2019年千本突き 〜 結果自然成 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

2019年初稽古。

初日は「千本突き」改め「達磨千本突き」があった。

 

好調だった人も思い通りに事が運ばなかった人も、一旦気持ちをゼロにリセットして、思いきり「千本」突ききって新年度ロケットダッシュを切ってもらおう!という特別初稽古。

 

イタリア本部開場当時、千本突きは8名だったそうだが、今回は門下生90名の参加だったが、風邪などでキャンセル者が続出したものの84名が参加。

 

まずはじめに、皆の目標を壁に貼り付けた。

 

  「昇段までの8つの型のマニュアルを作成する」かなり背伸びをしてみた。

 

その後、子供達が一斉に床拭きをし、その後、整列、師範の恒例の挨拶から始まった。インドの僧「達磨」が武術をもたらしたが、その達磨が弟子の慧可に伝えた言葉に「結果自然成(けっかじねんじょう)」という言葉あるという。「一華開五葉」と対句を成しているそうだが、「結果というものは自然に出てくるものであって、人間の作為や思惑、計らいを離れている」という意味なのだという。努力が必ずしも結果につながるとは限らない。そして、大した努力をしなくてもいい結果が出ることも現実にはある。しかし、それは一時的なものであり、やはり結果にこだわらず、努力は続けることに意味がある。つまり、結果は必ずなんらかの努力の先に出てくるものなのだ、というようなことを師範は説明された。ちなみに「結果自然成」は今年の道場モットーとなる。

 

その後、座禅15分。基本10本の後に、前蹴り100本と千本突きが始まった。約20分。500回くらいのところで、汗が流れ始めてきた。以前だと500回くらいで膝がガクガクし始め、腰も痛くなったものだが、今回はなく。膝をカバーするため、四股立ちが高かったか?最後の100回は意識して、四股を深く低く、そして一回一回より丁寧に突いた。

 

そして、達磨の品評会。

イタリア本部は建築、デザイン関係の人も多いせいか、創造性レベルもかなり高く驚いた。

 

 

 
 
こちらは我が家の作品。
 左から、次男、長男(チビ)編みぐるみが私の作品。
 長男の作品は小さすぎて顔がよく見えず...
 
その後に開かれた持ち寄り親睦会も和気藹々アットホームで良い感じだった。途中からエレルギー有り余った子供達があまりにも体育館内を走り回るので、外に出すと高校生や大学生たちが子供達の面倒を見ており、頼もしかった。夏の合宿も楽しみだ。最後は結局サッカーで遊んでいたけれど...
 
最後に師範より各自の帯の色に合わせた栞を頂く。本を読みつつ、常に自分の目標を持ち歩き、次の色(帯)を目指す。
 
 今年の1冊目。(何回読んでる〜?!爆 しかもアンダーラインばかり。苦笑)
 
よいスタートを切れた!
 
 
ビデオ画像

https://vimeo.com/309652756?fbclid=IwAR3Q4d1JJsycPX3P0ZcaBCHHQPUVuxpiH_OrnTepC6lottxQU8-w3IUJznY