2006年、白血病のため15歳の若さで帰天されたイタリア人福者カルロ・アクーティスがついにサント「聖人」となった。
福者になる列福、そして聖人になる列聖は、キリスト者として殉教を遂げた方、または敬虔な生涯を送られた故に、崇敬を受けるに値する人の列に加わることを言う。
殉教者の場合は、列福のためには「奇跡があったかなかったか」は必要ない。しかし、列聖のためには、その「当該人の取り次ぎによって引き起こされた一つの奇跡」が必要となる。そのためには、医学的調査、その他種々の調査が実施される。
カルロは、2006年に15歳の若さで、急性白血病で帰天し、2020年に膵臓に先天性疾患のあるブラジル人の子供を癒したとして、列福。
その後、事故により頭部損傷を受けたイタリア留学中のコスタリカ出身の少女に、彼女の母親による福者取次ぎのお蔭で、絶望的な状況から救われたのだという。
この超速攻の奇跡により、サント!スービト!今すぐ聖人に!ということになったが、母アントニアの息子の信仰の証言に関する講演活動の賜物であろう。
列聖が決まっても彼の列聖日はすぐには発表されず、「聖年」を待って設定されたが、前教皇フランシスコの帰天により更に延期。しかし、待ったとはいえ、超特急。
彼の帰天後に双子の兄妹が生まれているが、聖人になる人の家族が列聖式に参列するのは珍しく、注目された。また弟のミケーレが英語で第一朗読を朗読していた。
また最近、母アントニアはカルロの信仰に関する本をシリーズで発表したが、信仰心が薄かった自分をまず一番初めに回心させた、と告白している。
聖人になると、調査された奇跡以降の奇跡は発表されないようだが、きっとこれからも彼を執り成しの祈りは捧げられ、病気のみならず、人々を回心させていくのだろう。
カルロは、父親の仕事の関係で、ロンドンで生まれ、ご遺体も本人の意志でアッシジに安置されているが、ミラノが誇りに思う若き聖人。彼が足跡を残した学校や病院など、地域でも語り続けられていくことだと思う。
彼のゆかりの教会、ミラノのサンタ・マリア・セグレータ教会で彼は幼少期、ポーランド人のタータと一緒に来ては祈りを捧げていたのだろうな...と想像する。
神様のご計画は偉大!
こちらは「カルロ・アクーテイスの讃歌」作曲はローマ教区でお馴染みのモンシニョーレ・マルコ・フリズイーナによるもの。
Giovane luce, splendida speranza, dono di grazia che rischiara il mondo, nel tuo sorriso ci dischiudi il cielo e ci riveli la sua gioia. Nel tuo cammino verso l'Infinito volgesti il cuore alle cose eterne, pieno di vita nel tuo breve viaggio hai seminato la speranza.
若い光、素晴らしい希望、世界を照らす恵みの賜物、あなたの微笑みの中に天国を現し、その喜びを私たちに明らかにしてください。 無限への道のりで、あなたは永遠のものに心を向け、短い旅路の中で生命に満ち、希望を蒔いた。
今日の一句
若者の 歩みを照らす 希望の光 カルロ・アクーテイス
ヴァチカンニュース








