1月6日はカトリック行事で『ご公現』または『エピファニア』と呼ばれる祝日に当たる。エピファニア(Epifania)という言葉はRivelazione (真実が明かされる)、Manifestazione(現れ)という意味のギリシャ語(Epifaneia)に由来する。
ご公現は イエス・キリストが生まれてから最初に拝みに来たのは、ベツレヘム近くに住む貧しい羊飼いであるが、聖書によるとそれからまもなく東の国の博士たちも「贈り物」を持って拝みに行くことになっている。また、キリストの洗礼、カナの婚礼における最初の奇跡など、キリストが人々の前に公に姿を現されたことを記念し、イエスを通して神の栄光がすべての人々に現れたことを祝う。
また、ミサの間でその年の復活祭が発表される。今年2019年は4月21日。
その告知は、エピファニアのミサでは普通のこと?と思っていたが、どうも日本では行われていないらしい。ミラノのアンブロジアーノ典礼ではエピファニアではその年のパスクワ、つまり復活祭の日時のみが発表されるが、ローマ典礼では、復活祭前の40日である四旬節が始まる「灰の水曜日」、そして復活祭40日後にあたる「主の昇天」及び50日後の「聖霊降臨祭」の日程が告知されるそうだ。いずれにしても、どれも春の満月に基づく復活祭と連動する移動祭日であるので、毎年日にちが異なるのだ。
そして、イタリアではエピファニアの翌日から学校が始まり、通常生活に戻ることになる。
子供たちの学校のサイトをチェックしてみたら、
今年のカルネヴァーレ•アンブロジアーノは3月8日(木) - 9日(金)
復活祭休暇は通常復活祭前直前の木曜日(4月18日)から翌週月曜日(23日)となるが、4月25日はイタリア解放記念日なので、その辺は学校によってはポンテ(連休)にしてしまっているようだ。またちょっと行けば5月1日(火)のメーデーで休日。
今日、エピファニアは全ての祭を持ち去ると言われているが、すぐにカルネヴァーレだ、復活祭だ、といってすぐに学年末になりそうだ。
年が明けるといきなり駆け足になるような気がしてしまうのは私だけだろうか?ちなみに9月からの新学年の入学手続きは、全てオンラインでコンピューター登録はすでに年末から始まっており、学校申し込みは明日7日から今月いっぱいだそう。年始早々慌ただしいなあ。
