サンディの今日もワイン -37ページ目

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
編著:田野大輔・小野寺拓也/著:香月恵里・百木漠・三浦隆宏・矢野久美子
刊行:2023年9月
価格:2400円+税
出版:大月書店
本本本本本本本

「悪の凡庸さ」から始まる議論


序 いま<悪の凡庸さ>の何が問題なのか
<悪の凡庸さ>をどう見るか

1<悪の凡庸さ>は無効になったのか
2<机上の犯罪者>という神話
3怪物と幽霊の落差
4<悪の凡庸さ>をめぐる誤解を解く
<悪の凡庸さ>という難問に向き合う
5<悪の凡庸さ>/アーレントの理解をめぐって
6アイヒマンの主体性をどう見るか
7社会に蔓延する<悪の凡庸さ>の誤用とどう向き合うか

......

 

「悪の凡庸さ」とは、ハンナ・アーレントがアドルフ・アイヒマンを形容した語句である。
上の命令に従っただけであり、組織の歯車であるという意味で、一般的には知られている。
その文脈で、われらはみな、アイヒマンの息子という本も出版されている。しかし、

 

アーレントは上記のような意味で「悪の凡庸さ」という語句を使っておらず、研究者にとっては常識だそうな
で、議論が始まるわけだが、どういう「意味で悪の凡庸さ」を使ったのか、アイヒマンはどういう人物だったのか、普遍化できるところはあるのか、など結論がでない。

 

2転3転するおもしろい戦いだったが、腑に落ちたのは、

・アイヒマンは異常者ではない
・アーレントは匠な書き手
・アイヒマンでなくてもホロコーストは起きていた
・完全な主体性などありえない(主体性がなくても責任はある)
 

書籍発見に書いたように、本を読むことは、自分を発見すること

ホロコーストの意味を問うのが思想研究者、原因を問うのが歴史研究者だそうで、自分は歴史タイプと思ったら、思想タイプでした。

結論を急ぐ昨今、こういう議論は少なくなったように思います。
自分も議論に参加したいという意味で、再読ありです。
 

 

エラスリス マックス レゼルヴァ ピノ ノワール 2020

\2180@リカーランドトップ

ビルエラスリス

クローバーチリ アコンカグア・ヴァレー

ぶどうピノ・ノワール

ワイン13.5%

キノコプルーン軽め

キノココショウ軽め

 

 

1日目 2024/7/25

お供は、焼き鳥(一炭)、水餃子、味玉

 

1杯で終わりにしなかったのは覚えている。

 

 

 

どんなワインか全く覚えていない

事に忙殺され、時が飛んだらしいahaha;*

 

似たようなお供で、再チャレンジしたいと思います

 

 

 

2日目 2024/8/12

お供は、ゴーヤの天ぷら、オクラの天ぷら、山芋焼き、アボカドマグロ和え、タンアスピック、ソムタム風サラダ

 

暑くても赤を飲みたいときがあります。

室温下げて頂きましたahaha;*

 

ちょいスパイスが効いて、ひと味足す感じになります。

鉄分少なめで、魚介のマグロ和えも悪くありません。

夏場は、樽の効いてないスパイスが効いた赤は良いですね。

 

 

 

33日目 2024/10/3

お供は、焼き鳥(一炭)、鶏肉のトマト煮、モッツァレラチーズ

 

キンキンに冷やしたくないビールとか、ワインセラーにはワイン以外のものが所狭しと置かれています

完全に忘れていましたが、幸いにも劣化していませんでした。

 

レバーのタレ串がよく合いますが、

SILENIは、つくねの方が合いました。

 

シンプルな味わいのワインは、クセのある串、

複雑な味わいのワインは、シンプルな串

みたいな感じでしょうか

 

おしまい

読書時間:5.5h
一読:あり(17年かけた大作に敬意を表して
再読:なし
R指定:なし
著者:佐藤文香
刊行:2022年7月
価格:2400円+税
出版:慶應義塾大学出版会

本本本本本本本本本本本

 

軍事に関わる女性の1.5次情報


1ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学

1ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学
2戦争・軍隊の男性(性)研究
3軍事主義・軍事化・家父長制
2女性兵士という難問
4女性兵士を取り巻く困難
5女性兵士は男女平等の象徴か?
6戦争・軍隊とフェミズム
3自衛隊におけるジェンダー
7カモフラージュされた軍隊
8ジェンダー化される「ポストモダンの軍隊」
9「利他的」な日本の自衛隊と女性活用

米軍におけるジェンダー
10アメリカにおける軍隊の女性の今
11軍事化される「平等」と「多様性」-米軍を手がかりとして
戦争・軍隊と性
12戦争・軍隊と性-『兵士とセックス』を読む
13戦争と性暴力-語りの正当性をめぐって
14戦争・軍隊の批判的ジェンダー研究のために

 

......

 

焦点が分からないのでchatGPTに聞いてみました

『女性兵士という難問』における難問とは、女性が軍隊や戦闘に参加することが引き起こす様々な社会的、文化的、倫理的な問題を指します。具体的には、以下のような複雑な課題を「難問」として捉えています。
 

 

1ジェンダーの役割の矛盾
歴史的に、軍隊や戦場は「男性の領域」とされ、戦うことや暴力は男性の特権的役割とされてきました。
そのため、女性が兵士として軍隊に参加することは、この伝統的なジェンダーの役割を揺るがすものです。
社会は「女性は守られるべき存在」という固定観念を持っているため、戦う女性をどう受け入れるべきかという矛盾が生じます。

2戦場での女性兵士の現実
女性兵士が直面する現実も、難問の一つです。
例えば、女性兵士は物理的な戦闘や過酷な環境において、男性兵士と同等のパフォーマンスが求められますが、身体的差異や性的嫌がらせ、差別などの問題が存在します。
これにより、彼女たちの役割が過小評価されたり、不当に困難な状況に置かれることもあります。

3社会的・文化的な葛藤
女性が戦闘に参加することに対する社会的な視線や期待も、女性兵士を巡る難問です。
例えば、戦場にいる女性兵士は「女性らしさ」と「兵士としての強さ」をどう両立するのか、また、家族や母親としての役割と軍人としての役割のバランスをどう取るのかといった葛藤が挙げられます。
特に、母親である女性が兵士になることは、家族や子供との関係にも影響を与えるため、社会的な理解が難しい場面もあります。

4戦後の帰還と社会復帰
戦場から帰還した後、女性兵士は社会にどう再統合されるのかも問題です。男性兵士でさえ、戦後にPTSDや社会復帰の困難さがある中で、女性兵士はさらにジェンダーの役割に適合しなければならないというプレッシャーが加わります。

以上のように、女性兵士が抱える「難問」とは、ジェンダーの固定観念や社会的な期待、戦場での現実との間で生じる複雑な課題を指しており、佐藤文香はこれらを多角的に分析しています。

 

完全にお手上げでしたが、chatGPTのおかげで、まとめることができました。
何もないより、格段に書きやすい。

......

 

女性兵士の役割は拡大され、戦闘機や潜水艦に乗ることもできるようになった。
著者はこれを男女平等とは言えないという。
なら、それでいいのでは?

女性兵士に特有の役割があることは問題なのだろうか。
人道的支援で平和の使者のように介入することが多くなった軍隊は、現地の人とうまく交流する必要がある。
女性に任せたほうがよいのであれば、それでいいのでは?

広報にミス高知を起用して、ソフトなイメージを与えるのは良くないことだろうか。
自衛隊の実情と乖離していたとしても、広報の役割はそういうものでは?


捕虜になって性暴力を受けるより、軍隊内で性暴力を受けるほうが圧倒的に多い。
米国では、性暴力防止・対策局(SAPRO)、性暴力対策コーディネーター(SARC)が設立されたが、それでも減らない。
本書で問題といえるのは、これしかない。


機密情報が多い軍隊について、これだけ調べあげた結果は有益と思う。
chatGPTは多角的に分析しています、と言うが、そうではない。
これは、1.5次情報 である。
 

 

虜人日記は1次情報

 

 

終章で3つの提言をしている
1エンパワーメントの空間づくり
2ケアの倫理を超えて
3「取りこまれ」批判を超えて

 

や、、、やっと分かった。


軍隊におけるジェンダーについて批判的に研究することが目的であり、軍隊を男女平等な組織にしたいとか、タフでない女性でも務まるようにしたいとかではない。
chatGPTのおかげでまとめられたが、著者はchatGPTの回答に不可をつけるでしょう。
3と4は書いてないしたぶん、1と2は半分合ってるたぶん

 

本書で一番有益なのは、これだと思う。
 

軍事化は平時でも進行する
平時でも進行するのが軍事化

 

 

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国連安全保障理事会決議1325号
日本軍の慰安所はぶっちぎりでヒドい