分の唯一出来る罪滅ぼしだと語る。告白本のタイトルは「私が殺人犯です」…。

牧村刑事は四件目の事件で犯人を追い詰めたがギリギリで取り逃がし、逆恨みされた犯人によって狙われ、自分の身代わりに先輩刑事が罠に嵌められ殺された。まるでタレントのような扱いで連日テレビに映る曽根崎の顔を睨みつける。

告白本は売れに売れ大増刷となる。マスコミは不謹慎だと煽ったりいや表現の自由だと反論したりで告白本はますます話題となる。しかし曽根崎はもっともっと話題を作って本を売らなければならないと編集者を脅しつける。
曽根崎は被害者の遺族に会いに行き、多くのマスコミが群がる中で土下座をしてみせた。遺族が怒りを抑えられるわけがない。その様子はテレビを通じて多くの人々の関心をさそった――

[ここからネタバレ----
夜のニュース番組の顔である仙堂キャスターはかつてフリージャーナリスト時代にこの連続殺人事件を追って本も出版していた。仙堂キャスターは曽根崎の生出演を提案する。法律で罰せないのなら我々マスコミが彼を裁こうではないか!

事件で妻を殺されたヤクザの橘組の会長が曽根崎を狙っているという噂を耳にした牧村刑事はサイン会の会場へ急ぐ。客に紛れていた橘組の男が銃を取り出し曽根崎を襲うが牧村刑事が間一髪で助けた。さらに客を装った被害者の娘がナイフで切りかかるがそれも身を挺して防ぐ。殺人犯を救いたいわけではないがこれが警察の仕事だ、そもそもあの時自分が捕まえていればこんなことにはならなかったのだ…。

曽根崎をゲストに迎えたニュース番組内で仙堂キャスターはこの告白本には書かれていないもうひとつの事件があると指摘する。それは牧村刑事の妹の里香の事だ。神戸に住んでいた牧村里香は阪神淡路大震災で被災し東京の兄の元へ身を寄せた。5番目の事件の時、狙われた牧村刑事のアパートには牧村里香がいたはずだが、彼女の事について一切触れられていない。あの事件以来牧村里香は行方不明だ。
さらに今から数時間前に、曽根崎が偽物で真犯人は自分だと名乗る人物が証拠動画を投稿したとその映像を放映する。牧村刑事のアパートが見える建物から撮っている映像で、傍らには牧村里香が拘束されている様子が見える。だが曽根崎は動画は偽物だろうと一蹴する。
仙堂キャスターは告白本というのに犯人の動機が書かれておらず、あなたが偽物だから書けなかったのではないかと切り込むが、曽根崎は平然として、本を隅から隅まで読めばそこに書いてあると答える。

番組に動画の投稿者から出演してもいいと連絡があった。その条件として曽根崎と牧村刑事を一緒に出演させること。即座に特番が組まれ曽根崎と牧村刑事が呼ばれた。その場に現れたのは覆面をした男。男は曽根崎が嘘を言い散らかしている詐欺師だと批難し、証拠の動画を局に差し出した。それはアップされていた動画の続きで牧村里香が絞殺される様子を映していた。さすがに放送できずスタジオ内の人間だけがそれを見た。牧村刑事は怒りと悲しみに震える。
だから言ったろ、俺が犯人だって。覆面の男はせせら笑う。と、突然曽根崎が覆面の男につかみかかった。大乱闘となりスタジオは騒然となる。抑え込まれた曽根崎に仙堂キャスターが迫る、真実を、あなたは真実を言わなければならない!!曽根崎はついに、自分が犯人ではない、本を書いたのも自分ではないと吐いた。では誰が!誰が書いたと言うのだ!?
「それは私です。」
その声に全員が目を見開く。その声の主は…牧村刑事だった。牧村刑事は言う、彼、曽根崎は牧村里香の恋人・小野寺だ。

事件が時効を迎えた夜、小野寺は投身自殺を図った。かろうじて一命は取り留めたが彼は別人になって里香を殺した犯人を捕まえたいと言った。事件の被害者の夫である医師に協力してもらい彼を整形させた。告白本を出版して儲けさせればそれを見た犯人は苛立ち名乗り出て来るはず。
牧村刑事は覆面の男に迫る。だが男は狼狽し、自分は犯人ではなく実は知らない人物から動画をアップするよう頼まれただけだと言い出す。牧村刑事は男の服を破り取る、だがその肩には牧村刑事が撃った銃による傷跡がなかった…。

小野寺は特番の映像を見直していて気づいた。そして急ぎ"彼"の別荘へと赴く。
仙堂キャスターは秋の特番の密着取材を受け長野の別荘へ撮影クルーを案内する。だがそこで待っていたのは小野寺だった。お前だったのか…小野寺は仙堂キャスターに突きつける。誰よりも早く告白本に反応し批判を繰り返してきた、自分の事件を盗られたのが悔しかったんだろう、と。小野寺は仙堂のコレクション…犯行の一部始終をカメラにおさめた映像をスクリーンに映し出し、撮影クルーらは茫然とする。
小野寺は隠し持っていた包丁で仙堂を刺し、シャツをまくる。その肩には銃による傷跡がくっきりと残っていた。仙堂は自らコードを首に巻き絞め殺せと挑発する。彼は戦場ジャーナリスト時代に友人を殺されたトラウマで一連の犯行を行っていたのだ。小野寺はコードを引く…そこへ彼が長野へ向かったと知り車のGPSを追って来た牧村刑事がかけつけた。そいつを殺しても里香は帰ってこない、それに、事件は時効じゃない、里香が殺された時の動画、あれは正午を回っている、正午を回ったあの日から法律が変わり凶悪殺人事件に時効は無くなったのだ…!

仙堂は逮捕され近くの山から牧村里香の遺体と思われる白骨が発見された。
小野寺は海外へと旅立った。拘留中の仙堂は告白本を出版した。精神病院で治療を受ける仙堂に、清掃員に扮した男が近づき包丁を刺す!彼は事件の被害者の息子だった。(終)
----ここまで]

うーん、オチがキビシイなー。
[ここからネタバレ含む----ラストシーンも犯人を殺す寸前で拓巳が思いとどまったところでパンッと切って終ればいいのに----ここまで] 余計な後日談くっつけすぎでダサい…。こういうのいかにも日本映画って感じ。情緒に欠ける。

ミステリのトリック自体は凝ってて見ごたえあるし主に序盤の社会批判もまあわかるわかる、なんだけど、長いわ…。小説として読むなら全然アリだけど映像化するとこうも長く感じるかね。
この物語はホワイダニット、なぜ犯人はそう行動したのかを追う形で進むけど、特に前半一時間が冗長に感じる。犯人役を藤原竜也に託してる時点で、ここまで時間を割いて犯人のワルさを描かなくても日本人なら察してくれるはずニヒヒ
で、実は主人公は犯人役の藤原竜也ではなく刑事役の伊藤英明なんだけど、彼がまた良ーい芝居してんだな。ずば抜けてんな。藤原くんはキャラクター的にあまり見せ場がなくてむしろ残念。でも監督が彼をキャスティングした理由はよくわかる。キャスティング自体がトリックウインク
んで最初から困ってしまったのが仲村トオルの大根っぷり。重要な役なのにこれはツラい…。

まあでも日本の映画にしては安っぽさがなくてそれはよかったかな。伊藤英明ファンには強く強ーくオススメいたします。素晴らしい演技!表情!

「全民目撃」のフェイシン(非行)監督の他の作品を見てみた。

「守望者:罪悪迷途」(2011年 監督/非行 主演/任達華、陳思成)
104分

※日本語版はありません

この作品も監督自ら脚本を手掛けている。
「迷途」は迷路とか行く先を見失ったとかいう意味っぽい。

――志強、楚小莉、珍珍、胖子(※デブという意味のあだ名)の四人は大学のフィールドワーク兼小旅行で潘家鎮という田舎の山奥へやってきた。小莉の父の友人である黄氏の屋敷を訪れ泊めてもらおうと戸を叩くが、中から出て来たのは黄氏の親戚だという陳志輝という男で、黄一家は留守にしていると言われた。陳志輝は楚小莉が黄氏の友人の子と知ると皆を屋敷へ招き入れた。
黄氏の屋敷は古いが広く趣がある。胖子は中庭に大きな甕が三つ並んでいるのが気になった。その夜、胖子が中庭で甕を観察していると陳志輝がやってきた。彼の名字が閭氏だと知った陳志輝は、とある古そうな王冠を取り出して見せた。君の家は500年前にこの辺り一帯を治めていた王の血脈だと。そして胖子の後ろに回り王冠をゆっくりと被せた。あまりの偶然に驚きつつされるがままになる胖子。その時、陳志輝は彼の後頭部に一本の釘を打ち込んだ…!
翌朝、中庭の甕が四つに増えていることに誰も気づいてはいなかった――

[ここからネタバレ------
胖子の姿が見当たらず志強は不審に思うが、陳志輝が彼は今朝早く出掛けて行ったと言うので志強らは三人でフィールドワークへ出掛けた。だが珍珍が足を怪我をしてしまい一旦屋敷へ戻る。珍珍は恋人同士である志強と小莉に気を使って二人でフィールドワークへ行ってくるよう勧めた。留守番をする珍珍の元に陳志輝がやってきた…。
黄氏の屋敷へ戻ってきた二人。中庭の甕が五つになっている事には気づかない。珍珍の姿がなく陳志輝に問うが、彼は「心配ない、今夜には四人みんな一つの場所で会えるだろう。」と言う。

小莉は箪笥の下に仕掛けられていたねずみとりに足を挟まれてしまった。陳志輝はこのねずみとりには毒が塗られていたと言い、志強にすぐに隣村へ行って薬をもらって来いと言う。志強は慌てて飛び出していく。
残された小莉の元に陳志輝が王冠を持って現れた。楚氏は500年前にこの辺り一帯を治めていた王の血脈だ、と。王冠を彼女に被せ、そしてポケットから金槌を取り出す…だがそこへ志強が戻って来た!陳志輝の行動を不審に思っていた彼は途中で引き返してきたのだ。
志強は陳志輝を睨みつけ、珍珍と胖子をどこへやったと問い詰める。陳志輝は金槌を置くと、とある古そうな木製の盆を差し出す。この盆に描かれている絵に彼らの居場所のヒントがあると言うのだ。志強は盆を受け取る。とその時、陳志輝は盆の裏面に仕込んであったナイフを引き抜くと志強の腹を突き刺した!「君に恨みはないんだが、ここへ来たのが間違いだったんだよ…。」

小莉は胖子に電話をかける。するとその着信音が中庭の甕の中から聞こえて来る…。小莉は志強を探すが、志強は腹を刺され倒れていた。そこへ血に濡れたナイフを手にした陳志輝が現れた。彼は黄氏一家を殺害したことを明かす。黄氏の娘・黄秀麗は彼の恋人で、彼女を大学へ通わせるために彼は働いた金をすべて彼女の学費にした。だが秀麗は大学を卒業するとクラスメートと結婚した。裏切られた彼が秀麗を襲ったため逮捕され、殺人未遂で20年間投獄されていたのだ。釈放された今、彼は黄家で彼女が実家へ戻って来るその時を待っているのだ。
そんな理屈で殺されたくないと小莉は咄嗟に机の上にあった金槌を手にし逃げる。その時停電が起こった。暗闇の中でナイフを振り回す音だけが聞こえ小莉は恐怖に逃げ惑う。そして電気が点いたその時、小莉は丁度陳志輝の真後ろに立っていた…!小莉は思い切り金槌を振り下ろす!陳志輝は倒れ動かなくなった…。
警察がやって来て、怯える小莉を慰め志強を救急搬送する。甕の中から胖子らが発見された。だが彼らは殺されたのではなく失神しているだけだった。陳志輝は東洋医学を学んでおり正確に失神させるツボに釘を打っていたようだ。

潘家鎮の旅館にやってきた周棟は隣の部屋に泊まっている男と知り合いになった。男は黄錦正の家を探しているという。ちょうど仕事で黄錦正を訪ねるところだった周棟は一緒に行こうと誘うが、その男は黄錦正が存命なのかと、その住所を教えてくれれば改めて会いに行こうと思っていると言う。なんでも彼は20年来の古い友人なのだと言う。
周棟が黄家を訪ねると黄錦正の息子の黄浩が迎えてくれた。ちょうど今晩黄錦正の七十歳の誕生会が開かれるのでぜひ来てほしいと言われ周棟は快諾する。
旅館へ戻って来た周棟は男に一緒に誕生会へ出席しようと誘う。彼は黄錦正の娘が出席するのかと聞いてきた。彼女はアメリカに住んでいるので誕生会には間に合わないらしいと教えてやる。周棟はこの男がおそらく20年くらい投獄されてた重罪犯なんだろうと言い当てた。やっと出所してきて、ずっと想っていた黄氏の娘に真っ先に会いたいというそんなところだろうと。だが20年という月日は人を変える、今の彼女はあなたの期待する彼女ではない可能性が高いと忠告し、現代の女性の真の姿を見せてやろうと言う。
周棟は旅館の女将に近づき甘い言葉を囁く。二人はあっという間に仲良くなり情熱的なダンスを踊る。彼女にはもちろん夫がいるが、夫よりも何倍も高い給料を貰っている都会の男と見るや目の色を変えて誘いに乗って来る、これが女というものだと周棟はニヤリとして男に言う。得意げに言っているが、実は彼の妻もそうだったのだ。自分よりも金持ちの男と浮気して出ていったのだ、自分とまだ三歳の幼い娘も捨てて…!
男はもしその元妻に数十年ぶりに会ったら彼女を許せるかと聞く。周棟は許せるわけがないと机を叩きつけた。裏切ったその罪に対する罰を必ず受けるべきだ、それが公平な世の中だと。

黄錦正の誕生会が中庭で華々しく開催されている。周棟と共に会場へ入ったその男…陳志輝は、屋内に黄浩を呼び出し20年前の黄秀麗の裏切りを謝罪してほしいと言う。酔っぱらった黄浩はそんなことをする義務はないと言い、そもそも姉とあんたは釣り合わなかったんだと笑う。陳志輝はポケットから金槌を取り出す…。
陳志輝は動かなくなった黄浩をソファに寝かせた。中庭ではカラオケ大会が始まった。陳志輝は次に黄錦正を呼び出す。同じく動かなくなった彼をロッキングチェアに座らせた。宴もたけなわという頃、電話をとりに戻って来た黄錦正の妻の首を絞めた。
客は皆帰り、酔いつぶれて寝ていた周棟を抱えて陳志輝は旅館へ戻って来た。

翌日周棟と男は旅館を出る。周棟はこの男がどこかしら自分と似ているような親近感を感じていた。またいつか…街へ来たら電話してくれよ、周棟はそう言って男と別れた。
帰りのバスの中、地元住民らの話からあの男が黄錦正の娘の元恋人で彼女を殺そうとしたとして20年投獄されていた陳志輝だと知る。まさか彼は黄一家に復讐しに行くのでは!?周棟は急いでバスを降りヒッチハイクして黄家へ行くがいくら門を叩いても誰も出てこない。次に市場へ行き陳志輝の姿を探すが見当たらない。再度黄家へ向かおうと、通りがかった四人の大学生らしい若者が乗っているジープを止めた。周棟はこの先まで乗せて行って欲しいと頼むが、若者らは不審がり去っていってしまった。
周棟は結局数日かけて歩いて黄家へ向かった。と、対面から歩いてくる女性二人が話しているのが聞こえた。黄家に警察がいっぱい来てたけど、なんでも甕の中から沢山の人が出て来たらしい、みんな病院に運ばれて助かったらしいけど、一人の男性だけ死んだらしい、と。
周棟はやっと黄家へたどり着き門を叩き陳志輝の名を呼ぶが何の反応もなかった…。

話は少し前にさかのぼる。
刑務所から出てきた陳志輝は潘家鎮と孟楼へ向かう分かれ道の前で立ちすくんでいた。孟楼には彼のいとこが住んでおり身寄りのない彼はそこへ行くしかなかった。
振り返るとカフェがある。カフェで休んでいると、見知らぬ男から茶をご馳走された。堅気ではなさそうないかつい男だが、彼もかつて罪を犯して服役したことがありそのため出所して間もない者には親切にしてるのだと言う。男は、ここで間もなく事件が起こるが、ここで起こった事を見たままに警察に証言してほしいと言う。彼には不治の病に冒された娘がいるが、妻はその娘もほったらかしにして他の男と浮気していた。そして今彼は妻の浮気現場に乗り込むつもりなのだ…。
隣の個室から男と妻が口論する声が聞こえて来た。陳志輝はそれを20年前の自分と黄秀麗に重ね合わせる。そして立ち上がるとカフェを出て行った。分かれ道の前で陳志輝はまた立ち止まる。孟楼にはいとこが住んでいる。だが潘家鎮には黄家がある…。

同じ日の夕刻、孟楼のとある老夫婦は夕食を準備して客人が来るのを待っていた。陳志輝はきっと訪ねて来る、だって彼にはここ以外に行き場はないのだから。家族が増えるときっと楽しくなるわね、と老夫婦は顔をほころばせる。(終)
-----ここまで]

おどろおどろしい音楽、薄暗い部屋、黒猫、停電といったベタベタなホラー演出で始まるが、しかしこの作品はホラーではないのだ!れっきとしたミステリ…と思わせておいてそれもまた違うのだ!
四人の大学生が田舎の古い屋敷に招かれるが、あやしい雰囲気の地元住民、次々と起こる怪奇現象…というまるで「金田一少年の事件簿」みたいな導入部。その後、やたら軽薄だけど鋭い勘を持つ男が登場、彼が金田一少年のように事件を解明していく…のかと思わせといてそうでもない。彼が事件を解明し犯人を追及することはないが犯人の動機を明かす手助けをする。最終的にはこの作品は犯人の男の心の葛藤と推移を描く物語、ヒューマンドラマとなっているのだ。

「全民目撃」でも時間を巻き戻して真相を明かすという構成がとられていたけど本作でも同様に、終盤時間を巻き戻し犯人視点からその動機が明かされる。猟奇殺人だと思われた事件は、犯人の男にその決断をさせるまでに何重もの"背中を押される"きっかけがあった。そのきっかけというのがほんのささいな言葉であったり身の回りの出来事ひとつであったりで、それらが積み重なり導いた結果を考えると恐ろしくなる…序盤はホラー演出で視覚的に恐ろしく、最後まで見た後は心理的な恐ろしさを招くという意味では、本作はたしかにホラー映画かもしれない。
台詞の力というのも大きくて、同じ台詞が別々の人物によって幾度も繰り返される。言う人物によって言葉は同じでもその意味合いが変わってくるという巧妙な演出。素晴らしいの一言に尽きる。非常に効果的でよく練られた脚本。やっぱりこの監督凄い!

ただキャスティングが極端だったなというのが残念ポイント。主役のサイモン・ヤム(任達華)と準主役のチェン・スーチェン(陳思成/陳思誠)、あと終盤出て来るウェイズ(巍子)の三人以外はまぁTVドラマ的な安っぽいお芝居で。特に導入部の大学生を演じる子達が安っぽくて、ここだけでも金掛けて実力派勢で揃えるべきだったと思う。
サイモン・ヤムは最初から浮いてしまうほどの明らかにただ者ではない存在感で唸ってしまうし、チェン・スーチェンは彼本当にハンサムガイなのにこのチャラぁいキャラクター、なんか腹立つんだけど魅力的であることは確か。ウェイズさんはチョイ役なのにこの説得力、という凄みのあるお芝居で心を奪われる。ヒロイン役のチャン・ジンチュ(張静初)は物語上あんまり重要じゃない役だしセクシー要員としてばっちり決めてて良かった。お芝居自体はビミョーだったけど…ニヒヒ

タイトルの守望者は、これだけは絶対にこうしたい、という信念を持つ者という意味合いのようだ。終盤にある男が逸話を話す。アルコール中毒の親父にこれ以上飲んだら死ぬぞと言ったところ、親父は「酒が飲めなかったら生きてる意味がない」と答えたと。この親父もまた守望者なのだ。その人にとって最も大切なもの、それは金塊でも命でもないことがあるのだ…。
とある殺人事件を立証する検察官と弁護士の法廷の戦い、かと思わせておいて…。

「全民目撃」(2013年 監督/非行 主演/郭富城、余男、孫紅雷)
119分

※日本語版はありません

日本では裁判は撮影不可だけど中国では撮影可みたいで生中継とかしてるみたい。タイトルはそういう意味で「皆が見ている」。

――大手商社社長・林泰の一人娘である林萌萌はアイドルだったが、ある夜人気歌手で父の愛人でもある楊丹と口論になり、彼女を車ではねて殺害したとして逮捕された。アイドルしかも大手企業の社長令嬢が殺人を犯したとしてマスコミは連日事件を報道し、そして本日行われる裁判も生中継で報道されることとなっていた。
事件を担当する検察官の童涛は複雑な気持ちで裁判所へ向かう。というのも直前に林萌萌が大学教員である妻の教え子だと知らされたからだ。しかし仕事は毅然として行わなければならない、ましてや林泰の会社にはいろいろと黒い疑惑があり、何度も捜査の手が入ったが証拠不十分で不起訴となったのだ。

裁判が始まり、童涛は証人を呼んで被告人の動機について証拠を立てていく。だが林萌萌の弁護人の周莉はまったく異議を唱えることなく裁判は淡々と進んでいった。林泰の部下で第一発見者の孫偉が呼ばれ証言する。すると周莉は突然「異議あり!」と立ち上がった。そして孫偉が妻を寝取った林泰を恨んでおり楊丹を殺害してその罪を林萌萌になすりつけようとした、と証拠を提示して糾弾した。孫偉がそれを認めたため法廷内は騒然とする――

[ここからネタバレ------
裁判は休止となり孫偉は手錠をかけられ連行されていった。裁判中もずっと林泰の表情を観察していた童涛は強い違和感を感じていた。これは必ずウラがある…童涛は孫偉が林泰に買収され嘘の証言をしたのではないかと疑い調べを進める。すると孫偉が末期癌に冒されており林泰から見舞い金として200万元が振り込まれている事が判明した。余命わずかと知っていた孫偉が残される家族のために大金で林泰の身代わりとなることを承諾したのだろう。
ところが、金が振り込まれたのは事件が起こる前の事だった。童涛の仮説は白紙に戻る。

孫偉は取り調べで黙秘を続けており、彼の妻は林泰から誘われ金をちらつかされたので寝たのだとしゃあしゃあと言ってのけた。童涛は直接林泰の元へ行き真実を言えと迫るが林泰は裁判で結論がでるだろうと淡々と答える。
裁判の直前に、検察グループあてに匿名で一通のメールが届いた。事件当時の現場の録画を持っているという。童涛は急ぎその動画を送ってもらう。撮影者は有名歌手の姿を見つけツイッターに投稿しようと考えカメラを回したようだ。駐車場にとめられた車から楊丹が降りて来て運転席の林萌萌と激しい口論となり、直後車が急発進して楊丹を跳ね飛ばした様子がしっかり写っていた。ぐったりした楊丹に一人の男が近づき壁に彼女の頭部を叩き付けた!そして男に駆け寄る林萌萌の姿も。その男は…拡大して見てみるとそれは林泰に違いなかった!二人が車で走り去ってしばらくの後に孫偉が現れ楊丹の姿を見つけ駆け寄るところが写っていた。楊丹を殺したのは孫偉ではない、林泰だ!!
童涛はすぐにでもこれを証拠に出そうとするが、しかし動画はウイルスによって自動削除されてしまった。

証拠は消えてしまったが事実は消えない、童涛は林泰の尊大なプライドを利用して真実を吐かせようと企む。証人台に立った林泰に、楊丹がとある俳優とスキャンダルを起こして話題になったことをどう思ったかと問う。事件に無関係だと林泰は回答を拒むが、童涛は彼を焚き付けるように質問を浴びせ、ついに林泰は楊丹が自分を裏切ったから車でひき殺してやったんだと叫ぶ。法廷内は騒然となる。まさか愛人を殺した罪を自分の娘に擦り付けようとしていたとは…ここまで非道い親がいようか!!

話は裁判の前にさかのぼる。
周莉は林泰から林萌萌の弁護を依頼された。しかしこの事件では死刑は免れても15年の実刑というところだ。だが林泰は必ず無罪を勝ち取れと言う。不可能だと答えたが林泰は不可能を可能に変えろと怒鳴る。
裁判当日、周莉は情に訴える戦術で行くしかないと弁護団の皆と打ち合わせをしていたが、直前に何者かから電話が。林萌萌が無罪となる証拠を持っているので100万元で買い取れと言うのだ。送られて来たのは二枚の写真。孫偉の妻と林泰がベッドの上で仲良く撮ったツーショットだった。周莉は急遽戦術を変更する…。
そして休廷となった後、支払いのため相手が指定した場所へ行くとそこで待っていたのは孫偉の妻であった。夫が捕まって平気なのかと問うが、孫偉の妻は林泰という強力な後ろ盾がある方が安心だと言ってのけた。
弁護団の皆は周莉が真犯人を突き止めたことに喝采するが、周莉は何か違和感を感じていた。もし孫偉が嘘を言っているのであれば…?周莉はすぐに孫偉が末期癌に冒されている事実にたどり着いた。林泰は金で孫偉とその妻を買収し彼の命と名誉を奪ったのだ!
周莉の元に匿名で事件の証拠を200万元で買い取らないかとメールが届いた。指定された場所に置かれていたボックスの中のパソコンに入っていた動画、それはあの駐車場での事件、林泰がぐったりした楊丹の頭を壁に叩きつけるさまがくっきりと写っていた。
弁護士が依頼人に不利になることを言えるわけがない、それが真実であっても。この証拠は誰にも見られないよう厳重に保管するしかない。しかし…。
周莉は動画を匿名で童涛に送った。10分後に自動消失するようウイルスを仕込んで。

林萌萌は無罪で釈放された。弁護士の仕事としては成功だが、結果父親を奪われる結果となった林萌萌の事を思うと周莉は複雑な気持ちだった。

月日が流れた。明日林泰の裁判が行われるというニュースを見て周莉はふとある事に気づく。
同じ頃、童涛もある違和感から林萌萌の裁判の中継動画を見直してみる。林泰が逆上して罵った時の「俺は龍背壁で死んでやる!」この言葉の意味は何だ…?
周莉は匿名で送られて来たあの動画と防犯カメラの映像を何度も見比べる。そして決定的な証拠を発見した。映っている孫偉の立ち止まった時の足が右足と左足で違っていた、これは偽の動画だ!全くそっくりだが事件当時のものではない!
周莉は急ぎ林泰が所有する郊外の廃工場へと向かった。工場の扉をぶち破って中へ入ると、そこにはあの事件当時の駐車場そっくりの風景が。あの匿名の動画は林泰自身が送って来たのだ、ここで偽の動画を作って、楊丹を殺したのは自分だということにするために、事件を起こした娘を助けるために…!
その頃、法廷では林泰の裁判が行われていた。裁判官から事件を起こした当時はどんな心境だったのかと問われ、林泰はあの時のことを思い出す。
…自宅に警察がやってきて萌萌に手錠をかけ連行していった。孫偉が長年世話になってきた林泰のために自ら身代わりになると申し出たが林泰はそんな馬鹿な真似ができるわけがないと跳ねつけた。だが孫偉はどうせ余命僅かで汚名を着ようが投獄されようが変わらないと言い、孫偉の妻からも萌萌は我が子のように可愛がってきたのだと説得され、ついに偽の証拠作りを始めた。孫偉の妻と不倫の証拠写真を撮り、同時に廃工場に駐車場を再現した。林萌萌と楊丹に後ろ姿がそっくりな香港女優を探して来た。防犯カメラの映像とそっくりになるように演じさせ、最後孫偉が楊丹の頭を壁に叩きつける様子を撮影した。だが出来上がった動画を見て林泰は撮り直すと言った。犯人役は自分がする、と…。

周莉は急いで法廷に駆けつけたが林泰の裁判は既に終わっており誰一人残っていなかった。林泰に面会し、真相を知った今自分が弁護をすると申し出るが、林泰はこれがマスコミなど事件の行方を見守っていた全ての人々が納得する結果なのだと言い、彼女を罷免するのだった。

童涛は林泰の故郷へ行き「龍背壁」とはどこなのかを尋ねた。するとそれは山の名前だと言う。こんな逸話がある…その昔、南龍王には遅くに生まれた子どもがいた。南龍王はその小龍王を大層可愛がった。だが小龍王は癇癪持ちでしょっちゅう事件を起こしていた。ある日小龍王は天宮の神具を燃やしてしまった。小龍王は家へ逃げ帰ったが天兵が追って来た。南龍王は小龍王を守るため腹ばいになって山を覆った。天の神の怒りの雷が何度も南龍王を襲いその鱗を傷つけた。小龍王は泣いて出頭しようとしたが南龍王はそれを制止しそのまま固い壁のようになって死んだ。そんな、子を思う父の伝説が残る山だった…。
童涛はすぐに上告の手続きを取るよう連絡する。(終)
-----ここまで]

これ物語がすっごくよく練られた秀逸なミステリ!監督のフェイシン(非行)(リー・ウェンビン/李文兵)は法廷ものや刑事ものなどのサスペンスを多く手掛けているようで本作の脚本も彼の手によるもの。
物語は検察官の童涛と弁護士の周莉の対立のような形で始まる。前半は童涛の目線で周莉と林泰の陰謀を疑いその秘密を暴いていく。後半は一旦時間を巻き戻し周莉の目線から裁判を見直す形で進む。そして最後には全てをひっくり返すような真実が…。多くの伏線、ミスリード、細かいところまでよくできているしテーマも明確で(これはネタバレに直結するので明かせないけど)観終わった後の感動、爽快感がとても大きい。ミステリ好きは必見だし、小難しいのはちょっとという人でもきちんと分かりやすく作られているのでお勧めです。

ただ…難点がひとつだけ。主人公・童涛を演じるアーロン・クォック(郭富城)、彼香港スターだからこういう地味な役ってあんまりやらないと思うのね、もう明らかに一人浮いてる。彼のセリフの言い方とかカメラ目線とか身のこなしとかって喩えて言えば郷ひろみ!もう逐一郷ひろみ!見た目が格好良いのはわかるけどあまりに芝居がかり過ぎててこのシリアスな物語にはまったく合わない。リアリティがない。彼が目玉キャストなのはわかるけどこれはちょっとハズしてた。
逆に素晴らしすぎるキャスティングだったのが林泰を演じるスン・ホンレイ(孫紅雷)!!チュー 「戦國」でも見た目は全然イケてないのに妙に印象に残った彼、本作でも恐ろしいまでの演技力を見せつけていた!すごく自然なお芝居なんだよな、いかにもな悪ではなく普通にいそうな社長さん。そりゃそうだ裏で悪い事してても表向きは素知らぬ顔してるのが普通だもの。とてもリアリティに溢れている、見た目がまたパッとしてないだけに。うん、彼にこの林泰という役を任せたのは監督の戦略といっても過言でないほど重要なカギになってた。
周莉を演じるユー・ナン(余男)はヒロインにしてはちょっと地味な顔してるけど実力派で、海外での評価の方が高いようだ。後半彼女が主役になると物語のハラハラ度が格段に上がった。良い意味で名脇役俳優と言いたいチャオ・リーシン(趙立新)もここではしっかりクセのない人物を演じておりやっぱり彼は器用。あまり出番は多くないけど林萌萌を演じるデン・ジァジァ(鄧家佳)が密かに良いお芝居してたなと思う、若いのに。最後もいい表情してた。

裁判を生中継しているというのが物語の大きなポイントなので、そこが違う日本では理解されがたく、多分この作品は日本には上陸しないと思う。勿体ない。
ちょっと古いドラマを。

「将・軍」(2010年 監督/郭靖宇、柏杉 主演/黄海波、楊志剛)
全39話

※日本語版はありません。

清代→中華民国時代→大日本帝国占領下と激動の時代を舞台に名家の子息が失った家と名誉を取り戻すため、また生死を共にすると誓った義兄弟、同胞らを救うため奮闘するという革命物語。タイトルの「将軍」とは中国将棋で王手を意味する言葉のようだ。(中点が何を意味するのかはよくわからない。)

――清代末年。河東の名家・虞家の当主は中国将棋の名手であった。県長の烏拉阿拉塔は虞家の立派な屋敷を自分のものにしようと企み、将棋の達人を連れて来て虞家当主に勝負を挑むが、あっさり打ち負かされてしまった。しかし烏拉阿拉塔はなんとしてでも屋敷を手に入れるため、虞家が反乱軍に加担していると因縁をつけて当主と長男を捕縛し公開処刑した。日本へ留学していて難を逃れた次男の虞小白は帰郷すると下男の許大胆から事の顛末を聞き、必ずや烏拉阿拉塔を倒し屋敷を取り戻すと誓う。
虞小白と許大胆はホテルの給仕として働きはじめる。そこでついに烏拉阿拉塔の刺殺を試みるが気の小さい許大胆は緊張のあまりナイフを取り落としてしまった。だがその危機を救うように烏拉阿拉塔を射殺した人物がいた。それは日本人と偽ってホテルに滞在していた革命家の黄敬章であった。許大胆と虞小白は命の恩人の黄敬章を兄として敬いたいと申し出、三人は関羽像の前で義兄弟の誓いを交わした――

ザ・昼のメロドラマ。話はベタ中のベタでサクサク進んでいく。ただ日本のドラマのような恋愛物語は脇に追いやられていてメインは義兄弟の仁義もの。…というとヤクザっぽいイメージになってしまうけど、「三国志演義」の劉備、関羽、張飛になぞらえた物語になっていることからも、世界を救うための戦い(革命)の最中の男の友情物語カッコ涙、みたいなのが好きな人にオススメします。ベタに泣けます。

序盤は無学で臆病な下男の許大胆の目線で描かれているから彼が主人公なのかと思うけど、もう無学って罪だと思わざるを得ないくらいの馬鹿なトラブルメーカーでイライラするったらありゃしないチーン 終盤やっと学を身に着けてから主人公らしくはなるけど、その頃には血筋も頭も良くて世の渡り方もある程度分かってて主人公らしい災難に見舞われ続ける虞小白にすっかりお株を奪われている。この二人の関係…最初は主従関係だったのが義兄弟となり、商売のパートナーとなり、しかし地元ヤクザとのからみや国民党政権下での利権がらみやなんやで互いを裏切ることを逼られ…みたいな、友情というか仁義というか信頼みたいなものを描いている物語。

許大胆役の人はなんでこの人が主役張るんだろうと疑問にしか思えなかったけど、虞小白を演じるヤン・ジーカン(楊志剛)は予想以上にイイお芝居だった、ベタだけど。「大秦帝国」シリーズの屈原役ではとにかく怒ってばっかりだったけど本作ではいろんな表情が見れて興味深かった。監督&脚本のグォ・ジンユィ(郭靖宇)は彼の実兄らしい。弟においしい役を与えたな…。
「和平飯店」主人公を演じていたチェン・シュー(陳数)がヒロインの沈紅玉を。ここでも美しくて頭が切れてカッコイイ超頼れるスーパーウーマン。若者時代からおばさん時代までちゃんと歳をとっていって見えるのに、お美しいわー。若い頃はさぞかしイケメンだったであろうウェイツ(巍子)さんがその相手役というのは妙に納得。
あと見た目がえらい可愛くて、でもこれまたベタな"きっつい性格の中国人女性"の小油菜を演じてたマー・チン(馬静)が良かったな。

この時代を舞台にした中国ドラマのお楽しみ(?)でもある変な日本語も炸裂してますニヤニヤ 半分くらいは聞き取れない「日本語を喋ってるつもりのカタコト」だけど。出て来る日本軍人らは普段は中国語を喋ってるけど返事だけは絶対に「Hai!」と答え、上官はよく「Baka!」って部下を叱る。日本人の感覚としてはそこは「バカモン!」だろうと思うけど。
イギリス、中国合作のドキュメンタリー。

「地球:神奇的一天」(2017年 邦題「アース:アメイジング・デイ」 監督/リチャード・デイル、範立欣、ピーター・ウェーバー)
95分


アニマル系の記録映画。夜明けから昼間、日没、深夜と時間を追いつつ地球上の様々な生き物の様子を見せていく。ナレーターはジャッキー・チェン(成龍)。

扱っている動物がパンダ、シマウマ、イッカク、ナマケモノ、イグアナ、ペンギンなどよく知られているものばかりで、こういうアニマル系のドキュメンタリーとしてはとても一般向けで子供でもわかりやすく、学習教材的な構成になってる。
裏を返せばそんなに驚くべき映像が詰まっているわけではないのでマニアにはつまらないと思われる…。
まあ面白いと思ったのはクジラが縦になって寝てる姿とかナマケモノが泳ぐ姿とかかな。
音楽も心地よく、ただボーッと見てリラックスできる作品です。



イギリス版。日本版のリリースはないようです。