ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』 -2ページ目

『ブリーフセラピー講義』を読む(読書メモ)

皆さん、こんにちは! ソリューショニストの五島です。

ブリーフセラピー講義


先日、『ブリーフセラピー講義』という本を読みました。
(副題は、『太陽の法則が照らすクライアントの「輝く側面」』)
最近はあまりブリーフセラピーの本を読む機会がなかったので、
よい復習として、読むことができました。

家族や学校の問題について関心がある人がすべて読むことをオススメします。
ただ、そこまで関心がない人(私みたいな)にとっては、
第1章~第3章、第5章を読んでおけばいいかな、と思います。

特徴的な技法である、スケーリングクエスチョンやミラクルクエスチョンについての内容はほとんどありません(ミラクル~については少しだけある)。
それはそれでいいことです。

最近、ソリューション・フォーカスの考え方や実践から離れていたなぁ、という方にオススメします。以下、私の読書メモ。

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・問題の原因があって、色々と問題が起こっているけれど、その人が今より生き生きと自律的に生きていける、そういうことが解決なのです。(P.25)

・社会構成主義にとっての現実とは、コミュニケーションを通じて人々が共有していくことによって構成されていくものです。したがって、話されたことをピックアップしたり、こちらが感じたことを伝え返したりすることが、現実を構成していくためには重要であり、面接のなかでは意識的に取り組まなければなりません。(P.75)

・(ミラクルクエスチョンの返答は)今日この面接を終わって寝るまでの生活をどれだけ細かく訊いたのかに依存します。(P.141)

解決志向と解決指向と解決焦点化

皆さん、こんにちは! ソリューショニストの五島です。

J-SOLのメーリングリストで「Solution Focused」の訳語について、
メールが届きました。

「Solution-Focused」は、解決(の話)を志向する
(志向:心が一定の目標に向かって働くこと、こころざし向かうこと)ことや、
指向する(指向:ある方向を目指して向かうこと)アプローチではない、
という内容でした。

たしかに、そう言えば、おっしゃるとおり…。
ソリューショントークも解決について話題した会話であって、
必ずしも「解決」を「志向」や「指向」するものでなくてもいいわけで。

解決に向かわなくちゃいけない、というのは「とらわれ」であって、
「別にそこまでは…」と思っている人もいる。
何やら哲学的ですが、初期の訳語の「解決焦点化」 の方が
その点ではしっくりきます。 

このへん、奥が深いよねぇ…。




「1人の友達をマイナス思考から救う」

皆さん、こんにちは! ソリューショニストの五島です。


2012年が始まって、20日くらいが経ちました。
みなさんはもう今年の目標とか計画とか、立てていると思いますが、
(立ていなかった今すぐどうぞ)
この時期は目標発表の様子をよく見ます。
まずは昨年の振り返りをして、
「昨年は~~~こうだったから、今年は~~~な目標を立てました」と
するのですが、こんな感じ。


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画面が暗くて誰かわからないから出すの許してね


やはり、「こういうことが達成できました」という
ポジティブな振り返りは必要です。
今年の目標を作るときに、
ネガティブ(できてない)なところは必ず見るのですから。


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全員がスライドで発表。歯科医院としては驚異的なこと。



「1人の友達をマイナス思考から救う」なんて
20代そこそこの人が言えるなんて素晴らしい。
仕事を一生懸命する中で、自分も克服してきたから、
そういうことが言えるのでしょう。

“似ている”を探す能力/“違い”を探す能力

皆さん、こんにちは! ソリューショニストの五島です。


先日、合同会社5W1Hのセミナーを受講していたとき、
ある話題になっていて、今日、少しまとまったので、
ここに記しておきます。


まず、次の図を見て、どこに注目しますか?


$ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』


人によって、赤色の円の部分に注目する場合と
青色の円の部分に注目する人がいると思います。
どちらに注目するかは人のクセ次第になります。


$ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』


赤に注目した場合は、似ているものに注目するタイプ
青に注目した場合は、違うものに注目するタイプというわけです。
(私は青の方でした)


サンプル数が少なすぎるので何とも言えないですが、
どうも女性的な感覚が大きい人は「似ているもの」に、
男性的な感覚が大きい人は「違うもの」に
注目する傾向があるように思います。
(どちらが優位かというわけではないです)


よくセッション中は「構造を見る」ことに気をつけていますが、
この構造を見るというのは、
「似ているを見つける」「違いを見つける」の2通りがあって、
前者の能力が高い人はメタファーを使うのが
上手なのではないでしょうか。
また、後者の能力が高い人は、「●●になったとき、今とどう違うか」を
上手に聞き出せるように思います。


例外を聞き出すとき、リソースを聞き出すとき、
「似ているところ」「違っているところ」に
注目して聞くと、より効果的な会話ができるかもしれないですね。
(こんなこと書くと「100%聴いてない!」とどこからかお叱りが来るような…)

ソリューショントークの構成 その2

皆さん、こんにちは! ソリューショニストの五島です。


前回の記事をご覧になって、facebook のコメントから
次のようなコメントをいただきました。


私も最近「解決志向(ソリューションフォーカス)」の研修では、
SFを使うとは、【「問題の会話」を減らし、「解決の会話」を増やすこと】です、
と言っています。



確かにそのとおりだと思います。場合によっては、
“「解決の会話」を増やす”はある種の苦痛を伴うことだってあります。
だって、考えないといけないし、考えることはエネルギーが必要ですからね。
(答えやすい質問、居心地のよさが必ずしもいいこととは限らない)


今日は前回の図から、1つ線を増やしてみました。
オレンジの点線矢印Dです。

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点線矢印Dは、解決に役に立つこと(左上の領域)を実際に解決策に
応用する会話へ行く流れを指します。
直線Aで例外を見つけ、そこからD経由で解決に向かう、という感じ。
過去のうまく経験から今回の解決に使えそうなものを直接探しだすこともあります。


現在の問題に直接関係しないような内容からでも、
点線直線Dは導き出せます。


実際にあったのが、
部下たちとの関係に悩んでいる人が、
自分の父とは仲良くなっていて、それなぜなのか
そこから部下との関係に使えそうなものはないか、
と考えていったことがありました。


状況は違えど、構造が同じようなものならば、解決に役立つことがあります。
だから、まったく現在の問題の関係がないような話題からも
点線直線Dは現れる可能性があるわけです。
そのためにも、粘り強く会話を続けることが重要ですね。