昨今の世界的な食料価格高騰から、食糧自給率、エコロジカルフットプリント・仮想水(1) 、エコロジカルフットプリント・仮想水(2) 、フードマイレージの考え方が浸透し始めている世界で・・・
日本が長年行ってきた、減反政策が、いかに稚拙なものであったかが浮き彫りになった現代。
農作物や酪農(、漁業)における自然の恵みに左右されるこうした食糧を短期的な視点で人為的に操作しようとする情けなさ。
そんな中、減反政策は残したまま、農家同士の取引を可能にするとう案が浮上。
状況に反して耕作放棄地が増える一方の現状から、増産したい農家と減産または、撤退したい農家との生産量取引を可能にしようというものだ。
CO2排出権取引から仕組みの流用の発想がでてきたに違いない。
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この方法では、ニッチ以外は、更なる規模の経済を生み、多少農地があるだけでは、農業経営自体が成り立たなくなる可能性が高い。
そんな中、耕作放棄地を使い、日本のビールメーカーが大麦畑を民間人は、その農地を安く中長期で借り、農地として復活させ、そこで農産物を生産するという手法で手を広げている。
現内閣は、小麦製品の代替として唯一自給率100%の米を更に増産しようとしている。
食料の大量廃棄をしてきた日本、減っているといわれる事もあるものの、現在もほとんど変わっていない。
牛乳を捨てさせ、乳牛を処分させ、今度はバターが足りない、増産しろ・・・そんな簡単に動物の命を左右するな!そんなにすぐには育たつはずがない。短期間で育つ技術を生み出すなんてことをしそうだが、遺伝子組み換え技術を含め、自然への冒とく。
ただでさえ、限られた国土面積なのだから、農耕面積なのだから、食糧は、バランスよく、公共的側面を持ち、維持していく必要がある。
また、それは危険だと言っているのに、農業の法人化と、さらなる規制緩和を行おうとしている政府。
そもそも、相当の規模でないと農業経営が苦しい状況にある日本では、農家を助けるために、農業法人化を検討したのではなかったのか。
今では、異業種の一般営利企業を迎合する施策として悪用されようとしている。
そもそも経済主義、商業主義で考えるものではない。
傲慢で成り立つものでもない。
なんとも、無駄な事ばかり、弊害になる事ばかりをする、民間営利企業を農業に参入させることをなし崩しにしようとする政府。
目を覚ませ!