読書時間:3.5h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:鈴木大介
刊行:2024年11月
価格:960円+税
出版:集英社
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脳梗塞で高次脳機能障害になった著者が、それまで取材した人を振り返る
まえがき-最貧困女子から10年
「なぜ」の原風景
自己責任的に見える当事者
やっとわかった彼らの言葉
「働けない脳」の僕たち
なぜ彼らは座して破滅を待つのか
なぜ彼らは制度利用が困難なのか
「働けない脳」でどうするか?
唯一前進している生活保護界隈
貧困の正体
あとがき
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特徴と原因、改善するための・・・、意識すべき習慣づけ・・・
だらしない人で検索すると出てくる見出しである。
だらしなさは、治るもの、気の持ちよう、という社会通念がある。
高次脳機能障害になった著者が、以前はできていたことが、できなくなったことを綴ったところ、たくさんの共感が寄せられた。
発達特性、認知症、うつ病、統合失調症、橋本病、甲状腺機能障害、低酸素血症、
経産婦、PMS、更年期障害、DV被害者、適応障害、PTSD、の人たちである。
こうなると、特定の人に限った話ではない。
行政系の例が分かりやすい。
督促の手紙を読むのが面倒で、読まないうちに溜まる。
申請書類に入力欄がたくさんあると、どうしていいか分からなくなる。一言でいうと
「面倒くさいと飛びたくなってしまう」
といえば共感できるのではないだろうか。
役所のようなマジ面倒な手続きではなく、711円ですと言われ、財布を見たら711円を忘れてしまうという例があった。
高次機能障害の人は、これが日常である。
できることは限られるが、単純作業はできなくても、専門職ならできることもあるらしい。
当事者になった著者は、周辺者へお願いしたいことを11件あげるが、一言でいうと
「伴走してください」
でよいかと。
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終章の総括は、総括ではなかった。
建築デザイナーで年収600万円の人が、マンション差し押さえで貧困まっしぐらというケースは、誰でもこうなりうるという例である。
本書の半分以上も費やしているのに、総括で一文しか触れていない。
たった今、「話」が飛んだぞッ!
とは思わなかったが、不自由な脳ゆえの貧困当事者を取りこぼしていた、と言われても分からない。
建築デザイナーさんのことではないので、話が分かりにくい。
図にしたら、本書に書いていないことを総括しているのが分かった。
代わりに50文字以内で総括すると、
「経産婦やPMSなど病でなくても、面倒くさいと飛びたくなることがある。伴走者がいれば助かる人は多い。」
長谷川和夫 認知症研究者で認知症になった












