ニセアカシアの香り | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今年のミラノの四旬節及び復活祭はずっと、曇りと雨で薄寒い春であった。そのせいか片頭痛がよく続いた。

 

今週に入ってやっと空が明るく、暑すぎでもなく、寒すぎもしない安定した天気が続いている。そして、片頭痛も消えた。(先週からアロマテラピーのエッセンシャルオイルのフランキンセンスを使っているので、それが効いたのか?天候が良くなったからかは不明。)

 

気づくとポプラの綿が飛び始めている。

 

そして、今日買い物に出かけようとしたら、ふわっとニセアカシアの香りがしてきた。「ニセ…」とはまさに「偽」。

 

ニセアカシアとアカシアは同じマメ科だが、花の形も開花時期もまったく異なる。 ふわふわしてポンポンとした黄色い花を咲かせるアカシアに対し、ニセアカシアは蝶のような形の白い花を咲かせる。つまり本物のアカシアは属に言うミモザのことなのだが、アカシアが、ヨーロッパに持ち込まれたときに「ミモザ(オジギソウ)に似たアカシア」ということで「ミモザアカシア」と呼ばれたのだという。このことからアカシアを「ミモザ」と呼ぶようになった。

 

しかし、本来のミモザ(オジギソウ)はマメ科オジギソウ属、アカシアはマメ科アカシア属で異なる植物。まさに頭を下げるオジギソウ。アカシアをミモザと呼ぶのは広まっているものの、厳密にはアカシアだったわけで、アカシアだと思っていたものは「偽アカシア」と呼ぶようになったとか...。ややこしい!ちなみにイタリア語もAcacia falsaと呼ぶ。 けれど、蜂蜜のアカシアはこのニセアカシアの蜜が原料。またまたややこしい…

 

ちなみに、ニセアカシアの花言葉は、「友情」、「親睦」、「優雅」、「死に勝る愛情」、「頼られる人」

 

 

 
近所にニセアカシア並木があるが、昨年と今年の強風で一部の木が倒れてしまい、そのまま木がない部分や、あっても花をつけていないものも少しあった。

余談だが、ワインを熟成させる樽をアカシアの木で作ることもあるし、ソムリエのワイン用語として「アカシアの香り」という言葉もある。華やかなフローラル。ミネラルを感じさせる。

 

 

 

明日からは五月。風薫る五月。

 

そよ風が若々しい緑の香り、初夏の爽やなイメージを持っていたが、もともとは花の香りを運んでくる頃だったのかもしれない。

 

こちらはジャスミン。あともう少しすれば、この柵もジャスミンに覆われ、濃厚な、そして華やかな甘い香りを放つことだろう。

 

 

こちらは、我が家のアパートの敷地内のバラ。勝手に我が家のバルコニーに咲きこんできている。お化けのように咲き終わり、広がったバラを切り落とし、乾燥させているが、一時はうすぼけたピンクが身が締まったように小さくなり、しかも真っ赤に戻って来たから、あら不思議。

 

 

こちらも満開。

 

 

そろそろ朝顔を植えようと思い、新たにプランタと土を購入してきた。

 

いよいよ5月である!

 

今日の一句

繊細な アカシアの香り 白ワイン