長渕剛さんの1978年のデビューから2005年までに発表された曲の中から、独断と偏見によって私が選んだベストです。♫

長渕さんの曲って、とても泥臭くて、正直で、素朴で、やぼったくて、ともかく、今の歌にはない感じです。

そして、彼の歌の持つ、ストレートな感情をぶつけるような素直さと、滲み出る土着性は、今の日本人の精神から失われつつあるものだと思うのです。

こんな時代だからこそ、長渕剛さんの飾らない歌が、かえって、かけがえのないものに思えるのかもしれません。

 

巡恋歌

作詞 作曲 長渕剛

◯1stシングル(1978.10.5)

◯1stアルバム『風は南から(1979.3.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯13thシングルB面『巡恋歌'85(1985.3.30)』日本武道館ライブ

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯25thシングル『巡恋歌'92(1992.10.28)』セルフカバー・バージョン

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

長渕剛のデビュー曲。リリースされた1978年当時はまったく売れなかったが、アレンジを変えて再録音された「巡恋歌‘92」でシングル・チャート週間1位と年間45位(1992)を記録した。長渕剛の代表曲のひとつ。

「好きです、好きです、心から愛していますよと、甘い言葉の裏には一人暮らしの寂しさがあった。寂しさゆえに愛が芽生え、お互いを知って愛が終わる。別れは涙で飾るもの。笑えばなおさらみじめになるでしょう。こんなに好きにさせといて、勝手に好きになったはないでしょう。逆恨みするわけじゃないけど、本当にあなたはひどい人だわ。だから、私の愛はいつも巡り巡って振り出しよ。いつまでたっても恋の矢は、あなたの胸にはささらない。」

 

俺等の家まで

作詞 作曲 長渕剛

◯2ndシングル(1979.3.5)

◯1stアルバム『風は南から(1979.3.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

1979年3月にファースト・アルバム「風は南から」(アルバム・チャート週間16位)と同時にリリースされたセカンド・シングル。この曲も、当時はまったく売れなかった。長渕の楽曲としては、最も陰のない明るい楽しい楽曲。ファンの思い入れも強い。

「春の風が表通りを通り抜けてゆくのに、知らん顔はいじわる。そろそろ電話待ってる。わかってるさ、君の兄貴が賛成してないのはね。君の立場もわかるし、兄貴の言い分もわかる。女好きはおいらの悪いくせ、でもあそびなんかじゃないよ。機嫌直して、こいよ、こいよ。おいらの家まで。」

 

③君は雨の日に

作詞 作曲 長渕剛

◯1stアルバム『風は南から(1979.3.5)』収録

◯ベストアルバム『SONGS(2008.5.21)』-new vocal-

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』収録

これもファースト・アルバム収録曲だが、シングル・カットはされていない。だが、初期の長渕剛を代表するバラードの名曲として知られる。サビの部分でファルセットを多用したデビュー当時の長渕剛の声の美しさが際立つ。

「降りしきる雨の中、君は傘もささずに泣き顔で走り去った、駅に続く道。君は僕の胸の中で震える声で言った。幸せになってねと小さな声で言った。最後の汽車が出ていく前に、優しい言葉も、かけてあげられなかった。雨よ降れ降れ、もっと。突き刺すような雨よ。雨よ降れ降れ、もっと。すべてを流してくれ。」

 

④祈り

作詞 作曲 長渕剛

◯3rdシングル(1979.7.5)

◯2ndアルバム『逆流(1979.11.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯ベストアルバム『SONGS(2008.5.21)』-new vocal-

サード・シングルにして、初めて週間チャート55位までのぼった曲。急死した女性(同棲していた元恋人)についての実体験に基づいて書かれた曲。作り物でないリアルな心情が胸を打つ名曲。

「おまえが去ってく、その前に何故に電話くれなかったか。優しすぎるお前のことだから、それが思いやりのつもりだったのか。俺たちいつでもひとつなんだと、あれほど話し合ってきたよね。お前のことはすべてわかっているつもりの自分が悔しすぎるよ。二人でいくつもの夜を超えて、新しい朝が目の前だったのに、深く目を閉じて、今、天女のように、お前はひとり、空へ帰る。」

 

⑤素顔

作詞 作曲 長渕剛

◯2ndアルバム『逆流(1979.11.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『LOVE(2008.5.14)』-new vocal-

セカンド・アルバム収録曲で、シングル・カットはされていない。だが、初期の名曲の一つとしてファンの思い入れは強い。

「夜の顔を鏡で映せば、なんて悲しい顔なの。強がりばかりで素直になれない、なんて悲しい顔なの。こんな私のどこが好きなの。なぜにそんなに優しいの。私がかわいそうに見えたから。それとも、懐かしく思えたから。気まぐれだったらやめてちょうだい。本気で好きになりそうだから。あなたの前ではきれいでいたいし、かわいい女でいたいの。厚化粧は嫌いでしょう。でも今の私、昔の私じゃないから。」

 

⑥順子

作詞 作曲 長渕剛

◯2ndアルバム『逆流(1979.11.5)』収録

◯5thシングル(1980.6.5)

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

シングル・チャート8週連続1位、年間5位(1980)を記録した長渕剛の最初の大ヒット曲。この曲のミリオンセラーのおかげで注目を集めたセカンド・アルバム「逆流」も、初のアルバム週間チャート1位を記録した。

「はなれない、はなさない、はなしたくない君。いろんな言葉で君に愛を告げてきたけれども、終わりさ、みんな終わりさ。僕の独りよがり。君へ繋いだ心の糸は今プツリと切れた。おお、順子。君の名を呼べば僕はせつないよ。優しさはいつも僕の前でカラカラ空回り。おお、順子。君の名を呼べば僕は悲しいよ。だから、心のドアをノックしないで。」

 

⑦暗闇の中の言葉

作詞 作曲 長渕剛

◯3rdアルバム『乾杯(1980.9.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

3週にわたって週間1位となったサード・アルバム「乾杯」収録曲。ほとんど無名の曲だが、気持ちのこもった佳曲であり、歌詞の意味が深く、長渕剛にしかつくれない曲と言える。

「近頃とってもくやしいことがあった。それは自分に肩書きがないこと。今まで欲しいなんて一度も思わなかったけど、あの時ばかりは震える手をおさえた。すがる想いで、あいつのドアをたたいた。すがる想いで、あいつのドアをたたいた。だけども、あいつは、頭から蔑んだ目で、人を馬鹿呼ばわりした。何が自由だ。不自由ばかりだ。欲深さゆえのがんじがらめの通せんぼ。勝ち誇る奴ばかりが、いつも自由な世の中。俺はいつまで、この雨に打たれていればいいのか。」

 

⑧乾杯

作詞 作曲 長渕剛

◯3rdアルバム『乾杯(1980.9.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯18thシングル(1988.2.5)NEW RECORDING VERSION

◯セルフカバー『NEVER CHANGE(1988.3.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』Liveバージョン収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

地元の友人の結婚に際して、祝福のために書かれた曲。長渕剛の代表的なバラード曲。

サード・アルバムのタイトル曲だが、当時はシングル・カットされなかった。その後、1988年にセルフカバーアルバムを制作する際に、新アレンジで再レコーディングされ、アルバム先行シングルとしてリリースされた。「順子」に次いで、二曲目の週間1位獲得曲となった。

「固い絆に想いを寄せて、語り尽くせぬ青春の日々。時には傷つき、時には喜び、肩をたたきあったあの日。あれからどれくらいたったのだろう。沈む夕陽をいくつかぞえたろう。故郷の友は今でも君の心の中にいますか。乾杯、今、君は人生の大きな大きな舞台に立ち、はるか長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ。」

 

⑨夏祭り

作詞 作曲 長渕剛

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』Liveバージョン収録

Liveバージョンのみで知られている曲。しっとりと美しいフォーク調の佳曲。シングル化されていない、隠れた名曲。

「夏もそろそろ終わりねと君が言う。浴衣姿で線香花火。きれいだよ、きれいだよ、きれいだよ、とても。さあ、そろそろ帰ろうかと僕が言う。まだまだ私、こうしていたいわ。チリリン、チリリン、窓辺の風鈴、いいよ。いつまで、こうして、君と寄り添い、肩を並べて、来年の夏も線香花火、できるといいのにね。燃えて散るのが恋ならば、そのまま消えずに輝いてくれ。」

 

⑩二人歩記

作詞 作曲 長渕剛

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE(1981.3.5)』収録

◯4thアルバム『Bye Bye(1981.10.1)』収録

◯8thシングル(1981.10.21)

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

最初の結婚相手である石野真子さんに捧げられたラブソング。週間2位を記録した4thアルバムからシングル・カットされたが、週間55位にとどまった。

「住み慣れた部屋を今日限り引き払い、また、次の場所へ行こうと思うんだ。最後の荷物を車に積み込んだら、いろんな思い出がふと通り過ぎた。一人暮らしの僕に、君はどんな時でも、花一輪も優しさを持ってきてくれた。だけど朝になれば、夢が覚めるように、みじかいひと時が淋しすぎた。昨日までの災いごとに別れを告げ、ドアを閉めて階段を降りる。ああ、今度こそ幸せになれますように、そんな願いで車を走らせた。時の狭間の思い出は置いて行こう。」

 

⑪マリア

作詞 作曲 長渕剛

◯5thアルバム『時代は僕らに雨を降らしてる(1982.9.1)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

週間3位を記録した5thアルバムのラストを締める佳曲。シングル化されていないが、その静謐な曲調にファンの思い入れは強い。

「オー、マリア。深い眠りから覚めた。オー、マリア。幾千もの悲しみを越えて。地上に降り立ち、僕らを見た。胸に十字架、見つめられない僕らの時代に目を伏せた。愛しすぎた。傷つけすぎた。数え切れない歴史の中で。」

 

⑫僕のギターにはいつもHeavy Gauge

作詞 作曲 長渕剛

◯6thアルバム『HEAVY GAUGE(1983.6.21)』収録

◯セルフカバー『NEVER CHANGE(1988.3.5)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間6位を記録した6thアルバムのラストを締める佳曲。長渕剛の正直な語り口が、そのまま曲になったような味わいの深い曲。

「俺は今、東北ツアーを終え、東京行きの列車の中、走り出す駅の壊れたベンチ、猫を抱きしめる老人を見た。他人事のようにタバコをふかす。他人事のように週刊誌をめくる。そんな俺、ふと自分の人生の隙間を手で覆いたくなる。動き始めた窓の外には天気雨。で、俺のギターには、いつもヘビーゲイジ。」

 

⑬HOLD YOUR LAST CHANCE

作詞 作曲 長渕剛

◯7thアルバム『HOLD YOUR LAST CHANCE(1984.8.18)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』2001バージョン収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間7位を記録した7thアルバムのタイトル曲で、アルバムのラストを締める佳曲。シングル化されていないが、ストレートな人生の応援歌として惹きつけられる人は多い。

「傷つき打ちのめされても、這い上がる力が欲しい。人は皆、弱虫を背負って生きている。苦い涙をかじっても、微笑む優しさが欲しい。君が愛にしがみつくより、まずは君が強くなれ。小手先で剥がれ落ちる美しさより、一粒の汗の方がいい。」

 

⑭TIME GOES AROUND 

作詞 作曲 長渕剛

◯7thアルバム『HOLD YOUR LAST CHANCE(1984.8.18)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

これも7thアルバム収録曲で、シングル化されていない。桑田佳祐が絶賛した曲と言われているが、私も大好きな曲。

「ホテルのベッドに横たわり、信じられないほど抱きしめた。俺が息を吹きかけると、お前は美しく、止まることなく回り始めた。窓の向こうは輝く銀の港。外国船が向きを変える、その前に、お前を乗せ、たどり着こう、遠い大陸の果てまで。愛を握りしめ、お前を離さない。」

 

⑮勇次

作詞 作曲 長渕剛

◯14thシングル(1985.7.22)

◯8thアルバム『HUNGRY(1985.8.22)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』Liveバージョン収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』語りバージョン収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

アルバム・チャート週間4位を記録した8th アルバムの先行シングルとしてシングル・チャート週間29位を記録した。Liveでは常に演奏される、ファンにとっても長渕剛本人にとっても思い入れの強い曲。

「嫌になっちまった。腹が立っちまった。わけもなく家を出たんだ。公衆電話から勇次に声をかけ、待ち合わせた16の夜。ガソリンスタンドの自動販売機で缶ビールを開け、二人空を眺めた。工場跡の空き地へ続く道で、タバコもみ消し、すべてに唾を吐いた。勇次、あの時の空を忘れちゃいないかい。勇次、あの時のエネルギッシュなお前が欲しい。帰りたい、帰れない、青春と呼ばれた日々に。戻りたい、戻れない、狭間で叫ぶ俺がここにいる。」

 

⑯ろくなもんじゃねえ

作詞 作曲 長渕剛

◯16thシングル(1987.5.25)

◯10thアルバム『LICENSE(1987.8.5)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間3位を記録し、久々のシングル・ヒットとなった曲。長渕主演のテレビドラマ「親子ジグザグ」主題歌。

「人恋しくて、誰かにしがみつき、弱虫ばかりで、飛び出した18の俺。愛はいつも大嘘つきに見えて、知らないうちに独りが好きになってた。見えない何かに背中を押され、夢中で転がり、やっとつかんだものに、心を引き裂かれちまった。心をなじられちまった。くやしくって、悲しくって、こらえた夜。大嫌いだぜ、大嫌いだぜ、ろくなもんじゃねえ。」

 

⑰泣いてチンピラ

作詞 作曲 長渕剛

◯10thアルバム『LICENSE(1987.8.5)』収録

◯17thシングル(1987.9.16)

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

「逆流」「乾杯」以来、3枚目の週間1位(2週)を獲得した10thアルバムからのシングル・カット。週間9位を記録。歌詞もサウンドも強烈で、フォーク・ロックの新境地を代表する名曲。

「ずらかっちまった方がマシだと考えた朝。紙コップの味噌汁をかじれば天井が笑う。裸電球ぶら下がった部屋で、忍び泣いてる女は、なお悲しくて。爪を噛んで強くお前を抱きしめた。吹いてきたぜ、臆病風が吹いてきた。六尺足らずの五尺の痩せこけた身体で、刺せば監獄、刺されば地獄の腐った街で、どうせ叶わぬはかない夢なら、散って狂って捨て身で生きてやれよと、背中丸め、声を殺し、思いきり、泣いて、泣いて、泣いて、チンピラになりてえ。」

 

⑱とんぼ

作詞 作曲 長渕剛

◯20thシングル(1988.10.26)

◯11thアルバム『昭和(1989.3.25)』収録

◯ライブアルバム『長渕剛LIVE'89(1990.2.21)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

長渕主演のテレビドラマ「とんぼ」の主題歌。「順子」「乾杯」に続いて、3曲目の週間1位(通算7週)を記録し、「順子」に次いで、2作目のミリオンセラーを記録した大ヒット曲。年間チャートでは、長渕の曲では、これまでで最高の3位を記録した。「乾杯」と並ぶ長渕の長渕の全盛期を代表する名曲。この曲を収録した11thアルバムも、4枚目の週間1位(3週)を記録した。この頃、長渕は人気の絶頂にあった。

「コツコツとアスファルトに刻む足音を踏みしめるたびに、俺は俺であり続けたい、そう願った。裏腹な心たちが見えて、やりきれない夜を数え、逃れられない闇の中で、今日も眠ったふりをする。死にたいくらいに憧れた花の都大東京、薄っぺらのボストン・バッグ、北へ北へ向かった。ざらついた苦い砂を噛むと、ねじ伏せられた正直さが、今頃になって、やけに骨身に沁みる。ああ、幸せのとんぼよ、どこへ、お前はどこへ飛んでゆく。ああ、幸せのとんぼが、ほら、舌を出して笑ってらあ。」

 

⑲しょっぱい三日月の夜

作詞 作曲 長渕剛

◯22ndシングル(1989.12.8)

◯12thアルバム『JEEP(1990.8.25)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

週間1位、年間22位(1990)を記録したヒット曲。全盛期の長渕らしい味わいの深いバラードの佳曲。

「逃れようとする、この俺と、突っ走る俺が、憎み合いながら、腹の底でひっくり返ってる。干からびた手と手を繋ぎ合い、よくもここまできたものだ。うおう、うおうと、負け犬が吠えてる。そろりそろりと月が昇るたびに、ああ、当たり前の男に会いたくて、しかめっつらした、しょっぱい三日月の夜。」

 

⑳JEEP

作詞 作曲 長渕剛

◯23rdシングル(1990.7.25)

◯12thアルバム『JEEP(1990.8.25)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『YAMATO(2005.10.19)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間1位を記録した同名の12thアルバムの先行シングル。週間2位を記録。長渕の曲の中でも、私が特に気に入っている曲のひとつ。

「海はやっぱり光ってた。砂浜を野良犬が走ってた。ずっと遠くで船がゆっくりと動いてた。ウエットスーツの若者が朽ち果てた流木とたわむれ、俺はむしょうにコーヒーが飲みたくなった。俺はジープをとめた。シーズンオフのドライブイン。コーヒーを飲みながら、やめてたタバコに火をつけた。窓ガラス越しに打ち寄せる波を見てると、もう一度、自分を信じてみたくなった。すべてを許してみよう。あいつを愛してやろう。陽は高く昇った。幌を外したジープを走らせた。」

 

㉑しゃぼん玉

作詞 作曲 長渕剛

◯24thシングル(1991.10.25)

◯13thアルバム『JAPAN(1991.12.14)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

長渕主演のテレビドラマの主題歌。週間1位、年間8位(1991)を記録した大ヒット曲。「順子」「とんぼ」に続く3枚目のミリオンセラーを記録した人気曲。週間1位(2週)を記録した13thアルバム収録曲。

「ヒリヒリと傷口に沁みて眠れなかったよ。泣きっ面にしょんべん、ひっかけられた夜。薄情な男だと夜を1枚ひんめくりゃ、ぐずぐずしてちゃいけねえと照れずに思えた。つまらぬこだわりは身を縮めるだけだった。ほんの一瞬でも、お前を愛せてよかった。枯れ果ててしまっても、温もりだけは残ったよ。妙に悲しくて、潔くて、本当に気持ちよかったよ。リンリンと泣きながら弾けて跳んだけど、もっと俺は俺でありますように。いったい俺たちはノッペリとした都会の空に、いくつのシャボン玉を打ち上げるのだろう。」

 

㉒親知らず

作詞 作曲 長渕剛

◯13thアルバム『JAPAN(1991.12.14)』収録

◯ベストアルバム『BEST〜空〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『YAMATO(2005.10.19)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

シングル「しゃぼん玉」のカップリング曲だが、非常に聞き応えのある人気曲。長渕の曲の中でも、最も政治的メッセージが強い曲のひとつ。

「俺の祖国日本よ、どうかアメリカに溶けないでくれ。誰もが我が子を愛するように。俺の祖国日本よ、近頃ふざけすぎちゃいねえか。もっと、もっと、自分を愛し貫いてゆけ。銭はよお、銭はよお、そりゃ欲しいけどよお。なんぼ積んでも、なんぼ積んでも、譲れねえものがある。ゴルバチョフもフセインもブッシュも海部さんも、お暇なら明日、俺の家へ遊びにきてくれねえか。何にもおもてなしはできないが、聴いてほしい歌が、三つばかりあるんだ。」

 

㉓RUN

作詞 作曲 長渕剛

◯26thシングル(1993.9.22)

◯14thアルバム『Captain of Ship(1993.11.1)』収録

◯ベストアルバム『いつかの少年(1994.12.1)』収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間1位を記録した14thアルバムの先行シングル。週間1位、年間26位(1993)を記録したヒット曲。

「賽銭箱に百円玉投げたら、釣り銭出てくる人生がいいと、両手を合わせ、願えば願うほど、バチにけっつまづき、膝を擦りむいた。なるべくなら、なるべくなら、嘘はない方がいい。嘘が言わない、そう心に決めて、嘘をつき続けて、俺生きている。恨む心も、願う心も、お前の前にいると、真実、おお真実、真実だけが頭を垂れる。こんな臆病者だからこそ、本当のことが欲しい。ああ、夢、夢、夢で、今日も日が暮れる。」

 

㉔ひまわり

作詞 作曲 長渕剛

◯30thシングル(1997.7.2)

◯16thアルバム『ふざけんじゃねえ(1997.9.3)』収録

◯セルフカバー『ACOUSTIC 俺の太陽(1999.12.22)』アコースティック・バージョン収録

◯ベストアルバム『BEST〜風〜(2002.6.26)』収録

◯ベストアルバム『YAMATO(2005.10.19)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

長渕主演のテレビドラマ「ボディガード」主題歌。週間1位を記録した16thアルバムの先行シングルとしてリリースされ、週間5位、年間33位(1997)を記録した。

「北へ、南へ、東へ、西へ。人は流れ流れて河川を下る。北へ、南へ、東へ、西へ。辿り着くまでには太陽が笑う。もしも私が風ならば、真夏の空へひまわりを咲かせたい。そんな風になり、種を運ぼうよ。ひとりぼっちの小さな土の上、見上げる空から幸せが降る。幸せはやがて水になってくれるだろう。北へ、南へ、東へ、西へ。」

 

㉕しあわせになろうよ

作詞 作曲 長渕剛

◯36thシングル(2003.5.1)

◯19thアルバム『Keep On Fighting(2003.5.14)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

週間1位を記録した19thアルバムの先行シングル。週間2位、年間48位(2003)を記録。

「出会った頃の二人に、もう一度、戻ってみよう。そして二人で手を繋ぎ、幸せになろうよ。海の広さに負けないように、輝かしい太陽を睨んでみた。ずぶ濡れの僕は魚になり、あの島まで泳いでいった。初めて出会った場所に、もう一度、戻ってみよう。そして、青い空に抱かれ、幸せになろうよ。」

 

㉖CLOSS YOUR EYES

◯38thシングル(2005.8.24)

◯ベストアルバム『YAMATO(2005.10.19)』収録

◯ベストアルバム『SONGS(2008.5.21)』収録

◯ベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』収録

映画「男たちの大和」主題歌。週間4位を記録。

「それでも、この国をたまらなく愛しているから、もう一度、生まれ変わったら、私の名を呼んでください。寒さに震える夜も、流れる涙つむぐ夜も、もう一度、生まれ変わったら、あなたを決して離しはしない。私の胸の中へ帰っておいで。気高いあなたの勇気を抱きしめたい。密やかな海に咲いた白い花たちが、今、私の身体に折り重なる。瞳を閉じれば、あなたが私に微笑みかけるよ。瞳を閉じれば、希望へ駆け昇る。あなたが永遠に生きている。」

 

 

 

 

 

山下達郎さんの全盛期であり、シティーポップの黄金時代と言える1970年代後半から1980年代前半に発表された曲から、私が大好きな曲ばかりを選曲した、独断と偏見による山下達郎ベストです。この時期、特に、RIDE ON TIME 大ヒット以降の1980年代前半の音楽シーンにおける達郎さんの存在感は、凄まじいものがありました。J POPにおける唯一無二の存在だったと言っても過言ではありません。ゴールデンエイジの山下達郎の音楽をお楽しみください。♫

 

 

①DOWN TOWN(シュガー・ベイブ)

作詞 伊藤銀次/作曲 山下達郎

◯アルバム『SONGS(1975.4.25)』収録

◯1stシングル(1975.4.25)

◯8thシングル(1982.4.21)再リリース

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

EPOのカバーが1980年にリリースされ、テレビ番組「オレたちひょうきん族」のエンディング・テーマとなった話題曲。

「暗い気持ちさえ、すぐに晴れて、みんなうきうき。ダウンタウンへくりだそう。」

 

②潮騒(THE WHISPERING SEA)

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯3rdアルバム『GO AHEAD!(1978.12.20)』収録

◯4thシングルB面(1979.4.5)

◯1stコンピレーション・アルバム『COME ALONG(1980.3.21)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯3rdベストアルバム『RARITIES(2002.10.30)』LIVE VERSION収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

山下達郎の初期の代表的スローバラード。隠れた名曲。

「打ち寄せる波、素足へと、集める泡のもろさより、君の心は傷つきやすいから、いつも僕が包んであげたい、君のこと。少しずつでも打ち解け合い、永遠の愛つかみたいと、僕の心、限りなく願う。愛してくれるね、僕のこと。」

 

愛を描いて-LET'S KISS THE SUN-

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯4thシングル(1979.4.5)

◯4thアルバム『MOONGLOW(1979.10.21)』収録

◯1stコンピレーション・アルバム『COME ALONG(1980.3.21)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

1970年代の山下達郎を代表する名曲。日本航空の沖縄キャンペーンソング。

「君と未来の日々めがけ、光る愛の矢を放とう。強く弾け、炎を描き、虹の帯を引いて流れる。二人の行手にはさえぎるものはない。導くままに進もう。」

 

④RIDE ON TIME

作詞 作曲 山下達郎

◯6thシングル(1980.5.1)シングル・バージョン

◯5thアルバム『RIDE ON TIME(1980.9.19)』アルバム・バージョン収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 2(1984.3.5)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

シングル・チャート週間3位、年間25位(1980)を記録した、山下達郎の最初の大ヒット曲。

「青い水平線を、今、駆け抜けてく、研ぎ澄まされた時の流れ感じて。ああ、ときめきへと動き出す世界は、忘れかけてた遠い夢の訪れ。Ride on time さまよう想いなら優しく受け止めて、そっと包んで。Oh, ride on time 心に火をつけて、あふれる喜びに広がれ Ride on time」

 

夏への扉

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯5thアルバム『RIDE ON TIME(1980.9.19)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

ロバート・A・ハインラインのSF小説『夏への扉』を読んで、感動し、刺激を受けて、吉田美奈子が詞を、達郎が曲を作った作品。初のアルバム・チャート週間1位、年間39位(1980)を記録したアルバム『RIDE ON TIME』収録曲。ファンには思い入れが強い曲。

「あきらめてしまうには、まだ早すぎる。扉の鍵を見つけよう。もしか君、今すぐに、やり直せなくても、淋しく生きることはない。僕は過去から幸せを持ち、未来へと向かい眠るのさ。そして、ピートと永遠の夏への扉開け放とう。だから、リッキー・ティッキー・タビー、その日までお休み。」

 

⑥SPANISH HARLEM

Jerry Leiber & Phil Spector

◯アカペラ・アルバム『ON THE STREET CORNER(1980.12.5)』収録

達郎が、すべて自分の声で多重録音したアカペラ・アルバムの代表曲。

「There is a rose in Spanish Harlem. A red rose up in Spanish Harlem. It is a special one, it's never seen the sun. It only comes out when the moon is on the run.」

 

⑦LOVELAND ISLAND

作詞 作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 2(1984.3.5)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

アルバム・チャート週間1位、年間2位(1982)を記録した名盤『FOR YOU』収録の有名曲。

「Oh, Love land めくるめく夏の午後、誰もが木陰に逃げ込んでた。焼けつく石畳の彼方に、ゆらめく逃げ水の中から、燃えるようなステップに身を任せ、現れた人は。Oh, Love land 頬にこぼれる汗が、乾いた道の上に落ちると、突然、こんな砂漠の街が、南のオアシスに変わる。」

 

⑧SPARKLE

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 2(1984.3.5)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

今や、シティーポップを代表する名盤として世界的に有名なアルバム『FOR YOU』の一曲目として収録されている名曲。2000年代に再評価されている曲のひとつ。

「七つの海から集まってくる女神たちのドレスの触れた途端に、広がる世界は不思議な輝きを放ちながら心へと忍び込む。高くて届かぬ愛の行方も、夜を担う夕闇、降り始めたら、素敵なざわめき、心に投げかけて、ただ懐かしい想い出にすりかえる。」

 

⑨MUSIC BOOK

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

アルバム『FOR YOU』収録曲で、私が一番好きな曲。吉田美奈子のファンタジックな歌詞と達郎のメロディーが、ピッタリ寄り添っている名曲。

「綴れ織るように少しずつ、歩くことさえ疲れた時は、忘れかけてた古い本のページ、開けてみるのもいい。Oh, music book 開いたら、メロディーの雨が肩を濡らして、Oh, music book それは爽やかなメロディー持って弾む。」

 

⑩FUTARI

作詞 吉田美奈子/作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

ドラマティックにしっとりと歌い上げるスローバラード曲。

「もう誰もいない静かな街に、もう誰の声も聞こえないほど、深く愛する二人の心には、夜の冷たさも息を潜めたまま。溶け合う影に忍んでくるのは、すべてをおおう、ただ闇の夜。夜がこのまま暗闇へ沈んでも、二人繋がった心は隠せない。」

 

⑪MORNING GLORY

作詞 作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

竹内まりやへの提供曲のセルフカバー。

「東に向いてるブラインドめがけて射しこんだ光に瞳を開いたら、昨夜の暗闇を濡らしてた雨音、微かに思い出して。表はきっと透き通るような空の色。慌てて飛び立つ翼よ。こんな朝のような心になれそうな、Morning Glory 輝きを Heavenly 浴びせかける Softly 消えゆく悲しみに。Morning Glory いつの日にも Surely 君のそばに Dearly 愛はあるから。」

 

⑫YOUR EYES

作詞 アラン・オデイ/作曲 山下達郎

◯6thアルバム『FOR YOU(1982.1.21)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 2(1984.3.5)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯サウンドトラック『BIG WAVE(1984.6.20)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

名盤『FOR YOU』の締めの曲で、山下達郎の代表的なバラード曲のひとつ。

アルバム『BIG WAVE』でも再録されている。

「I'm dreaming and in my dream I see your eyes. They fill my heart with heaven. I'm flying and in the sky I see your eyes. They answer all my longing for you.」

 

⑬あまく危険な香り

作詞 作曲 山下達郎

◯9thシングル(1982.4.5)

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 2(1984.3.5)』収録

◯ベストアルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA(1982.7.21)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

週間12位を記録したシングル曲。2010年代末に、シティーポップの名曲として、世界的に注目されるようになった曲のひとつ。

「あなたの思わせぶりな口づけは、耐えきれぬほどの苦しさ。心は暗がりの扉の影で報われぬ愛の予感に震える。息を潜めた夜に紛れて。忘れかけてた愛の香りよ。一度は傷ついたはずの心で信じ合えるにはあまりに悲しすぎる。」

 

高気圧ガール

作詞 作曲 山下達郎

◯10thシングル(1983.4.23)

◯7thアルバム『MELODIES(1983.6.8)』収録

◯2ndベストアルバム『TREASURES(1995.11.13)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 3(2017.8.2)』収録

山下達郎の最高傑作として名高いアルバム『MELODIES』の先行シングルとしてリリースされ、シングル・チャート週間17位を記録。当時は全日空の沖縄キャンペーンソングだった。

「なめらかな白い砂はため息の照り返し、しなやかな南風は舞い上がる長い髪、200マイル飛び越えて迎えに来たのさ、Come with me 連れて行っておくれ、どこまでも。高気圧ガール。」

 

⑮悲しみのJODY(She Was Crying)

作詞 作曲 山下達郎

◯7thアルバム『MELODIES(1983.6.8)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 3(2017.8.2)』収録

アルバム・チャート週間1位、1983年間7位を記録した名盤『MELODIES』の一曲目。次作『BIG WAVE』では英語詞版が収録された。

「ジョディ、君となら、きっと分かり合えた。ひと夏が過ぎ去った浜辺は、もう誰もいない。ジョディ、悲しみを消してあげたかった。1人きり泣いていた姿を僕は見てた。君の肩をそっと抱いて歩く夢、今も残っているのさ、ずっと…。」

 

メリー・ゴー・ラウンド

作詞 作曲 山下達郎

◯7thアルバム『MELODIES(1983.6.8)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

ベースのリズムがとても印象的な曲。歌詞は、アメリカのファンタジー&SF作家の大御所レイ・ブラッドベリの作品(『何かが道をやってくる』とか?)にインスパイアされたもので、アルバム中で、達郎が最も気に入っている詞だという。

「真夜中の遊園地に君と二人でそっと忍び込んで行った。錆びついた金網を乗り越え、駆け出すといつも月が昇ってきた。心は粉々に砕かれ、失くしてしまった幻のメリー・ゴー・ラウンド、愛さえ。」

 

あしおと

作詞 作曲 山下達郎

◯7thアルバム『MELODIES(1983.6.8)』収録

この曲は、山下達郎の曲の中で、最も好きな作品です。つらくせつない片想いの歌。

「オー、ハニー。夜を解き放つ匂い、風が濡らす黄昏になると、耳慣れた足音、ざわめき混じりの街角から今日も近づいてくるんだ。オー、ハニー。君がいつもの通りを、笑いながら過ぎていく度に、密かなときめきを心に隠して見つめる眼差しに気づくはずもないね。名も知らぬ想いに振り向く人はない。きっと君の目には僕は透き通ってる。」

 

⑱クリスマス・イブ

作詞 作曲 山下達郎

◯7thアルバム『MELODIES(1983.6.8)』収録

◯12thシングル(1983.12.14)

◯2ndベストアルバム『TREASURES(1995.11.13)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

山下達郎の代名詞的なクリスマス・ソング。浜田省吾の『ひとりぼっちのクリスマス・イブ』と並ぶ、クリスマスの失恋ソングの定番。

この曲が、アルバムからシングル・カットされてリリースされたのは1983年だが、1989・1990年に、それぞれ週間1位を記録している。また、2000年には週間6位を記録している。年間チャートでは1990年に13位、1991年に22位を記録している。

20年以上聴かれ続けているロングセラーの名曲。

「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう。きっと君は来ない。一人きりのクリスマス・イブ。心深く秘めた想い、叶えられるはずもない。必ず今夜なら言えそうな気がした。まだ消え残る君への想い、夜へと降り続く。」

 

THE THEME FROM BIG WAVE

作詞 アラン・オデイ/作曲 山下達郎

◯13thシングル(1984.5.25)

◯サウンドトラック『BIG WAVE(1984.6.20)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 3(2017.8.2)』収録

シングル・チャートで週間23位を記録。サーフィンをテーマとしたドキュメント映画のサウンドトラック・アルバム『BIG WAVE』(週間2位/1984年間15位)の一曲目で、アルバムのメイン・テーマ曲。

「Out there in the ocean that's my silhouette. Out there waiting where the mountains move. I'm all alone, but I'm at home living with nothing left to prove. We've got summer right here in our hearts. And we move with the tide. We just float in the sun till the big wave comes. Then we ride ride ride.」

 

ONLY WITH YOU 

作詞 アラン・オデイ/作曲 山下達郎

◯サウンドトラック『BIG WAVE(1984.6.20)』収録

全曲英語詞の名盤『BIG WAVE』収録曲中のスローバラードの佳曲。

「A promise, a late night rendezvous. A secret, a time for just us two. For dancing to the radio or just watching the fire glow. Slow motion kiss, it never felt like this. It's like we are on an island. A place to call our own a shiver, a thrill I've never known and when this magic night is gone. In my heart it will linger on only with one girl, only with you.」

 

MAGIC WAYS

作詞 アラン・オデイ/作曲 山下達郎

◯サウンドトラック『BIG WAVE(1984.6.20)』収録

アルバム収録曲として発表された当時は、さほど注目された曲ではありませんが、2020年代になって、シティーポップの隠れた名曲として、特に海外で評判となり、人気が出ているようです。

「The way you whisper in my ear, to make my troubles disappear. It's magic. The way your little fingertips, can make my heart do double flips. It's magic. And when you smile at me that way, well you can warm the coldest day. It's magic. And even when you are gone I find, I hear you laughing in my mind. It's magic. And all I have to do is think of you, to make the music start to play. Then I dance down the street. And the people I meet stop and say, hey hey.」

 

 

I LOVE YOU…Part Ⅱ/Part Ⅰ

作詞 アラン・オデイ/作曲 山下達郎

◯サウンドトラック『BIG WAVE(1984.6.20)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

◯コンピレーション・アルバム『COME ALONG 3(2017.8.2)』収録

サントリーのCM曲。アルバム『BIG WAVE』のA面・B面のそれぞれの締めの曲で、達郎自身もとても気に入っているそうです。

「I love you gentle nature, and your skin so soft and warm. But I know you are tough enough to make it through the storm. And when the sun comes out again, I'll be holding your hand because I love you.」

 

㉓風の回廊

作詞 作曲 山下達郎

◯14thシングル(1985.3.25)

◯8thアルバム『POCKET MUSIC(1986.4.23)』収録

◯2ndベストアルバム『TREASURES(1995.11.13)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

週間12位を記録した先行シングル曲で、週間1位、年間10位(1986)を記録した傑作アルバム『POCKET MUSIC』のエンディング曲。ホンダのCM曲。アルバム中でも屈指の名曲。

「心にはつむじ風の扉へ続く回廊(コリドー)。陽だまりに髪をとかす、今でも君はそこにいる。振り向いた坂道、涙さえ見せないで去っていった。遥か遠い日の後ろ姿、なんて優しく甦る。」

 

㉔土曜日の恋人

作詞 作曲 山下達郎

◯15thシングル(1985.11.10)

◯8thアルバム『POCKET MUSIC(1986.4.23)』収録

◯2ndベストアルバム『TREASURES(1995.11.13)』収録

◯オールタイム・ベスト『OPUS〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(2012.9.26)』収録

名盤『POCKET MUSIC』(週間1位/1986年間10位)のオープニング曲で、先行シングルとしてリリースされ、週間22位を記録しました。アルバムは1991年、2020年にニュー・リミックス・バージョンがリリースされ、この曲も手を入れられている。

「降り出した雨と動きだす街の灯。立ち止まる君に、ようこそ! 土曜日の夜は始まったばかり。まるで僕たちの愛のようなざわめき。微笑んだ君はやわらかい宝石。見つめる僕はさみしがりやのゆれるアンブレラさ。ネオン色のレインコート、走り抜けてゆく。ごらん、永遠の夢が、ほら、開いた。」

 

㉕メロディー、君の為に

作詞 作曲 山下達郎

◯8thアルバム『POCKET MUSIC(1986.4.23)』収録

このアルバムの中で私が一番好きな曲。隠れた名曲です。歌詞が「明日にかける橋」みたいで心に響きます。

「信じていた約束なんてひとつも叶わない。心の中、つらいことであふれそうになっても、メロディー、君のそばに、いつも僕がいることを、どうぞ忘れないで。生まれること、消え去ること、そんなに違わない。僕らはただ、丘の上で震えるカーニバルさ。メロディー、君のために、嵐の船、打ち砕く、風になりたいから。」

 

THE WAR SONG

作詞 作曲 山下達郎

◯8thアルバム『POCKET MUSIC(1986.4.23)』収録

◯ライブ・アルバム『JOY-TATSURO YAMASHITA LIVE-(1989.11.1)』収録

山下達郎の曲の中では、最も強い社会的メッセージを表現した曲。ロシア-ウクライナ戦争、イスラエル-ガザ戦争、イスラエル-レバノン戦争など、いずれも収束の見込みもない現状を考えると、この曲の今日的意味は極めて大きい。まさに、今こそ、聴くべき曲と言える。

「見上げれば一面にしどけない闇が広がり、テーブルのテレビジョン、瞳のない顔が笑う。悲しみの声は世界に満ち溢れ、夜が近づいてくる。本当のことなんて何ひとつ届きはしない。幸せのふりをして、むせかえる街のざわめき。悲しみの声に応える術もなく、僕はどうすればいい。教えておくれ。このまま僕らは何処へ行くというの。名も知らぬ友達よ。君の国はなんて遠い。道端の子供たち、叫び声は風に消える。誰一人知らぬ間に鋼鉄の巨人が目覚め、老人は冬を呼ぶ。キャタピラの音が響く。悲しみの声は世界に満ち溢れ、夜が近づいてくる。」

 

㉗シャンプー

作詞 康珍化/作曲 山下達郎

◯8thアルバム『POCKET MUSIC(1986.4.23)』収録

繊細で優しいバラード曲。もともと1979年にアン・ルイスのために作られた曲のセルフカバー。

康珍化の作詞で最初に世に出た曲。

「シャンプー、みんながあなたのこと、なんて呼んでいるか、知っているの。シャンプー、短く切った髪を泣きながら洗う、あのこ。忘れなよ、悔しいけど、あんなやつのこと。そんなきれいな髪、いつまでも、他の男がほっとかないから。シャンプー、お願い、そばにきて、昔みたいに笑ってほしい。」

 

「人間にせよほかの生物にせよ、行動は、相互に作用しあう衝動のほとんど絶えざる葛藤の結果である。」

「早期小児期における母の愛を失う喪失体験が、その後の成長期を通して不完全な人格を発達させ、精神疾患を発症する傾向を生じさせる。」

「多くの精神疾患は病的悲哀の表現である。」

『母子関係入門』ジョン・ボウルビイ著より

 

心理学や精神医学においては、「幼児期における母子間(父子間)の愛情結合の不在や崩壊は、後年の人格障害で典型的に見られる、『互いに愛情結合を結び、その関係を維持する能力の障害や欠如』と、強い因果関係がある」と考えられている。

より具体的に言うと、生後5〜10歳までにおける母親(または父親)の存在自体、あるいは母親(または父親)から本来受けるべき愛の喪失・欠如は、小児に、愛されないことに対する欲求不満、安全基盤が揺らぐことによる分離不安、そして悲嘆を感じさせる。そして、次の段階では、愛情と信頼の回復による再結合のために、愛する対象へ向けられる当然の攻撃性や怒りの表現や執着が、充分には受け止めてもらえず、無視されたり、拒絶された場合、小児に、さらに深い悲哀と諦念を経験させることになる。そして、その時の反応のプロセス(過程)が、後年、彼らが愛情の喪失に直面した場合の個人的反応の様式(パターン)を決定するのである。

また、大人であれ、子どもであれ、愛情喪失の悲哀に直面した場合の健全な反応は、怒りや悲しみといった激しい感情的反応と、その雄弁な表現であるが、それが周囲の人々に適切に受け止められず、無視されたり、逆に、その執着や攻撃性を咎められたり、抑圧・折檻されたりした場合には、悲哀は鬱屈や諦念へと変わる。

しかし、一般に小児の精神においては、その『誰にも受け止めてもらえない苦しみと悲哀を抱えて耐え続ける時間(プロセス)』を耐え抜く忍耐と許容度がないため、この一種の極限状況において、精神の崩壊を防ぐ目的で、深層において防衛規制が働く。

すなわち、愛情の喪失に関わる一切の悲哀の感情を自我から切り離し、無意識下へと葬り去るのだ。そのような防衛規制が成功した場合、その後の小児の精神は、愛情に対して無関心・無感動になり、成長の過程において、人間的成熟から阻害されることになる。具体的には、大人になった後も、情緒が未成熟で、他者の感情に無理解・無関心な上に、自己の感情の抑制が効かず、突発的な激情に襲われやすくなる。その一方で、知的理解力についても、極めて未熟で偏向したものとなることが多い。

一般に、彼らは、いつまでたっても、精神的に成熟せず、自らの感情を揺り動かす事態において、極端に過敏か、逆に不感症であることが多く観察される。共感力は異常に低く、空気を読むこともできない。その一方で、慢性的な不安や間欠的抑うつに悩まされることもある。

上記した一連の症状がそうであるように、人間の精神神経症的障害やパーソナリティ障害の多くは、幼児期の発達途上の過誤や、それに引き続く混乱によって、愛情結合を形成する能力が冒されていることの反映である。

より深刻な症状である社会病質者、抑うつ者、自殺者、自殺未遂者の多くにも同様の傾向が見られる。

すなわち、彼らの事例においても、①「私生児や孤児である割合」、②「育児放棄や家庭崩壊の割合」、また、③「両親や片親との死別や離婚による別離があった割合」、さらに、④「養子に出されるなどして、ある家庭から別の家庭へ、幼児期に移し替えられた割合」が高いのである。

具体的には、統計的に、気分が落ち込むことが常態化している慢性的な抑うつ者は、『10〜15歳までに片親の存在(あるいは愛情)の喪失体験を経験した者』が多いが、それとは異なって、より深刻な精神の危機に直面している自殺未遂者や自殺癖のある精神病質者、社会病質者の場合には、『5歳までに両親の存在や愛情の喪失体験をしている者』が多い。

いずれにしても、『幼少児期に、親(特に母親)との愛情結合が壊されたこと(あるいは、強く結ばれなかったこと)が、その後に起こる精神障害と深い因果関係があり、むしろ、そうした疾患が発症する一次的要因である』と考えるのが、今日の精神医学の分野では一般的である。

 

 

「人間は、どの年齢層においても、何か困難が生じた際に援助してくれると信頼できる人が、自らの背後に1人以上いると確信できるときに、最も幸福を感じ、かつ能力を最大限に発揮できる。また、上記の信頼できる人物は、本人にとって愛着対象であり、一緒にいることで本人に安心の基盤を与える存在(安心の対人的基礎)である。」

「人が信頼できる仲間を失った際に恐怖反応を示すのは、自分の生存が脅かされる恐れを感じるためであり、不思議なことではない。」

『母子関係入門』ジョン・ボウルビイ著より

 

信頼は常にリスクを伴う。したがって、大人になって独り立ちした後も、上記の幸福な状況(安心の対人的基盤)を維持するためには、「その人が、はたして信頼でき、安心の基盤を与えてくれる人物かどうかを見分ける」能力、さらに、「その人間と共同で事にあたり、互いに貢献し合う関係を開始し、その関係を継続できる」能力が必要になる。

同時に、子ども時代に受けた経験は、「後年、安心の人間的基盤を、本人がどのくらい積極的に求めるか」、また、「関係構築の機会が訪れた時に、互いに貢献し合う人間関係を造り、その関係を維持する能力がどの程度あるか」に、多大に影響する。

加えて、個人の有する人間関係への期待の内容や、有している関係構築能力の程度は、本人が、その人生のあらゆる時期において、社会的に交わる人の種類や、交わる人からの扱われ方の決定に、大きな役割を果たす。

こうした相互作用のため、最初に形成された心理的・社会交流的パターンは、それがどんなものであれ、生涯にわたって持続する傾向がある。

この理由のため、子ども時代に体験した家族関係のパターンが、その人のパーソナリティ(人格)の発達に決定的な重要性を有することになるのだ。

非常に自己中心的で暴力的な父親に育てられた娘が、同じように暴力的でわがままな男性と縁して結婚するのも、そうした例の一つである。また、縁して結婚した妻の性格に、自分の母親の最も嫌な面と同じ性質を発見して動揺する男性は多い。

こうした観点からみると、健全な人格機能は、①『喜んで安心基盤を与えてくれる適切な人物を見出す能力』と、②『そうした信頼できる人と相互に貢献し合う関係を結んで共同する能力』を反映していると言える。

そして、幼少期から愛着欲求が満たされ、安心の人間的基盤が揺るがない家庭環境で育った者は、子ども時代から外部との接触と探索に積極的で、人間関係の構築スキルを身に付けやすいだけでなく、知的な発達も適度に促され、その能力の開発が妨げられることがない。

対照的に、多くの損なわれた人格機能は、①『好意的で適切な人物を認識する能力の障害・欠如』、または②『信頼できる人を見出した際に、互いに貢献し合う関係を構築し、持続して協力し合う関係を維持する能力の障害・欠如』を反映している。

これら損なわれた人格機能は、自然な愛着欲求が満たされなかったことによって生じた発達障害の結果である。幼少期から両親の適切で充分な愛情を受けられない家庭環境は、多くの場合、過剰依存や未成熟をもたらすが、その程度はさまざまで、それによってもたらされる症状も、いろいろなかたちをとる。例えば、不安なすがりつき、過多で過度の要求、無意識の感情抑圧、不合理な感情爆発、冷淡な行動、自己本位な依存・利用、反抗的独立・孤立などが見られる。さらには、今日の社会で大きな問題となっているカサンドラ症候群やミュンヒハウゼン症候群などの場合も、その根本には同じ問題が横たわっている。

そして、いずれの場合も、本人が独力でこれらの障害を克服するのは、非常な困難が伴う。

特に、本人が生まれながらにして、ADHDやASDといった脳の機能の特有の偏りを持って生まれてきている場合には、親の無理解から生じる相互不信によって、安定した親子関係の構築に失敗し、豊かな愛情結合を結び得なかったり、虐待を受けたり、孤独な環境で放置されたりすることが多い。そして、そうした様々な幼少期のつらい体験から、大人になって以降も、人を信頼することができなくなっていたり、生涯、さまざまなトラウマに苦しむことになる確率が高いのである。

この世界では、たった一人の親友をつくることのなんと難しいことか!

けれども、そうした悪条件を乗り越えて、アストリッドとラファエルのような友人関係を構築でき、持続できたなら、そのような友情は、生涯の宝となるだろう。

 

僕の贈り物

作詞 作曲 小田和正

◯4thシングル(1973.2.20)

◯1stアルバム『僕の贈りもの(1973.6.5)収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

ファースト・アルバムのタイトル曲で先行シングル。和製カーペンターズと呼ばれていたオフコース最初期の代表曲。

「冬と夏の間に春をおきました。だから春は少しだけ中途半端なのです。この頃はなんとなく心楽しくて、知らないうちに誰かを好きになったりします。それでも好きな人ができなかった人のために、この歌は僕からあなたへの贈りものです。」

 

②別れの情景(1)

作詞 作曲 小田和正

◯2ndアルバム『この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド 2(1974.5.5)』収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

セカンド・アルバムの収録曲で最も有名な曲。曲の構成、アレンジ、メロディーが秀逸な名曲。

「あなたに会った頃が嘘みたい。さよなら、安らぎが欲しい。あなたの好きな、あの歌が思い出せない。季節はめぐり、色あせた日々よ。ひとりにして、ひとりに。」

 

③青春

作詞 作曲 鈴木康博

◯1stライブ・アルバム『秋ゆく街で/オフ・コース・ライブ・イン・コンサート(1974.12.20)』収録

◯4thアルバム『SONG IS LOVE(1976.11.5)』完成バージョン収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』新ヴォーカル版収録

※メインボーカルは鈴木康博

初期の鈴木康博作品の代表曲のひとつ。

「さようなら、若者。めぐり逢った人とのふれあいに、喜びは孤独を忘れさせ、悔しさに涙をこらえ、この住みなれた街に思い出を残して出てゆく。ふるさとを捨ててきたように、この街も捨ててゆくのか。」

 

④眠れぬ夜

作詞 作曲 小田和正

◯7thシングル(1975.12.20)

◯3rdアルバム『ワインの匂い(1975.12.20)』収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

初期の傑作アルバム『ワインの匂い』からのシングル・カットで、オフコースの曲としては初のスマッシュ・ヒット(週間48位)を記録した佳曲。また、後(1980年)に、西城秀樹のカバーがヒット(週間10位)した。

「たとえ君が目の前にひざまずいて、すべてを忘れて欲しいと涙流しても、僕は君のところへ、二度とは帰らない。あれが愛の日々なら、もういらない。愛に縛られて動けなくなる。何気ない言葉は傷つけていく。」

 

⑤ワインの匂い

作詞 作曲 小田和正

◯3rdアルバム『ワインの匂い(1975.12.20)』収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

名盤として有名な3rdアルバムの表題曲。伝説の名曲。

「ワインの好きなその娘はいつでも、いくつもいくつもメロディをつくって、窓から遠くを見つめながら、優しく哀しいピアノを弾いてた。別れた人の思い出を歌にして、涙を流しては口ずさんでいた。初めて二人で歩いた日に、あの娘はささやいた、目を閉じたまま。私はもう誰も好きになることはない、今は。ありがとう、あなたはいい人。もっと早く逢えたら。」

 

⑥愛の唄

作詞 作曲 小田和正

◯3rdアルバム『ワインの匂い(1975.12.20)』収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

◯2ndセルフカバーアルバム『LOOKING BACK 2(2001.5.16)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

これも3rdアルバム収録の名バラード。

「いつまでも変わらない心でいたい。時の流れはいつも哀しいもの。ありふれた言葉を並べてみても、あなたへのあふれる愛は伝えられない。泣きぬれて、ただひとり、さみしい黄昏には、恋人よ、振り向けば、優しい思い出をあげよう。」

 

⑦老人のつぶやき

作詞 作曲 小田和正

◯3rdアルバム『ワインの匂い(1975.12.20)』収録

3rdアルバムのトリの曲。鶴瓶含めてファンには思い入れの強い曲。

「大空へ、海へ、故郷へ、私はもうすぐ帰ってゆく。いつまでも空を見上げて、老人は、あの頃を思い出すのだろう。私の好きだったあの人も、今では、もう死んでしまったかしら。」

 

⑧めぐる季節

作詞 作曲 小田和正

◯9thシングル(1976.10.5)

◯4thアルバム『SONG IS LOVE(1976.11.5)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

これも隠れた名曲。4thアルバムではダントツの曲。

「あなたがそこにいるだけで、私の心はふるえている。あの甘くやるせないジェラシー。まだ若かった頃。」

 

⑨秋の気配

作詞 作曲 小田和正

◯11thシングル(1977.8.5)

◯5thアルバム『JUNCTION(1977.9.5)』収録

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』ストリングス・ミックス版収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

「さよなら」以前のオフコースの曲では、最もファンの人気が高い曲。アコースティック・ギターの音色とコーラスが美しい。5thアルバムの代表曲。

「黄昏は風をとめて、ちぎれた雲はまた一つになる。あの歌だけは、ほかの誰にも歌わないでね、ただそれだけ。大いなる河のように時は流れ、戻るすべもない。こんなことは今までなかった。別れの言葉を探している。」

 

⑩やさしさにさよなら

作詞 作曲 小田和正

◯13thシングル(1978.4.5)

◯1stベストアルバム『SELECTION 1973-78(1978.5.5)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

オリジナル・アルバムへの収録はないシングル曲。これまでのシングル同様に、まったくヒットしなかったが、ファンの思い入れは強い曲。

「誰かほかの人のために生きるの? 私は傷ついて息も出来ないほど。僕が作る別れの歌のように、ワインとあなた、僕と迎える夜明け。冬の寒さと安らぎの夜を、分かちあう日々は過ぎて、愛は消えた。」

 

⑪夏の終り

作詞 作曲 小田和正

◯6thアルバム『FAIRWAY(1978.10.5)』収録

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間チャートで初めて10位以内(8位)を記録したアルバム『FAIRWAY』収録曲。これもファンの人気の高い曲。

「駆け抜けてゆく夏の終りは、薄れてゆくあなたの匂い。今日はあなたの声も聞かないで、このまま、ここから帰るつもり。そっと、そこに、そのままで、かすかに輝くべきもの。決して、もう一度、この手で触れてはいけないもの。でも、あなたが私を愛したように、誰かがあなたを愛しているとしたら、ああ時はさらさら流れているよ。」

 

⑫美しい思い出に

作詞 作曲 鈴木康博

◯6thアルバム『FAIRWAY(1978.10.5)』収録

※メインボーカルは鈴木康博

「青春」と並ぶ初期の鈴木康博作品の代表曲。とても上品で爽やかで美しい曲。

「愛する人よ、二人して分かちあう、このひとときが、美しい思い出に、よみがえる日まで、そばにいて。」

 

⑬去っていった友へ-T氏に捧げる-

作詞 作曲 小田和正

◯6thアルバム『FAIRWAY(1978.10.5)』収録

これもシングルにはなっていないが、印象的なバラード。

「あなたが心を閉ざして、この街を離れてから、やがて、また冬。すべてを許しあえた日々も、時は降り積み、今にも埋もれてしまう。あの日のあなたの涙、忘れはしない。ああ、だから…。」

 

⑭心さみしい人よ

作詞 作曲 小田和正

◯6thアルバム『FAIRWAY(1978.10.5)』収録

6thアルバムのトリを飾る名曲。

「ひとりになりたいふりして、誰かそばにいて欲しいくせに。君はなにげなくつぶやく。暮れゆく空に向かって、人間なんて…。心の中までは見えないけれど、さみしいんだろう、君だって本当は。君は、精一杯、誰かのことを、心から愛したことあるのか。」

 

愛を止めないで

作詞 作曲 小田和正

◯15thシングル(1979.1.20)シングル・バージョン

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』アルバム・バージョン収録

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間チャート31位を記録(「眠れぬ夜」(週間48位)を超えた)したオフコース初のヒット・シングル。これまでのオフコースの曲の中では最もポジティブで勢いがある曲。

「やさしくしないで。君はあれから、新しい別れをおそれている。僕が君の心の扉を叩いてる。君の心が、そっと、そっと、揺れはじめてる。愛を止めないで。そこから逃げないで。甘い夜は、ひとりでいないで。」

 

⑯風に吹かれて

作詞 作曲 小田和正

◯16thシングル(1979.6.5)

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

週間チャート41位を記録。

「乱れてる、乱れてる、この心。振り向くたび、君が誰かといる。ああ、だましても、だましても、この心、君のことを追いかけて、長い夜、駆けめぐる。ときめくままに、言葉を伝えて。はやく、はやく、ああ、今なら、まだ間に合う。このまま、明日の風に吹かれて。」

 

⑰思いのままに

作詞 作曲 小田和正

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

週間チャート2位を記録した名盤の1曲目。5人のバンドによるハーモニーと精緻なロック・サウンドが印象的な佳曲。

「その時、僕が微笑んでいたとしても、心は涙を流しているかもしれない。だから、今は何も言わないで。耳を澄まして、心の声をきいて。誰にも僕のゆく道を止められない。そうだろう、行かせて欲しい。君は君の歌うたえ。僕はこの想いを調べにのせて。」

 

⑱その時はじめて

作詞 作曲 小田和正

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

ファンには思い入れのある佳曲。ギター旋律が印象的なバラード。

「月曜の朝、いつものように君が出てゆく。9月の雨に濡れた道を君が駆けてゆく。人混みの中に君が消える。その時、初めて、誰より。ああ、こんなこと、今まで気づかずに。」

 

⑲歴史は夜つくられる

作詞 作曲 鈴木康博

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

※メインボーカルは鈴木康博

鈴木康博作品の中で、最も勢いのある佳曲。

「夜は誰も縛りはしないさ。限りない自由がそこに。夜は誰も縛りはしないさ。限りない罠がそこにある。」

 

⑳汐風のなかで

作詞 作曲 鈴木康博

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

※メインボーカルは鈴木康博

鈴木康博作品の代表曲。彼の最も有名な曲であり、アコースティックで美しい名バラード。

「汐風に頬を染めた君の髪が揺れてる。やわらかな、この波の調べ、秋は暮れゆく。あの日あの時、僕はひとり、まだ見ぬ人を夢見て、波に向かって恋の唄を声の限り歌ってた。突き抜ける青空の下で、君を見つけた。」

 

㉑愛あるところへ

作詞 作曲 小田和正

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

これもキーボード・サウンドが斬新なミディアム・テンポの佳曲。

「涙で終わる日々を、繰り返し、繰り返し、それでもまだ心は、愛あるところへ、辿り着くまで。見知らぬ愛を信じるままに、愛あるところへ辿り着くまで。愛あるところへ、飛んでいきたい。」

 

㉒生まれくる子供たちのために

作詞 作曲 小田和正

◯7thアルバム『Three and Two(1979.10.20)』収録

◯18thシングル(1980.3.5)

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

名盤『Three and Two』のトリを飾る名曲。歌詞の意味がとても深い。

「多くの過ちを僕もしたように、愛するこの国も戻れない。もう戻れない。あの人が、そのたびに許してきたように、僕はこの国の明日をまた想う。広い空よ、僕らは今どこにいる。頼るもの何もない、あの頃へ帰りたい。」

 

㉓さよなら

作詞 作曲 小田和正

◯17thシングル(1979.12.1)

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯2ndセルフカバーアルバム『LOOKING BACK 2(2001.5.16)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

オフコース最大のヒット曲。週間チャート2位、年間チャート9位(1980)を記録。当時、この曲の大ヒットがオフコースの人気を決定づけた。そして、今では、もはや、古典的名曲。

「もう終りだね。君が小さく見える。僕は思わず君を抱きしめたくなる。私は泣かないから、このままひとりにして。君の頬を涙が流れては落ちる。僕らは自由だね。いつか、そう話したね。まるで今日のことなんて思いもしないで。さよなら、さよなら、さよなら。もうすぐ外は白い冬。愛したのは、たしかに君だけ。そのままの君だけ。」

 

㉔この海に誓って

作詞 小田和正/作曲 松尾一彦

◯18thシングルB面(1980.3.5)

※メインボーカルは松尾一彦

最初にして最良の松尾一彦作品。

「だから、この海に誓って君だけを、僕の船出に、さあ連れて行こう。」

 

㉕Yes-No

作詞 作曲 小田和正

◯19thシングル(1980.6.21)シングル・バージョン

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』アルバム・バージョン収録

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』複合バージョン収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間8位、年間35位(1980)記録。2010年代末から、シティーポップの名曲として、海外で再発見され、世界的に知られるようになる。軽快なリズムとベースラインから、踊れるダンス・ナンバーとして受け入れられているようだ。

「言葉がもどかしくて、うまく言えないけれど、君のことばかり気になる。ほら、また、笑うんだね。ふざけているみたいに、今、君の匂いがしてる。君を抱いていいの。好きになってもいいの。君を抱いていいの。夏が通り過ぎてゆく。」

 

㉖時に愛は

作詞 作曲 小田和正

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』収録

◯20thシングル(198012.1)

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

オフコースの全盛期を象徴する名盤『We are』(アルバム・チャート週間1位/1981年間6位)収録曲中の代表曲。オフコースのバンド・サウンドの頂点に君臨する傑作(週間35位)。

「走り来る日々たちよ、僕らは知っている、新しいいくつもの嵐の訪れを。時に愛は力尽きて崩れ落ちてゆくように見えても、愛はやがて二人を優しく抱いてゆく。あなたは僕のことを信じることに決めて、ただ黙って懐かしく僕を見つめている。」

 

㉗僕等の時代

作詞 作曲 小田和正

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

歌詞の意味に時代性が感じられる。アルバム・テーマを表現した佳曲。

「あの頃に戻ってやり直したいこと。誰にでもそれぞれ心の中に。時は移り行くもの。明日を見つめて、あの頃は時々振り向くだけにして。もうそれ以上そこに立ち止まらないで、僕らの時代が少しずつ今も動いている。あなたの時代が終わったわけでなく、あなたが僕たちと歩こうとしないだけ。」

 

㉘いくつもの星の下で

作詞 作曲 鈴木康博

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』収録

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

※メインボーカルは鈴木康博

鈴木康博作品の中でも、最も素朴で率直でストレートなラブ・バラードの名曲。

「今夜はありがとう。ここまでついてきてくれて。話したいことがあるから、もう少しいてよ。あなたの前だけは、僕は素直でいたい。信じて欲しいから、切ない想い、打ち明ける。いつもひとり、悔し涙流してきた男のことを、あなたに聞かせたい。僕のすべて、教えたい。そばにきて。」

 

㉙せつなくて

作詞 大間仁世 松尾一彦/作曲 松尾一彦

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』収録

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

※メインボーカルは松尾一彦

松尾一彦作品の中でも特に有名で人気のある曲。せつなさと爽やかさが入り混じる軽快なラブ・ソング。

「あきらめきれずに、君の好きな街を歩いて、ただ歩いて、つらくなるだけなのに。好きだよ、好きなんだ、心がちぎれるほど。都会のざわめきさえ、悲しみをこらえているみたい。せつなくて、風が、星が、電話の音さえも。せつなくて、もう目に映るものすべてが。」

 

㉚きかせて

作詞 作曲 小田和正

◯8thアルバム『We are(1980.11.21)』収録

名盤『We Are』のラストを締める佳曲。コーラスのハーモニーがせつなく美しい。

「窓は開けたままで、話をきかせて。手紙もくれなかったね。あの人といれば素直になれるの。きっと優しい人なんだね。聞かせて、どうしてあなたは、あの時たしかに僕を…。」

 

㉛I LOVE YOU

作詞 作曲 小田和正

◯21stシングル(1981.6.21)シングル・バージョン

◯2ndベストアルバム『SELECTION 1978-81(1981.9.1)』シングル・バージョン収録

◯10thアルバム『I LOVE YOU(1982.7.1)』アルバム・バージョン収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

シングル・チャート週間6位、年間81位を記録。解散前最後のオリジナル・アルバム『I LOVE YOU』(週間1位/1982年間8位)収録のアルバム・バージョンでは、ジョン・レノンの訃報のニュース音声が挿入された。

「流されて、流されて、僕のところへ。せつないね、あなたの白い肌。ああ、はやく9月になれば…。どうしたの、変わる心、不安になるの? あなたは僕を幸せにしてるよ。ああ、はやく9月になれば…。誰もあなたの代わりになれやしないから、あなたのまま、ここにいればいいから。ああ、はやく9月になれば…。」

 

㉜愛の中へ

作詞 作曲 小田和正

◯22ndシングル(1981.12.1)

◯9thアルバム『over(1981.12.1)』収録

◯2ndセルフカバーアルバム『LOOKING BACK 2(2001.5.16)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

週間23位を記録。小田和正作品には比較的少ない、ポジティブで明るいラブ・ソング。このタイプの明朗快活な曲としては、「愛を止めないで」「愛あるところへ」「もっと近くに」と並ぶ佳曲。

「何の迷いもなく、あなたを選んで、振り返らず、この道を果てるまで歩いてゆくよ。誰にも似ていない。あなたはあなたで、だから僕は、あなたのこと、かけがえのない人だと思う。聞かせて、あなたの声を。抱かせて、あなたの身体を。心が言葉を超えて、愛の中へ連れてゆくよ。」

 

㉝哀しいくらい

作詞 作曲 小田和正

◯9thアルバム『over(1981.12.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

当時、人気絶頂での解散を連想させた名盤『over』(アルバム・チャート週間1位/1982年間5位)の収録曲。シングル・カットはされていないが人気の高い曲。

「僕の間違いは哀しすぎる、いくつもの愛を通り過ぎたこと。いつも、言葉がたりなくて、君は息を止めて、僕を見てるだけ。今は、このまま、夜よ、明けないで。見えない明日はこないでいい。哀しいくらい君が好きだから、心開いて、目を閉じて。」

 

㉞言葉にできない

作詞 作曲 小田和正

◯9thアルバム『over(1981.12.1)』収録

◯23rdシングル(1982.2.1)

◯2ndセルフカバーアルバム『LOOKING BACK 2(2001.5.16)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間37位。2014年フル配信50万ダウンロード達成。オフコースの曲としては、「さよなら」と並んで、現在最もよく知られている代表曲。

「せつない嘘をついては、言い訳をのみこんで、果たせぬ、あの頃の夢はもう消えた。誰のせいでもない、自分が小さすぎるから。それが、くやしくて、言葉にできない。もう、今は…。あなたに会えて、本当によかった。うれしくて、うれしくて、言葉にできない。」

 

㉟YES-YES-YES

作詞 作曲 小田和正

◯24thシングル(1982.6.10)

◯10thアルバム『I LOVE YOU(1982.7.1)』収録

◯アルバム『NEXT SOUND TRACK(1982.9.21)』Liveバージョン収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間6位、1982年間71位を記録した解散前、最後のシングル曲。エレクトリックで壮大なサウンドの名曲。名盤『I LOVE YOU』の1曲目を飾る。

「君のきらいな東京も、秋はすてきな街。でも、大切なことは、二人でいること。もっと大きな声で、聞こえない、聞こえない。振り返らないで、今、君はすてきだよ。僕の行くところへ、あなたを連れてゆくよ。手を離さないで。」

 

㊱愛のゆくえ

作詞 作曲 鈴木康博

◯10thアルバム『I LOVE YOU(1982.7.1)』収録

※メインボーカルは鈴木康博

オフコース在籍中の最後の鈴木康博作品。ファンにとっては思い入れの強い佳曲。

「ゆっくり漕ぎだしたね。小さな船だった。僕らは、この舟を泊めようとしている。もう、やり直せない。二度とは戻らない。生きてゆくこと、哀しいね、哀しいね。静かにひとつの愛が終わってゆく。ああ、誰にもとめられない。誰にも。」

 

㊲哀しき街

作詞 小田和正/作曲 松尾一彦

◯10thアルバム『I LOVE YOU(1982.7.1)』収録

※メインボーカルは松尾一彦

「せつなくて」と並ぶ松尾一彦作品の代表曲。

「信じ過ぎた女たちは、気だるい午後の中に残されて。それでも、新しい愛を探して、茜色の夏の夕べ。誰か私を夜の海辺まで、抱き上げて連れて行って。」

 

㊳NEXTのテーマ-僕等がいた-

作詞 作曲 小田和正

◯アルバム『NEXT SOUND TRACK(1982.9.21)』収録

オフコースの解散と鈴木康博との別れについて歌った小田和正のアコースティック・バラード。

「誰のためにでもなく、僕らが歌いはじめて、歌が僕らを離れていたのは、ほんの少し前の冬の日。いつだって本当は、ひとりより、ふたりの方がいい。あの時、大きな舞台の上で、僕は思っていた。夏の日。その時、そこには君たちがいたね。心ひとつで、君たちがいたね。僕らはいつも覚えているよ、その心の叫びを。」

 

君が、嘘を、ついた

作詞 作曲 小田和正

◯25thシングル(1984.4.21)

◯11thアルバム『The Best Year of My Life(1984.6.21)』収録

◯3rdベストアルバム『IT'S ALL RIGHT SELECTION Ⅲ 1984-1987(1987.7.5)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

鈴木康博抜きでの再結成後、最初のシングル。シングル・チャート週間2位、1984年間29位。

「君が涙を流してる。夜は流れてゆく。思わず僕の息がとまる。今、君が嘘をついた。」

 

㊵緑の日々

作詞 作曲 小田和正

◯11thアルバム『The Best Year of My Life(1984.6.21)』収録

◯27thシングル(1984.9.21)

◯3rdベストアルバム『IT'S ALL RIGHT SELECTION Ⅲ 1984-1987(1987.7.5)』収録

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

◯ベストアルバム『i(ai )1969-1989 ALL TIME BEST(2006.12.6)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間14位。

「君となら生きていける。君のために僕が生きてゆく。」

 

㊶call

作詞 作曲 小田和正

◯28thシングル(1985.2.21)

◯3rdベストアルバム『IT'S ALL RIGHT SELECTION Ⅲ 1984-1987(1987.7.5)』収録

週間7位。

「こんなこと話していても、二人ともまた傷つけあうだけ。続けて、続けて、まだ切らないで。続けて、続けて、続けて。」

 

たそがれ

作詞 作曲 小田和正

◯29thシングル(1985.5.22)

◯3rdベストアルバム『IT'S ALL RIGHT SELECTION Ⅲ 1984-1987(1987.7.5)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間7位。

「夕陽が落ちる、ビルを横切って。やがてみんな、見知らぬ人になる。過去も未来も、別れも出会いも、ひとつになって、静かに時はとまる。愛はたそがれ、光と影に酔い、すべては夢うつつ。」

 

㊸ENDLESS NIGHTS

作詞 Randy Goodrum/作曲 小田和正

◯12thアルバム『Back Streets of Tokyo(1985.8.1)』収録

◯31stシングル(1985.11.30)

※「たそがれ」の英語バージョンだが、アレンジがかなり異なる。

週間26位。アレンジが秀逸で美しい佳曲。テレビドラマ「木曜ドラマストリート」エンディング・テーマ。

「Slowly the sun goes down. Watching shadows begin to prowl. Gonna be another cold December on the back streets of Tokyo.」

 

㊹もっと近くに(as close as possible)

作詞 作曲 小田和正

◯13thアルバム『as close as possible(1987.3.28)』収録

◯33rdシングル(1987.5.25)

◯1stセルフカバーアルバム『LOOKING BACK(1996.2.1)』収録

週間29位。オフコースの全曲中で、最も疾走感のあるポジティブ・ラブ・ソング。

「思い出に頼るような二人じゃ、悲しいけれど先は見えてる。その心を掴めるくらい、ああ、もっとそばにきて。二つの身体と心が重なる。やがて静かに動き始める。この腕の中に君がいる。」

 

Little Tokyo

作詞 作曲 小田和正

◯3rdソロシングル(1989.10.18)

◯3rdソロアルバム『Far East Cafe(1990.5.9)』収録

◯1stソロベストアルバム『Oh! Year!(1991.5.18)』収録

◯2ndソロベストアルバム『伝えたいことがあるんだ(1997.11.21)』収録

週間3位、1989年間76位。オフコース解散後の最初のソロ・シングル。ネスカフェ・ゴールドブレンドCMソング。

「明日吹く風に流されるとしても、今はただ、この腕の中の君と、目の前を過ぎていく、やわらかな時の流れを信じて生きていたい。」

 

㊻ラブ・ストーリーは突然に

作詞 作曲 小田和正

◯6thソロシングル(1991.2.6)

◯1stソロベストアルバム『Oh! Year!(1991.5.18)』収録

◯2ndソロベストアルバム『伝えたいことがあるんだ(1997.11.21)』収録

◯3rdソロベストアルバム『自己ベスト(2002.4.24)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

シングル・チャート週間1位(7週連続)、1991年間1位、歴代シングル・ランキング9位を記録した、オフコース時代含めて、小田和正の最大のヒット曲。テレビドラマ「東京ラブストーリー」主題歌。小田和正の代名詞的な名曲。

「誰かが甘く誘う言葉に、もう心揺れたりしないで。せつないけど、そんな風に心は縛れない。明日になれば、君をきっと今よりもっと好きになる。そのすべてが僕の中で時を超えてゆく。君のために翼になる。君を守り続ける。やわらかく君を包む、あの風になる。あの日、あの時、あの場所で、君に会えなかったら、僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま。」

 

㊼伝えたいことがあるんだ

作詞 作曲 小田和正

◯16thソロシングル(1997.7.25)

◯2ndソロベストアルバム『伝えたいことがあるんだ(1997.11.21)』収録

◯3rdソロベストアルバム『自己ベスト(2002.4.24)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間8位。小田和正作品では、20世紀最後の週間10位以内を記録した佳曲。テレビドラマ「最後の恋」主題歌。

「伝えたいことがあるんだ。君のことが好きだから。果てしなく続く長い道を、君と歩いてゆきたい。」

 

㊽キラキラ

作詞 作曲 小田和正

◯21stソロシングル(2002.2.27)

◯3rdソロベストアルバム『自己ベスト(2002.4.24)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間3位、2002年間33位を記録。2000年以降の小田和正作品では最大のヒット曲となった。テレビドラマ「恋ノチカラ」主題歌。

「ゆらゆらゆら、心は揺れる。キラキラキラ、時は輝いてる。今、もう一度、約束する。決して君のことを裏切らない。遠くに見える、その夢を、まだあきらめないで。必ずそこまで連れてゆくから。ためらうその気持ちも、すべてこの手にわたして、出会えてよかったと言える日がきっとくる。」

 

㊾たしかなこと

作詞 作曲 小田和正

◯23rdソロシングル(2005.5.25)

◯7thソロアルバム『そうかな(2005.6.15)』収録

◯4thソロベストアルバム『自己ベスト-2(2007.11.28)』収録

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

週間8位。数多くのアーティストにカバーされ、現在、小田和正作品の中で、最も愛されている名曲。明治安田生命のCMソング。

「時を越えて君を愛せるか。本当に君を守れるか。空を見て考えてた。君のために、今、何ができるか。忘れないで、どんな時も、きっとそばにいるから。そのために僕らは、この場所で、同じ風に吹かれて、同じ時を生きてるんだ。」

 

㊿wonderful life

作詞 作曲 小田和正

◯オールタイムベストアルバム『あの日 あの時(2016.4.20)』収録

アルバム・チャート週間1位/2016年間4位を記録したベストアルバム『あの日、あの時』に収録された新曲。小田はこのアルバムの週間1位獲得で、アルバム1位獲得最年長アーティスト(68歳7ヶ月)となった。明治安田生命のCMソング。

「風はまだ少しだけ冷たいけれど、空はどこまでも晴れ渡っている。行き交う人たち、そして、君の笑顔。どこか遠くへ行きたくなる。きっとどんなことも、うまくいくはず。新しい物語が始まろうとしてる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①走っておいで恋人よ

作詞 作曲 谷村新司

◯1stシングル(1972.3.5)

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

アリスのデビュー・シングルです。

「生きてることに疲れた時、どこへも行かずに、走っておいでよ、真っ直ぐに、すべてを忘れて。顔はみないさ、恥ずかしいだろう。永遠にあなたは、そのままで。そっと頬寄せ、言ってみる。すてきな恋人。」

 

②明日への讃歌

作詞 作曲 谷村新司

◯2ndシングル(1972.7.5)シングル・バージョン

◯1stアルバム『ALICE Ⅰ(1972.9.5)』アルバム・バージョン収録

◯7thシングルB面(1975.9.5)新バージョン

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

アレンジの異なる3つのバージョンがあります。7thシングル「今はもうだれも」B面のアコースティック・バージョンが迫力があります。

「明日から私はひとりじゃないの。短く苦しい人生だって、あなたとならば悔やみはしない。」

 

③青春時代

作詞 なかにし礼/作曲 都倉俊一

◯4thシングル(1973.12.5)

◯3rdアルバム『ALICE Ⅲ(1973.12.5)』収録

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

作詞・作曲は異なりますが、谷村新司らしさを強く感じる曲です。

「これが青春時代の甘い心の痛みの音か、何かが終わって、そして、何かが壊れて落ちた。」

 

④二十歳の頃

作詞 なかにし礼/作曲 都倉俊一

◯5thシングル(1974.6.20)

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

この曲は、アリスっぽくない、当時、売れ線狙いの曲と言われましたが、耳に残る詩とメロディが印象的な佳曲。

「あれは二十歳の頃さ、僕は初めて知った、君とめぐりあって、愛することを。君は僕より確か二つ年上だった。恋に泣いたことのある人だった。」

 

⑤紫陽花

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯6thシングル(1975.3.20)

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

堀内孝雄らしさを強く感じる、繊細で優しい曲です。

「愛の故郷は何処にある。あなたは私にたずねたけれど、答えることはできなかった。あの時感じた胸騒ぎが、やがてくる別れをおしえてた。紫陽花の頃が過ぎ、心淋しい季節がくる。けれど私はひとりきり。」

 

⑥今はもうだれも

作詞 作曲 佐竹俊郎

◯7thシングル(1975.9.5)

◯5thアルバム『ALICE Ⅴ(1976.7.5)』収録

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1972〜1975(1980.3.5)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

カバー曲ながら、初めてオリコン・チャートで20位以内(最高11位)を記録した、アリスの最初のヒット曲であり、ファンの人気も高い名曲。

「今はもう誰も愛したくないの。何もかも失くした今の僕にできること。淋しさだけがじっとしてる。とめど流れる涙に、一つ一つの思い出だけが。」

 

⑦帰らざる日々

作詞 作曲 谷村新司

◯8thシングル(1976.4.5)

◯5thアルバム『ALICE Ⅴ(1976.7.5)』収録

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

アリスのオリジナル楽曲で初のチャート20位以内(15位)を記録したヒット曲。失恋した女性が自殺を図り、死んでいく時の重い救いのない心情を歌った珍しい曲。

「最後の電話を握りしめて何も話せず、ただじっと、あなたの声を聞けば何もいらない。命を飲み干して目を閉じる。」

 

⑧遠くで汽笛を聴きながら

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯5thアルバム『ALICE Ⅴ(1976.7.5)』収録

◯9thシングル(1976.9.20)

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

アリスの代表的なバラードの名曲。メインボーカルは堀内孝雄。

「悩み続けた日々が、まるでうそのように忘れられる時が来るまで心を閉じたまま、暮らしていこう。遠くで汽笛を聴きながら、何もいいことがなかったこの街で。」

 

⑨さらば青春の時

作詞 作曲 谷村新司

◯10thシングル(1977.3.20)

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

これも「遠くで汽笛を聴きながら」と並ぶ、アリスの代表的なバラードの名曲。メインボーカルは谷村新司。

「遥かな夢を捨てきれないままに、熱い血潮は胸を焦がして。振り向かないで歩いてゆける、そんな力を与えて欲しい。」

 

⑩冬の稲妻

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯11thシングル(1977.10.5)

◯6thアルバム『ALICE Ⅵ(1978.4.5)』収録

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

アリス初の週間チャート10位以内(8位)を記録したヒット曲。ロングヒットし、リリース翌年の1978年には年間2位を記録した。アリスの代表曲のひとつ。

「忘れない、あなたが残していった傷跡だけは。あなたは稲妻のように、私の心を引き裂いた。蒼ざめた心震わせて立ち尽くす、ひとり立ち尽くす。」

 

⑪涙の誓い

作詞 作曲 谷村新司

◯12thシングル(1978.3.5)

◯6thアルバム『ALICE Ⅵ(1978.4.5)』収録

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

週間チャート4位、年間21位を記録したヒット曲。アリスらしい力強い疾走感のある曲。

「これが最後の誓い。残されて一人きりで生きる。明日からは心を閉ざしたままで、もう二度と夢など追いかけはしない。」

 

⑫ジョニーの子守唄

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯13thシングル(1978.6.20)

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

週間チャート6位、年間18位を記録。メインボーカルは堀内孝雄。「冬の稲妻」と並ぶ、アリスの代表曲のひとつ。

「束の間の淋しさを埋めるために君の歌声を聴いていた。狭いホールの壁にもたれて君の動きを追いかけていた。飛び散る汗と煙の中に、あの頃の俺がいた。Oh,Oh ジョニー、君は今、何処にいるのか。」

 

⑬君のひとみは10000ボルト

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯堀内孝雄ソロ1stシングル(1978.8.5)

◯4thライブ・アルバム『栄光への脱出〜武道館ライブ(1978.10.5)』収録

週間チャート1位、年間4位(1978)を記録した、堀内孝雄のソロの代表的な大ヒット曲。

「鳶色の瞳に誘惑の翳り。金木犀の咲く道を、銀色の翼の馬で駈けてくる、20世紀のジャンヌ・ダルクよ。君の瞳は10000ボルト。地上に降りた最後の天使。」

 

⑭チャンピオン

作詞 作曲 谷村新司

◯14thシングル(1978.12.5)

◯7thアルバム『ALICE Ⅶ(1979.6.5)』収録

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

アリスの楽曲で、唯一、週間チャート1位を記録した大ヒット曲。年間チャート8位(1979年)も記録。タイトル防衛できずに、若い挑戦者に敗れるチャンピオンの心情を歌った曲。

「つかみかけた熱い腕をふりほどいて君は出ていく。わずかに震える白いガウンに君の年老いた悲しみを見た。リングに向かう長い廊下で、なぜだか急に君は立ちどまり、振り向きざまに、俺に拳を見せて、淋しそうに笑った。」

 

⑮夢去し街角

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯15thシングル(1979.4.5)

◯7thアルバム『ALICE Ⅶ(1979.6.5)』収録

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

週間チャート6位、年間チャート39位。アリスらしいリズム・バラードの佳曲。

「もう泣かないで、悲しまないで。折れるほど抱きしめてみても。もう戻らない。あの日あの時、かけがえのない季節だった。街には家路を急ぐ人が、足早に目を伏せて安らぎ求めて。もう行かなくちゃ、辛くなるから。最後の言葉だ、ありがとう。」

 

⑯秋止符

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯7thアルバム『ALICE Ⅶ(1979.6.5)』収録

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯17thシングル(1979.12.20)

◯ベスト・アルバム『ALICE MEMORIAL  1976〜1979(1980.6.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

週間4位、年間20位(1980)。メインボーカル堀内孝雄の繊細なフォーク・バラードの代表曲。

「左利きのあなたの手紙、右手でなぞって真似ている。いくら書いても埋め尽くせない白紙の行がそこにある。友情なんて呼べるほど、綺麗事で済むような、男と女じゃないことなど、薄々感じていたけれど。」

 

⑰陽はまた昇る

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司ソロ1stシングル(1979.6.5)

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

◯谷村新司&さだまさしライブ・アルバム『夢ライブ(1982.10.6)』収録

谷村新司の初のソロ・シングル。週間22位。年間89位(1979)。谷村らしい重苦しいテーマの曲だが、長くファンの心に残っている名曲のひとつ。

「もしかして言わなければ別れずにすむものを、それでも明日の貴方のために、あえて言おう、さよならと。陽はまた昇る、どんな人の心にも。ああ、生きるとは、燃えながら暮らすこと。春まだ遠く、哀しむ人よ、あなたを愛す。」

 

⑱忘れな詩

作詞 中村行延/作曲 堀内孝雄

◯堀内孝雄ソロ2ndシングル(1979.9.5)

◯5thライブ・アルバム『限りなき挑戦/アリス・ライブ 美しき絆-Hand in Hand-(1979.11.20)』収録

堀内孝雄らしい繊細で優しいバラード。

「もしも私が歌い終わってギターを置いて、この場所を遠く去る時に、誰一人、後ろ姿に、振り向く人はいないとしても、それでいい。思い出ひとつ残せれば。けれどあなたの青春のどこかの季節に、まぎれもなく私が、そこにいたことを、いつまでも、いつまでも、忘れないでいてほしい。あなたにだけは、この歌、忘れないでいてほしい。」

 

⑲昴

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司ソロ2ndシングル(1980.4.1)

◯谷村新司&さだまさしライブ・アルバム『夢ライブ(1982.10.6)』収録

週間2位、年間12位(1980)という記録以上に、アジア全体でヒットし、谷村の名を世界に轟かせた不朽の名曲。谷村のソロの代表曲。

「目を閉じて何も見えず、哀しくて目を開ければ、荒野に向かう道よりほかに見えるものはなし。ああ、砕け散るさだめの星たちよ、せめて密やかに、この身を照らせよ。我はゆく、青白き頬のままで、我はゆく、さらば昴よ。」

 

⑳南回帰線

作詞 山川啓介/作曲 堀内孝雄

◯滝ともはる&堀内孝雄シングル(1980.4.25)

週間4位、年間32位(1980)を記録。

「若さとは幸せを疑いながら生きること。追いかける夢がある限り、今は遠いあいつも、ライバル同士さ。」

 

㉑狂った果実

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯18thシングル(1980.7.5)

◯8thアルバム『ALICE Ⅷ(1980.7.5)』収録

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

週間6位、年間38位(1980)。青春の蹉跌を歌った佳曲。

「狂った果実には、青空は似合わない。家を出たあの時の母の震える声は今でも耳に響いてる、低く高く。」

 

㉒それぞれの秋

作詞 谷村新司/作曲 安田裕美

◯8thアルバム『ALICE Ⅷ(1980.7.5)』収録

◯19thシングル(1980.10.25)

◯ベスト・アルバム『THE BEST OF ALICE(1981.10.21)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

とても商業的にはヒットしそうにない重いテーマの文学的な曲ですが、だからこそ、永遠の名曲となったのかもしれません。

「たしか去年の初夏の頃、届いた一通の手紙には、旅好きのあいつのおふくろから、痛々しいほどの細い文字。ある雨の朝、見知らぬ町で、自ら命を終えたと。母に残した一行の言葉、悲しみだけが人生。今も忘れられないのは、あいつの口癖。人は自分の死に場所を探すために生きる。」

 

㉓天狼

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司ソロ3rdシングル(1981.3.5)

イメージが前作の昴と被るせいか、ほとんどヒットせずに終わった曲ですが、一部のファンには昴並みに愛されている曲。

「群れから離れて、掟を逃がれて、アザミを枕に、はかなきまどろみ。心に冬の凪、星降る砂丘に、いつかは、いつかは、その命、終われと祈らん。ああ、年老いた白き狼よ、その身を横たえて眠れ、ひととき。」

 

㉔群青

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司ソロ4thシングル(1981.7.5)

2023年に「谷村新司の好きな曲」のねとらぼアンケートで1位になった曲。夢も希望もない胸が張り裂けるような哀しい曲ですが、思い入れが強いファンが多いようです。

「空を染めてゆく、この雪が静かに、海に積もりて、波を凍らせる。空を染めてゆく、この雪が静かに、海を眠らせて、あなたを眠らせる。」

 

㉕22歳

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司ソロ9thシングル(1983.10.1)

週間14位、年間51位(1984)を記録。あるファンが、当時、この曲は、谷村新司が初めてプロとして生きることを決意した歌だと感じると力説していました。

「22歳になれば、少しずつ、臆病者になるわ、なぜかわかる、あなた。ああ、夏がゆく、傷を残して。風はもう秋の気配。」

 

㉖忘れていいの-愛の幕切れ-

作詞 作曲 谷村新司

◯小川知子&谷村新司シングル(1984.2.25)

重厚なデュエット曲。

「忘れていいのよ、私のことなど。一人で生きるすべなら知っている、悲しいけれど、この歳なら。」

 

㉗いい日旅立ち

作詞 作曲 谷村新司

◯谷村新司&さだまさしライブ・アルバム『夢ライブ(1982.10.6)』収録

◯谷村新司ソロ17thシングルB面(1986.1.25)

山口百恵に提供した楽曲のセルフカバー。

「雪解け間近の北の空に向かい、過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時、帰らぬ人たち、熱い胸をよぎる。せめて今日からひとりきり、旅に出る。ああ、日本のどこかに私を待ってる人がいる。いい日旅立ち、夕焼けを探しに、母の背中で聞いた歌を道連れに。」

 

㉘愛しき日々

作詞 小椋佳/作曲 堀内孝雄

◯堀内孝雄ソロ12thシングル(1986.10.25)

週間4位、年間27位(1987)を記録した堀内孝雄のソロのヒット曲。

「もう少し時がたおやかに過ぎたなら。愛しき日々はほろ苦く、ひとり夕陽に浮かべる涙。愛しき日々の儚さは、消え残る夢、青春の影。」

 

㉙BURAI

作詞 谷村新司/作曲 堀内孝雄

◯21stシングル(1987.12.8)

◯10thアルバム『ALICE Ⅹ(1987.12.15)』収録

◯オールタイム・ベスト『ALICE 30 SONGS〜member’s best selection〜(2009.7.22)』収録

堀内孝雄メインボーカルの佳曲。最後のアリスらしい曲。

「思い出の街を出る君への花むけに、親友と呼ばれて過ごした学生時代、二人で駆け抜けた反抗の遠い夏、振り向かず歩き始めた君の背に、コートの内側でそっと十字をきった時、街は静かに泣いていた。」

 

㉚サライ

作詞 谷村新司/作曲 加山雄三

◯加山雄三&谷村新司シングル(1992.11.16)

谷村が加山雄三とデュエットした名曲。昴と並ぶ名バラード。

「まぶた閉じれば、浮かぶ景色が、迷いながら、いつか帰る愛の故郷。桜吹雪のサライの空へ、いつか帰る、その時まで夢は捨てない。」

 

㉛みんな少年だった

作詞 田久保真見/作曲 堀内孝雄

◯堀内孝雄ソロ55thシングル(2018.8.22)

「陽だまりの中、振り向くのさ。失くしたものは何だろう。みんな少年だった。明日に向かい走ってた。みんな少年だった。見果てぬ夢を追いかけて。」