聖母月 〜 ロザリオ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

5月に入った。
 
カトリック教会では、5月は「聖母月」と呼ばれる。
 
聖母月の信心は近世からのもので、18世紀のイタリアで盛んとなった。
 
マリアに対する祈りの中でも、幾世紀にもわたって大切にされてきた信心として、「ロザリオ」がある。この祈りを歴代の教皇はたびたび言及し賛えている。ピオ11世教皇は「われわれが神の御母に向かって唱えるいろいろな、そして有益な祈りのうちで、聖なるロザリオは特別な、きわめて主要な地位を占めていることを知らない信者はない」(回勅『イングラヴェシェンティブス・マーリス』)と言っている。
 
また2002年10月16日に聖ヨハネ・パウロ二世は、当時、使徒的書簡「おとめマリアのロザリオ」を発表し、「喜び、苦しみ、栄えの神秘(玄義)」に「光の神秘」を加え、この祈りを通してより豊かにイエスの生涯の神秘に触れることができるようになった。
 
ところで、こちらは、教皇フランシスコがつけており、埋葬されたサンタ・マリア・マッジョーレの墓の壁にも飾られている「善き牧者」Buon Pastoreの十字架。
 
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「善き牧者」とは、イエス・キリストの象徴的な呼称であり、新約聖書でキリストは、「私は善き羊飼いである」と語ったことから、信徒が神の羊の群れに、聖職者が牧者に喩えられている。
 
 
過去に何人かの友人に写真のロザリオを作ってプレゼントをしたことがある。陶器のビーズに「善き牧者」の十字架と何かしらのメダイをつけて作っていた。ビーズは「神の愛」という意味で、ちょうど十文字になる"Amore di Dio"を選び通した。なかなか「A」と「I」が見つからず、「V」と「T」を代用し、油性ペンで書き込んだものだ。笑 文字は四面にかかれているので、指ではじいて、ビーズの面が回っても必ず文字がでてくる。
 
しかし、自分用には、「善き牧者」の十字架ではなく、どこかの骨董市でみつけたシルバーの十字架をつけていた。
 
私は、バッグの中やコートのポケットなどあちこちにロザリオを忍び込ませて、歩きながら、移動中に一連を祈ったりするが、やはり「神の愛」のロザリオが一番好き。
 
ふと、みると結っている紐がうす切れてきており、作り直さなきゃ、と思っていた時、パパ様が帰天され、私も「善き牧者」の十字架にしようと思い立った。
 
…が、パパ様が帰天されてか?または初聖体や堅信の時期だからだろうか?ミラノ会の本屋にいっても在庫がない状態であった。「おかしわね。あんなにあったのよ!」と言う話であった。あちゃ~。
 
ネットで調べると、かなり在庫なし、のところもあった。聞いたことのないオンラインショップにはあったが、下手すると郵送料の方が高くなってしまう。ドウモ裏のサンパウロ書店をみてから考えよう…と思って出かけてみた。一般人が胸につけるにはちょっと大きいサイズが3つあったが、以前購入したサイズはなかった。
 
よーく探してみると、ケースや袋には入っていない更に1サイズ、2サイズ小さいものを発見!1つ70セントだったので、あるだけ買ってしまった。
 
何のために購入したか忘れたが、70-80センチの赤いナイロンコードがあったことに気づいた。そのコードに、もともとつけていた「結び目を解くマリア様」のメダイの横に、この2月にヴァチカンで購入したパパ様のメダイを並べ、ビーズを加えて結っていき、「善き牧者」の十字架をつけたが、中途半端に糸が余ってしまう。だからと言って切るにはもったいない。どうにかして首にもぶら下げられないか?と思っていたら、これまたどこかの骨董市で買ったか忘れたが、バラのボタンの指輪を持っていたことに気づいた。それをストッパーにしてみたら、ちょうど良いではないか!

 

 

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先週からパパ様を偲ぶノヴェーナ(九日間の祈り)があちこちで行われているが、私も日本のオンライングループとつながって祈りを捧げている。一人だとなかなか続かないが、共に祈れる仲間がいることは有難いこと!

 

パパ様は、善き牧者として、「信ずべき心理、実践すべき愛、希望すべき至福」を言葉と行動によって示してくださった。
 
この方を私たちの教皇として12年も働かせてくださった神の恵みに感謝!

Ave, o Maria, piena di grazia,
il Signore è con te.
Tu sei benedetta fra le donne
e benedetto è il frutto del tuo seno, Gesù.
Santa Maria, Madre di Dio,
prega per noi peccatori,
adesso e nell'ora della nostra morte.
Amen.
 

アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。

あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、今も、死を迎えるときも、お祈り下さい。

アーメン。(2011年6月14日 日本カトリック司教協議会認可)

 
 

今日の一句 

アヴェマリア バラの冠 花束に