がん化細胞を用いた実験で、酸浴後にヤーカット細胞の初期化が起こるという論文について、若干の議論が起きています。
Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes.
Kim JYら,   PMID: 26972255

私も前回の本ブログで、論文サマリーの簡単訳を書きましたが、元の論文は読んでいません。
読まれた方から、あまりポジティブデータではなかったとか、失敗だった!とかの声が聞こえますが、私の感想では、STAP支持者にとっては朗報であろうと思います。

上記論文の著者たちは、文字数の限られる論文サマリーに、あえて、STAPプロトコールとい用語を使ってくれています。
最後に笹井氏へのお悔やみの言葉もあるそうです。彼らは、STAPという言葉と笹井氏に敬意を払っています。

一般的に、実験に用いられる細胞は、がん化した細胞が多く、その理由として、がん細胞は、自律的に増えやすく操作がしやすいからです。とても人工的な細胞と言えますので、その質は特殊とは思いますが、STAP現象とは密接な関係にあります。

今回の実験条件も、ph3.3などいう、細胞にとっては極限の環境において、細胞が初期化したのですが、がん細胞はある程度にもともと初期化しているので、あまり意味がないという解釈があるようです。

しかし、なにより大事なのは、環境が酸性変化すると細胞も変化するというのは、がん細胞に限られたことでなく、細胞に普遍的におきる現象としてとらえられることです。

この世界には成功、失敗というのは決められないと思います。未知のものを扱うのが科学論文ですし、ある実験成果が、どこにどう貢献するかも、何に利用できるかも、将来展望はわからないのです。、

科学の世界は、競争が激しいですから、学閥、派閥も多くあります。バカンティ先生は、麻酔科教授なので、臨床医の片手間に、資金を得て実験をやっているようです。こうした方の仕事を、基礎の研究者は受け入れない場合もあります。

文生のような基礎系の学会では、臨床医の業績はコテンパンにけなされる傾向があります。つまり、アンチSTAPの研究者たちは、外国にもウヨウヨいて(多くはライバル研究をしている)、そうしたライバルたちは、STAPなど無い!と主張するでしょう。
ですから、STAP無い!という実験発表は意味が無いのです。

日本ではこちらが正しいと理解されてしまうようです。一般人をそうした方向へ扇動する学者たちがいるからです。

しかし、世界は広し!で、笹井支持派とか、STAP擁護派の研究者たちも世界にはしっかりいることに、日本人が気付きました。
これからも細胞の酸浴データは出てくるでしょう。一般人でも、こうした基礎研究に興味を持って議論し合う事は楽しいと思います、

ですから、今回のKimJYらによる実験結果が、ネガティブなものととらえる必要はなく、大事なのは“酸により細胞は変化する”との視点です。

酸浴細胞現象は、世界中、進行形で行われている研究である事実がわかって良かったと思います。

今回はがん細胞を用いた研究でしたが、がん細胞では酸性環境がとても大事なようです。がん細胞が生き延びるためには、酸性環境が必要だという論文が、STAP関連サイトで紹介されていました。

酸性環境とがん細胞の論文のさわりを少し紹介します。がん細胞では、酸性環境で幹細胞か進み、初期化マーカーが発現することがわかっていました。

その前に、少し余談になりますが、がんの基礎研究に、人々が興味を持つことはとても頼もしいと感じます、巷では、保険のきかない遺伝子治療の中に、何百万円もかける人がいます。患者さんはすでに亡くなって、訴訟が起きているものもあります。

めったやたらな治療があるのが、がん治療の現実です。がんの遺伝子治療の中には、治療効果が薄いものがあります。もちろん公的ながんセンターのようなところの話ではありません。

患者サイドは、治療の質や、医師のレベルを知る必要があります。治療成績の信頼性や正当性について、きちんと医師と話し合わないといけないと思います。つまり、特殊で高額な治療を受ける時には、患者側が知識を持たないと悲劇がおきます。
ひどい経験をされた方は多くを語らないことが多いようです。

酸浴と初期化に関する細胞の変化についての論文が以下です。この論文は、無料で配信されており、全文を読むことができます。
Cell Death Differv.18(5); 2011 May PMC3095828  Acidic stress promotes a glioma stem cell phenotype
著者らA B Hjelmeland,
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3095828/ PMID: 21127501
(PubMedのサイトに、この番号を入力すると、論文がでてきます)

これは脳腫瘍の一種であるグリオーマ細胞についての研究です。グリオーマは、割と頻度が高く、神経細胞のある組織、特に脳に発生する腫瘍です。
そのうち、特に悪性のもの(進行が早く致死的である)を悪性グリオーマと言います。

がん細胞が増殖するためには、足場を組む必要があり、十分な血管や神経などを作りながら、そこから酸素や栄養を供給されて育ちます。
がんが消える人と、広がる人の違いは、その人のもつ抵抗力(がん免疫)と、がん細胞が本来持つ悪性度(がんとしての生命力)です。
がん細胞の立場になれば、自らが増えていくためには、細胞としての能力が高いことが必要なのです。

がんができた時、がん免疫が強ければ、がんはつぶされます。しかし、がん細胞の生命力が高いと、がんは生き残れます。こうした増殖するがんは足場を強固につくれます。
ホストのがん免疫に打ち勝ち、悪性度の高いがんとなるのです。このがんの悪性度に、実は酸性の環境が貢献しています。

この論文の出だし(イントロダクション)は、悪性で腫瘤状のグリオーマ細胞の性質の紹介です。この腫瘤の内部には、悪性グリオーマ細胞の元となる幹細胞が存在します。
このがん幹細胞は、初期化マーカーを発現していて、酸性の環境を好みます。

この幹細胞は、腫瘍の中に平均的に存在しているのではなく、偏在しています。腫瘍の内部に、幹細胞が集まる場所があり、そこでの環境は酸性に傾きます。

正常組織にとってはph7.1が最適なのに対し、幹細胞はph6.8位でよく増殖し、時にphが5.9位まで酸性が進みこともあります。酸性が進むと、幹細胞が生き残り、逆に腫瘍が大きくなると酸度がゆるみます。

酸性が強いと、幹細胞の増殖はとまるものの、抗がん剤にも抵抗性が獲得され(薬が効かなくなる)、幹細胞は初期化マーカーを発現して、初期化細胞として生き延びます。

要は、細胞は環境により自在に変化し、まわりの酸性条件に影響されます。
酸性が進むと、細胞は初期化して増殖をとめ、じっとストレスに耐えて生き延びる現象が起きます。

酸による初期化現象は、生き物の本質だということでしょう。

2016/4/19(火)
 Biochemical and Biophysical Research Communicationsという雑誌の論文です。

タイトル
STAP変法を用いると、相対する二方向、すなわち細胞死と多能性へと、ヤーカットリンパ球を誘導することができる。

Jurkat Tリンパ球を、STAPプロトコルに基づいて、25 分、酸浴した。pH 3.3 処理では、酸浴後8時間以内にアポトーシスが誘導された。3日後には、細胞の生存は低下した。pH 3.3で処理後、7日目には、alkaline phosphatase (AP)に染まる多能性細胞が増加した。 削除
このところ、このブログでは、元神戸理研CDBの副所長であった西川氏が、ヤフーニュースに書かれた小保方論を紹介している。

西川氏は、このヤフーニュースにシリーズで記事をかいているのだが、他の記事もあるものの、多くの記事は、STAP騒動についてと、それと対応させた過去に起きた別のねつ造事件を扱っている。

この記事は、西川氏によるSTAP論評としても興味深いが、理研内の権力関係、人間関係などが紹介されていて、私のとっては、そこが貴重だ。

西川氏から見た価値観で理研が語られている。
しかし、書かれた内容は、時に複雑である。西川氏は、本音と建て前が混在しているだろうと読み取れる点がある。

もちろん、西川氏のように社会的立場のある人では、率直すぎる物言いはできない。
STAP騒動では、西川氏の辞任も早かったが、西川氏にしたら、理研はもうたくさん!という感じだったと思う。驚きあきれることが多かったのだと思う。やめた後のようだが、特に、鍋島、岸委員会の裁定には、あきれたと言っている。

この理研が立ち上げた鍋島、岸委員会については、西川氏は露骨に批判しているので、これは本音なのだろう。

西川氏には、はっきりとものを言う人であるが、それでも、本当にそう言いたかったのか?と疑わざるをえない部分を紹介したい。

つまり、(本当はもっとけなしたくても)そこそこほめておかないとまずいと判断しているのではないか?と疑われる点と、その逆に(本当はもっと擁護したいけど)けなしておかないとまずいと判断しているのではないか?の点である。

まず、後者の点については、西川氏は小保方氏をもっと擁護したいと思っているかもしれないと考える。

小保方氏の知識や英文能力をこてんぱんにけなしているものの、西川氏自らも若い時は同じようだったと言っている。
そして、小保方氏とマスコミはもっと近づいても良いと言っている。西川氏はマスコミとうまく付き合ってきた人のようで、マスコミを指導するのも研究者の役割であるとしているようだ。
マスコミは独自で正確な調査をもっとすべきで、レベルの高い小保方批判ができていないと言っている。

西川氏は、小保方氏に対しては、その未熟性をけなしているが、まだ若いからしかたないといってくれているのだ。そして、小保方氏が真実を西川氏に、話してくれることを期待しているかのようだ。

以下が西川氏の記載一部である。(紫部分)西川氏は、小保方氏のデータ処理を厳しく批判しているが、STAPがあるかどうかは大事でないと言っている。
それは本音だろうか?と疑問に思う。

しかし、西川氏は、(紫部分が引用)
存在の前提となる研究データの不正行為が明確である以上、STAP細胞が存在するかどうかを議論するのは意味がなくなる。
と言っているのである。

そして、以下(紫部分)に、このようなことを言って、小保方氏に心を開くようにアドバイスをしている。

引用
この状況を打開するために思いつくのは、もう一度、小保方さんと冷静に話をすることだろうが、この難業に挑戦する記者はいるだろうか?・・・・また冷静になれる環境を保障したとしても、本当の話を聞くためには、聞く側の緻密な準備と、相手を理解する能力そして相互の信頼関係が必要だ

しかし、西川氏は、笹井氏に対しては厳しく、笹井氏のミスリードをかなり厳しく批判している。こうしたヤフーニュースの記述(紫部分)で、西川氏は、アンチ笹井派であったことがわかる。

アンチSTAPの上級研究者(GD)たちが、西川氏に相談に行っているのである。笹井氏が権力を握り、予算の独り占めを図ったかのような書きぶりである。理研内の権力抗争に、STAPが巻き込まれた事実をなによりも物語っている。


引用
また事件発生時のCDB組織運営についても、もっと赤裸々な分析が行われても良かったのではと思う。・・・騒ぎの前から、笹井さんが、例えば予算から将来計画まで、CDBの運営の全てをとりしきり、グループディレクター(GD)会議での議論がなかったと聞いている。

そして、西川氏は、理研に辟易して辞任したと思うので、理研体制を手厳しく批判したいのではないかと思う。しかし、建て前を述べるにとどまり、素直に文章に出してないような気がする。

例えば、理研というのは、研究者同士、足の引っ張り合いをするところであることが、西川氏の記述でもわかる。

面識のない研究者同士でも、些細なことでお互いに難癖をつける習慣が存在しているようだ。研究よりそうしたことに熱心なグループもあるようだ。それが自己点検グループである。

自己点検と言えば聞こえは良いが、実際は難癖をつける集団ではないのか?
こうした人たちからにらまれたら、実験協力がされなくなったり、論文が出せなくなるような事態になるのではないか?

理不尽な自己点検の仕組みがまかり通っているのではないか?
当然そこには、派閥や学閥も関係し、派閥に属さない人たちは徹底的につぶされるのかもしれない。女性などは、こっぱみじんかも・・・。

小保方氏は、「あの日」に、勤務時間でもネットにはりついて、他人の論文チェックや、他人のデータチェックをしている研究者たちがいることを書いている。そして、リークされたそのデータは、どんどん、別の人へとリークされていくのである。

しかし、この点については、西川氏は、驚くべきことに次のように好意的に書いている(紫部分)。

引用
小保方氏事件で脚光を浴びた、データ不正を鑑識する匿名集団の威力には感嘆する。研究不正の手口を熟知しており、小保方氏論文だけでなく、その後多くの論文がこの社会的センサーに引っかかった。・・・ともあれ、小保方氏論文の不正を見抜いたということで、匿名ではあってもこのデータ不正鑑識機構は、今後も重要なデータ等の捏造抑止力として機能するだろう。

西川氏が、この自己点検システムをほめるのは、本音なのだろうか?
私には、批判的な気持ちをあえて、本音と逆に書いたと考えたい。これは、いわゆる、ほめ殺し作戦である。

性善説が基本の科学論文であり、論文が権力抗争の材料に使われるなら、そうした研究所では成果はでないであろう。実は、西川氏は、他の部分では、そう書いているのである。


今回小保方氏によるSTAPホームページの開設にあたって、当初の小保方氏が目指したものは、まずは、検証実験での細胞初期化のデータを世間に示すためではなかったかと思います。

つまり、検証実験の成果として、ATP(酸)浴後の遺伝子発現、初期蛋白ともに証明されていることを、世間に知らせたかったのだと思います。

私の考えでは、このデータは、小保方氏が、理研の誰かから譲り受けたのではないか?と考えています。
その実験した人は、小保方氏にこう言ったかもしれません。
「訴訟に出る時には、このデータが使えるかもしれません」と・・・・(私の想像です)。

理研広報室は、以下のコメントで(紫色部分)今回のデータは知らないと言いました。
「このグラフが何のバックデータに基づくのかは定かではありません。(STAP現象の)検証においても、たくさんのデータを取っていますが、公開したものが公式のものです。もちろん生データもすべて記録しています。公開していないものも含めて、全てのデータの中で絶対にないとはいえませんが、私どもで調べた限り、一致するものはありません。(ホームページについて)個人のつくったものにはコメントできるスタンスにはありません」(広報室)

こう言わされたのは広報室の事務方でしょう。
理研の事務方は、国家公務員の時代から異動があるでしょうし、今でもそうした体制は残っていると思います。

答えざるをえない立場のこの事務方は、困ったことでしょう。
転勤早々かもしれませんし、(運悪く)出向中の国家公務員かもしれません。
いづれにしろ、こうしたコメントを出すのは、事務方にとって未知でつらい義務であるかと・・・。

なぜなら、事務方にとっては、専門性の高いSTAP問題に関して、マスコミへのコメントするのは高いハードルなのではないでしょうか?結局、「私どもで調べた限り、」「絶対ないとは言えない}と逃げざるを得ない事務方の窮地がうかがい知れます。

事務方は知らないことでも、そつなく回答しなければならず、それは日本中の広がり、責任が重いのです。事務方にとって、STAP問題を相談できる研究員も少なく、誰も教えてくれないかもしれません。

本来なら、広報室で回答に困ったら、STAP問題を扱った調査委員会の委員たちと相談したいところでしょうが、この調査委員会などは、もはや存在しないのです。
その位、この調査は幻のような存在だったと思います。

但し、知らないと理研が答えたことは、のちの訴訟で理研とっては不利になるかもしれません。小保方氏はそれを引き出したかった可能性もあります。

しかし、この広報室の反論のみで、その後の理研のりスポンスがなければ、検証実験での細胞初期化データは真実のものであると一般人は思います。

誰かが、このデータを小保方氏に渡したとしても、その実験者も含めて、誰も、小保方氏に渡したとは答えないでしょう。これが組織です。

小保方氏が、検証実験の終わりに、監視人の一人から声をかけられ、「これは公然のいじめと同じ」と言われたと、「あの日」書いています。

しかし、後になって、誰がこのセリフを言ったのかを調べようとしても、関係者はすべて誰もそんなことは言わないと答えるでしょう。
組織内の誰か言ったからは、誰もうかがい知ることができません。当事者以外には証拠はどこにもありません。

窮地の小保方氏に対しては、理研内でも味方をしてくれる人はいたと思います。

小保方氏を気の毒と思う誰かが、「裁判の時には使いなさい」と言って渡してくれたというなら、本当にドラマのように、涙がでるようにありがたい話だと思います。
(こうした想像は、あくまで私個人のものとしてお読みください。)

ヤフーニュースにサイエンスライターの粥川準二氏が記事を書かれています。

この方の見解は、私とは異なります。粥川準二氏は、理研の調査委員会の裁定を支持しています。しかし、彼のコメントは、調査委員会の裁定を支持しない人たちが一様に持つ疑問には答えていません。

粥川準二氏は、こうも書いています。彼の記述の一部を紹介します(紫部分)。

必要なのは、客観的で正確な情報発信とその継続、そして共有です。(1)については、筆者含めてメディアや科学に職業としてかかわる者がもっと努力をする必要があるかもしれません。

粥川準二氏らのサイエンスライターは、もっと、一般人にSTAP細胞を納得させなければいけないと書いています。実はこれは正論です。

しかし、実際には、マスコミに登場するサイエンスライターの誰一人として、調査委員会裁定に疑問を持つ人たちが一様に提起した疑問に答えていないです。

つまり、ESとSTAP遺伝子酷似の理由として、混入説だけでは説明できないとする問題点です。小保方氏によるES混入以外に、他の可能性にもあるだろう?との質問に答えていないのです。

サイエンスライターが一般人を納得させる知識と見識を持つなら、今後、ぜひ、この点について、解説を示してほしいと思います。
西川氏の書かれたヤフーニュースの内容について、このブログに批判的に書いた。http://bylines.news.yahoo.co.jp/nishikawashinichi/20160130-00053948/

進化を語るなら、もっとうんちくを語るべきで、思慮浅い思いつきの断片なら書かないほうがましだ。
要するに思いついたことを上手くない英語で書きなぐっているという感じだ。・・・・・・幼いという印象が強い。
ディスカッション(考察)は拍子抜けだ。・・・・
と、西川氏の小保方評は手厳しい。

しかし、「あの日」に書かれた西川氏は、決してアンチ小保方の印象はない。

西川氏の言葉は、「あの日」で以下のように紹介されている。

「お前は、ナイーブすぎるから、笹井さんとこですこし擦れた感じにしてもらい」114頁
途中で、西川先生は、「そんな説明ではあかん。小保方さんの研究には、他の人の研究が是全然、参考にされていない」109頁
「でも、そのナイーブな「文章に心打たれるのも事実やねん」110頁

西川氏は、率直にずけずけとものを言う人のようであるが、ほめるところはしっかりほめていて、決して冷たい印象を与えていない。

この方が、なぜ、ヤフーニュースの小保方批判のような、冷たい人になってしまったのか、むしろ、そこが悲しくやるせない。
以前はやさしかった恋人の心変わりのような感じがある。小保方氏にとっては、西川氏は、もはや叱咤激励してくれる厳しい上司ではなく、心が戻らない遠い人になってしまっている。
やはり、西川氏は本気で、小保方氏がねつ造したと思っているのだろうと考えてしまう。

西川氏は、一般人が、いろいろ桂調査委員会の裁定を問題視していることを知っているのだろう。アマゾンレビューで、小保方氏を擁護する一般人が多い現状について、西川氏からはどのようなコメントをお持ちなのか?

むしろ、理研の動物管理、検体管理の問題点は無いのか?西川氏が、そこの問題を考慮する必要が無いと考えるなら、その根拠を示してほしい。

西川氏は、こうも言っていて、それはまさに正論であると思う。
西川氏は、若山氏や小保方氏に、対話を望んでいるのだ。これは、西川氏に限らず、このSTAP騒動をフォロウしている人たち全員が望んでいることである。

西川氏は以下のように書いているのである。
若山さんも小保方さんも、冷静に対話を通してこの疑問に答えてくれる可能性はあるのだろうか。彼女の手記に書かれているように、今回の事件では多くの研究者がSNSで意見を拡散させ、メディアに理由もなく寄り添った。
しかし、もし小保方さんがこれに対し手記でしか答えないとしたら、自ら科学者への道を閉ざしたことになる。

まさに、にこれは正論である。でも、私が想像するに、やはり、小保方氏の健康問題が悪いことが議論できない原因だろう。

他人から批判的な意見を受けることや、さらにバッシングをされることに、今の彼女は耐えられないのだと思う。笹井問題の傷が大きく、小保方氏の心が持ち上がろうとすると、反動的に、再度、落ち込む状態をくりかえしているのではないだろうか?

裁判を起こすべきとの意見もあるが、国を相手に戦うには、本当に強い気持ちが必要になると思う。

第3者によるねつ造の証拠を示したり、真犯人の犯罪を立証することは、小保方氏には難しいだろう。そうなると名誉棄損の訴えとなるのだろうか?

小保方氏の体力が回復するまで、しばらく、今のような状況が続くのはやむを得ないと思う。

バッシングを受けた時の心の傷は、個人差が大きい。そこは、西川氏も理解してほしいと思う。
西川氏が、知人から以下のように言われたとのことを、前回の私のブログに書いた(紫色部分)。

小保方氏事件が起ったとき、何人もの知り合いから、「私なら異常をすぐに見抜いた。どうしてわからなかったの?」とよく聞かれた。しかし、これだけ生きてくると、いろんな人と付き合う。異常、正常と区別して納得できる人は幸いだ。

西川氏の周りの人は、優秀な学者たちであったろう。そうした人たちから、「どうしてわからなかったの?」と良く聞かれたというのは、本当にびっくりする。

つまり、小保方氏がねつ造犯でないかもしれない・・・と考える人が、西川氏の傍にはいないということになる。
確かに小保方氏のように、まだ実験を始めたばかりでありながら、ねつ造できたら、とてつもなく異常な人だろう。誰もが、(小保方氏は)どこかおかしい、特に、実験中はどこかおかしいと思うことがあったと思う。

STAP実験というのは、何度も何度もやっているのだ。その証拠に、STAP幹細胞の種類だって相当にあるらしい。

新人研究者であった小保方氏は、周りの実験仲間からも普通に受け入れていたであろう。周りで一緒に実験していた人が、彼女がねつ造をしていると、聞かされたなら、まずはびっくりして、間違いではないのか?と考えるのが常識的ではないのだろうか?

西川氏の話に出てくる人は、小保方氏と接したことのない人たちがほぼすべてであろう。
だからこそ、早稲田か、女子医のどちらが、(ねつ造をするような人に)小保方氏を育てたのか?といううわさ話がおきるのだろう。
接したことのある人なら、こうしたひどいうわさ話は普通はしないだろう。知らないからこそできるのだ。

普通なら、偉い学者たちはむしろ、次のようなうわさ話になるような気がする。
「とにかく、理研のようなところの研究者では、陥れられる場合がありますよね!」
とか、
「もし、検体のすり替えなどされてしまったら、本当に気の毒でしたね」
とか、そうした類の会話にはつながらないのだろうか?
少なくとも、私はそう考えてしまう。

STAP騒動が起きた時、2チャンネルに書き込みが盛んにされていたとのことである。ブロガー和モガ氏の調査によると、最初、理研の上層部は、小保方氏による捏造をなかなか信じなかった。最初は、小保方氏を擁護していたとのことである。
当然と言えば当然だ。「あの日」にもそう書いてある。

竹市氏や相沢氏は、小保方氏の社会的な異常性は、気づいていなかった。
つまり、小保方氏はそうした(捏造するような人)人ではないのだ。
そばで直接、小保方氏に接していた人は、何の疑問も無く普通の人として接していたのである。

そうした人が、他人が見ていないところで、何度も何度もESを混入するなんて考えられないだろう。小保方氏のそばにいた人たちは、彼女の捏造を信じていなかった。

竹市氏や相沢氏は捏造を信じず、残存検体の遺伝子解析には消極的であったと言う。小保方氏に異常性が無いことは、2チャンネルのこの書き込みが明らかにしているのである。

この時点で、和モガ氏ブログによると、2チャンネル書き込み犯は、竹市氏や相沢氏をバカ呼ばわりをしている。お前たち(竹市氏や相沢氏)が信じないから、こんなに事件が大きくなっただぞー!と書き込んでいるそうだ。

しかし、遺伝子が解析され、STAPはESときわめて類似しているとの事実が暴露されると、人々の意識が変わり、小保方ねつ造説で理研の意思が統一されることになってしまった。

ネット情報によると、一部のES細胞とSTAP幹細胞も極めて良く似ているが、どれも同じ遺伝子構造ではない。どのES細胞をつかったのかはわからないのである。一応、候補のES細胞はあるものの、論文では遺伝子が解析されていないと言う。

ESとSTAPの遺伝子構造は、似ているが同一ではないことの理由は誰も説明ができない。細胞は分裂をくりかえすとその時に遺伝子にコピーミスが起きて、塩基配列が同一でなくなっていく。

こうした遺伝子改変細胞は、正常細胞と比較できない位、早い速度で遺伝子変化がおきてくるのだろう。そうした意味では、各検体で遺伝子が微妙に違うのは仕方ない事なのか?

だからこそ、こうした遺伝子の狂った細胞の同一性は、遺伝子検査で確定できないのではないか?してはいけないのではないか?
培養していればトリソミーだって出てきてしまうのである。遺伝子検査の精度に限界があるのである。

和モガ氏の、ESからSTAPを作ったのでなくて、STAP幹細胞を培養して、ESとレベルした検体チューブを作ったとの推理は本当に素晴らしいと思う。

そして小保方氏の冷凍庫に入っていたES検体は、STAP幹細胞であると言う。
このES細胞と書かれた検体の遺伝子構造が一番、STAP幹細胞に近いのだという。つまり、同じものなのだ。

STAP幹細胞を培養した回数が少ない状態で(ES細胞とラベルされて)保存された結果、元のSTAP幹細胞との間に遺伝子変異が一番少ないES細胞になったと、和モガ氏は推理している。

この説に対して、ネットでさらに論評しているサイトがどこかにあれば、ぜひ教えてほしい。

小保方氏が「Nature」からリジェクトされた元論文に対する、西川氏の論評がヤフーニュースに載っていた。http://bylines.news.yahoo.co.jp/nishikawashinichi/20160130-00053948/

西川氏は、小保方氏論文の背景を知る目的で、小保方氏らが「Nature」に送り、リジェクト)された最初の論文を読み直したそうです。

神戸CDBの副センター長だった西川氏は、小保方氏や若山氏の生の声が聞けるのではと思ったそうだ。これから考えられる事は、西川氏は、若山氏や小保方氏とは、あまり個人的接点がなかったことがわかる。西川氏がこの元論文の原稿を入手できたのは、若山氏から原稿が送られてきたからとのことであった。

全体的に小保方氏をほめていない(はっきり言ってけなしている)が、西川氏の論評に書かれた内容を、私なりに考えてみた。

とにかく、小保方氏の英語のまずさと、医学知識の薄さにあきれたと言っている。しかし、私に言わせれば、小保方氏がご自身で書いたことのなりよりの証拠となるものである。

試行錯誤の実験をしながら、少ない知識と時間の制約で、慣れない英文作文に格闘した成果の論文だと思う。
彼女はまだ20代で、実験を始め、論文を書き始めたばかりである。

小保方氏の家庭は、科学者一家ではなく、秀才ばかりが集まる大学出身でもない。親が理系の東大教授とかであれば、子供は科学の話を聞きながら育つ。
親から有形無形の知識と経験を引き継ぐであろう。

事実、大学時代の小保方氏はラクロスというスポーツに夢中だったと言う。しかし、小保方氏は、手先が器用で、勘が良く、熱心さと素直さで上司から好かれるタイプの若い女性だっただろう。

こうした背景の女性に、超一流の医学・科学のバックグラウンドを持つことを、最初から要求するのは無理である。

当然、上級者から見れば、英文は下手、引用文献は片手落ちになるのは当たり前ではないのか?なぜ、最初からそうした資質を要求するのか?小保方氏に、まだ、完全な資質が備わっていないのは当然だ。

普通なら、西川氏が読むような論文を書ける学者にまで、小保方氏はまだ成長していなかっただけである。ネーチャーに出すような論文を書けるようなところまで修行をつんでいないということだけだ。

それでも、実験内容がとても斬新で将来性に富んでいたから、理研は小保方氏の発想を、理研で独占しようとしたのではないのか?理研のこうした勇み足の戦略が、小保方氏を大変な状況に追いやってしまったのではないのか?

西川氏も、小保方氏を精神異常ではないか?をにおわせている。
以下のように書いているのだ。こうした記述を読むことは、私にとってもつらいことだ。
精神異常など、なんでそんなに簡単に他人に対して発想するのか?西川氏は医学部の出身者なのに・・・。

西川氏は、以下のように書いている。
小保方氏事件が起ったとき、何人もの知り合いから、「私なら異常をすぐに見抜いた。どうしてわからなかったの?」とよく聞かれた。しかし、これだけ生きてくると、いろんな人と付き合う。異常、正常と区別して納得できる人は幸いだ。

私に言わせれば、医者もそうだが、研究者も、社会的には異常と言える人たちが多いと思う。その理由は、多くの科学者たちは自由人であるからだ。
皆、頭が良く、他人を論破することにはたけている。周りの人は、口でも、頭でもかなわないと思って引っ込んでくれるのだ。

研究者は、がまんしなくても、他人にへつらわなくても、皆、生計を立てていける人たちである。一見社会的な人でも、誰でも、異常な考えや行動をすることはある。理不尽な能力を要求する西川氏だって、一般人から見れば異常な人と言えないか?
人は皆、自我を主張する生き物なのだと思う。
若い時には我慢がきき、自我を隠した立派な社会人でも、高齢になると手の付けられない位、自我を主張するようになる場合もある。

小保方氏が出版した手記については、西川氏は以下のように書いている。

小保方さん自身については心神喪失という言葉を繰り返し、巧みに何も書いていない。さらに、委員会でのレフリーを、攻撃する集団としか捉えていない。

これを読むと、小保方氏の受けた傷については、西川氏の理解が足りない。
西川氏は、今まで、小保方氏が受けたような激しい侮辱を受けた経験が無いのだと思う。エリートコースを歩いてきて、男性である西川氏人には、女性の窮地はわからないことだと思う。

もし、西川氏が小保方氏にふりかかったと同じような経験としたと仮定しよう。
実力のある西川氏は実験データなどを使って反撃して、非難を排除してしまうだろう。
そうした反撃ができるポストは確保されているのである。周りでサポートしてくれる人もいるからだ。

しかし、女性は社会的なサポートが無い。この傾向は、エリート集団で特に顕著であると思う。加えて、女性は体力がないし、脳力も劣るのである。

体調が良ければ反発できることが、全くできなくなる。
眠れない、食べれないの身体症状が起きてくるのである。小保方氏のそうしたつらさは、「あの日」に書かれているのだが、多くの男性たちはここを理解しようとしない。小保方氏が逃げているとしか見ないのである。

なにより、小保方氏は、社会的に抹殺されて、反撃の手足をもがれているのである。
周りの学者たちも助けない。

男性社会で女性たちは、驚くほど戦うための武器(地位、周りのサポートなど)を持たないことを、男性たちは理解しようとしない・・・。
 
小保方氏の元の論文は「動物のカルス細胞」であった。この論文の内容に対する西川氏の結論は、ひどい!である。以下の西川氏の文章だ。

進化を語るなら、もっとうんちくを語るべきで、思慮浅い思いつきの断片なら書かないほうがましだ。
要するに思いついたことを上手くない英語で書きなぐっているという感じだ。・・・・・・幼いという印象が強い。
ディスカッション(考察)は拍子抜けだ。・・・・

結局、西川氏は、小保方氏の英語は下手、思いつきを吟味しないで書く傾向が強く、思い込みが強い論文だ。と言っている。

今回のSTAP騒動については、もし、小保方氏がねつ造していなかったら、本当に気の毒なことになってしまったなどと、西川氏は考えたりは決してないのだ。

西川氏は、権謀術策のはびこる理研で、検体やデータのすり替えがあった可能性をどの位、疑っているのであろうか?

当然、西川氏は、そうした可能性を考えなければいけない立場だっただろう。
混入説のほころびをどうやって説明できるのか?
西川氏は、動物や検体のすり替えを疑っていても、理研組織を守るために、口がさけても言えないのだろうか?

しかし、もし、西川氏が小保方氏以外の犯人による陰謀説の可能性を疑っているなら、小保方氏をこんな風にけなせるのだろうか?
いや、やはり、西川氏は、小保方氏が本当に混入犯であると考えているのだろうし、その事実を広めたいとおもっているのだろう。

もし、そうでなく、小保方氏が混入犯だと確信せずにこの文章を書いているとなると、(小保方氏を陥れるための)さらなる策略手段に出ていると言われてもしかたないと思う。

西川氏のような立場の方たちに、小保方氏混入説のほころび部分をどう説明するのか、ぜひ、聞きたいものである。
前回、言葉の使い方として、“小保方的なものの見方”という表現は、興味深い著作品と書いた。

 “小保方的なものの見方”の意味を考えてみると、傷つきながらもあきらめず、実戦的な作戦を考え付く才能をもち、信念に基るといった意味合い?これは、私の考える“小保方的なものの見方”にすぎない。この言葉を作った人は、ネガティブな意味で使っている。想像するに、「自らの信念を、時間がたってから反発する」 の意味合いか?

さらに“反小保方的”という造語もできる。その言葉の意味は、とにかく、メディアのあらゆる手段を使って、小保方氏を批判して、世の中に反小保方の価値観を定着させるやり方を指すだろう。
犯人は、少人数でも、何10倍、100倍もの人が、反小保方になっていると世間に思わせ、世論を作るやり方である。

犯人は、変幻自在である。ある時は、科学者になり、ある時は、子供をもつ母親になり、ある時は、一介の一般人になり、あらゆる社会の層の人になりかわって、メデアにコメントし続ける。自分で書いて発信した内容に、又、自分でコメントをいれたりもするだろう。大変すばらしい推論ですね・・とか。

 “反小保方的なものの見方”は、新しく注目されるものを嫌い、これを徹底的につぶす姿勢だ。
新しく注目されたが、実は、でたらめであり嘘であると世間に広める。
特別扱いをされている奴は許さず、そこからひきずり下す。

経験や実績が少ない研究者が、業績を上げるのは許さない!との立場で、注目をあびる新規研究がターゲットである。
経験や実績が少ない研究者が、独身女性であれば、一番狙いやすいのだと思う。

小保方氏がホームページを立ち上げたが、ここには、新しい写真や、データが載っていて、これは、理研の報告にはない図表ではないのか? となると、小保方氏は、理研の発表内容にも噛みついたことになる。

この図表は、誰がいつ作ったものか?図表の説明は、検証実験との言葉以外には、解説がないようだ。

小保方氏は、ついに巨大な権力を相手に、衆人監視の場で、戦い始めたのか?大丈夫なのだろうか?と心配ではあるが、なんとか、がんばってほしいものである。

今後、どのような展開になるのか、私には読めない。
和モガ氏の推理などを含めて、これだけの事実が世の中に出回っているのに、学者たちの解説がないのだ。http://togetter.com/li/952535

和モガ氏の推理に対して、もっと、世の中、大騒ぎになってもよさそうだが、まだ、マスコミが騒がないようだ。

もっとこの推理は広まってほしいし、知識ある人たちが、フォロウして日本中に広めてほしいものだ。この推理に問題点があるなら、それも含めて、いろいろ議論したり、教えてもほしい。

私も、以前から、このブログで、マウスのすりかえ、検体のすり替えの可能性を指摘してきた。調査委員会は、発表する前に、調査の限界を断らければいけないと言ってきた。

調査の限界を断ることは、最重要な義務であったと思う。混入以外の可能性を指摘する義務があるのだ。

調査委員会の手法には、限界があったことは、一般人でもわかるし、そこを隠したら理研が面目ないだろう。

何より、現行犯の目撃証言もない小保方氏を、ねつ造よばわりするなんて、知識人のやることではない!
小保方的なものの見方を知る事はできますが、ほぼ無意味。
この本には矛盾する点が多くて信用できません。
検証実験は成功していた!っていうくだりが笑えました。
購入しない事をオススメします。

などと、最近、書かれたアマゾンレビューがある。こうした小保方氏批判レビューは、今後も、定期的に書き継がれていくのだろうなと思う。

こうした批判に消耗しない戦術が、小保方氏には必要だろう。小保方氏の戦術は、これから、新たな展開がありそうである。

上記のレビュー(紺色)は、たまたま、本を手にとった一介の読者が書いたものではない。
たまたまの読者では、“小保方的な”などの表現は思いつかないだろう。

それにしても、言葉の使い方として、“小保方的なものの見方”という表現は、才能を感じさせ、興味深い著作だ。
今までのSTAP事件の経過を十分に把握している人でしか、こうした表現は使えない。

前ブログで、小保方氏は、告訴はないだろうと書いた。
しかし、和モガ氏のブログを読んでいると、すべての出来事が説明可能となるようだ。http://togetter.com/li/952535

彼の推理に、実験結果も含めて、今までの調査結果が矛盾しないのだ。
細胞のSNIPの近似率から考えると、STAP幹細胞から、逆にESが作られたと言う。
これは、作られたといより、STAP幹細胞を増やして凍結させた検体に、ESとラベルをつけたという意味だ。

こうしてすり替えた犯人がいるとすると、その人物の限定は極めて限られると言う。ブルブル・・・。

和モガ氏が、いろいろ推論ができたのは、騒動が公になる前から、2チャンネルなどに、手口の書きこみがあったからだそうだ。

和モガ氏ブログ、ツイッターのご指摘のように、すり替え犯がいたとするなら、彼らは、その犯行を、ちらちらと2チャンネルにちゃかしたコメントとして、書きこんでいたようだ。大田胃酸などと、しっぽをつかまれる恐れのある言葉が出てきていた・・・・。大変な失態ではないのか?

こうした展開に、小保方氏は、従来の“小保方的な”戦術とするのか、そうではなく、正面突破か?今後、どんな展開になるのか、怖い位だ。不吉なことが起きなければよいが・・・。

小保方氏も、本丸にせまるような、新たな展開を十分に知っていて、ご自身のホームページに美しい蛍光を発するSTAP細胞の写真を載せたのだろう。
どういう経過で、この写真は出てきたであろうか?
大学関係者、再生医学の業界の人も高い注目度となっているだろう。
これは外国の研究所に留学した日本人から聞いた話であるが、この日本人研究者は、そこの研究所の教授職のある学者同士が、すごく仲が良いと思っていたところ、実は全くそうでないことが後でわかって、びっくりしたというのがあった。

この二人の教授同士は、実は犬猿の仲であったのだが、しばらくたたないとわからなかったそうだ。

頭の良い人たちは、権謀術策にたけており、常に深慮、遠慮に溢れた発言をする。こうした人でなければ、研究職の教授にはなるのが難しいということだろう。

小保方氏の告白本にも、若山氏と笹井氏の間で、腹の探り合いを思わせるような記述がある。以前のブログにも書いたと思うが、若山氏のレター論文のシニアオーサーとして、笹井氏が加わる事を、小保方氏が聞かされた時、小保方氏は、「ええー?若山先生は本当にそれで良いのか?」と思って、若山氏に確認の連絡を取っている。
このメイルに対して、若山氏からの返事は、謎めいている。

女性にとっては、男性心理は想像しにくい。女性が抱くであろう疑問を、男性は予想できてしまう。その結果、女性をはぐらかすために、あえて意味深な言葉を吐くのである。

こんな部分もある。小保方氏が笹井氏にじっくり論文をチェックしてもらったおかげで、論文がネーチャーに通過した時、若山氏が「僕の論文も見てもらえば良かった」と言った。若山氏が強いライバル意識を笹井氏に抱いたと思うが、ライバル意識を、若い小保方氏に気づかせないために、あえて「僕の論文も見てもらえば良かった」と発言した・・・。

他人に気づかれないように素直な人を装って、研究者同士で、実は激しく攻撃しあうことがあるだろう。ほめ殺しという手もある。
とにかく、頭の良い人たちと付き合うには、相手の瞬時の表情の変化や、言葉として出てこないニュアンスを感じ取る必要があると思う。

日本で女性研究者が少ないのは、男女で思考が異なることからくる影響があるかもしれない。つまり、相手の意図が読めないのだ。

しかし、つらつら思えば、頭の良い研究者に限らず、言葉が心と違うのは、男性にはありがちな思考なのだと私は思う。仕事を持つ男性は、まずは建て前を大事にし、心と言葉は、やはり微妙に違うような気がする。

一方、女性は、ここまで隠すことは無い。頭の良い人でも、女性なら、その人の考えていることは、表情や言葉に表れている。告白本に書かれた大隅理事長(女性)の声明文も、ひどくストレートで無駄な表現がある。

小保方氏も、男性並みに建て前を大事にする人であろうが、さすがにこれだけ追い詰められると、憎い相手に対してはストレードに批判している。

しゃべった言葉として告白本に書かれてしまった人たちの言葉の内容は、公言してほしくないものであったりである。

例えば、
若山氏が山梨へ栄転した時のお別れ会で、若山氏が、山梨の次の就職口をさがしていますと言った(もっと、有名大学の教授職をめざしたい)
若山先生は、ストリーにあう方だけ、データに採用しようと言った。
若山先生は、そこまでしてご自身を守りたいのか?

その他の人の例では、Kaho氏は、勤務時間中に、ネット検索で他人の論文のあらさがしをしている。
須田氏は、善悪を決めるのは須田氏自身であるかのように思っている。

こうした発言を吐いてしまうことは、一見、女性に不利なわけだが、長い目で見れば、世間はバランスの調整になるのではないか?

男性のライバル意識をそのままにしておくと、すごいことになることがある。男性教授職同士、お互いにほめあって、相手を必要以上に持ち上げ、持ち上げられた相手も、負けずに持ち上げて返すことがある。見ていてみぐるしいものである。

そもそも、女性はこれだけ、他人から持ち上げてもらえる機会は無く、攻撃されたら、同じく攻撃で返す場合が多いと思う。

名誉棄損を受けた場合、訴訟に持ち込んで、戦うというやり方が普通であるだろう。
STAP騒動も、なぜ、立ち上がらないのかの疑問を吐く人もいる。
今回の場合、名誉棄損が著しいわけだから、男性なら、訴訟行動を起こすかもしれない。

しかし、前回のブログで書いたように、警察による調査がさらなる悲劇的結果を生む可能性もある。苦しい研究者の実態があからさまになる。そうした追及の仕方は、小保方流ではないようだ。

研究の世界は、頭脳明晰者の集まる激しい競争の社会である。注目される成果を上げれば、その時から自らを守るための戦いが始まる。どのような攻撃を受けても、受けて立たなければならない。ストレートに戦うだけでは済まない理不尽な攻撃もある。

競争には敗北者も犠牲者も出る。ケガを引きずるライバルも出てくる。この競争をどう戦うかは、不戦勝で退くかも含め、戦う研究者自身が決めることだ。

小保方氏には、小保方氏の戦い方があると思う。成果を別にして、小保方氏の戦う手法が、研究界に新たな価値観を持ち込むことになれば良いと思う。