1/72スケール
日本帝国陸軍 三式戦闘機
飛燕三型 完成♪
いえいえ、飛燕に三型はありません。またもや架空機です。
しかもアオシマとハセガワのミキシング。
そろそろスケモKサツに逮捕されるかもしれません。
ですが、架空機とは言っても全くのデッチ上げではなく、、、
発動機=エンジンをハ40より高性能なハ140に換装したのが前記事のファインモールド飛燕二型ですが、さらに新型発動機ハ240型を搭載する改良強化新型とでも呼ぶべき飛燕三型が実際に計画されていたらしいのです。
そんな夢計画をベースにオレ設定をたっぷり付け加えてここに具現化。
もちろんティアドロップ・キャノピー
相変わらずの飛行状態。台座はマグネット式。
機体下面。
液冷エンジン搭載の飛燕ならではの下に出っ張ったラジエーターボックスは無く、その位置には排気タービン。
「ラジエーターボックス」とは言わないと思うけどw
つまり、実在した当時の最新技術を全て注ぎ込んだスーパー飛燕(※)がここに爆誕!(※俺調べ)
三式戦闘機と五式戦闘機
使用キットはアオシマ五式戦とハセガワ三式戦。
アオシマのキットは昭和30年代=ほぼ60年前の金型。それを多分30〜40年前頃に復刻生産したキット。
言わば旧キット、超旧キットだ。
はっきり言ってスケールモデルとしての再現性は低い。もはや五式戦ぽいナニかと言っても過言ではない。
モールドはヌルいしバリってる。もちろん凸モールドに決まってる。
着陸脚や主翼の補助翼エルロンは可動式。
というか昔のスケールモデルは可動ギミック当たり前。
戦車だってリモコンやゼンマイで走ったし、戦艦はだいたいモーターライズで水に浮かべて遊んでいるうちに沈むのがお約束だっだ。
いつからだろう、
飛行機や戦車、船のプラモデルから誰もが楽しんだはずの愉快なギミックたちが影を潜め、考証や再現性でがんじがらめの堅苦しいカテゴリーになってしまったのは。。。
今やちゃんと作らなければスケモKサツに検挙されるカテゴリーになってしまったのは。。。
まぁ自分はそんなの全く気にしないからどーでもいい話なんですけどねw
上 : ハセガワ三式戦
下 : アオシマ五式戦
ご存知のように実機では三式戦飛燕に搭載すべき液冷V12エンジンの生産が全然間に合わず、代わりに即納可能で信頼性も高い空冷星型エンジンを飛燕に搭載した苦肉の策とも言える理由で誕生したのが五式戦である。
乱暴な言い方をすれば同じ機体で液冷エンジンが三式戦、空冷エンジンが五式戦。と思っとけば間違いない。
五式戦の機体に三式戦飛燕の機首をドッキング
双方のエンジン部分のカウルをカット。
ハセガワ飛燕は他の架空機たちを作るためにパーツ取りにしたジャンク。
五式のボディに三式のアタマを付ける。
液冷エンジンの三式戦を空冷エンジンに換装して誕生した五式戦を液冷エンジンに換装して三式戦に戻すややこしい改造。
ファインモールド飛燕二型との比較。
三式戦→空冷化→五式戦、その逆の五式戦→液冷化→三式戦をやっているのだ。
本来ならほぼ同じカタチになるはず。なのに全く違う。が、架空機なのでヨシ!
仮に素組みで作っても五式戦には見えないパチモン感溢れるフォルム。
開閉式の着陸脚はオミットしカバーをプラ板で自作。
ピッタリ寸法にしてしまうと面出しとサフ吹きで分割線が埋まってしまうので敢えてスキマは多めなのだ。
パネルラインが凸モールドなので全て彫り直す。
モールドパターンはキットをそのまま踏襲。
たぶん実際のパネルラインとは全然違うが気にしない。
塗装や研磨で消えないようにやや深めに掘ってみた。
本来付いてない排気タービンは自作。
パーティエ(=ランナー溶かし接着剤)で複製したが使い物にならずw
結局は使わない車輪パーツとプラ棒で自作。
カタチは何となくそれっぽく。テキトー。
機首の機関砲は彫刻刀で彫り込み。
増槽を取り付けるパイロン的なとこは1ミリ角のプラ棒。
塗装
飛燕二型では全体が真っ黄色になってしまったので今回は工作用紙でマスキングしてみた。
識別帯は黄橙色じゃなくてただの黄色で塗ってます。なぜかと言えば、、、
気分です。
識別帯をマスキング。
三型4翔はオリーブドラブ(2)
飛燕用の3翔スピナーを4翔スピナーに改造。
アオシマの旧キット五式戦は機体フォルムだけでなくキャノピーも全然カタチが違う。けど、架空機だしまぁいいいか〜って感じです。
左側の主翼に付くピトー管は1ミリ丸棒から削り出し。
で、完成です。
同じ飛燕のハズだけど全く違うw
そもそも飛燕二型のキットが全然手に入らなかったので、ならば五式戦に飛燕のアタマ付けちゃえば飛燕二型になるハズだよね? っていう目論見で作り始めたのがコイツです。
▼ファインモールド 飛燕二型
▼MPM キ64-II
▼ハセガワ・タミヤ 強風-改